はじめに・ご挨拶

Japan General Orchestra(略称:ジェネオケ)プロデューサーの結月美妃です。ジェネオケは今年、設立したプロフェッショナルのオーケストラで、その旗揚げ公演としてベートーヴェンの交響曲第9番を行います。

コンサートマスター佐久間聡一を筆頭に国内トップ奏者が集結し、指揮者には世界的マエストロである大植英次、合唱は国内屈指のプロ合唱団「東京オペラシンガーズ」、ソリストも一流の歌い手が集まりました。新しいオーケストラながら、在京プロオケにも劣らぬ実力があります。

しかしながら、立ち上げたばかりでまだ認知度は低く、まだ誰も音を聴いたことがないためでしょうか、まだお席がございます。できるだけたくさんの方にジェネオケの実力を知っていただくためにもご来場いただきたい思いです。一流の奏者たちができあがったばかりのオーケストラで渾身の演奏をしますので、今までに体験したことがなかったような新鮮な第九をお聴かせできます。公演当日は大感動を提供致しますので、どうぞご支援ください!

以下、「音楽の友」ウェブ版の記事もご参考ください!
このオーケストラ、何をしでかすか?! 生まれたて「ジェネオケ」の型破りな挑戦(Webマガジン ONTOMO より)

   (マエストロ大植英次と共に)

結月美妃プロフィール

京都府出身。これまで「マロのパーフェクト・ブラームス!」(銀座王子ホール)や「篠崎史紀のモーツァルト6大交響曲演奏会 マロオケ2016」(サントリーホール)、「篠崎史紀の3大交響曲演奏会 マロオケ2018」(船橋市民文化ホール開館40周年記念事業)、「篠崎史紀のモーツァルト・レクイエム!マロオケ2021」(大田区民ホール)といった公演をプロデュース。クラシック音楽を多くの人に愛されるものにするために独自の活動を展開している。


本公演についての大植英次の言葉

ベートーヴェンの第九は日本ではあまりに数多くこなした結果、どのオーケストラも似たようなテンポを採用しがちです。
僕はベートーヴェンの自筆譜に戻り、白紙の状態から組み立てます。また、西洋音楽の歌の基本は教会の音楽です。だから合唱団と4人の独唱者にも祈りの感覚を浸透させます。
コンサートマスターの佐久間聡一さんとは以心伝心なので、最初から高い次元の音楽づくりができると確信しています。
“ありのまま”のフレッシュな「第九」をお届けしますので、どうぞこの第九公演にお越しください!


マエストロ・大植英次からの挨拶


大植英次プロフィール

大阪フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー名誉指揮者。
1956年広島生まれ。桐朋学園で齋藤秀雄に指揮を師事。1978年、小澤征爾の招きによりアメリカ・タングルウッド・ミュージック・センターで学び、同年ニューイングランド音楽院指揮科に入学。ラリー・リヴィングストンに師事するとともに、クラウディオ・アバド、サー・コリンデイヴィス、クルト・マズアらのマスタークラスにも参加、アーティスト・ディプロマを獲得。タングルウッド音楽祭で恩師レナード・バーンスタインと出会い、以後世界各地の公演に同行。1980年タングルウッド音楽祭クーセヴィツキー賞、1981年ザルツブルク・モーツァルテウム指揮者コンクール第1位およびハンス・ハリング・ゴールドメダルを受賞するなど数々受賞している。
その後、バッファロー・フィル準指揮者を経て、1990~1995年までエリー・フィルの音楽監督、1995~2002年、名門ミネソタ管の第9代音楽監督を務め、同オーケストラ初のヨーロッパ・ツアーと日本ツアーを行い驚異的な大成功を収めたほか、1997~2003年ワイオミング州のグランド・ティートン音楽祭の音楽監督も務めた。1998~2009年はハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニーの首席指揮者を務め、その貢献により名誉指揮者の称号を与えられた。2000年よりハノーファー音楽大学の終身正教授も務めている。2003~2012年朝比奈隆の後任として大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督、2006~2009年バルセロナ交響楽団音楽監督を務めた。


Japan General Orchestra(ジェネオケ)プロフィール

2022年5月設立。広島交響楽団第1コンサートマスターを長く務めたヴァイオリニスト佐久間聡一をコンサートマスターとし、佐久間が尊敬し、そして親交が深い演奏者たちをメンバーとして招集した。集まったメンバーはプロオケで活躍するなど、国内トップレベルの演奏者である。
旗揚げ公演としては、大植英次の「第九」の他、世界的ヴァイオリニスト・神尾真由子と共に、2022年12月7日に紀尾井ホールにてヴィヴァルディの「四季」、ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を公演する。
旗揚げ公演後は年に一度か二度の公演開催を予定している。


コンサートマスター佐久間聡一プロフィール

幼少よりヴァイオリンを始め、桐朋学園卒業後、ドイツでも学んだ。
高校時代より、日本青少年オーケストラコンサートマスター、大学時は桐朋学園オーケストラコンサートマスターとして活躍。
その後、新日本フィル契約団員、大阪フィル首席奏者、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン客演奏者、2022年3月まで広島交響楽団第1コンサートマスターをつとめた。
現在は、ソリスト、室内楽奏者として多彩な活動で活躍の幅を広げている。
「昴21弦楽四重奏団」「弦楽トリオAXIS」「石田組」メンバー。
Japan General Orchestra(ジェネオケ)コンサートマスター。


このプロジェクトで実現したいこと

〜年末の風物詩でない「第九」公演にしたい!!〜

ベートーヴェンの「第九」といえば、年末の風物詩と言われてしまうほど12月になればたくさん演奏されます。ひとつのプロオーケストラで5公演もやったりすることもあり、12月のコンサートホールは第九だらけになります。まるでクリスマスケーキやおせち料理の予約のように「第九」の公演がアナウンスされ、つまり「第九」が大量消費されてしまっています。しかし、このような現象は日本だけであり、もちろんベートーヴェンも年末のための音楽として第九を作曲したのではありません。

これだけたくさんの第九が毎年催されると、いくら一流のプロ奏者といえども第九の演奏が「業務的」になってしまいます。そしてそれを聴く観客も本来のベートーヴェンの音楽性とは異なる「年末の雰囲気」を味わう行事になります。すると、この第九という曲を純粋に聴けなくなってしまう。ベートーヴェンがこの大曲を書いたその意図を感じられなくなり、これではいつまで経っても日本ではベートーヴェンの交響曲第9番が真正面から扱われず、消費対象として「ああ、第九ね」という軽い扱いのままです。

ですからジェネオケはあえて旗揚げ公演に第九を選びました。メンバーは皆、一流の奏者で当然第九は所属しているオーケストラで毎年演奏しています。しかし、ジェネオケは初めて集まり、初めての音を出します。そこに馴れ合いはありません。緊張感がみなぎり、業務とはかけ離れた演奏をする。年末恒例の行事でなく、ベートーヴェンが作曲した初演のつもりで取り組みます。慣れ親しみすぎた曲だからこそ、緊張感をマックスにできる旗揚げに選びました。そしてジェネオケとしては第九は今回が最初で最後の一回きりにします。第九は何度も演奏するような曲ではありません。

そして、都内でも大量に行われる第九公演の中にあえて飛び込むことによって、年末の風物詩なんかでない本物の第九を公演しようと思いました。それを導けるマエストロこそ、大植英次でした。

ですから、年末の風物詩でない真正面からの「第九」をたくさんの聴いてほしい。このプロジェクトによって年末の消費対象ではない「第九」の試みを体感してほしい。そして願わくば、日本において第九の扱いがもう少し希少なものになって、もう一度本来の音楽の意味合いを取り戻せればと考えています。


〜生きてることに、歓喜しよう〜

ジェネオケのコンセプトは「生きてることに、歓喜しようです。

わたしたちはコロナで生命的な危機を感じ、また海外を見れば戦争もあります。でも、わたしたちはこうして生きている。生きているということは未来に可能性がある。その事実に正直に歓喜しようという意味を込めました。もちろん「第九」の歓喜の歌を通してです。

演奏者もコンサートホールで聴くお客様も生きているからこそ音楽を体感できます。それは身近にある幸せのひとつなのです。得てして、人は不幸探しには長けていますが、本当のところ幸せは身近なところにあります。ジェネオケのコンサートに来てくれれば、少なくとも音楽を聴けるという身近な幸せを発見できます。

渾身の演奏を全身で感じて、その感動が演奏者にも伝わりホール全体に巨大なエネルギーが循環する。そんな感動があれば、普段嫌なことがあったとしても、悩んでいることがあったとしても、死んでしまいたいと思うことがあったとしても明日からまた頑張って生きていけます。そんなきっかけになる音楽をジェネオケで奏でていきたいのです。

プロジェクトでひとりでも多くの人がジェネオケ旗揚げ公演に来ていただくことで、ひとりでも多くの人が身近にある幸せを知ることができる、そんなコンサートを実現させたいと思いました。

 月刊誌『音楽の友』(2022年10月号)に特別記事にジェネオケが掲載!


プロジェクトをやろうと思った理由

〜日本のクラシック音楽界は、あと10年もたない!〜

クラシックのコンサートに来てくださる方の年齢層はかなり高齢です。若い世代を観客席で見ることは少なく、40代ですら少ないといった状況でしょうか。観客の世代分布が極端に偏ったこの状況では、10年後はその人口推移から公演を支えるだけの観客を失い、多くの公演が成り立たない状況になるはずです。

ですから、クラシックに触れたことない人々にクラシック音楽を伝えるアプローチをしていかなければなりません。

日本のクラシック音楽界は新しい奏者を育てようという試みは充実しています。留学のシステムも整っていれば、コンクールも数えきれないほどあります。ですから、優秀な奏者はたくさん輩出されています。ジェネオケのメンバーもそうしたプロセスを経て一流になったひとたちです。ところがクラシック音楽界は、新しいクラシックファンを増やす努力はしてこなかった。していたとしても的が外れていました。

ですから、ジェネオケという新しいオーケストラで新しいお客さんを増やしていきたい。他の老舗オケではできない試みをこっれからやっていきたいと思いました。そのためジェネオケメンバーは若い世代の奏者を積極的に採用しました。できるだけ新しい感性で音楽を創り上げ、今の時代に近しいところにフォーカスして音楽を伝えていきたい、そう思っています。

そのためにはまずはこの旗揚げ公演を成功させ、さらなる活動を続けていかねばなりません。クラシック音楽界に漂う「古臭さ」みたいなものをなくし、もっと代謝するような新鮮さ、そのような試みをやっていこうと考えています。

曲としてはどこかで耳にしたことのある「第九」を公演することにより、ジェネオケの演奏が少しでもクラシック音楽に興味を持ってもらえるきっかけになることを願っています。


これまでの活動

これまでプロデューサーとしてNHK交響楽団第1コンサートマスター篠崎史紀(マロ)さんの「マロオケ」を主催したり、企画してきました。「マロオケ」とは指揮者がいないオーケストラで、篠崎史紀さんの仲間たちが集まり、巨大な室内楽として最高のアンサンブルをするとてつもないものでした。

そこに集まる奏者たちは国内トップ奏者ばかりで、バイオリンパートのほとんどがプロオーケストラのコンマスであったり、他のパートも首席が集まりました。常設されているオーケストラでないのにいきなり集まってものすごい演奏をします。そしてみんな、マロオケで弾くことが楽しそうなのです。これは常設されたオーケストラでは見ることができない光景でした。

そんなマロオケのコンサートを行うことで、コンサートマスターの力強さのもとにその仲間たちが集い合う音楽は自由で、束縛なく、特殊とも思えるほど躍動感のある音楽が創り出せることを知りました。そのやり方を踏襲し、ジェネオケを設立しました。

(「篠崎史紀のモーツァルト・レクイエム!マロオケ2021」より)

コンサートマスターは今年の3月まで広島交響楽団で第1コンサートマスターを務めた佐久間聡一です。オケの顔としての彼を揺るぎない中心として、魅力的であり、かつ実力が漲っている奏者が集まりました。

佐久間聡一をコンサートマスターとして、これからもジェネオケは変幻自在の柔軟さで常に変化し続けるオーケストラを目指していきたいと思っています。


資金の使い道

本資金の使途は以下の通りです。

・運営費用

・今後の活動のための広告宣伝費

・リターン原資

・CAMPFIRE手数料


リターンについて

リターンとして以下のものをご用意しました。

・ジェネオケ旗揚げ「第九」公演チケット(SS席、S席、A席、B席)

・ジェネオケ旗揚げ「第九」公演チケット連番2席(SS席、S席)

・前日リハーサルを見学できる権利とジェネオケ旗揚げ公演「第九」チケットSS席1枚

・前日リハーサルを見学できる権利とジェネオケ旗揚げ公演「第九」チケットS席1枚

・ジェネオケ・コンサートマスター佐久間聡一のヴァイオリンレッスン(90分)を受けられる権利

・感動するほどうまい!栃木だけでしか生産されない苺「とちあいか」の朝摘み2パックとジェネオケ旗揚げ「第九」公演SS席1枚のセット

・感動するほどうまい!栃木だけでしか生産されない苺「とちあいか」の朝摘み2パックとジェネオケ旗揚げ「第九」公演S席1枚のセット

・「出湯男(でゆお)」ミニコンサート&懇親会入場権とジェネオケ旗揚げ「第九」公演SS席チケットのセット

・「出湯男(でゆお)」ミニコンサート&懇親会入場権とジェネオケ旗揚げ「第九」公演S席チケットのセット

・「出湯男」ミニコンサート&懇親会入場権

・ジェネオケオリジナルTシャツ 色:黒 サイズ:S M L XL 

Sサイズ 身長163cm  身丈66  身幅49  肩幅44

Mサイズ 身長170cm  身丈70  身幅52  肩幅47

Lサイズ 身長179cm  身丈74  身幅55  肩幅50

XLサイズ 身長181cm  身丈78  身幅58  肩幅53


・ジェネオケオリジナルTシャツ 色:白 サイズ:S M L XL

Sサイズ 身長163cm  身丈66  身幅49  肩幅44

Mサイズ 身長170cm  身丈70  身幅52  肩幅47

Lサイズ  身長179cm  身丈74 身幅55  肩幅50

XLサイズ 身長181cm  身丈78  身幅58  肩幅53


・ジェネオケオリジナルトートバッグ(Lサイズ)

本体サイズ 横x縦:約330x390mm 持ち手サイズ:約25x460mm 生地素材:コットン(260g/㎡)


実施スケジュール

2022年11月15日 クラウドファンディング開始

2022年12月4日 クラウドファンディング締切り

2022年12月12日 ジェネオケ旗揚げ公演 大植英次「第九」2022 


最後に

ジェネオケをクラシック音楽に馴染みのない方にも知ってもらうために、ジェネオケのテーマソングを作りました。クラシック音楽は大半が歌詞のないもののため、メッセージが伝えにくい特性があります。そのためジェネオケのコンセプト「生きてることに、歓喜しよう」をもとにテーマソングを作ったのですが、その楽曲提供は「ドンドンドン、ドンキ〜」のドンキホーテの歌でお馴染みのシンガーソングライター田中マイミさんが引き受けてくださいました。

「JOYFUL〜よろこびの詩(うた)〜」という曲で、田中マイミさん本人が歌ってくださいます。そのPVも公開する予定ですので、この歌でジェネオケが願うことが伝わり、そしてこの歌の素晴らしさでたくさんの人がJOYFULな気持ちになることを願っています。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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