【プロフィール】

小澤 達彦(オザワ タツヒコ) 

150年以上続くわさび専業農家「山七(やましち)」の六代目になります。また、わさびの育苗の会社として静岡で初めて立ち上げた会社「ユートレマ株式会社」の代表でもあります。わさび栽培発祥の地、静岡の企業として、日々わさびづくりのノウハウを研鑽しながら、食文化発展への取り組み等多方面に渡り活動を拡げています。 

わさびと聞くと「ツーンとした辛いイメージ!」
時には罰ゲームなどにも使われ、楽しんでいただいているシーンもよくありますよね。

私共がお伝えしていきたいのは、日本の代表的なスパイスの代表格である本わさびの文化

チューブのものでは味わえない「爽やかな香りと清涼感」「ツーンと鼻に抜けるほど良い刺激」

刺身、寿司、肉料理、茶漬け、御浸し、椀物、デザートまで。魚・肉・乳製品・野菜等、幅広い食材とマッチします。

本わさびは「爽」「華」「繊細」「痛快」「贅沢」等、食の場で独特な存在感を発揮します。

また、緊張感、調和、静寂、繊細さといった日本人独特の精神をあらわしてくれます。

四季を愛でる日本の心。わさびが表現する淡い香りは、旬の食に違和感なく溶け込むことができます。


また、その栽培方法「静岡水わさびの伝統栽培」は世界農業遺産にも認定されています。 

被災前のわさび田

先祖がわさび栽培を始めた当時、わさび田の開墾は記念に石碑を立てるほどの一大事業でした。わさび田の堤防や壁は岩を組んでつくります。城の塁壁を築くように、山の奥深く、先人達は人力で山を削り、岩を砕き、運び、築き上げてきたものです。

一目みただけで感じる風格と雰囲気がそこには確かにあります。血、汗、力、知恵、人そして自然が良質なわさび作りを磨き上げてきました。 

その、わさびを生産し続けてきた「わさび田」が、2022年9月の台風の被災により、大きな打撃を受けてしまいました。
この度はそのわさび田復興支援のご助力を賜りたくプロジェクトを始めさせていただいた次第です。

崩壊したわさび田

9月23日の台風により、静岡市内では広域的に浸水被害が、静岡市清水区においては数日間の断水被害に見舞われました。
静岡市の山間地では台風の直後、局所的に線状降水帯にかかったこともあり、過去の記録にないほどの雨量でした。

わさび田のある安倍川に通ずる沢も、普段はほぼ干上がっていた状態だったのですが、10m以上の高さがある堤防を越えて水や土砂が入ってきてしまい、農林道も大きな被害を受けました。

洪水翌日の沢沿いの道(この後これ以上に水と土砂が入りました)

わさび田に行くための車道も崩壊
今回のプロジェクトの目的

【今回被災した農場の面積と比率】

被災面積       

今回の洪水により農場全体の6割が被災しました。
大きな農場が2つありそれぞれサッカーのフィールド1面位の大きさです。
片方は全体的に壊滅しており完全復旧には1億円は必要です。
もう片方はサッカーフィールドで言うと幸い2割程度の被害でした。
今回はこちらを修復させたくご助力賜りたく考えております。

回復させたい面積       

わさびの栽培期間と現状

わさびは、わさび田に苗を植えてから収穫できる大きさまで生育するのに、1~2年程を必要とします。
収益を得ることができるのは「わさび田を直し、苗を植えて、1年後にできたわさびが売れた時」になるため、被災したわさび田からはそれまでは収入を得ることができません。

現在は無事だったわさび田の収穫・栽培をしながら、同時並行して被災箇所を自助的に修復している状況です。

※リターン品は今回の被害を免れたわさび田で採れたわさびを使用いたします。

 詳しくはリターン品の詳細をご確認ください。

わさび田の修復・作り直し(資材:コンクリート、増粘剤など)、整備代(機械代等含む)、などに使用させていただきます。

クラウドファンディングの手数料とリターンに必要な資金を除いた全額を、わさび田の回復に使わせていただきます。 

静岡で永きにわたり極上の寿司と料理、静岡の地酒をご提供する寿司店さん

◆八千代 寿し鐵(やちよ すしてつ)◆さま 【八千代 寿し鐵 ホームページ 】

静岡県静岡市葵区の寿司店。創業130余年。
駿河湾の地魚を中心に全国から美味しい食材を取り寄せ、伝統の技でお客さまに楽しんでいただいている寿司店です。
魚だけでなく、野菜、地酒も地元産にこだわり、厳選しています。

■若旦那:大塩 敦之(おおしお のぶゆき)さん

都内の大学を卒業後、京料理店、関西割烹店での修行を経て家業につく。職人歴27年。
全すし連主催第10回全国技術コンクール握りすし部門銀賞受賞。静岡県鮨商生活衛生同業組合理事。

【応援メッセージ】

山七小澤山葵さんとの出会いは必然でした。

先代(お互い)より20年以上のお付き合いで、駿河湾地魚にこだわる当店と、独自の哲学で風味豊かなこだわりの山葵を探求する小澤さんの心意気がお互いを引き寄せ「駿河前」寿司を一層豊かな味わいにしています。

そんな「なくてはならない」山葵が、先日の台風15号の大雨被害により深刻な被害を受けてしまったと聞き、微力ながらこちらのクラウドファンディングに賛同させて頂きます。

よろしくお願い致します。


ミシュラン北海道で一つ星を獲得し、ゴ・エ・ミヨでも高評価されている寿司店さん

◆伊勢鮨(いせずし)◆さま【 伊勢鮨 ホームページ 】

北海道小樽市に店を構える、創業55年の寿司店です。
当店は、北海道産の食材をメインとして使用しつつも、全国の旬な食材も積極的に活用しています。
こだわり抜いた食材と当店の熟練の職人が培った技や工夫をもって、お客様を飽きさせない寿司やお料理の提供をしています。

■栗嶌 大河(クリシマ タイガ)さん

飲食業(寿司店)経験12年目。北海道小樽市の高校卒業後、伊勢鮨に就職。
現在は、立ち食い寿司店である伊勢鮨駅中店の店長として、カウンター業務を主としながら、仕入れ業務も担当している。

【応援メッセージ】

伊勢鮨がやましちわさびさんのわさびを使用する理由。

寿司において、わさびは味の決め手となる食材のため、当店の握りや刺身と相性の良い物を探し続ける中で、やましちわさびさんの本わさびに辿り着きました。

さらに、味や品質だけでなく、取引を重ねる中で、担当者である小澤さんの対応の丁寧さや人柄の良さに、魅力を感じ、今日まで取引を続けています。

この度の台風での被災についてお伺いし、当店でも何らかの形でお力になれないかと思い、今回のクラウドファンディングに、賛同しました。

ユートレマ株式会社の母体となっているのは、わさび専業農家「やましち」で、 150年以上続く歴史と、地域最大級の規模を持っています。当時わさびといえば産業の少ない山間地を潤す作物として、ちょうど注目され始めた頃でした。
先々代も自分の土地に適した、わさび田・品種を探し出すまでにはかなり試行錯誤を繰り返したそうですが、やがてわさび栽培の第一人者としてその指導のため、全国を廻りました。
その間にも品種改良は続けられ、ついには昭和5年に、静岡を代表する名産品として「やましちのわさび」を皇室がお買い上げいただくまでになりました。 

先達たちが積み重ねてきた歴史を背負い、これからの未来に向けて今後とも邁進していく所存ですので、ご協力、何卒よろしくお願いいたします。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/01/20 19:01

    【ラジオ出演報告】静岡のわさびについて、お話しさせていただきました!内容は radikoでも聴けますが、下記の番組ページでも読んでいただけます。お時間ある時に読んでいだだけると嬉しいです!◆TOKYO FM J-WAVE ALL GOOD FRIDAY CHOYA NATURAL BEAUTY...

  • 2023/01/20 12:54

    ラジオ TOKYO FM に出演します本日放送される、TOKYO FM の All GOOD FRIDAY に出演します。わさびの魅力や、静岡オクシズわさびの昨年秋の台風被害と現状、この復興支援クラウドファンディングの情報をお話しします。お時間合う方はぜひご視聴いただけると嬉しいです。▼15時...

  • 2022/12/29 12:13

    目標50%超えました、ありがとうございます!みなさま、ご支援、情報の拡散などご協力いただきありがとうございます。おかげさまで、100名以上の方にご支援賜りまして、年内に目標額の50%を超えることができています。温かいご支援、コメント本当にありがとうございます。復興作業については、年末年始が繁忙...

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