はじめまして、苔丸こと近藤一起と申します。

僕は、昆虫を標本にすることで新たに命を吹き込み、インテリアとして飾って楽しんでいただく、「インテリア昆虫標本」という新しいジャンルを確立しました。

僕のインテリア昆虫標本コレクションです!

インテリア昆虫標本をSNSで発信する他、オーダーでの標本製作、動画ツールでの標本づくり解説、標本教室での講師やライブ実演など、さまざまな活動を行っています。

おかげさまで、昆虫標本の世界では、SNS国内フォロワー最大規模となり、多くの方々に知っていただくことができました。

でも、まだまだ十分ではありません! 僕は、インテリア昆虫標本について、もっともっとたくさんの方に知っていただきたいし、日本だけでなく、世界中の方々にその魅力を伝えていきたいのです!

僕は数年前に、「自分にしかできない仕事で生きていく」ことを決意し、昨年には安定した会社員の立場を捨て、現在の活動に大きく舵を切りました。

今回、昆虫への愛と標本製作への情熱など、この仕事にかける並々ならぬ想いを多くの人に知ってほしいと考え、クラウドファンディングに挑戦することを決意しました!

これを機に、僕がなぜインテリア昆虫標本製作を仕事にして生きていこうと思ったのかなど、僕自身の人生の歩みについても知っていただきたいと思っています。

長くなりますが、最後までお読みいただけるとうれしいです。

 

「昆虫標本」と聞くと、どんなものをイメージしますか?

重厚な木箱に入ったカブトムシや蝶々が、まっすぐに並べられている。そんな様子を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。

僕が製作する「インテリア昆虫標本」は、こうした想像とは全く異なるものです。

なぜかというと、目的が違うから、なんです。一般的な標本は、観察や研究用に作られますが、僕が製作しているインテリア昆虫標本は、文字通り、インテリアとして飾っても楽しめるように、美しさや見応えを重視しています。

これまでの観察用標本にはない、リアリティとダイナミズムを感じていただけると自負しています!


インテリア昆虫標本の魅力は、大きく3つあります。

日本にいるカブトムシやクワガタは、黒くて地味なものが多いですが、世界には驚くほど鮮やかで色とりどりの昆虫がいます。ゴールドやブルー、パーブルなど、それらはまるで宝石のよう。

下記の動画で詳しく紹介しています!


サイズも大小さまざまなものを扱っていて、「こんなに大きな昆虫もいるの?」とびっくりされる方も多いです。大型の昆虫は、やはりダイナミックさがあり魅力的です。

また、1匹ではそれほど大きくない種類でも、2〜3匹並べて飾ることで迫力が増すこともあります。その昆虫が持つ特性を最大限に生かし、インパクトのある標本に仕上げています。 

僕が標本作りで心がけているのは、「新たに命を吹き込むこと」。死んでしまった昆虫をただ保存するために標本にするのではなく、見ると生きていたときの様子が思い浮かぶような姿にすることを目指しています。

ですから、木に留まっている様子を彷彿とさせる状態でガラスビンに入れたり、羽を広げて飛んでいる姿を再現して「飛翔型」にしたり、これまでの標本とは一線を画するものばかり。

昆虫好きの方はもちろんですが、これまで昆虫にあまり興味がなかった方でも、珍しいものが好き、お部屋やオフィスにちょっと変わったものを置いて来る人を楽しませたい! といった方にもピッタリです。

実際これまでも、そうした方にご注文いただき、大変喜ばれました!

僕の製作する昆虫標本は、基本的にガラスビンかアクリルの箱を使って展示しています。

球体型のガラスビンに飾ったもの。

こちらはアクリルの箱を使用しました。

従来の標本が用いるドイツ箱と呼ばれる木の箱と異なり、ガラスビンやアクリル箱に入れることで、さまざまな角度から見て、楽しむことができます。

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また、細部までよく見えることに加え、ライトアップすることも可能です。インテリアとしても、多様な飾り方や楽しみ方ができることも特徴となっています!


昆虫の魅力が伝わるように、一点一点大切に、丁寧に製作しています。

僕は、趣味や副業などではなく「本業」として昆虫標本を製作しており、この仕事に誇りと自信を持って取り組んでいます。

これまで、70点ほどのオーダー製作に携わってきましたが、どれもお客さまが大切に、愛着を持って飼われてきた昆虫ですので、責任をもってお預かりし、細心の注意を払って標本化してきました。

どんな標本でも、常に昆虫への愛を持って真剣に製作していますが、オーダーでご依頼いただいた場合は特に、「お客さまの想いを託していただいた」という覚悟で臨んでいます。

ここからは、「昆虫大好き少年」ではあったものの、その後は普通の会社員となった僕が、「インテリア昆虫標本」という新しいジャンルを開拓し、独立起業するまでの道のりをご紹介します。

何を隠そう、僕は、物心ついたときから昆虫に夢中でした!

父も昆虫好きで、家では長くカブトムシを飼っていたので、その影響が大きかったと思います。いつも昆虫が身近にいる、そんな生活でした。

今でもよく思い出すのは、幼稚園から高校生まで毎年、年に数回家族でキャンプに出かけたときのことです。

キャンプ場の周辺は山林なので、昆虫がたくさんいます。それらの昆虫が特に集まってくるのは、何と言ってもキャンプ場の「夜のトイレ」なんです!

キャンプ場のトイレなんて、普段はあまり行きたくない場所なのですが、夜だけは別格です。ありとあらゆる昆虫が集まっていて、僕にとってはワンダーランド! のような場所。

もう夢中でしたね。素手でも気にせず昆虫をたくさん捕まえました。

そうやってキャンプ場で捕ってきた昆虫を、家で飼育して楽しんでいました。

初めて昆虫ショップに連れて行ってもらった時の興奮は、今でも忘れることができません。

キャンプ場で捕まえていたのとは全然違う昆虫が、ところ狭しと並んでいたんです!

見たこともないほど大きいカブトムシ、色とりどりのクワガタ。本当に驚き、仰天しましたね。

「こんな美しい昆虫がこの世にいるのか」とうっとり眺めて、もう何ていうか……惚れてしまった、という言葉がピッタリです。

小学生になって、自分で昆虫ショップに行けるようになってからは、足繁く通いました。小学校3年生のとき、初めて女の子とデートしたのも、昆虫ショップだったくらいです(笑)

自分で捕まえた昆虫やショップで購入した昆虫など、代わる代わる常に昆虫を飼育していましたし、とても身近な存在でした。とにかく昆虫にゾッコン! な少年時代を過ごしてきたと思います。

昆虫標本作りに初めて挑戦したのも、この頃です。

小学校1年生だった僕は、当時大切に飼っていた昆虫の死に、大きなショックを受けました。

何とかこの子の姿を残したい! いろいろと調べて、「標本にする」という選択肢にたどりつきます。

ですが、当時は「昆虫を標本にしてくれる」というサービスを見つけ出すことができませんでした。

自分で標本にすることも考えましたが、小学生で、しかも標本づくりをしたことのない僕がチャレンジするにはスキルが足りず、また、当時はノウハウを発信している人間も少なかったため、泣く泣くあきらめたのです……。

この出来事をきっかけに、僕は、標本作りの勉強も始めました。次は絶対に自分自身の手で標本にしたい! そんな想いを胸に、必死で情報を調べて挑戦し、腕を磨いていきました。

高校時代までは、常に昆虫を飼い、昆虫に触れる生活をしていましたが、大学生になり、生活が一変します。大学は東京だったので、実家を離れて一人暮らしになり、昆虫とは無縁の毎日を送るように……。

大学時代の友人たちとの楽しいひととき。

その後、就職で関西に戻ってきましたが、社会人の最初の数年は、仕事に慣れるのに必死で、他のことをする余裕は全くありませんでした。

とは言え、仕事はとても楽しく、毎日とても充実していました。

社会人(営業マン)になって、ゴルフにもはまりました。

そんな、仕事漬けだった僕にとって、大きな転機となったのが、祖父の死でした。

2016年、母方の祖父が他界し、当たり前ですが、「人生には終わりが来る」ことを改めて痛感し、自分は何のために生きているのだろう……と、哲学的なことを考えるようになりました。

仕事は楽しい、でも、これが本当に自分の人生を賭けてやりたいことなのか……。自問自答する日々を過ごしました。

考え続けるうちに、「やはり、自分にしかできないことを仕事にして、起業したい! 」という結論にたどりつきます。

最初は、大学時代や社会人時代に昆虫標本から離れていたこともあり、昆虫標本とは違う『苔テラリウム』やその他『ペーパークラフト』などを作って売ってみるなど、いろいろなことにチャレンジしました。

しかし、自分が持っている特殊スキルって何だろう? と深掘りしていく過程で、昔大好きだった昆虫の世界を思い出したのです。

そのなかでも特に得意だった「昆虫標本」なら、自分の技術を活かしながら昆虫の魅力をたくさんの人に伝えられるのではないか、年齢を問わず昆虫が大好きな方々のお役に立つことができるのではないか。

そんな想いを胸に、昆虫標本での起業の道を探りはじめました。

そして、2020年、母方の祖母、そして父方の祖父が他界。この頃には、昆虫標本を作ってよろんでもらえた経験も増え、本格的に事業としてやっていこうと、具体的な計画を立てはじめました。

「昆虫標本で独立する」という目標の前に立ちはだかった壁は、想像以上に高いものでした。

僕がそれまで勤めていたのは大手飲料メーカーでしたので、なぜわざわざ恵まれた環境を捨てて不安定な道に進むのか、と家族や親戚に大反対されてしまいました。

しかも、今の仕事に不満があるわけでもない……。「会社を辞める」という選択は、周囲には理解に苦しむものだったようです。

今では家族も応援してくれています!

でも、僕の気持ちは変わりませんでした。

一度しかない人生だから、絶対に後悔したくない。自分が「これだ」と思った道に賭けたい! 想いは強くなるばかりです。

独立・起業して事業を軌道に乗せるためにも、家族を説得するためにも、まずは準備をしようと、ビジネス交流会に参加して経営者の方々にアドバイスをもらったり、独学でSNS発信の勉強をしたり、自分の想いを信じて着々と行動していきました。

そして、昆虫標本をSNSにアップすると、昆虫ファンの方から「かっこいい!」「これまでの標本とは違って部屋に飾って眺めていたい」など、続々とメッセージをいただきました。

「この世界でやっていけるかもしれない」という予感は確信に変わり、「インテリア昆虫標本」という新ジャンルを開拓し、独立すると覚悟を決めます。

まずは家族や親戚に、事業計画をプレゼンテーション。「期間限定でチャレンジし、結果が出なければあきらめて会社員に戻る」という条件付きで、了承を得ることができました。

こうした経緯を経て、ついに2022年5月、僕はフリーランスとして、現在の仕事をスタートさせることができたのです!

この1年間、たくさんの方に支えていただきながら、活動を続けることができました。感謝の気持ちでいっぱいですが、同時にここからが踏ん張りどころでもあると思っています。

今後のさらに大きな飛躍を遂げるため、勇気を持って新しいことに挑戦していきます。その一つが、このクラウドファンディングです!

ここまでの文章でも触れてきましたが、下記にまとめて、現在の僕の活動をご紹介させてください!

●オーダー昆虫標本製作

お客様が飼われていた昆虫をお送りいただき、標本製作しています!
昆虫の状態や仕上がりのイメージなどをやりとりさせていただき、お見積後に製作に取りかかります。

完成には2〜3カ月かかりますが、途中数回の経過報告をしておりますので、安心してご依頼いただけます!

●インテリア昆虫標本製作・販売

僕がこれまでに製作したインテリア昆虫標本を、SNSにて紹介・販売しています。

おかげさまで、これまでにたくさんの方にフォロワー登録をいただき、現在4,000名を突破しました!

昆虫標本分野では、最大規模のアカウントとなっています。

●標本製作実演ライブ・教室講師等

イベントや昆虫ショップとコラボレーションして、その場で解説しながら標本づくりを行う「実演ライブ」や、子どもたちに標本づくりを教える「標本教室」の講師なども行っています。

こちらの動画では、「標本製作教室」の様子を紹介しています!

●動画配信

標本の作り方や、上記の実演ライブや標本教室の様子などを動画配信サイトにてアップしています。

この活動は、僕が子どもの頃、自分の飼っていた昆虫を標本にすることができず、仕方なく捨てることになった経験がきっかけで開始しました。

かわいがっていた昆虫を標本にして手元に残したいと思う子どもたちのために、製作方法をわかりやすく解説しています。

僕のような想いをする子がいなくなってほしいという願いのもと、慣れない動画撮影、編集作業などを頑張っています!


■資金について

目標金額:50万円

今回のクラウドファンディングでご協力いただいた資金は、CAMPFIREの手数料17%など諸費用を除き、日本全国、そして世界中の方々に「インテリア昆虫標本」の魅力を知っていただくための、下記費用に使わせていただきます。

・イベント出店費用:15万円

今年は、全国のイベントに出店し、標本の販売や標本教室などをできるだけたくさんしていきたいと思っています。

現在すでに、7月に三重県四日市市の近鉄百貨店で行われるイベント(18日間)への出店が決まっており、15万円をその出店費用に使わせていただきます。

【内訳】
出店費用:30,000円
交通費:30,000円(車移動を想定、駐車場代含む)
宿泊費:90,000円(5,000円×18日)

・WEBページ作成費用
 :26万5千円(WEB製作費用の半額程度)

現在、販売やオーダー製作の依頼はSNSにて行っていますが、外国の方とのやりとりは難しく、ご依頼いただいても断っているのが現状です。

多言語で表示され、しかもECサイトを併設するWEBページを整備することで、日本のみなさまにも海外のみなさまにも使いやすい環境をご提供し、インテリア昆虫標本について発信していきたいのです!

WEBページ(ECサイト)にかかる費用は、50万円です。今回のクラウドファンディングで支援いただいた費用の一部を使わせていただき、残りは自己資金を投入して完成させたいと考えています。

ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

■スケジュール
スケジュールは、以下を予定しています。
・5月末 クラウドファンディング終了
・6月末〜 順次リターンの発送
・7月 近鉄百貨店(四日市市)にてイベント出店
・8月 WEBページ完成予定

 

下記のようなリターンを用意しています。

・個人スポンサー
・ホームページ/Instagram 企業スポンサー
・昆虫標本
・オーダーメイドの昆虫標本を頼める権
・オンライン昆虫標本づくりレッスン(グループ)

詳しくは、リターン一覧をご覧ください。

大好きな昆虫標本製作を仕事にして、一度しかない人生を悔いなく生きよう!
最初にそう決意してから、5年。

コツコツと準備した成果に加え、周囲の人の支えもあり、活動1年目は、何とか目標を達成することができました。

でも、僕の挑戦は、まだまだスタートラインに立ったばかりです。

今年は、もっともっと多くの人にインテリア昆虫標本の魅力を知っていただくために、活動の幅を広げ、よりスピード感を持って活動していきたいです。そのためにお力添えいただけましたら、大変うれしく思います。

今年は僕にとって、勝負の1年です。精一杯頑張っていきますので、ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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