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■はじめに

はじめまして!

自主制作映画『存在と仮象(そんざいとかしょう)』制作プロジェクト本部です。この度は本ページをご覧いただき誠にありがとうございます!

私共は2022年12月を目標に、『存在と仮象』を国内外など各種映画祭に出品することを予定しております。

現在、2022年8月中旬に監督の出身地である神戸にてクランクインし、追撮を残しながら編集作業や告知準備をしております。その過程で、ポストプロダクション費、追撮・撮影費などを調達したいという思いがあり、本プロジェクトを立ち上げさせていただきました。

映画祭の受賞を目指し、多くの方に鑑賞いただけるよう、本作品の鑑賞機会を増やしていきたいと考えております。

どうぞご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


■予告編

予告編が公開されました!詳細は活動報告をご覧ください!

2022年10月31日(月)19:00追加。


■監督ご挨拶

はじめまして。私は現在フリーランスとして映画監督及びシナリオ執筆をして活動しております山科 晃一(やましな こういち) と申します。

この度、監督・脚本を務めた自主制作映画『存在と仮象(そんざいとかしょう)』の応援と製作費のご支援を賜りたく、初めてクラウドファンディングを興させていただきました。

本作品は実際に野球経験のある俳優の人生から着想を得た物語です。主人公の駿は15年間続けていた"野球"をプロ入り寸前でやめて、実家に帰ってきます。 "野球"をしていた彼の姿にしがみつく他者によって、彼自身が認識している自分の姿とは別の自分の姿「仮象(かしょう)」に遭遇することになります。 

「仮象」とは“見かけ”のことです。

「プロ”野球”を目指す自慢の息子」、「”野球”がうまくて尊敬ができる先輩」、「”野球”している姿がカッコイイ好きな人」。

現実世界では彼は一人として投影されていますが、本作は、彼(存在)と”見かけ”(仮象)との間を可視化させて描いています。その両義的な描写は映画にしかできないことだと思っています。

私自身も「私の思っている自分」と、「他人から見えている自分」とのギャップで人間関係の不自由さに悩んだ経験があり、これは私の中から生まれた物語でもあります。

言葉では表現しきれない余白を映画の中ですくい取り、同時に存在する自己を受け入れ、否定しない。

そのような思いで作った本作品を劇場公開できるよう目指して動いていきたいと思っています。

何卒よろしくお願いいたします。


■あらすじ

長い野球人生に終止符を打った駿(しゅん)。息子の指導に力を注いでいた父・忠人(ただひと)は駿を拒絶する一方、後輩の亜里沙(ありさ)は未だに駿にあこがれ野球の練習に励んでいる。狼狽する駿のもとに、花香(はなか)と名乗る見覚えのない女性が現れる。


■ロケ地について

ロケ地の一つとして撮影させていただいたのは、甲子園強豪校でもある神戸国際大学付属高等学校のグラウンドです。 

主人公をつとめる役者の寺山寛人さんは同校の卒業生でもあり、スターティングメンバーで甲子園出場を経験しています。 驚いたことに、同校をロケ地として使用させていただいたことと、寺山さんが配役されていることは撮影準備段階で決定した偶然の出来事でした。

野球初心者の役者さんがノックを受けるシーンでは、同校現役野球部の皆様、野球部監督の青木尚龍さん、そして寺山さんの恩師である上里田哲英さんに野球演技指導をいただきました。

また、駿の自宅シーンは神戸に構える監督の実家を使用していたり、監督が神戸で過ごした中で縁のあるロケ地で多数撮影しています。

キャストやスタッフの多くは、監督の中学、高校、大学、社会人、映画学生時代など、今までの人生の中で関わりのある人々で構成されており、本作はあらゆる「ご縁」が集結して、人の絆が垣間見えるかけがえのない作品になっています。

神戸の地で真夏に撮影した、緑あふれる情緒的な映像をぜひ皆様にお届けしたいです。


■主演キャスト紹介

寺山 寛人(てらやま ひろと)/ 藤沢 駿役

1996年大阪府出身。神戸国際大学付属高等学校卒業。第96回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)出場。立教大学社会学部に進学後、3年生時、1番センターで59年ぶりの日本一に貢献。大学卒業後、社会人野球選手として活躍。2022年9月、映画美学校フィクション・コース第25期卒業。映画・ドラマの演出部、俳優として活動中。

●コメント

この度、藤沢 駿役を務めさせて頂きました寺山 寛人と申します。

私自身、主演として出演させて頂く機会は初めてでどうなる事かと内心心配しておりましたが、山科監督はじめ各スタッフの皆さんが努めていい現場を作ってくださり、私としても大変充実した撮影になったと思っております。

この駿という人は、ずっと野球一本で人生を過ごしてきた人間です。

実は私自身も社会人野球までやっていたまさに野球 一色の人生でした。その意味で、駿の抱える葛藤や悩み、憤りは私自身にも非常に重なる部分が多く、もはや自分自身を演じているのではないかという錯覚に陥った事も一度ではありませんでした。

そういった役とのある種の憑依も是非劇場で感じて頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

●出演経歴

『或日』(脚本・監督・出演)

『私の場合』(脚本・監督・出演) / アテネ・フランセ文化センターにて上映 

『裸の監督』(共同脚本・出演) 監督:大工原正樹・山科晃一/ YouTube 映画美学校動画集にて公開中 

『逸走』(出演) 監督:君野翼

『好きな女の子と死のバラード』(出演) 監督:勅使川原笙太

『太陽はどこに』(出演) 監督:工藤由晶


■キャスト紹介

片嶺 穂乃佳(かたみね ほのか) / 白井 花香役

1998年京都府出身。神戸女子大学卒業。
映画を中心に俳優部として活動中。

●コメント

この度、白井 花香役を務めさせて頂きました片嶺 穂乃佳と申します。

この作品と出会った時、他人から見えている姿とその人自身との間には小さくとも隔たりがある、ということに妙に納得したことを覚えています。
自己と他者の間にあって、完全に交わることのできない境界線と対峙する作品だと思いました。
頂いた脚本には、それぞれの相手に対する感情の機微が繊細に描かれており、その熱量は現場に入ってからも感じることができました。

花香という人は、主人公 駿のことを高校時代からずっと想い続けてきた人物です。
野球をしている駿の姿に惚れ込み、卒業してもなお彼の存在を忘れられずにいました。
花香には彼女なりの道理があって、それに対し自分が納得するための行動をとろうとします。
私は、そんな彼女の姿を愛おしく思いました。そうなってしまうよな、と寄り添いたくなる存在でした。
長年想い続けていた相手と再開した彼女の一挙一動に、狂おしいほどの愛ともどかしさを感じていただけると幸いです。

●出演経歴

『ガンガー様の魚』(監督:倉谷真由)主人公 私役 / TAMA NEW WAVE ある視点部門
NHK 京都スペシャル『ストレス・リレー』 竹下 理沙役 

●SNS

Instagram / https://www.instagram.com/hn0ka/
facebook / https://www.facebook.com/profile.php?id=100048989283429


■楽曲制作者紹介

大橋 征人 (おおはし まさと)/ 作曲家

東京藝術大学音楽学部、作曲科に進学、同大学院を卒業。

歌劇「星の王子様」を作曲し、藝大21 第10回 奏楽堂企画学内公募 最優秀企画賞を受賞。

東映制作によるHKT48×48人の監督、竹中貞人監督『羊と蜜柑と日曜日』、『少年と戦車』、中泉裕矢監督『君がまた走り出すとき』、西川達郎監督『向こうの家』、他、多数の映画音楽を担当。

2023年 TokyoNewCinema制作左近圭太郎監督『わたしの見ている世界がすべて』が公開予定。

現在、映像音楽を中心に活動を広げている。

作曲を井元透馬、田村修平、長嶌寛幸、野平一郎に師事 ピアノを井上紀子に師事。

●コメント

山科監督が生み出す、繊細かつ力強い映像作品にぜひお力添えいただきたいです。よろしくお願いいたします。

●SNS

Twitter / https://twitter.com/masatohashi


■山科晃一のプロフィールと経歴

山科 晃一(やましな こういち)

1991年兵庫県神戸市生まれ。
テレビ局勤務後、2019年東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。
映像制作会社、広告制作会社を経て映像/広告のディレクション及びシナリオを担当。映画監督・小説家・アーティストとして活動中。

●SNS

・WEBSITE / https://yamashina7961000.wixsite.com/my-site-1
・Instagram / https://www.instagram.com/tannaru_hito/

●実績 映画

『蒔く愛』(監督・脚本) / ギャラリーN映画展2022準グランプリ 

『炎々幽風』(監督・脚本) / 2022年10月 伏見ミリオン座にて上映

『EXCHANGE』(監督・脚本) / 映画美学校修了作品 映画祭出品予定 

『裸の監督』(監督) / 大工原正樹監督と共同監督 

『ぎこちない太陽』(監督・脚本・出演) / ヒトと地球が‘笑う’映画祭2018にて上映

 『暗い部屋の記憶』(脚本協力) / ユーロスペースにて上映

ndjc2022 ワークショップ参加メンバーに選出

『On the table』(監督・脚本) / ndjc2022上映作品 

『道化の煙幕』(監督・脚本) / 映画惑星vol.9にて上映 

『汀にて』(編集) / ユーロライブにて上映

●実績 小説

『ファンタスティック逃避行』(SORARE AWARD優秀賞) 

『思考少年のリセット日和』(第36回太宰治賞選考通過) 

『飛来する者たち』(第2回文藝思潮新人賞奨励賞) 

『地縛霊の自縛例と起き上がるまで』(紀行文アンソロジー《&Uプロジェクト》採用)


■スタッフ(カメラマン)紹介

笹田 百合(ささだ ゆり)

徳島県生まれ。映像作家。広告会社で映像やグラフィック、ウェブなどの制作に携わったのち独立。ドキュメンタリーや広告映像を制作している。2022年9月、映画美学校フィクション・コース第25期卒業。ストーリーとユーモアを大切にしている。

●コメント

自己と他者の乖離、そこから始まる葛藤。実はそれこそ行き過ぎた自意識なのかー逃げたくなったり受け入れたり。この映画はそんな「意識」を繊細に捉え、撮影は淡いトーンでリアリズムを意識しました。

山科監督は自己と他者、自分という存在についてとても考えている人です。

監督自身が経験してきた葛藤の込められた脚本が、映画として形作られる過程の中で、主演の寺山くんの母校や、監督故郷が撮影場所となり、過去を回顧させるエモーショナルな撮影となりました。

監督、主演、助監督は映画美学校の同期です。在学中、一緒にたくさんの映画を作ってきましたが、その集大成のような映画です。ぜひ、ご支援ご協力をよろしくお願いします。

●SNS

Instagram / https://www.instagram.com/_cof__/


■スタッフ(助監督)紹介

MIMO Shinohara(みも しのはら)

福岡県出身。映画狂。広告マン。スチール・ビデオカメラマン。

●コメント

この度、本プロジェクトを立ち上げさせていただいた助監督のMIMO Shinoharaと申します。

監督とは映画美学校の同期として知り合い、主演・カメラマンと共に多くの自主制作映画を作ってきました。

彼の作品に登場する人間はまるでこの世界に存在しているかのような繊細な感情を持ち、本作の脚本初稿を読んだ時から、無口な駿というキャラクターは他者から見た自己と自意識との乖離に思い悩んでいる実世界の自分と重なりました。それは自分の中に他者という駿が生まれ落ちた瞬間であり、成瀬巳喜男監督『女の中にいる他人』(1966)を観た時のような奇妙な感覚が湧き上がりました。

そんな主人公である駿の揺らぎや多面性をスチール・タイトルロゴ・ビジュアル制作で表現しています。

白昼夢の中に佇むような本作品を多くの方に鑑賞していただきたいという気持ちでいっぱいです。

ぜひご支援、ご協力をいただけますと幸いです。

●SNS

Instagram / https://www.instagram.com/valentine_____x/


■資金の使い道

●ポストプロダクション費 300,000円

DCP制作費(本篇 / 予告 / 英語字幕版) 

英語字幕制作費

楽曲制作費 

整音費

編集費

●撮影費 200,000円

撮影費(ロケハン交通費 / 交通費 / 出演料 / 食費 / 人件費 / スペースレンタル代金 / 撮影機材費)

●リターン制作費 70,000円

DVD制作費(デザイン費 / 資材費 / 資材梱包費 / 配送費 / 人件費)

オリジナルブックレット制作費(デザイン費 / 資材費 / 資材梱包費 / 配送費 / 人件費)

●その他手数料 181,500円

+CAMPFIRE手数料18.7%(17%+税)

早期振込手数料 支援総額の5.5% (5%+税) 


■リターンについて

一口1,000円〜50万円までご支援いただけるように、幅広くバリエーションを設けさせていただいております。

パッケージ、ブックレットなど、オリジナルグッズもご用意しておりますので、ぜひご覧ください。


■実施スケジュール

●10月
 クラウドファンディング募集開始
 予告編(Youtube公開)
 宣伝開始(SNSほか)

●11月
 DCP制作(本篇 / 予告 / 英語字幕版)
 英語字幕制作
 神戸インディペンデント映画祭2022でプレミア上映
 ※クラウドファンディング実施期間中のため、大変申し訳ございませんが、
  本上映のみリターンのクレジットは表記されません。
 クラウドファンディング終了

●12月
 映画祭各種出品
 リターン制作(DVDパッケージ、ブックレットなど)

●1月
 リターン開始


■最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

本作は、初めてお会いする役者さんや、これまで自分の人生に関わってきた方々など、様々な人との出会いやご縁があり、沢山の支えがあって追撮・編集段階に入ることができました。

私にとって本作は、ご依頼を受けたり、ある枠組みの中での制作活動ではなく、初めて自分の"内側"から広がっていく映画を制作できたという手ごたえを感じています。

脚本は自分と向き合い、非常に苦心して書き上げました。

しかし、私にとって映画を撮るという行為は、常にその"内側"を他者と共有し、さらには観た方々と、どう内側を開いていくのかが問われることでもあります。

紙面上のキャラクターを役者が演じて、カメラに映るその瞬間から、作品は監督個人の内的な取り組みを離れ、様々な"外側"と触れ合い、調和、ときには摩擦を起こしながら、ある種の普遍性へと昇華していきます。

そして最後は観客に「観られる」ことで、はじめて映画は完成し、それが映画の魅力だと感じています。

映画は「監督のもの」とよく言われることがよくありますが、私には「誰のものでもあり、誰のものでもない」という感覚が強くあります。

作家個人の手中におさまるものではなく、様々な人の価値の恩恵を受け、映画は映画として巣立っていく。

まるで子供を世に送り出していくように、『存在と仮象』も愛を込めて送り出し、沢山の方に観ていただき、その数だけ映画という象を成していってほしいと思っています。

あなたにも、映画制作の立役者としてお力添え願いたく思います。 

ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

山科 晃一


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/05/15 15:32

    『存在と仮象』が、「コンムオーベレ 傑作短編映画上映会」の1篇として、高円寺シアターバッカスで上映されることとなりました。【日時】6/10(土) 17:30 ~ 19:00入場料:¥1,200-チケットをご購入いただきますと、『存在と仮象』を含め下記の3作品をご鑑賞いただけます。【上映作品】・...

  • 2023/02/26 01:30

    『存在と仮象』 制作プロジェクト事務局です。CAMPFIREにて2022年10月10日〜11月末に開催いたしました、当プロジェクトへのご支援、あたたかいご声援をいただき、誠にありがとうございます。全てのご支援者様へ、返礼の準備が整いましたので本ページにてご報告をさせていただきました。ページ上に...

  • 2023/02/23 02:30

    『存在と仮象』 制作プロジェクト事務局です。2022年11月末に開催された神戸インディペンデント映画祭でのプレミア上映が無事に終了し、当事務局では返礼品制作を行なっております。CAMP FIRE上に記載されているリターンの発送時期は2023年1月でございましたが、ただいま2月下旬となってしまい...

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