〈はじめに〉

IKI PARK MANAGEMENT(株)は壱岐イルカパーク&リゾートの再生を行うために2019年に設立しました。自然の入り江でイルカを飼育する観光施設壱岐イルカパーク&リゾートを中心に、壱岐島の観光振興に関わる事業を行っています。壱岐イルカパーク&リゾートでは「どこにいてもイルカとともに」をテーマに、世界中のどこよりも、ヒトとイルカの境界線が限りなくゼロに近い場所として、空間づくりを行い、イルカとひとが会話するようにコミュニケーションを取れる日本で唯一の施設を目指しています。

2020年3月から、コロナ禍で休校を余儀なくなれた首都圏の小学生を対象にしたキッズキャンプをスタートしました。それ以降長期休みには、島外の小中学生を中心に定期的にキッズキャンプを実施。そこで、参加してくれた子どもたちがみるみる成長していく姿や、日に日に輝きを増す素敵な笑顔を、たくさん目の当たりにしました。 そんな子どもたちの笑顔をこの先もずっと守りたい、これから私たちに出会ってくれる子どもたちを笑顔にしていきたい。そして、ゆくゆくはどんな子も受け入れられる居心地の良い学校にしたい。 そんな想いを持って、この度、全寮制オルタナティブスクール「島のまなび舎(しまのまなびや)」を開校します。
HP:https://shimanomanabiya.com/


〈私たちが実現したいこと〉

「今、あなたは幸せですか。」 
どんな時もこの問に対して胸を張って「はい!」と答えられる子を育むこと、これが私たちの実現したいことです。 
自然の中で、自分が何によって生かされているかを感じながら、これからの激動の時代を、自らの力で楽しく幸せに生きていける子を育みます。 



〈自己紹介〉
IKI PARK MANAGEMENT株式会社 代表高田佳岳より

皆様、プロジェクトに興味を持っていただき誠にありがとうございます!壱岐イルカパーク&リゾートの運営を中心に壱岐の観光振興事業をしております、高田佳岳(たかだよしたけ)と申します。神奈川出身で東京で働いていたのですが、仕事を通して壱岐を訪れ、役場職員、市長との出逢いがきっかけで、2019年よりイルカ飼育施設「イルカパーク」の再生をすることになりました。東京に家族を置いて、単身壱岐に移住して現在5年目、イルカパークだけでなくワーケーションや宿泊、イベントなど様々な観光事業に取り組んでおります。

そんな僕が、なぜ子どもの教育に目を向けたか、というところを簡単にご説明させてください。当初、3年の約束でイルカパークの再生に取り組みました。しかし、そのうち2年間はコロナ禍となりました。この時、全ての観光が止まり、一方東京では息子が通う学校が休校となりました。イルカパークの事業そのものは去ることながら、それ以上に自由に外で遊べない子ども達がどうしても可哀想で、当時まだコロナの影響の少なかった壱岐に島外から自分の子どもとその友達を中心に、多くの子ども達を島外から受け入れることにしました。

勢いで始めたこのキッズキャンプ。子ども達が壱岐の大自然ので遊ぶうちに日々成長していく様子、みるみる生き生きとしていく様子を見たことで、この壱岐で子どもと遊んでいく、過ごしていくという取り組みは「いまの日本に重要な要素」であろう!と確信するようになり、今回「島のまなび舎」を立ち上げることになりました。

自然の中で遊ぶことで、学べることはたくさんあります。その学びは学校で学べるものとは明かに違います。しかし、私は学校に行く意味がない!とは全く思っていません。子どもから見れば不自由な四角い枠の学校に見えても、学校には学校の意味があり、たくさんのことが学べると思っています。なにより「誰でも」「自由に」「選択できる」コトが大切だと思っていて、その子どもの「選択」は尊重すべきで、子ども達も「選択」できる余地を作ってあげたい、と思っています。子どもなりに感じて,考えているんですもの。仮に我儘だとしても、それを応援したいわけです。

この島のまなび舎を通して,子ども達には「コミュニケーション能力に長け、教養と考える力を持ち合わせつつ、個性豊かな、生存本能全開のホモサピエンス」になってほしい、と思ってます。 「感じて,考えて,試して、学んで,対話する」そんな当たり前のコトをシンプルに、日々の生活、遊びの中で、大人も子どもも一緒にやれたらいいな、と思っています。


まなび舎リーダー 芹田香乃より

島のまなび舎リーダーの芹田香乃(せりたかの)と申します。子どもが大好きで公立学校の教員になろうと思っていましたが、24時間子どもと一緒にいたいと思い、横浜から壱岐まで来ました。

私は、世界で1番幸せで居心地の良い家庭で育ちました。放課後や週末は、子どもも大人もたくさん集まる家で子どもに囲まれて過ごしてきました。どんな雰囲気が居心地が良いかはきっと誰よりも知っています。今度は私自身が、どんな子にとっても居心地の良い居場所となります。

子どもたちから、私といるとなんでかわからないけど安心する。私が見ててくれるから挑戦してみよう。保護者から、私がいるなら安心して預けられる。周りのスタッフから、私がいるから大丈夫。こんなふうに思ってもらえるような人間になります。

とにかく子どもが大好きで、24時間一緒にいたくて壱岐まで来ました!これから私と出会ってくれる全ての子ども達に、私と出会って良かったと思ってもらえるよう何事も全力で頑張ります!


〈島のまなび舎の主な活動〉

〇イルカと触れ合う

島のまなび舎では、毎日イルカに会いに行きます。また、週に1回イルカの時間をとり、触れ合ったり、トレーナーさんに質問したり、自分達で調べたりしてイルカのことを学びます。

〇自然の中でおもいっきり遊ぶ

島のまなび舎では、自由時間がたくさんあります。自由時間では、自由に子ども達のやりたいことをやります。海に行きたい日には海へ、山に行きたい日には山へ、家にいたい日は家にいる。自然の中で自分が何によって生かされているかを感じながら、自由に自分らしく過ごしてもらいます。

〇何を勉強するかも自分で決める

島のまなび舎では、決定権は常に子どもにあります。1週間で何を勉強するかを自分で決め、それにそって勉強していきます。週の終わりには自分で計画に対する達成度を評価し、分析して次週の勉強計画に向けての改善をします。私たちはサポートはしますが、こちらでやることを決めることはしません。

他にも、不定期で壱岐島に様々な分野の達人を呼び、達人技を教えてもらいます。
小さな頃から、本物に触れることで自分の視野や、表現力の幅が広がります。 


〈私たちが大切にしたいこと〉 

①なにごとも自分ごととして捉える

例えば授業がつまらないと感じる、例えばここで自分の意見を言っても意味がないと感じる、例えば地球温暖化。 
生きていると直面する様々な問題を、人のせいにしてしまう人は多い。 
先生が悪い?学校が悪い?周りの人が悪い?どこかの国が悪い? 
たしかに、周りも悪いかもしれない。でも、きっと私たちも変えられる。
不平不満を言うよりも、自らの力で自分と自分の周りを変えていける力を大切にします。 


②自分らしくいていい

友達に嫌われたくない。100点をとってお母さんを喜ばせたい。県大会にでたい。
周りの期待に引っ張られたやりたいこと。ここにはなんの期待もない。
なんの期待もない場所では、ありのままの自分でいるしかない意見が変わってもいいし、1日話さなくてもいい。
そこであなたが見つけたやりたいことを一緒にやっていきたいです。


③自分の中に意識の壁があることを知る

人は誰でも意識の壁の中で生きている。 
例えば子どもと関わる職業に就きたいと思った時に、子どもと関わる職業を教師しか知らなかったらそれしか選ぶことができない。 
子どもと関わることができる職業は他にもたくさんあるのに、 それを知らないのはもったいない。
しかし、全てを知ることは不可能。 でも、もし自分が全てを知らないということに気づいたら…
きっと選択肢は無限に広がります。私たちは、無意識にできてしまう意識の壁の外にも世界があることに 気づくことのお手伝いをします。

この3つのことを大切にしながら、私たちはいつでもどこでも子ども達と一緒に楽しみます。
私達と一緒にいることで、自分が好きでいつも自分でその場を楽しめる人になって欲しいです。 


〈これまでの活動〉

IKI PARK MANAGEMENT(株)では、2020年3月から長期休みに、島外の小中学生を対象としたキッズキャンプを行ってきました。第1回は最大規模で、17名の子供達が10日間壱岐で過ごしました。その後もGWや長期休暇のタイミングに受け入れを続け、 この3年間で計14回、延べ159名のキッズを受け入れてきました。 
これまでのキッズキャンプでは、自然や動物と触れ合うこと、初めての友達と共同生活することなどを通して、来てくれた子ども達に❝生きる❞を学んでもらいました。具体的な活動としては、トレーナーさんにイルカのことを教えてもらいながら触れ合ったり一緒に泳いだりしました。もちろん怖くてなかなか近寄れない子もいますが、普段はできない体験から色々なことを感じてくれたと思います。船釣りで自分で釣った魚を自分で処理し、自分で調理して食べました。魚をはじめて触る子、嫌いで食べたくないという子もいましたが、命をいただいてることの大切さを感じてくれました。異年齢の少人数グループを作りの山に入って秘密基地を作りました。少ない人数で年齢も様々、何が得意かどんな性格かもあまりわからない仲間と作り上げるのはなかなか大変だったと思いますが、協力して完成した秘密基地の中で食べる朝自分達で作ってきたおにぎりは格別だったでしょう。他にも、船で近くにある無人島に行って探検したり、自分のご飯は自分で作ったり、神社などで壱岐の歴史に触れたり、海でおもいっきり泳いだりと、時期と天候、子ども達のやりたいことに合わせて様々な活動を行ってきました。
そしてなにより、特に小学校低学年のお子さんは初めて親御さんと離れて数日間過ごすという方が少なくありません。慣れない環境で、初対面の友達と保護者の方無しで過ごす。これができただけでもきっとそれまでの数倍強くなって帰っていったと思います。


〈完成イメージ〉

子ども達と一緒に暮らす予定家は、現在改修中なのでこちらは私たちのイメージになります。
みんなで囲める大きな食卓

子ども達がごろごろできる畳のリビング

子ども達がわくわくできる裏庭


〈壱岐島ってどんなとこ?〉

博多から高速船で約1時間、唐津からはフェリーで1時間の玄界灘に浮かぶ国境の島。人口25,000人、半径最大約17kmの島で、どこにいくのも車で30分あれば移動できるサイズ感です。本土とのアクセスがよく、就航率(港に船がつく確率)がなんと99%。離島としては珍しく、ほぼ間違いなく本土に戻ることができるのは離島では珍しいそうです。

歴史的にはとてもふるく、古事記に5番目にできた島として登場するほど。縄文時代、弥生時代の古墳、遺跡が多数見つかっていて、今も島のあちこちで古代人の痕跡を感じることができます。また現代の神道発祥の地と言われ、小さな島の中には1000以上の神社や祠があります。とにかく生活と神様との距離が近い島です。

また離島としては珍しく、平野が多く、稲作、農業、畜産が盛んで、多種多様な農作物、果物が耕作されています。畜産では壱岐生まれ壱岐育ちの壱岐牛が名産となっており、その上質な脂と味わいは全国でも高く評価されています。もちろん、離島らしい漁業は今も盛んで、夏のウニ、秋のケンサキイカ、冬のブリ、春の一本釣りのマグロは特に有名です。これらの農水畜産業で、島全体での自給率は 100%を超えています。弥生時代から稲作があったおかげで、麦焼酎の発祥の地とも言われており、日本で一番最初に壱岐焼酎は「産地呼称」の認定を受けています。この壱岐焼酎は現在も7蔵の焼酎蔵で製造されており、昔ながらの製法から現代的な樽で寝かすスタイルのものまで、様々な味を幅広く楽しめます。 

本土と物理的にアクセスがよく、離島らしい風土文化も兼ね備え、歴史もあり、農業、畜産、水産、そして酒に至るまで食にまつわることのほぼ全ても網羅しているため、代表曰く『国境離島いち、住みやすく、楽しみやすい場所』です。実際、離島ならではの自然や豊かな食材がありながら、コンビニやスーパーも充実している上に、Amazonの配達も問題なく届くので本当に住みやすい場所で、私たちも移住してこの環境に幸せをたくさん頂いています。 


〈資金の使い道〉

・子どもたちと住む家の改修費
・家具、家電(勉強机、冷蔵庫など)等の購入費 
・キャンプファイヤーへの手数料


〈実施スケジュール〉

2023年2月から3月上旬にかけて改修工事を行う予定です。


〈最後に〉

2023年4月よりスタートしたらぜひ一度、壱岐に遊びに来て、島のまなび舎に立ち寄ってください。

皆様からの支援のおかげでできた素敵なお家で、子ども達の素敵な笑顔が待ってます。 応援お願いいたします! 

子どもたちと共同生活する家の庭で撮った写真です。子どもたちと共同生活する家の庭で撮った写真です。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/02/13 19:00

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