KARURAプロジェクトは、世界中の学生と火星探査機を作り、米国・ユタ州で開催される「Univerisity Rover Challenge」への出場を目指します!国際チームを構成して探査機の開発を行うことで、今後の宇宙開発協力に対して風穴をあけ、「国境を越えた宇宙開発の創造」を目指します。

「国や国籍に縛られずに、探求できる宇宙開発を目指します。」

宇宙は、とてつもなく広い場所です。広い宇宙に飛び出すとき、国の違いを意識してしまうことがあります。これまで国際協力の象徴だとされた国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了など今まさに宇宙開発がグローバルから離れていく前途です。

しかし、様々な国の技術と文化を集め、国を超えて宇宙開発を行うことが大切ではないのか。同じ意思を持った学生が国を超えたチームを作り、学生による国際的な宇宙開発のモデルケースとなりたい。私たちは宇宙への熱意を持って取り組みます。

初めまして。2024年にアメリカ・ユタ州で開催される火星探査機国際競技大会「University Rover Challenge(URC)」へ出場を目指す「KARURA Project」です。

URCは、大学生を対象とした世界最高峰のロボット工学コンテストです。毎年6月に米国・ユタ州南部の砂漠で開催されます。火星探査機(火星ローバー)を開発し、実際に砂漠で走行させてミッションを実施。どのチームが最も優れているかを競技します。

大会では探査機の工学的な内容だけでなく、チームのマネジメントの方法や資金調達の方法までチェックされます。さらに、火星を模した地形を調査する科学ミッションも用意されており、工学と理学両方の面から知識や技能が要求されます。

KARURAプロジェクトのビジョンは「国境を越える宇宙開発の創造」です。わたしたちは複数国のメンバー、様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まったチームで出場し優勝することで新たな宇宙開発のモデルケースになりたいと考えています。

本プロジェクトマネージャーの垣内啓邦は、宇宙と関わるとき、「宇宙を開かれたものにしていく」ことを意識していると語ります。現在垣内はアメリカ・テキサス州にあるテキサスA &M大学に在籍。大学に入学した直後、大学で開かれたビジネスフェアで宇宙産業の方とお話をすると、外側からは見えてこない一面が見えてきました。彼にはアメリカの永住権がなく、宇宙開発に関わる企業にはなかなか相手にしてもらえなかったのです。実は、宇宙開発は軍事産業と共に発展を続けてきた側面があるため、国際的な連携が強く制限されている現状があります。垣内は「アメリカに行くだけでは宇宙開発は難しい!」と気がつき、学生時代からそうした状況を少しずつ変えていきたいと思いこのプロジェクトを立ち上げました。

一方でプロジェクト創設者の1人・阿部は「広がり続ける宇宙開発において、日本から世界へとグローバルな意識を持つ事の重要性が増しているように思います。」と、グローバルな宇宙開発に注目しています。すでに宇宙開発はグローバルなのでは?と思われた方もいるかもしれません。しかし、阿部は「冷戦後、国際協力で最も成功したと言われる国際宇宙ステーション(ISS)は2030年に運用終了を予定していますし、ロシアは運用から脱退します。また中国も独自で宇宙ステーションの建設を完了させるなど、宇宙開発は1国で行うプロジェクトになりつつあります」と問題視します。

このような状況の中で、今こそ国際協力によるプロジェクトを学生で行い、グローバルな宇宙開発のモデルケースを見せていく時だと私たちは感じています。

KARURAプロジェクトの最大の特徴は、1つのチームに様々なバックグランドを持ったメンバーが参加している点です。チームメンバーは日本とアメリカを含む5カ国から参加しており、拠点はアメリカと日本にそれぞれあります。また、メンバーのバックグラウンドは工学分野だけでなく、理学分野、さらに法学や文学を専攻しているメンバーも在籍しています。

全てのメンバーに共通するのは、宇宙に対する熱意は誰にも負けない点。それに加えて、3人の共同設立者は、大学1〜2年生の中でもトップクラスの実績を持ち、宇宙分野において様々な専門的経験を有しています。

現在のメンバーの参加大学は以下の通りです。

日本は、東京大学、早稲田大学、日本大学、慶應義塾大学、学習院大学、気象大学校、信州大学、名古屋工業大学、東京理科大学の9大学です。アメリカはテキサスA&M大学、ジョージア州立大学の2校となっています。

ここでは5人のプロジェクトマネージャーのプロジェクトに対する意気込みを紹介します!

<総括プロジェクトマネージャー/創設者 垣内啓邦 >

宇宙を開かれたものにしていく。私が宇宙と関わる時に常に意識していることです。

宇宙はどの国や個人にも帰属していないのにも関わらず、宇宙開発は技術の特性上、国に紐付けられたクローズドな環境で行われてきました。

KARURAプロジェクトで、国や国籍に縛られずに、好奇心の赴くままに探求できる宇宙開発を目指します。

<日本プロジェクトマネージャー/創設者 瀬戸晴登>

月面や火星の開発を支えるローバーをつくること。

これは私の目標でもあり、人類の宇宙進出の第一歩です。

これまで私は、ロボコンに向けて活動するサークルで活動、宇宙・衛星に関するオンラインゼミや勉強会に参加してきました。

これらの経験を活かし、世界の学生とともに世界一のローバーを作ります!

<学生アドバイザー/創設者 阿部舞哉 >

地球から月火星へ、アカデミアから産業へ。広がり続ける宇宙開発において、日本から世界へとグローバルな意識を持つ事の重要性が増しているように思います。

KARURAプロジェクトは、文系と理系、地方と首都圏、日本と世界。あらゆる可能性を「繋ぐ」プロジェクトとなり、日本から世界へ羽ばたくチームを作っていきたいと考えています。

<サイエンス部門リーダー 平井大源>

人類は宇宙探査の対象を外へと広げていくことが予想されます。 観測機器の進化は人類に更なる知識と視野をもたらすでしょう。

URCは際限なく実際の宇宙探査を再現したミッションを提供しており、KARURAは世界を結集したチームでそこに挑みます

学生のうちから世界と協力して開発を行い、将来の宇宙開発の最前線を担うのが私たちの使命であると考えています。

<エンジニアリング部門リーダー 髙松俊介>

この大会を初めて知ったときは、要求される技術的なレベルの高さに驚きました。

しかし、新しい技術というものは、難しい課題に何度も挑戦して、それを乗り越えたときに初めて生まれるものであると信じています。

この大会に挑戦するにあたって、世界中の仲間とともに、新しい技術が生まれる瞬間に立ち会えることを楽しみにしています。

加えて、このクラウドファンディングに主に関わっているメンバーからも一言です。

<メディア戦略担当 出口隼詩>

ここ数年で宇宙開発が大きく進んでいます。ここから10年後、20年後に日本の宇宙開発を担うのは、今の学生世代です。

私たち世代が一つの国を超えて宇宙開発に取り組むことで、10年後には今よりも大きな成果を出している可能性もあり、そうした成果が世の中を変える可能性もあります。

宇宙と未来への情熱で世界を一つにします!ご支援のほどよろしくお願いいたします。

<ビジネス部門リーダー 石田稜馬>

KARURAプロジェクトは学生発の国際的な宇宙開発プロジェクトという、これまでに例を見ない野心溢れるプロジェクトです。

私たちと共に宇宙開発を盛り上げていただける方、ぜひご支援よろしくお願いします。

プロジェクトは、2022年11月からスタートする「Term1」、2023年4月から「Term2」、2023年8月から「Term3」の3つのタームに分かれております。現在は「Term1」のフェーズで探査機の試作機初号機を開発しています。2023年3月には、試作機を用いた実験を実施する予定です。Term2、Term3では探査機の細部をさらに改良し、機体の作成を行います。

現時点でのスケジュールは以下のようになっております。

2023月9月 KARURAプロジェクト 活動開始
2023年2月 HP開設
2023月2月 宇宙産業展で活動を公表
2023月3月中旬 第1弾試作機完成・試走
2023年4月 クラウドファンディング終了月上旬 
2023月4月 第2弾試作機の作成開始
2023年7月下旬ー リターン発送

2023年8月 第2弾試作機完成

2023年9月 本番用機体作成開始

2023年9月 URC出場登録

2023年12月 URC 第1次審査

2024年3月 URC 第2次審査 

2024年6月 URC 本番(第2次審査通過の場合) 

いただいた支援金は、ローバーの試作機を製作するために使わせていただきます。具体的には、機構を作るための機械部品、制御のための電子部品および通信機器の購入に使用する予定です。試作機を組み立てるにあたっては、50万円ほどの材料費が必要になります。


1000円、2000円のリターンは基本学生を対象、それ以上の金額のリターンは社会人の方を対象としております。

<1000円>
・KARURA公式ウェブサイトへの名前掲載権

<2000円>
・KARURAオリジナルステッカー、缶バッジ各1個
・KARURA公式ウェブサイトへの名前掲載権(掲載辞退可能)

<5000円>
・活動報告書(16ページ)1部
・KARURAオリジナルステッカー、缶バッジ各1個
・KARURA公式ウェブサイトへの名前掲載権(掲載辞退可能)

<10000円>
・KARURAオリジナルTシャツ1枚(サイズはS・M・Lから選べます)
・KARURAオリジナルステッカー、缶バッジ各1個
・KARURA公式ウェブサイトへの名前掲載権(掲載辞退可能)

<15000円>
・KARURAオリジナルTシャツ1枚(サイズはS・M・Lから選べます)
・活動報告書(16ページ)1部
・KARURAオリジナルステッカー、缶バッジ各1個
・KARURA公式ウェブサイトへの名前掲載権(掲載辞退可能)

<30000円>
・KARURAのローバーへの名前入れ権(名前入れ辞退可能)
・KARURAオリジナルTシャツ1枚(サイズはS・M・Lから選べます)
・活動報告書(16ページ)1部
・KARURAオリジナルステッカー、缶バッジ各1個
・KARURA公式ウェブサイトへの名前掲載権(掲載辞退可能)

<80000円>
・鳥取砂丘実証実験へのご招待
・KARURAのローバーへの名前入れ権
・KARURA公式ウェブサイトへの名前(ニックネーム可)とメッセージ掲載権
・KARURAオリジナルTシャツ1枚(サイズはS・M・Lから選べます)
・活動報告書(16ページ)1部(紙、データ選択可能です。)
・KARURAオリジナルステッカー、缶バッジ各1個


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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    遅くなりましたが、試作機1号機の活動報告です!3/17・18に東京大学検見川総合運動場にてローバーの試走実験を行いました。段差の多い道の走行やハンドを使ったドアの開閉等を行い、様々な項目で目標以上の性能を発揮することができました。実験の様子はKARURAのTwitterやInstagramなど...

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