みなさん、初めまして。
ピザの輪」の初代代表の徳永みさきと第2代代表の野村和央(のむらまさひろ)です。ピザの輪とは、自作のピザ窯を中心にして「サイコウの共作・共食・共楽」を実現するべく活動している団体です。

 「共作・共食・共楽」は聞き覚えのない言葉だと思います。これは「共にモノや料理を作り、共に作ったものを食べ、共にそれを楽しむ」という意味です。

 そして、私たちの団体名でもある「ピザの輪」には、「共作・共食・共楽が実現することで、ピザ窯を中心に広がる人と人とのつながり」という意味が込められています。

 私たちは、学生のみならず地域の方とも協力して、糸島で「サイコウの共作・共食・共楽」を実現し「ピザの輪」をより広げていけるように活動しています。

 (ピザの輪は九州大学地域活性化サークルiTOPの内部団体です。iTOPについての詳細は以下のURLからご覧ください。)

 iTOP link tree : https://linktr.ee/itop.itoshima

左:第2代代表野村和央 右:初代代表徳永みさき



 私たちが実現したいことは、先ほども述べたように「サイコウの共作・共食・共楽」です。

 これを実現するには、ピザ窯を学生も地域の人も、より快適に利用しやすく、また使いたいと思ってもらえるようなものである必要があります。

 しかし、今のピザ窯の状態では不十分なのです。
というのも、現在のピザ窯は資金面の問題で、必要最低限の機能しかありません。熱効率が良くないために焼きムラや温度が上がるのに時間がかかることや、屋根がないため雨に濡れてしまうこと、必要な道具が不十分であることやその道具の置き場がない、などの問題が生じています。

 このままでは、ピザ窯を中心にして「サイコウの共作・共食・共楽」を実現することはできません。
 そこで、私たちは資金の支援を得て、その資金でこれらの問題を解決したいと考えました。具体的には、ピザ窯をより熱効率の良い形状に作り変えること、道具をそろえ屋根と道具置き場を設置することなどです。

 私たちは、クラウドファンディングを通してピザ窯の機能と使いやすさを向上させ、「サイコウの共作・共食・共楽」を実現してより「ピザの輪」の広がりを加速させます。

共作・共食・共楽から生まれるピザの輪

 ピザ窯が設置してあるのは、九州大学伊都キャンパス近くの桑原地域にあるmulberry houseというお店の一角です。

 桑原地域は、すぐ近くの九州大学の近未来的な建物とは打って変わり、田園が広がり、川が流れ、古民家が立ち並んでいます。また、ずっと続いている地域のお祭りもあったりする、昔ながらの雰囲気が漂う地域です。

 桑原地域の方々の中には、学生との活動に興味を持ってくださる方も多いです。そんな方々とピザ窯の火を囲み、ピザの輪を共に作り広げていくことに私たちはとても魅力を感じています。

〈mulberry house とは〉
 mulberry houseは、もともとこの地域の桑原購買店をDIYして開いたお店です。Cafe・Bar・貸しスペース・BBQなどのサービスを提供しています。
HP:https://mulberry.fun/

mulberry houseの一角にあるピザ窯での火起こしの様子


~ピザの輪の起こり~

 なぜピザ窯をしたいと思ったのか。
 それは、私、初代代表の徳永みさきが「銀の匙」という漫画の一場面を再現したいと思ったからです。
(銀の匙 official site→ https://www.shogakukan.co.jp/pr/ginsaji/)

 「銀の匙」は北海道の農業高校を舞台にした漫画です。
 主人公である八軒勇吾が、学校の敷地内で廃棄された石窯を見つけ、クラスメイト達の要望で、その石窯でピザを焼くことになります。
 すると、ピザを焼くと聞いた人たちが、次々と八軒に協力を申し出てくれるのです。
 石窯を直すことには土木工学科の先輩が、トマトソースやチーズの準備には食品科の先生が、薪の準備には森林科学科の学生がというように、あれよあれよという間に、農業学校のなかで自分の好き&得意を持ち寄って、石窯でピザを焼く会が作り上げられていきます。

 私は、この過程がとても素敵だなと思ったんです。それぞれができることや好きを持ち寄って、何かを作り上げていくのはとても楽しくて、それを地域の人も巻き込んでできたらいいなと思っていました。

 そんな気持ちを抱えてるときにサークル内部での地域活性化プランコンテストに参加しました。そこで、私のチームは「ピザ窯を作りそれを使ってピザづくりイベントを行い、学生と地域を巻き込んで交流の場を作ること」を提案してみました。すると、なんとそのプランコンテストで優勝し、サークル全体からの援助を得ることができたのです。

ピザの輪の会議の様子

 その後は、設置場所や方法、資金調達、イベント運営方法を具体的に考えていきました。
 設置場所に関しては、mulberry houseのオーナーの大堂さんが、私たちの活動を応援してくださり、設置場所の提供だけでなく、整地~イベント開催まで資金面でも協力してくださいました。(mulberry house詳細は地域の紹介を参照ください)

 そして、整地、ピザ窯の設置を経て12月に晴れて、第1回ピザの輪イベントを開催することができたのです。

2021年 ピザ窯着工の様子。作ってさっそく火を入れてみました。あったかい!!

プランコンテストから半年後ついに第1回イベントの開催にこぎつけました!!

 ~新メンバーを迎えて~

 第1回目のイベントを終えて新しいメンバーを迎え、さらにピザの輪を広げるべく、他サークルや留学生に向けてのイベントも開催していきました。第3回イベントでは国際交流も盛んに!!!

 しかし、イベントの開催回数を重ねるにつれてある問題が発生しました。それは、薪の調達の問題です。ホームセンターで買う薪はどうにも高く、元々資金面で問題があった私たちにとっては、大きな課題でした。

 すると、今度は糸島のセレクトショップ「麻と木と···」のオーナーである溝川さんが、私達の活動を応援してくださることになりました。本業の傍ら、小富士梅林を含む荒廃山林の整備に取り組まれています。その過程で出た木を薪として販売して、その資金を全て山の整備に充てる活動をされています。今回ピザの輪の活動に賛同頂き、薪を低価格でかつ運搬まで引き受けてくださることになりました。私達のピザの輪が山の整備に役立つことは、大変意義ある事だと思います。
(麻と木と・・・HP:https://asatokito.shop-pro.jp/

 ここまでの活動を通して、mulberry houseさんや、溝川さんをはじめとして、地域の方に応援していただき、「共に作り上げ、共に食し、共に楽しむ」を通して、ピザ窯を中心につながりが広がっていくのを感じることができました。左:麻と木と... 右:オーナーの溝川貴邦さん

 2022年12月までのイベントで、56人参加してくださいました。
 今後は、地域の人との食材調達の面での協力や、地域の人へのイベント開催やピザ窯の貸出などを通じて、より「サイコウの共作・共食・共楽」を実現し、「ピザの輪」をより広げていきます。

 支援していただいたお金は、「サイコウの共作・共食・共楽」を実現し「ピザの輪」をより広げるために、ピザ窯を学生も地域の人も、より快適に利用しやすく、また使いたいと思ってもらえるようなものにするべく、以下のことに使わせていただきます。

①箱型ピザ窯からアーチ型ピザ窯へのグレードアップ
②屋根の設置
③屋外への薪棚・道具置き場の設置

①箱型ピザ窯からアーチ型ピザ窯へのグレードアップ

 私たちが現在使用している自作ピザ窯は、箱型のピザ窯になります。
 箱型は低価格で作れる分、熱効率が悪く焼きムラや窯が温まるのに時間がかかります。
 そこで、私たちはより熱効率が良くピザ窯の理想的な形とされるアーチ型のピザ窯を、資金を使って作ろうと考えています。


左:現在使用している箱型ピザ窯 右:作りたいアーチ形ピザ窯のイメージ②屋根の設置

 現在のピザ窯は、雨をしのぐためにブルーシートをかけている状態です。しかし、穴が開きやすく、風にも飛ばされやすいため完全には常に雨からピザ窯を保護することはできません。そこで、いただいた資金で、ピザ窯を雨から守るための頑丈な屋根を設置したいと考えています。

③屋外への薪棚・道具置き場の設置

 現在、屋外に薪棚や道具を置くための場所がなく、運営メンバーが自宅で保管している状態です。今後、外部の人が使いたいというときにいつでも手軽に使えるようにするためには、薪棚や道具置き場は必須になってきます。そのため、いただいた資金を薪棚・道具置き場の設置に使わせていただこうと考えています。

作りたい薪置き場のイメージ

 みなさんは、だれかと共に何かを作り上げた経験はありますか?
 それは、料理でも、モノでも、何かイベントでも何でもいいです。その時の気持ちを思い浮かべてみてください。
 誰かと共に作り上げ、それを達成していくのはとても難しいことです。でも、人と一緒にやるからこそ、得意や好きを持ち寄ってより良いものが作り上げられ、共に作ったものが料理であればそれを共に食べ、共に楽しむことで、一人では得られないような喜びや感動を得ることができます。
 そして、そこには、人と人とのつながりが形成されるのです
 私たちピザの輪は、そんな「共作・共食・共楽」を実現して、ピザ窯を中心に人と人とのつながりすなわち「ピザの輪」をより広げていきます。

 応援よろしくお願いいたします。

ピザの輪コアメンバー4人 ご支援よろしくお願いします!!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/07/13 08:10

    活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。ご無沙汰しております。ピザの輪初代代表の徳永です。クラウドファンディング終了から4か月となりました。なかなか活動報告ができておらず、申し訳ありません。クラファン終了から今までの活動を報告させていただきたいと思います。まず、、、アーチ型ピザ窯ができま...

  • 2023/03/22 16:43

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2023/02/28 12:00

     活動報告を読んでくださり、ありがとうございます! 最終日は、ピザの輪のコアメンバーの一人、古賀美豊子が書かせていただきます! いよいよ今日がクラウドファンディング最終日です! ここまでクラウドファンディングに協力してくださった方、応援してくださった方、拡散してくださった方、本当にありがとうご...

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