「室内干しはしたいけど、スペースがない!」
この時期は寒くて洗濯物が乾かないし、春は花粉、夏になると梅雨で、
共働きだから・・・など室内干しをしたい理由は沢山あります。
特にスペースの問題はどうしようもありません。
リビングダイニングに物干し台を置くようものなら、くつろぐどころか
「洗濯物を見ながら食事」なんてこともあります。
また室内干し事情を調査していく中で、大家族のお宅を拝見する機会がありました。
さぞ、たくさんの洗濯物が干せる大きい物干し台があるのだろうと想像していたのですが
「スペースが無くて物干し台すら無い」
衝撃の事実!!
洗濯物はありとあらゆる「掛けられる」場所に掛かっています。
和室の鴨居、カーテンレール、タンスの上、椅子・・・正に洗濯物との同居でした。
これはどうにかしないと、狭くてもどこか活用できる
いいスペースが無いか、と悩んだ末に思いついたのが「壁」でした。
「物が多い家でも、壁のスペースはある!!」
室内干しって、要するに、とにかくハンガーを引っ掛けられる場所を作ればいいんですよね。
なので「壁から物干し竿のようなバーが出ていればいいんじゃないか」という発想を元にして、
商品開発に着手しました。
室内干しの「どうしようもない感」を払拭すべく、
リビング、寝室、和室などの壁を利用し、様々なライフスタイルに合うように考案しました。
「自分で設置でき、跡が残らない」にこだわった
壁に設置する時に、施工業者さんに依頼して結果何万円もかかってしまうと快適な室内干し人口を増やせません。
一般的に家の壁は「石膏ボード」と等間隔にある「下地」といわれる木の枠でできています。
木ネジで壁に設置するには「下地」を探して設置する必要があります。
今回、開発した3種類の物干しは「石膏ボード用ピン」「下地がある場所にネジ止め」を設置方法にして、
簡単に自分で20~30分で設置できるように極力シンプルな構造にしました。
「洗濯物を干すことが目的、存在感は無くていい」
そしてデザイン。できるだけプロダクト自体の存在感は無くし、インテリアに馴染ませたかった。
使ってない時は存在すら忘れる、困った時だけ助けにくるヒーローのような物干し台。
使いやすさと見た目のシンプルさを兼ね備えた、スマートなデザインしました。
シンプルな一人暮らしの方にもオススメです。
※イラストはイメージです
まとめると
◆壁を利用してスペース活用
◆自分で設置できるから施工代金が¥0
◆スマートでインテリアになじむデザイン
を考えて出来たのが今回の「浮かせて干す物干し」3種類の物干し台です。
①角度がつけられる「渡せる物干し」
つっぱり棒のように使う物干し竿です。
しかし、つっぱり棒にはできない重要な機能があります。
それは「首振り120度の角度がつけられる」仕様です。
斜めに設置できると、使える場所がグンと増えます。
向かい合った壁に設置できるのはもちろん、家具などをよけて斜めにも設置でき、
角を利用して三角コーナーのようにも設置できます。
▼竿受けの部分が120度曲げられる仕様
▼設置方法の例
固定方法は石膏ボード用の固定用ピンです。穴も画鋲くらいで目立ちにくい。
耐荷重量は全体で約10kgなので、たっぷり干せます。
▼固定用ピンはコインなどで簡単に押し込めます
▼目立ちにくいピン穴
▼ピンを刺す場所の確認方法
▼竿受けに付属の竿を置いて準備完了です
竿の長さが270cmあり、本体も含めると最長275cmの幅に設置できます。
6畳間の壁から壁にも渡せるので、寝室にもオススメ。
▼十分な長さでたくさん干せます
セット内容&スペック
●セット内容/竿受け・2個、竿掛け、物干し竿、固定用ピン・13本
●物干し竿:径約3.2、長さ約168~270cm、竿掛け:幅約4.4、奥行約5.2、高さ約9.7cm、竿受け:幅約4.4、奥行約6、高さ約9.7cm
●耐荷重量/本体:全体で約10kg
●主材/物干し:アルミニウム、竿掛け・竿受け:POM樹脂、ABS樹脂
●日本製
②カーテンレールを利用した「カーテン物干し」
服やコートをカーテンレールに無理やり引っ掛ける・・・やったことありませんか?
カーテンレールは曲がってしまうし、カーテンや窓に衣類があたるし、良いことはありません。
そこで、カーテンレールの上に設置する物干しを提案します!
設置はネジ止め。「下地探しが必要かな?」と思われるかもしれませんが、心配ありません。
カーテンレールを支えるブラケット自体もネジ止めで、そこには下地があります。
その少し上を使うので「下地探し不要」です。
▼受け金具をブラケット上部にネジ止めします。
※一部注文住宅などでは下地が入っていない場合もあります
▼本体をガチャっと被せれば設置完了。※本体を3箇所設置します
▼設置完了!使わないときはこのような状態。
▼竿をひょいっと引っ張りだして使います。
窓の前を利用するので、太陽の光もあてられます。
長さも約200cmあり耐荷重量も約10kgあるので、ハンガーだと軽く20本くらいと結構な量を干せます。
▼設置条件は次の通り。
※ご家庭のブラケットによりつけられない場合があります、詳しくはページ下部のFAQにて。
※一部ブラケットが適合しない場合があるので事前にご確認ください
※カーテンボックスなどがある場合は設置できません
セット内容&スペック
●セット内容/本体・3個、取付金具・3個、専用竿、ネジ・6本
●本体(1個あたり)/収納時:幅約6.2、奥行約21.4、高さ約5.1cm、使用時:幅約6.2、奥行約29.2、高さ約15.1cm、物干し竿(継ぎ式):径約1.9cm、長さ約201cm
●耐荷重量/全体で約10kg●主材/本体:POM樹脂、専用竿:アルミニウム●中国製
③壁からスッと出てくる物干し「壁掛け物干し」
これが一番の渾身作!
どうしても洗濯物を日光に当てたくて窓前に干したかったので、窓の横に設置できるタイプを考えました。
前にせり出す構造にして、なおかつ「石膏ボード用固定ピン」をつかって設置すると
どうしても洗濯物の重さに耐えられません。
それでも諦めず、固定用ピンを刺す方向と本数を何度も試行錯誤し、何とか完成しました。
▼「本体受けパーツ」を壁に設置します。
※画像はコインで刺していますが、ピンの本数が片方16本と多いので専用工具を付属させました。
▼受けパーツを壁に設置できたら、本体をガチャっとはめ込み固定します。
▼収納時はこのように壁になじみます。滑らかなデザインにもこだわりました。
※本体は窓の両側に平行に設置します。
▼使う時は可動式のアームを下げてきて、竿を設置するだけ。
▼もちろんピン穴は目立ちにくい
セット内容&スペック
●セット内容/本体・2個、受けパーツ・2個、物干し竿、本体固定ネジ・5本(予備1本含む)、固定用ピン・40本(予備6本含む)、ピン挿し工具
●本体(1個あたり)/収納時:幅約9、奥行約3.5、高さ約35cm、使用時:幅約9、奥行約28、高さ約35cm、物干し竿(継ぎ式):径約22mm(中央部約26mm)、長さ約140~250cm
●耐荷重量/全体で約10kg●主材/ABS樹脂、アルミニウム●設置目安:各本体の間が幅約160~200cm●日本製
【プロジェクト資金について】
普段は主に小売業としての立場の私達ですが、
今回の取り組みは、アイデアベースから専業メーカー様と共に開発してまいりました。
メーカー様には無理難題を言い、試行錯誤をしていただき、根気よく完成までお付き合いいただきました。
支援いただいた資金は樹脂成型などの金型費用への補填もさせていただきますが、
商品を世の中に多く知らせる、ことで製造メーカー様に恩返ししたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
よくある質問:FAQ
1、「賃貸物件でもOK」とはどういうことですか?
①部屋の端から端まで渡せて、角度もつけられる「渡せる物干し」と
③壁からスッと出てくる物干し「壁掛け物干し」に関しては
石膏ボード用固定ピンで設置できるため、画鋲と同様に一般的な壁紙交換で対応できる穴なので、賃貸でも設置できるという意味です。※ご契約内容によってはピンも不可の場合があります。
②カーテンレールを利用した「カーテン物干し」に関してはネジを使うため、家主様にご相談ください。
2、②カーテンレールを利用した「カーテン物干し」の設置条件を詳しく教えてください。
カーテンが掛かっているカーテンレールは、壁からカーテンレールブラケットを出して設置されています。
「カーテン物干し」の本体はそのブラケットに被せて設置します。
ブラケットの形状によっては被せられない場合があります。
▼設置不可
・カーテンレール上部にカーテンボックスなどの構造物がある場合
・カーテンレールから天井までの高さが12cm以下の場合
・カーテンレールブラケットが奥行13.6cm以上の場合
▼ブラケットに被せての設置不可(※ブラケットの無い位置に設置することは可能)
・両端のカーテンレールブラケットの間隔が180cm以上ある場合
・カーテンレールブラケットの幅が26mmより大きい場合
3、物干し台以外の用途で使えますか?
全商品、物干し台を想定し各種試験を実施しています。
物干し台以外でのご使用はご遠慮ください。
コメント
もっと見る