★ANOTHER GOAL(1/26)★
支援者の拡大、284人を目指します!

当プロジェクトは、残り5日を残し、ついに目標金額を達成することができました。支援者の皆様、また呼びかけやシェア・拡散などいつも寄り添い、並走し、応援してくださった皆様、誠に有難うございます。

地域を超えて、国や民族を超えて、「虹の架け橋」を渡って毎日のように届いたご支援。私たちは皆様のご支援によるバスを「ムジゲ号」(ムジゲは「虹」の朝鮮語、무지개)と命名しようと決めました。

さて、目標金額の達成とともに私たちが目指したことがもう一つあります。それはたくさんの方々に朝鮮学校を知っていただき、ご支援の輪を広げることです。

そこで、プロジェクト最終日までの活動を「ネクスト(次の)ゴール」とはせず、「アナザー(もう一つ)ゴール」として、支援者数の拡大を最後まで目指していきたいと思います。より負担なく参加できるように、純粋応援の「1000円枠」を追加し、支援者拡大に努めてまいります。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。

目標支援者数は284人。「虹の架け橋(「ニ」ジノカケ「ハシ」)」から数字をいただきました。

★西2クラウドファンディング事務局★

 

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[目次]
0. メディア掲載情報
1. はじめに
2. 解決したい社会課題
3. プロジェクトで実現したいこと
4. プロジェクトの背景
5. 応援メッセージ
6. 資金の使い道
7. 実施スケジュール 
8. リターンについて
9. 最後に(代表者挨拶)


0.メディア掲載情報

GoodMorning公式Twitterアカウントで紹介されました(1/17)。

CAMPFIRE公式公式Twitterアカウントで紹介されました(1/7)。

●私たちの活動が神奈川新聞(12/16)で紹介されました。

●私たちの活動が月刊『イオ』のブログで紹介されました(11/26)。

1.はじめに

東京都町田市にある西東京朝鮮幼初中級学校(以下、西2朝鮮学校)に子供2人を通わせる学校保護者の趙丹(チョウダン)と申します。今回、スクールバスの買い替えが必要な状況にあるもかかわらず、学校の運営難のために購入できないという現状を知り、スクールバスを寄贈しようと保護者や学校卒業生有志達とともに「西2クラウドファンディング事務局」を立ち上げました。まずは動画をご覧いただけると幸いです。


2.解決したい社会課題

西2朝鮮学校は、今年創立76周年を迎えました。長きにわたり日本という地に根を張ってきましたが、現在、国と自治体からの公的な支援をほとんど受けられていない状況にあり、慢性的な運営難に直面しています。

国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」では、第4のターゲットとして「だれもが公平に、良い教育を受けられるように学習の機会を広めよう」という目標が定められています(ユニセフによる解説はこちら)。そして、ターゲット4-5では、2030年までに「教育におけるあらゆる差別を撤廃する」ことを目指しています。


日本は世界的にみても第4のターゲットについて高い評価を受けています。そのため、見過ごされがちになっていることがあります。それは、日本においても、身近に、最近になって、当たり前に受けられる支援や補助を受けらなくなった子供たちがいることです。

ここ10数年の間に、朝鮮学校は国や自治体の各種補助・支援制度の「線引きの外」に置かれるようになりました。民族の言葉や歴史、文化を学ぼうと朝鮮学校に通う子どもたちは、公平で質の高い教育を受ける上で大きな困難に直面しています。これは、在日コリアン社会のみならず、多様性を重視しSDGsの推進を目指す日本や世界にとっても新しい社会的課題となっています


3.このプロジェクトで実現したいこと

プロジェクトを通して実現したいことは、①遠方から通う園児・児童たちのスクールバスに利用する「中古ハイエース」1台を寄贈するための資金をご支援していただき、②当プロジェクトへご参加いただく過程で朝鮮学校が置かれた現状や教育内容について知っていただくことです。

●寄贈先:西東京朝鮮第二幼初中級学校
 住所:町田市金森東1ー17ー1
 電話:0427220051
 公式FBページはこちら
 寄贈先とは物品寄贈の内容、数量、時期に関して合意しています。
 また、寄贈に際しましては、寄贈の事実を確認できる書類を必ず公開させていただきます。

●寄贈するもの:ハイエース(10人乗り)の中古車1台

●購入先:現在、購入先および物品を探しているところです。決まり次第、情報を更新させていただきます。

●購入及び寄贈の予定
2月末日の購入を予定しており、3月末日に寄贈する予定です。


4.プロジェクトの背景
○町田市にある朝鮮学校

東京都町田市にある朝鮮学校、西東京朝鮮第二幼初中級学校。校名の通り、幼稚園から小学校、中学校に相当する在日コリアン園児・児童・学生が通う学校です。町田市をはじめ、相模原市や大和市、綾瀬市、座間市、横浜市、川崎市など神奈川県の近隣地域からもこの学校に通う子どもたちがいます。

1946年に設立された西2朝鮮学校は、今年76周年を迎えました。初期の校舎は寺町に、その後、現校舎のある金森へと移転しつつ、この地域にしっかりと根を張ってきました。近隣の方々を学校にお招きする「あんにょんフェスタ」や、地域の文化イベントでの朝鮮舞踊や民族楽器の公演などを通して、日本と朝鮮の懸け橋となり、多文化共生社会実現の一を担ってきました。また、卒業生たちは日本の地域社会の一員として、また、日本と朝鮮の友好の架け橋として、様々な分野で活動し社会の進歩に貢献しています。

2022年10月9日に行われた「あんにょんフェスタ」の様子。神奈川新聞でも紹介されました(記事はこちらより)。


○奇跡のチーム、3大会連続町田代表に

児童・学生らは日本の学校と同じように学び、課外では部活動に汗を流しています。2022年8月、西2朝鮮学校中級部の男子バスケ部が「町田市中学校バスケットボール選手権大会」で連覇を果たし、3大会連続で町田市の代表として都大会へ進出しました。大会でも最も部員が少ないチームのひとつ、そんな最小のチームが果敢に戦う姿は、出場者や関係者たちに驚きと感動をもたらし、「奇跡のチーム」とたたえられています。彼らが試合に出向くときなど、学校では様々な用途でスクールバスを利用しています。


○慢性的な運営難

バスケでは町田市の代表校にもなっている西2朝鮮学校ですが、現在、私立学校が受けられる国と自治体からの助成金や支援がほとんど望めない状況となっています。これは当校に限った話ではなく、全国のほとんどの朝鮮学校が同じ状況にあります。保護者からの少なくない学費負担や、有志による寄付金、さらには保護者や支援団体の方々がコツコツとキムチや手作りマスクを売ったり、リサイクル活動をしたりと、学校の財政資金の捻出のためにあらゆる努力をしています。それでも、学校運営の慢性的赤字は解消されない状況にあります。


○スクールバスの購入が必要に

西2朝鮮学校では遠方の園児たちと小学校低学年の児童のために、スクールバスを4台運用して通園・通学をサポートしていますが、そのうち1台が老朽化し買い替えが必要になりました。これまで定期的にメンテナンスをし、また、なるべく長持ちするように常に運転に注意を払いながら運用してきました。しかしながら、子供たちの通園・通学やその他の移動の際、常に十分な安心・安全を確保してゆく上で、重大な局面に差し掛かっています。一日も早い買い替えが必要となっています。


5.応援メッセージ

町田ゼルビアクラブナビゲーター 李 漢宰(写真左)

皆様はじめまして。私はプロサッカークラブFC町田ゼルビアで2020年まで7年間プレーをし、現在はクラブナビゲーターを務めます李 漢宰と申します。

町田の皆様、学校関係者や保護者の皆様には現役時代からたくさん応援して頂きました。

西東京朝鮮第二幼初中級学校は、ここ町田の地で皆様に支えられ昨年75周年を迎えました。また、昨年に新校舎竣工10周年も迎えましたが、こども達が通園・通学、部活動で使うバスが老朽化し買い替えなくてはいけない状況です。しかし学校運営が厳しいため、なかなか購入できない現状があります。

この度の西2バスクラウドファンディング事業が成功し、新しいバスで子ども達が安心安全に毎日楽しく学校に通える様になることを、心から願っております。

皆様のご支援、何卒よろしくお願いいたします。


卒業生 パク・スンリ

60周年バスに乗り初めて旧校舎に向かったのは、私が小学1年生の時でした。緊張でいっぱいだった私をソンセンニン(先生)が暖かく迎えてくれたのを覚えています。

バスの中では、朝鮮のアニメを見たり音楽を聞いたり、とても楽しく通学していました。その頃は何気なく乗っていた通学バスでしたが、今思うとたくさんのソンセンニン、同胞達のサラン(愛)が詰まっていたと、改めて感じます。

だからこそ、75周年バスがまたトンセン(弟・妹)達の沢山の思い出を運び、学校創立90周年、100周年まで走り続けることを心から願います。


6.資金の使い道

車両費:約240万円
手数料:29万7千円
宣伝費・活動費:約15万円
お礼のための費用:約15万円

〈募集方式について〉

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


7.実施スケジュール

2022/11/20 プロジェクト開始
2023/01/31 プロジェクト終了
2023/02/28 スクールバス購入
2023/03/31 スクールバス贈呈式開催
2023/04 リターン発送
2023/10 アンニョンフェスタ(交流イベント) 


8.リターンについて

ご支援いただいた方にはささやかながらお礼をさせていただく予定となっています。リターンは「感謝はがき」「缶バッジ」「焼肉無料クーポン」「記念プレートに氏名刻印」があり、支援金額によってお礼の内容が異なります。今回の目玉リターンである缶バッジ」と「焼肉無料クーポンについては「活動報告」にて紹介させていただきました。リンクをご参照ください。


9.最後に(代表者のあいさつ)

「西2クラウドファンディング事務局」代表者の趙丹です。幼保無償化が制度化されたとき、私の子供は西2朝鮮学校の幼稚園に通っていました。「朝鮮学校の幼稚園にも適用されますよね?」と町田市の担当課に問い合わせたところ、担当の方は「朝鮮学校ってなんですか?」という反応をされました。

(この地に70年以上も存在しているのになぜ知らないのだろう)というのが率直な感想でした。

今回、慢性的な財政難に悩む学校のために、クラウドファンディングの手法でバスを寄贈しようとの思いに至ったのは、このファンドレイジングの過程で、町田や近隣地域の方をはじめ、多くの日本の方々に朝鮮学校について知っていただきたいという思いがあります。

ご支援のお礼として、毎年秋ごろに学校で行う「あんにょんフェスタ」という交流イベントで焼肉と交換できるクーポンをお送りすることにしたのは、ご支援をしていただいた方にはぜひ朝鮮学校に足を運んでいただきたい、そして交流し、私たちを知ってほしい、という思いからでした。

逆境の中でも脈々と続いてきた朝鮮学校の教育は、「主体的に学びに向かう姿勢」や「グローバルな社会課題へ本気で取り組む姿勢」、「ゼロからイチを作りだす力」や「他社との協業で成果を生む力」など、日本の教育や人材育成において取り組むべき課題に対して、早くから取り組んできた教育事例として、日本の学校教育においてもロールモデルとなりうると自負しています。この機会にぜひ実際に見ていただきたいと思います。

なにとぞ、ご関心とご参加・ご支援のほど、よろしくお願いいたします。


主催:西2クラウドファディング事務局
共催:朝鮮学校を支える町田市民の会

西2クラウドファンディング事務局」は学校の運営難の解消に少しでも貢献したい保護者や学校卒業生有志達の任意の集まりです(FBページはこちら)。「朝鮮学校を支える町田市民の会」は朝鮮学校の運営を支える活動をする町田市民有志たちの団体です。

  • 2023/09/27 17:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2023/05/13 17:37

    4月29日(土)、「ムジゲ号」の寄贈式が西東京朝鮮第二幼初中級学校の中庭にて行われました。天気予報は荒天でしたが、天もこの日を祝うかのように良い天気となりました。この日は公開授業が行われたこともあり、学生・生徒・児童と教職員に加えて、 たくさんの保護者の方々も参加されました。クラウドファンディ...

  • 2023/04/14 09:49

    皆様、お待たせいたしました。4月13日、「ムジゲ号」が学校へ届けられました。さっそく本日から、クラウドファンディング支援者の皆様の思いも乗せて、子どもたちを迎えに行きました。そして本日全校集会が行われ、学生・生徒・児童らにムジゲ号が紹介されたそうです。「全校生、園児達、みんなとても喜んでました...

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