はじめに・ご挨拶

六花酒造㈱代表の北村と申します。

多くの皆様からご支援頂き、開始1週間で目標金額達成することができました!!心より感謝申し上げます。皆様からの支援コメントに勇気づけられ、おいしいお酒を早くお届けしたいという気持ちが日々強くなっています。

目標達成を受け、ネクストゴール250万円に挑戦します!!

新ブランド立上げやラベルデザインについて社内で協議し進めてまいりましたが、デザイン性を考えれば社内で完結することに限界を感じております。

心を込めた商品を多くの人に飲んでいただくためには、ブランド及び商品デザインも重要であり、青森県内のデザイナーの協力を得て、より良い商品として世に送り出したいと考えています。

今回の追加資金については、そのデザイン費用に使用します。

引き続き、プロジェクト成功へ向けたご支援をよろしくお願いいたします。


弊社は、青森県弘前市に本社を構え、1719年(享保4年)創業の300年以上の歴史を誇る酒蔵です。

現在の酒蔵は、日本酒が大量消費・大量生産されていた時代に合わせ、約1万坪の敷地に昭和48年に建設。




【現在の社屋】当時の消費ニーズであった本醸造酒を大量生産出来る大規模設備であり、『じょっぱり』のブランド名で青森県内においては高い知名度を有してきました。

現在の酒蔵は、築50年を超え老朽化が激しく、正直他の酒蔵に比べると、高品質な純米酒を製造するには、厳しい経営環境です。





その中においても、杜氏と蔵人達が知恵を出し合いながら工夫し、様々なコンペの純米部門で金賞受賞するなど、確かな腕をもった『人財』が揃っていると自負しております。


世界最高権威を誇るワイン品評会「IWC
(インターナショナルワインチャレンジ)」
〔SAKE部門〕に於いて受賞


しかしながら、弊社の歩んできた歴史から『じょっぱり=本醸造酒』というイメージが強く、旨い純米酒を作っても、思うように浸透させることができず、歯がゆい想いをしてきました。

私自身も悔しい想いを持ってきましたが、実際に製造している杜氏・蔵人達の方が、私よりもっと悔しい想いをしてきたと思います。

コンペで高い評価を得るたびに、「蔵人に良い環境を整えてあげられず申し訳ない」という想いと同時に、「酒造りにベストな環境と設備を整えれば、一体どんな酒が出来るのだろう」というワクワクする気持ちが強くなり、2年前に酒蔵移転を決意。現在建設中です。


弊社自慢の蔵人達からでた、品質にこだわり抜いた製造を行うために必要な環境・設備を全て整え、イメージを新たに純米蔵として再出発します。

今回のプロジェクトは、移転・再出発に合わせ、弊社の杜氏の夢であった、米・水はもちろん、酵母・乳酸菌に至るまで、全て地元素材を使用し、新たな製法『青森山廃』造りでの『青森テロワール酒』に挑むプロジェクトです。皆様のご支援をよろしくお願いいたします!!


このプロジェクトで実現したいこと

世間一般に知られている日本酒原料は、米・水・米麹・酵母が挙げられると思います。

しかしながら、日本酒の製造には、「乳酸」も必要不可欠であり、酒造りに重要な役割をしています。

「乳酸」の役割は、アルコールを作り出す酵母を他の雑菌から守り増殖させる役割を担っており、多くの日本酒は人工の乳酸が使用されています。

このプロジェクトは、一般的に酒造りの原料であまり知られていない乳酸を作り出す「乳酸菌」までを、地元青森産とし、『青森山廃』製法での”完全なるMade in 青森”の『青森テロワール酒』を造るプロジェクトです。


プロジェクトをやろうと思った理由

弊社は、桜祭りで有名な弘前城のある青森県弘前市の酒蔵です。弘前市は、”津軽富士”と呼ばれる『岩木山』(新日本百名山の一つ)があり、世界遺産である白神山地に隣接した立地にあります。

杜氏や蔵人とどのような酒蔵に生まれ変わりたいかを話し合った結果、『その自然豊かな環境を活かし、質にこだわった酒蔵にしたい』との想いを受け、良質な水をも求め、移転地を模索。

最終的に岩木山まで車で10分、白神山地までは20分の土地へ移転することとしました。

これまでの『大量生産の酒蔵』から、『小規模ながらも品質を追求した酒蔵』へ生まれ変わります。


【品質へのこだわり】

【新旧仕込タンク】

①1仕込ロッドを小ロッド(19,000㍑→2,000㍑ 現在の10分の1ロッド)とし、蔵人の手が細部まで行き届く、昔ながらの手作り製法


②これまでは出来なかった温度管理(蔵全体を低温に維持しサーマルタンクも導入)を徹底した製造設備。


③上槽(搾り)方式については、高圧で絞りきるヤブタ式から、低圧で酒への負担を抑える吟醸式へ変更。


④火入れについても1回火入れとし、フレッシュ感を維持。


⑤ビン詰は、蔵人がチェックしながら行う手詰め。


⑥貯蔵についても酸化を最小限に抑えることを優先し、低温ビン貯蔵を採用。


新酒蔵の協議を重ねる中で、杜氏から、”完全なるMade in 青森”の『青森テロワール酒』を造ってみたいという夢をもっていることを聞き、新しい挑戦をする良い機会と捉えこのプロジェクトを立上げました。




これまでの活動

米、麹菌、酵母については、今までも地元産の原料を使用していたこともあり、確保に問題がありませんでした。

水についても、移転地で6箇所の井戸を掘り、酒造りに適した水を厳選。

しかしながら、乳酸については人口乳酸を使用していたこともあり、その確保が課題でした。

そうした中で、青森県産業技術センター弘前工業研究所の協力を頂きながら探し求め、白神山地の土壌・木の実から酒造りに適した乳酸菌を確保することが出来ました。

これによりこのプロジェクトを実行するための素材は確保できましたので、新酒蔵が完成次第すぐに試験醸造を行い、プロジェクト始動します。


資金の使い道

『青森テロワール酒』を商品化するためには、試験醸造を重ねる必要があります。

試験醸造を重ねるための原料の仕入や、商品化するためのラベルデザイン費用に資金を使用します。


リターンについて

移転に伴い新ブランドを立上げし、展開していきます(現在立上げ中)。

このプロジェクトで製造した『青森テロワール酒』と新ブランド酒どちらも味わって頂きたく、日本酒飲み比べセットでのリターンを行います。



実施スケジュール

2023年5月末:新酒蔵建築工事終了

2023年6月上旬:試験醸造開始

2023年10月下旬:商品化(試験醸造次第では時期前後する可能背あり)


最後に

コロナ影響長期化により、厳しい経営環境下にある中、これまでのビジネスモデルを刷新し、酒蔵存続に向け新たな挑戦を行います。

弊社自慢の蔵人の技術と想いを商品に詰め込み、地元のみならず全国・世界へ発信し、弊社が歩んできた300年の歴史を未来へ伝承して行きたいと考えています。

このプロジェクトは、その挑戦の第一歩です


これまで苦労や我慢をさせてきた杜氏の夢を叶え、それで生まれた『青森テロワール酒』を弊社の看板商品に成長させていきたいと考えております。

プロジェクト成功へ向け、皆様のご支援よろしくお願いします!!


六花酒造株式会社

代表取締役 北村裕志

青森県弘前市向外瀬字豊田217番地

TEL:0172-35-4141


<特定商取引法に関する記載>

・販売事業者名:六花酒造株式会社

・代表者:北村裕志

・通信販売に関する業務の責任者の氏名:大瀬共信

・事業者の住所/所在地:〒036-8066 青森県弘前市向外瀬字豊田217番地

・事業者の電話番号:TEL 0172-35-4141

・送料:送料込み

・対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ・ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ・その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。


・配送先については定期的にCAMPFIREのメッセージを通じて変更有無を確認させて頂きます。ご入力頂いた配送先の情報については今回のプロジェクトの配送のみに利用させていただきます。 


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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