はじめまして「旬花柊萄」(シュンカシュウトウ)と申します。
私たちが暮らす十和田市は十和田湖から唯一、奥入瀬渓流に水が流れ込む豊かな恵まれた地域です。
この美しい水が創り出す自然や農産物は、心や体を人本来の姿に戻し、細胞から整えてくれる地球からの贈り物だと思います。
地域で横の繋がりを作り、新しい価値を提案するするプラットホームとして2019年に誕生した旬花柊萄は、限りある資源を活用し、基幹産業である農業を通して何歳になっても参加することのできる社会を目指しています。
昨年始めた米農家様との共同事業は、田植えから稲刈りまでの比較的に時間がある夏の間に、収穫を終える【夏きのこ きくらげ】の栽培です。美しい水と広大な大地、まだまだ元気な高齢者たちが集まり協力しながら生産をしています。
現在、米の価格は下がり、農業の高齢化が進んでいます。今の状態では後継者がいないままコメの生産も縮小していくことになるでしょう。時代の変化とともに農業が変わり、世代も変わっていく。だからこそもう一つ。誇れる農産物を作りたい。
助け合いながら何歳になってもできる産業。若い人が夢を持てる農業。
未来を描けるような農業を実践できれば、次世代に繋がり新しい働き方やライフスタイルが確立されていくでしょう。
ひとりでは出来ないこと。
この美しい水でできること。
私たちはたくさんの人の力を借りながら、きくらげの新しい価値を発信していきたいと考えています。
中華料理の黒いヤツ
でも、みんな結構好きなもの
絶対になきゃいけないものでもない。
でも入っていないと少し寂しい。
海のものか山のものかよくわからない【きくらげ】
それが夏きのこ 【きくらげ】
キノコの中でもトップクラスの栄養価を誇る【きくらげ】をご家庭の定番にしたい。
天然のサプリメントでたくさんの人が若く健康でいられるのだから。
コメ農家応援プロジェクト ~農家のおやじたちのSDGs~
【ビジョン】
きくらげをご家庭に定着させ、健康の課題を解決する
食品ロスを無くし、食の課題を解決する
地域資源を最大限に活用し、地域の課題を解決する
【ミッション】
1.トップクラスの栄養価を全国へ!
現代人に不足しているビタミンD、食物繊維、鉄分、ミネラルがたっぷり入っています。
高齢化社会に欠かせない健康寿命の問題。介護や認知症の問題。
予防としてのきくらげはとても効果的です。
きくらげの効果をたくさんの人に感じていただき、誰もが当たり前に手に入れられる。
簡単に使うことが出来る。
そしてきくらげがシイタケやしめじやえのきと同じように、家庭に常備されるキノコとして定着することを目標にしています。
2.すべてを使い切る工夫
きくらげの生産、加工品の開発販売を計画しています。
地域の活性化を図りながら、高齢者の仕事を作り、注目のきくらげを全国にお届けできる流通を構築したい。
たくさんの方に効果を知ってもらうように発信し、食べ方の選択肢を作るためたくさんの商品を企画。
また残すことなく有効利用し、生産物の循環をしていきたいと考えています。
3.地域の課題を解決
地域全体で助け合い、何歳になっても働ける地域。お互いの安否を確認し合える地域づくり。
生活が成り立つビジネスモデルで若い世代の承継を期待できると考えます。
平均年齢75歳
ほとんどの家は後継者がなく、これから廃業するしかない米農家のみなさんです。
助け合って地域の田んぼは地域でまとめて生産していますが、コメの値段は安く、多くが利益を出すまでに至っていません。
夏の事業としてのきくらげを地域で生産しすれば、少しでも豊かになれると考えました。
また、米ときくらげを生産し利益を出すことが出来れば、若い人たちにも農業の可能性を感じてもらえると思います。
そのために自分だけでなく周りも豊かになる協働というカタチが今、改めて必要になると思います。
できる事をできる人がやる。当たり前の事をたくさんの人たちでやることで大きな力になると考えています。
私たちは販路を開拓し、発信し、アイディアを出しあいながら商品の開発をしていきたいと思っています。
今後はきくらげピクルス・きくらげ佃煮・きくらげパウダー
きくらげからし漬け・薬膳スープ・きくらげ茶などの加工品を予定しております。
きくらげの余すところなく使える可能性を強く感じています。
青森県十和田市
青森県の真ん中、Eの形をした十和田湖は青森県と秋田県にまたがる大きな湖です。
その湖畔にあるのが旧十和田湖町。現在は十和田市になっています。
春の桜街道、夏の奥入瀬渓流、秋の蔦温泉、冬の十和田湖と四季折々に姿を変え、たくさんの人を魅了している街です。
森と水とアートの町
格子状に区画された町並みは開拓と明治の街作りが垣間見えます。
北欧を思わせる深い森は、草木や動物たちの楽園。マイナスイオンが降り注ぐ奥入瀬渓流には、1000年という長い年月をかけて創り出された苔の世界が広がります。
そして猿倉温泉、谷地温泉、蔦温泉など温泉が点在している場所でもあります。
交通の便は良く、市内中心部までは三沢空港から40分。七戸十和田駅から40分と以外に便利。
かつて洪積平野(火山灰の積もった地)だったこの地へ人工河川をひいたのは
【武士道】で知られる新渡戸稲造の祖父。新渡戸傳。
この人工河川は「稲生川」とよばれ稲造の名前の由来となっています。
新渡戸記念館には今もたくさんの歴史的資料が保存されており、その歩みを現代に語り継いでいます。
ヤマセと呼ばれる偏西風に脅かされながら品種改良された『藤坂5号は』ひとめぼれやあきたこまちのベースとなり今もその遺伝子を後世に引き継いでいます。
不毛の地で作物を作り、現在は米をはじめニンニクや長芋の生産が盛んになりました。何があっても諦めなかった先人たちのフロンティア精神が脈々と生きている街です。
プロジェクトを立ち上げた背景
十和田市は農業や畜産が盛んな街です。
現在問題になっているのは農業の後継者の問題と人口減少・少子化の問題です。
多くの地域がそうであるように地域の強みを生かし課題に取り組まなくてはなりません。
私たちはとても小さくて弱い。だからこそ改めて同じ方向に向かい力を合わせて進んでいくことが必要だと考えました。
ここにしかないものを再確認しながら恵まれた自然を活かしていくことと、ここに住まう人々が生きてゆくこと。
そしてここに住んでいない人にも大自然の恩恵が循環していくことが出来ると考えました。
これまでの失敗 ~「禍を転じて福と為す」~
トラブルの連続
昨年、地域の皆様と10000菌床の栽培にチャレンジいたしました。
45メートルのビニールハウスに棚を設置。自動散水システムを導入しました。
1日4回。5分間、自動で散水してくれるこのシステムは、水やりの手間を省きたくさんの菌床を置くことが出来ました。
7月。10000菌床が運び込まれ栽培を開始。2週間で収穫できる予定でした。
昨年の豪雨は青森県にも影響を与え土砂崩れや川の氾濫などの災害をもたらしました。
棚はことごとく壊れ、収穫が困難になりました。
パイプは曲がりもう使えなくなったもの、つぶれて収穫できなかった菌床。
パイプを潜りながらの収穫は思わぬ怪我やトラブルの連続でした。
でもまだ諦めるわけにはいきません。
ハウス脇から縄をかけ、トラクターで引きながら少しずつ直していった地域の皆さんの知恵に助けられ、7500菌床は無傷で済みました。声を掛け合いながらの共同作業はとても心強く【力を合わせる事】や【協力する事】の大切さを実感しました。
私たちは一人ひとりではとても小さく無力であること。
【助け合うことは足し算ではなく掛け算】
そう言っていただきました。
夏。日に日に育つスピードが速くなり、旬になるにつれ値崩れが起こりました。
まだあまり出回っていないきくらげは知っている人も少なく、仕入れ業者は慎重です。
売れるかどうかわからないきくらげを大量に仕入れることはできないでしょう。
急遽、天日干しの乾燥きくらげの生産に切り替えました。
これによりロスが抑えられ何年も保存でき、栄養価がさらに高い乾燥きくらげが出来上がりました。
世代を超えたくさんの方々の経験、農家の知恵とアイディアに助けられた瞬間でした。
これからは食品ロスを無くし、物を使い切る時代に入ります。
使い終わった菌床、乾燥したきくらげ、落とした切り株。まるごと使い切り新しい価値を作っていきたい。
時には牙をむく自然も恵をもたらしてくれる大切なものです。
私たちは時に祈り、時に喜び、時に畏れながら大自然と共存していきます。
スケジュール
2023年5月 中旬 クラウドファンディング終了
2023年6月 初旬 菌床搬入 栽培開始
6月 下旬 収穫開始・返礼品発送開始
資金の使い道
パイプ・部品購入費 300,000円
菌床購入費用(運搬費含む)1,800,000円
リターン等仕入れ 500,000円
送料・諸経費 246000円
キャンプファイヤー手数料 654,500円
◆◆感謝のお返し◆◆
生産されるきくらげにプラスして地元生産品もご用意しております。
セット内容はリターンをご覧ください。
ベジタブルボックス
地中海と同じ北緯40℃で生産される野菜たちは十和田市の寒暖の差により甘みがあり美味しいと評判です。
長いも
日本の中で有数の長いもの出荷量を誇る青森県十和田市。ミネラル豊富な八甲田連峰のふもとの水はけのよい大地と「ヤマセ」の影響により寒暖差の大きい気候の中でつくられた長いもはシャキシャキとした食感と、とろーりとした粘りが特徴です
にんにく
青森県のにんにくは、日本一の生産量を誇るブランドにんにくです。青森県の厳しい寒さがにんにくを美味しく育てます。冬の間、にんにくは雪の下で身が引き締まり、瑞々しく、大粒で甘さと風味を蓄えたオイシイにんにくへと成長します。
ベジタブルアレンジメント
「世界に一つだけ」のアレンジメント。視覚で楽しんだ後は味覚でお楽しみください。華道家師範とのコラボレーションで豪華なアレンジメントをご用意いたしました。青森県十和田市の若い農家さんたちで精魂込めて作ったおいしい野菜とお花のアレンジメントです。
新米まっしぐら玄米
【まっしぐら】は比較的粒が大きくあっさりとした味わいが特徴です。青森県のブランド品種となっており、青森のコメ農家さまが、まっしぐらに取り組んでいく気持ちを込めて命名されました。
今年度の新米をご用意いたします。獲れたてのお米の味を楽しんでください。
♢♢おやじたちにも夢があってもいいじゃないか!♢♢地域をまとめるボスから
現在、日本の自給率は38%。東北には広大な土地がまだまだ広がっています。
私は農家に誇りをもって生きてきました。うまいものをみんなに食べさせたい、「うまい!」と言われるものを作りたい。
私も実は80歳になります。新しいチャレンジは何歳からでもできる。若い人たちにそのことを伝えていきたい。
そして農業の未来を作っていきたいと考えています。
この豊かな水と大地が作る【きくらげ】が、きのこの定番として当たり前に食卓に並ぶことが私の夢です。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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