はじめに・ご挨拶

当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

大阪府守口市で小さな八百屋をしている絹川 凛奈(きぬがわ りゅうな)と申します。

生まれも育ちもこの守口で、介護士として15年以上勤めてまいりました。

私の住む守口市は寝屋川市との境にあります。

大阪空港まで直結のモノレールが走り、すぐそばには大型トラックが行きかう国道、その国道の両サイドにはたくさんのお店が立ち並び、周りを見渡せば大型商業施設・コンビニ・スーパー・ドラッグストア・病院と何でも揃い何不自由なく生活が出来る場所です。

ある日の事故で私は車イス生活になり、医師からは「歩くことは出来なくなるかも。」と言われておりましたが数年に及ぶリハビリのおかげで下半身の後遺症は残るもののゆっくりではありますが独歩可能になり、今に至ります。

仕事を失い新たに始めたのが、

農家直送の採れたて野菜・果物の販売

でした。

八百屋といっても市場からの仕入れはせずに、農家さんからの直送果物・農薬は使用しない旬の野菜のみなので採れる量はしれていることと、寒い地域での栽培の為冬の間の収穫は殆どありません。

もちろん八百屋としての経験は全くなく、農家さんとの繋がりもない中でのスタート。最初からうまくいくはずもなく電話やメール、現地へ行くなどの手段をとりましたが案の定門前払い。

自分一人では本当に何もできないんだ。と思い知らされる日々。でも絶対に諦めたくない!!この言葉だけが自分を前に進めてくれていたように思います。そんな中、初めてお取引をしてくださったのが梨園の方で、オーナーさんからは「梨の旗も一緒に送るから頑張りや!」と言われ涙したことは今でも忘れることはありません。

元々は自転車置き場

梨の販売に向け自分で塗装

R3年7月 

こんな感じでスタートしました

野菜農家さんとも取り引きさせていただけるようになり、R3年9月 野菜の販売開始

高齢者の方から「産直って新鮮でいいよね。それに近所で買えるって便利じゃない?スーパーに行っても自転車に乗らないから歩いて持って帰るのが大変やったりね・・・」のお言葉。

この時、高齢化社会となっている今、地域密着型のお店の必要性を強く感じました。

プロジェクトを立ち上げた背景

野菜や果物の販売をする中で、前を通りがかった子がチラッと見てくれるもののなんかつまらなさそうな顔・・・。

駄菓子を扱ってみるのもいいかな?と試しに数個だけ置いてみましたが、お母さんと買いに来て下さったお子さんが一人いるだけ。

今の子にとって駄菓子屋といえばコンビニ。

いや、コンビニ!ではなく子ども達が手軽に買える場所がコンビニにでしかなくなってしまったんですよね。電子決済が普及した昨今、店員さんと会話1つする事も無く終わるセルフレジ。

色んな事を吸収し学んでいく時期である子ども達にとって、コミュニケーション不足は本当に大きな問題であると思います。

私達の時代はもっとこうやったのに、なんでこんな世の中になったんやろう?なんでこんな寂しい時代になったんやろう?あの時はよかったのになぁ。と考える日々・・・。

そう思うなら自分がやってみるのもありなんじゃないかと思いはじめ、自転車置き場に簡単な小屋を建てることに。

R4年10月 リフォーム中

子ども達が教えてくれた!人との繋がりの大切

子ども達からは、「おばちゃん」や「りゅうねぇ」と呼ばれています。私が徹底していることは、「おかえり」の声掛けをすること。「いらっしゃい」だとこちらからの一方通行だけの挨拶で終わってしまいますが、「おかえり」と声を掛けられた子どもは、必ず「ただいま~」の返事をしてくれます。

最初は、「なんでおかえりなん?」と戸惑っている子もいましたが、「学校から帰って来たから、おかえりやねん。」と言うと、「なんか家みたい。おもろ。二つ目の家や。」と笑ってくれ、今ではほとんどの子が「りゅうねぇ、ただいま~」と言いながらお店に来てくれます。

10円を握りしめ「いつもの棒かるちょうだーい。」と自転車にのってやってくる子。「テストで100点とったからお母さんにお小遣いもらってん。」と笑顔で話してくれる子。計算がまだ苦手な低学年の子には友達や高学年がフォローしたり、電卓を使ったりする子や何度もなんども暗算で確認したりする子の姿があり、頼もしいなぁ~。と思いながら見守っています。

クラブが早く終わった日には仲間と一緒に駆け付けて、「帆タラが美味すぎる~」とバクバク食べてくれる中学生や、おつまみにと箱買いしてくれるパパさん。

郵便屋さんや清掃業者さんに「がんばってください。」と声を掛け「ありがとうね~。」との返事をもらって嬉しそうな子。

「ええのん食べてるやん。おっちゃんも欲しいわぁ。」と言われ、「自分で買ったらええやん!」と子ども達にツッコまれて大爆笑している大工さん。

お店の閉店と同時に、「まだお母さん仕事から帰って来てないねん。一人で帰るの暗くて怖い。」と言う子には家まで見送ったりもしています。また不審者情報も多く、公園で遊ぶ子ども達にとってはお店に来たらもう安心。というひとつの逃げ場にもなっています。近所の高齢者の方も子ども達に話しかけてくれ、新たな関係性ができたりと、犯罪の抑止力に繋がれる事がもっとできればと思います。

子連れのお父さんからは、近くにあった駄菓子屋は全てなくなり、ネット検索して行ったところも全て廃業。こんな近くに出来て助かるとのお声。ご高齢者の方も昔懐かしい黒糖棒やカルメ焼きに喜んで下さったり、携帯の操作がよく分からない。化粧品の詰替がうまくいかんから入れ替えてほしい。体調がすぐれないからちょっと話を聞いて欲しい。などの理由でお店に出向いてくれます。

R5 3月現在

当初はこんなにもお客様が来て下さるとは思っていなかったのと、費用もあまりかけれなかったので、天井や壁からは釘が飛び出しています。

床の塗装も禿げてきました


資金の使い道

・内装工事費(天井や壁の釘を隠す・隙間を埋める・床の塗り替え・照明・エアコン設置など)

・リターン品作成費・送料

・クラウドファンディング手数料

・残った資金は、無料で楽しめる夏祭り等子ども達のイベントに使わせていただきます。


スケジュール 

7月 随時リターン発送

7月~8月にかけて内装工事


リターンのご紹介

5千円・・・お礼の手紙  取引先のたまご屋さんのマヨネーズ1

1万円・・・お礼の手紙  取引先のたまご屋さんのマヨネーズ1・たまごかけ醤油1

3万円・・・お礼の手紙  取引先のたまご屋さんのマヨネーズ2・たまごかけ醤油1・だしまき醤油1

5万円・・・お礼の手紙  取引先のたまご屋さんのマヨネーズ2・たまごかけ醤油1・だしまき醤油2

最後に

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

守られてきた側から守る側になった今、老若男女問わずみんなが笑顔になれるコミュニティの場を目指し、社会に貢献できるよう頑張ります!!

どうか、皆様のお力添えをよろしくおねがいいたします。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/05/20 08:45

    キャッシュレスが進む中、現金でのやりとりは子ども達にとって非常に貴重なものになっています。そして、お金の価値をあまりにも分かっていない子が多すぎます。落ちた小銭は拾わない。理由は、めんどくさいから。私は駄菓子屋を通じて、今の子ども達に出来る事を精一杯やっていきたいと思います。プロジェクト終了ま...

  • 2023/05/08 23:00

    大人の方から、子どもの声がうるさいと言われ…普通に3人で笑ってやっただけ。騒ぎも過ぎることも無く。それさえも許されない時代になったのかと、途方に暮れた。いこいの場所なんて、本当はもういらないのかも…。子どもみんなが笑ってくつろげるガレージが欲しい。

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