ページをご覧いただきありがとうございます!株式会社PRUNNING代表の八尾満と申します。

かつて大阪ミナミに存在していた伝説のおかまバー「白馬」。その白馬のママは私の叔父にあたります。

今回、白馬を題材にした映画「バウムクーヘン」を作りました。たくさんの方に映画を見ていただくため、クラウドファンディングに挑戦します!


映画「バウムクーヘン」は、大阪ミナミのおかまバーを舞台に繰り広げられる、笑いと感動の痛快エンタメムービーです。2021年に撮影を行い、現在は公開に向けて準備を進めています。

あらすじ

これは、実話に基づく物語である。

学生時代、恩田道生(徳城慶太)と友達の瀧寛ニ(寺井竜哉)は、宿敵である金田勝利(山本誠大)率いるヤンキーグループと喧嘩に明け暮れていた。

当時、金田と付き合っていた麻美(松本梨菜)だったが次第に道生と引き寄せ合い…麻美は、みごもった。若い道生は父親に相談するも勘当され、家族を守るため、薮企画に飛び込み必死に働く。

ある日事務員よしえ(山本香織)から『ヘルプに入って欲しい』と連絡を受けて向かった先は、薮企画が経営する『バウムクーヘン』という店。

何も分からず中に入るとそこは、おかまバーだった。

ヘルプのオカマとして必死に働く道生。

自分が食べるだけで精一杯の道生は、薮企画の林社長(片岡百萬両)にお金の工面を相談し、紹介されたのは柳田組組長(森崎正弘)。

生活の為にヤクザからお金を借りた道生は、ヤクザの仕事にも加担する事になってしまう。

罪悪感から苦しんでいる道生に手を差し伸べてくれたのは、大阪では伝説と呼ばれたおかまバー「白馬」のママ(柄谷吾史)だった。

道生が白馬でお客として飲んでいると、常連客の間刑事(マグナム北斗)から『袴田組の若いもんが3発くらいよった』と聞く。それが、悪友である寛ニの組事務所だった事により事態は急転してしまう。

キャスト


監督

監督/田中健詞(たなかけんじ)
1967年 大阪生まれ。
大学卒業後、TVCM制作プロダクション・東映CM株式会社に入社。
その後、株式会社ハイスクール(現アマナ)、株式会社電通クリエーティブXへと移り、30年以上TVCM・VPの企画・演出・プロデュースに携わる。
2014年1月に個人事務所「田中製作所」を設立。
演出名:中間健詞としてフリーランスとなる。
2018年、演出名を本名の田中健詞に戻す。
日本映画監督協会会員。


この『バウムクーヘン』は、「子供が出来たことにより、生きることにがむしゃらに向き合い、成長していく平成のやんちゃな若者」と、「LGBTQが今では考えられないほどマイノリティーだった昭和の時代に、大阪ミナミに実在した伝説のおかまバー、白馬」というふたつの実話をミックスして令和にアレンジした映画です。

企画をいただいた時にこのふたつのお話を聞いて、最初に浮かんだイメージが《生命力》でした。

エピソードのひとつひとつに凄いパワーを感じた僕はなんとかこれをカタチにしようと魅力あるキャスト・スタッフに集まってもらい、みんなで「スクリーンをさわると手に汗がつくような、楽しく生命力あふれる群像劇」を創りました。

あとはひとりでも多くの方にこの映画を体感して欲しいと願うばかりです。

みなさん、ぜひこの映画のチームメイトになってください‼(そして本当にスクリーンをさわったりはしないでください)

田中健詞(監督)


映画『バウムクーヘン』で白馬のママを演じさせていただきました、柄谷吾史です。

この映画を通して、この世の中にはいろんな人がいて、いろんな想いがある。そしてどんな人生も素敵で輝いているんだ。自分も後悔せず前を見て歩いていこうと思ってもらえると嬉しいです。

そこのあなた。一生懸命に生きてたら、辛い事、悲しい事があってもきっと誰かが手を差し伸べてくれます。だからそれを信じて歩いて行きなさい。

わかった?「はい」は? 

柄谷吾史(白馬のママ役)


白馬の思い出は数限りなくあり、私と師匠の一生の宝物。ママは優しくてギリシャ彫刻のように美しかった。ふところ深く大抵のことは受け入れてくれた。

どこで飲んでも、白馬が最後の砦だった。

人生模様のタンツボのような白馬が大好きでした!

あんな店はもう二度とありようがない。

よくぞシネマに登場させてくれましたね!

ママやさしかったけど、ここ一番ちゅうときはドス効いてたね。

そらあんだけスジ濃いゲイ人束ねてたもんね。つくづくすごい人でした!

白馬のお客さん


伝説のおかまバー「白馬」

白馬のママ(本人)かつて大阪ミナミの旧歌舞伎座のあたりには、数百軒ものおかまバーがありました。そんな中でも人気店だった「白馬」。

特にキレイどころがそろっていたわけでもないですが、ママの人柄に惹かれたのか、店はいつも満員でした。白馬で飲むために他の店で待っているお客さんもいたほどです。

映画でも描かれていますが、店員の数も多く、他の店でうまくいかなかった人を引き取って雇っていたようです。カウンターにずらりと並んで「1ダースのおかま」なんて光景もありました。

ママは義理人情に熱く、普段は優しいけれど怒ると怖い一面もあり、お客さんと本気で喧嘩していたこともあります。

私も一時期店を手伝っていましたが、店には一般人から有名人まで、さまざまな人が訪れていました。

白馬のママ役を演じてくださった柄谷吾史さんには、ママの歩き方や話し方を私が直接レクチャーさせていただきました。ママが乗り移ったかのようにそっくりで、思わず涙が出たほどです。

ママの口癖は「『はい』は?」。強引に「はい」と言わせてしまうような強さも魅力だったのかもしれません。そんなところも忠実に再現してくれています。

人情味にあふれ、いつもたくさんの人に囲まれていたママの人間性をそのまま映画にできたと思っています。映画の中でママは、家族や仲間のために奔走する主人公を励まし、アドバイスを送ります。見ると勇気がもらえる作品に仕上がっていますので、ぜひ楽しみにしていてください。


叔父との約束を果たすために

この映画の企画が始まったのは2021年。コロナの影響で仕事がなくなってしまった俳優さんたちのために何かできないか?というところからスタートしました。

田中健詞監督に脚本を書いてもらい、それに合わせて配役を決定。関西で活躍する俳優さんを始め、東京からも何人か来ていただきました。

ストーリーは私の叔父である白馬のママのエピソードと、この映画のプロデューサーである尾花ミキオの若いころの話をミックスさせて作っています。

叔父は20年ほど前に肝臓がんで亡くなったのですが、亡くなる前に「白馬を継いでくれへんか」と言われたんです。

当時私もミナミで飲食店をやっていたため「俺も自分の店あるし、男やから手伝われへん。代わりに、喫茶店かスナックかわからんけど、何かの形で白馬の名前は必ず残すから」と約束しました。

そして今、叔父を題材にした映画「バウムクーヘン」が完成し、上映に向けて準備を進めているところです。ようやく叔父との約束を果たせる時が来ました。


地域の方々の協力を得て撮影

京橋の「ユートピア白玉温泉」での撮影悪役として出演いただいた「道頓堀プロレス」の皆さん映画「バウムクーヘン」は河内長野、天王寺、なんばなど大阪の各地で撮影を行いました。実際の「白馬」が入っていたビルは今年解体されてしまうそうですが、ありがたいことにそのビルの周辺でも撮影させていただくことができました。

白馬のロケ地として使わせていただいた「家庭料理たかせ」のオーナーは、かつて白馬のママと親交があり、「今の私があるのは、昔ママが応援してくれたおかげ。ママの映画を作るなら喜んで貸すよ」と快く協力してくださいました。お店には、かつてママがプレゼントしたウイスキーが今でも大切に置いてあるそうです。

このようにたくさんの方々のご協力があったからこそ、こうして映画を作ることができました。今回ようやく世に出せることになり、うれしい限りです。


「バウムクーヘン」のタイトルに込めた想い

映画の中でも象徴的なキーワードとして登場する「バウムクーヘン」

バウムクーヘンは、年輪のように何層も輪が重なって出来ています。人間も同じように、年齢や経験を重ねることで成長し、大きくなっていく。

映画の中でも、エンタメを通じてさまざまな人の人生が重なりあっていく。

そんなイメージから「バウムクーヘン」というタイトルを付けました。

笑いあり涙あり、見ればきっと元気になれる映画です。ぜひたくさんの方に届いてほしいと思います。


キャスト・スタッフの皆さんご支援いただきました資金は、CAMPFIRE手数料その他経費を除き、映画「バウムクーヘン」の上映費用として大切に使わせていただきます。

映画自体は完成しており、あとは上映するだけというところまで来ています。一般の映画館では、コロナの影響で公開が延期されていた映画が続々と公開になっていることから、作品を持ち込んでもなかなか空きが出ない状況のようです。そのため、自分たちで会場を借りて上映会を行うことも検討しています。


実施スケジュールは以下の通りです。

5月30日 クラウドファンディング終了

7月以降 上映館の決定、映画「バウムクーヘン」公開


リターンとしまして、以下のようなものをご用意しております。 

・スポンサー

・チラシスポンサー

・試写会会場スポンサー

・個人スポンサー

・エンドロールに小さくお名前掲載

・お礼のメール

・DVD

・スペシャルスポンサー

・予告編映像への出演権利

詳しくは、リターン一覧をご覧ください!


2年かけて制作した映画「バウムクーヘン」、ようやく皆様に見ていただける準備が整ってきました。20年越しに叔父との約束を果たせることになり、感慨深いです。

監督、キャスト、スタッフ、ロケ地としてご協力いただいた方々など、たくさんの方のサポートなしでは映画を完成させることはできませんでした。改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

あとは公開に向けてもうひと頑張り、今一度応援していただければ幸いです。よろしくお願いいたします!!


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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