エンタメ領域特化型クラファン
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目標達成いたしました! ありがとうございます!!

皆様のお陰で目標達成いたしました!

残り1日ですが、NEXTGOAL120万円まで頑張ります!

よりたくさんの絵本を増刷いたします!


はじめまして。兵庫県加西市でがいな製麺所をしております水谷克也です。

うどん屋をするきっかけとなった香川県 池上製麺所のるみばぁちゃん
るみばぁちゃんは僕にとって人生を変えてくれた、僕の使命を教えてくれた、かけがえのないおばぁちゃんです。


そのおばぁちゃんは先日90歳にして天国へと旅立たれました。

るみばぁちゃんから教わった考え方、生き方をテーマにした絵本を作りました。
この絵本をたくさんの方に届くように自費出版します!

今1冊目を制作中です。”るみばぁちゃんの絵本”を広めるために増刷します。そのための資金の応援をお願いします!

とても可愛い、るみばぁちゃんと


当時の僕は高校生でした。

しかし学校もあまり行かず、まだ若かったのもありますが、希望や夢もなく、毎日毎晩遊んでいました。

結果、高校を中退し、フリーターやニートとして過ごす毎日でした。

ニート時代の僕

そんな生活が何年か続いたある日、“自分のしたいことを仕事にしよう”と思いたち、当時は夜遊びやお酒が好きだったのでバーで働くことにしました。

バーにはいろんな大人たちがやってきます。

いかにもお金持ちそうな社長さん、仕事で疲れたと行っているサラリーマン。でもそんな人達だけではなく、夢を語りながらキラキラ輝いている大人たちと出会い、仕事をする楽しみみたいなものを見つけたんです。

なにかやりたい! なにかやりたい!! なにかやりたい!!!
なにか夢を持とう!!!

そんな気持ちの中、漠然と飲食店をやりたいなって思ったんです。


そんなある日、テレビのニュースで “田んぼの真ん中で行列ができるうどん屋” が取り上げられてたんです。
当時、讃岐うどんってちょっとブームだったんですよ。

田んぼだらけの田舎町の小さな店なのにも関わらず、驚くほどの行列ができていました。香川県のとあるうどん屋です。他県から何時間もかけて、たくさんの人が来てました。

「すごいな~」と思いながらも、そのときはテレビの向こう側の話だったんです。

なにかやりたい! なにかやりたい!!って思いながら月日は過ぎたある日、ふとそのテレビでみたうどん屋を思い出したんです。

あれ?うどん屋って僕できるんじゃね?
いやいや、うどん屋やろう、うどん屋できそう!ってなんか思っちゃったんです(笑)

その時は腰が軽かった(笑)
これはもう修行に行こうと思い立って、それなら香川県!って感じで旅立ちました。


香川県についた僕は片っ端からうどん屋に行って食べ歩いたんですよ。毎日毎日うどん漬け。

この頃もうどんブームもまだまだ根強かったので、どのお見せも行列。お店によってはすぐ売り切れで何度かリベンジしたお店もありました。

うどんってシンプルが故に微妙な味の違い、麺の硬さの違いがダイレクトにお客さんに伝わるんですよ。だからどの店も微妙に違うんです。

ほぼすべてのうどん屋をめぐり、その中でも一番美味しいって思ったうどん屋が“池上製麺所”だったんです。テレビでも取り上げられた有名なうどん屋です。

僕は唐突に「ここで働かしてください!!」
その時みんないきなりでびっくりしてましたね(笑)
という経緯で僕は池上製麺所で働くことになりました。

池上製麺所で修行中の僕


その池上製麺所には “るみばぁちゃん” という名物おばぁちゃんがいます。

るみばぁちゃんは「幸せや、幸せや」って言いながらずっとニコニコして働いてるおばぁちゃんなんです。

池上製麺所のみんなとおばぁちゃんと僕

毎日毎日、全国からお客さんがひっきりなしに来られるうどん屋で、
「おばぁちゃんに会いに来たよ!」
「うどん食べに来たよ!」
「おばぁちゃん元気?」

ってみんなが おばぁちゃんに会うのを楽しみに長い時間かけて来ていました。

中には「おばぁちゃんに出会えてよかった!」って感動し、涙流すお客さんもいるぐらい。

お客さんだけじゃないんです。またそこで働いている僕たちも毎日が幸せで幸せで、自然とずっと笑顔なんです。
毎日すごく忙しいのに誰もが「疲れた」って言わずにずっと笑顔。

うどん屋であることが誇り高く感じ、胸張って働ける。
本当に幸せなんですよ。

だから僕も「幸せです幸せです」って言えるうどん屋を作りたいって思ったんです。

うどん打ってます


ある日、おばぁちゃんに聞いてみたんです。

「僕もこんなうどん屋作れるかな?」って。

おばぁちゃんは、とても優しい顔で「克也がそう思うなら作れるよ。」って言ってくれました。


続けておばぁちゃんは、

「今まで凄く辛いときもあった。色んな人に、いいことだけじゃなく悪いことも色々言われるし、やめてしまおうと思ったこともいっぱいあった。」

「でもな、私が大事にしてきたことは “ひとにも自分にもまけたらアカン”てことなんや。」

「克也、お前もひとに勝とうと思わんでもいい。でもな、絶対に自分には負けんな。」って。

おばぁちゃんは曲がった腰で、拳を握りしめて、生き生きした乙女のような目でそう言ってくれたんですよ。

それで自分でうどん屋をすることを決めたんです。


いざ、うどん屋を始めると想像以上に大変なことがいっぱいあったんです。

オープン3日目で凄く大変な目に会い、やめてしまおうかと思うほどでした。

でもるみばぁちゃんから刷り込まれてた「負けたらアカン!負けたらアカン!自分に負けたらアカン!」を毎日毎日、念仏のように唱えながら、腹にやりを刺すつもりでなんとか乗り越えてきました。

僕にもいろんなことがありましたが、

今は毎日凄く楽しくて、スタッフにも恵まれ、本当に幸せなんです。


今までうどんを提供しながら色んな人に出会ってきました。

子供から大人まで、仏のような方から、そうでない方まで。

でも、今になってやっとわかったことがあるんです。

今までは「負けたらアカン!負けたらアカン!」って言葉で自分を攻めたり、奮起させるものとして使ってきました。

頑張って頑張ってようやく幸せですって言えるうどん屋、幸せですって言える人生を送れている自分になったときに、この言葉の意味がようやくわかったんです。

おばぁちゃんが「負けたらアカン!負けたらアカン!」って言ってた意味は「諦めんなよ」ってことだったんです。

当時の僕に「諦めんなよ」って言われてもあまり響かなかった気がします。

「負けたらアカン!負けたらアカン!自分に負けたらアカン」の言葉で諦めずに続けてこれました。


あるときおばぁちゃんに聞いたんです。

 僕:「るみばぁちゃんにとって“うどん”ってなんなん?」

るみ:「うどんはなぁ、おばぁちゃんにとっては宝物なのよ。」
   「うどんがあったから、色んな人と出会えた。克也とも出会えたんや。」

うどんを通して体験したこと。辛かったこと、大変だったこと、逃げたくなったこともたくさんあった。

それでも続けて来れたから、今のおばぁちゃんがあり、このうどん屋がある。いいこともたくさんあった。

この全ての体験が宝物なんやと伝えたかったんやなと思ったんです。


ニートだった僕が、うどんを通してみんなが笑顔になれるうどん屋を作れたこと。

うどんを通して、本当の幸せに気付いたこと。

うどんを通して、人生が宝物だと気付いたこと。

そしてみんなが大好きだったるみばぁちゃんを忘れないための絵本を作りました。この絵本をよりたくさんの方に届くように出版したいんです。




プロジェクトの具体的なスケジュールです。

・1冊目の仕上がり予定:2023年6月頃

・5月28日 クラウドファンディング終了

・6月以降 順次リターンの対応

・7月~10月 出版記念パーティー実施

1冊目がまだ制作中なので、具体的な表紙などは現時点ではお見せできないのが残念ですが、着々とプロジェクトは進行しております!

乞うご期待!!


資金の使い道は、絵本の増刷です。

よりたくさんの方に届けるために、ご支援いただいた資金でできるだけたくさん絵本を刷りたいと思っています。

絵本の1冊目が6月頃に刷り上がりますが、現状はまだ見ていただけるビジュアルはございません。
全20ページのハードカバー製本で、現在の予定では500冊を自費出版する予定です。

また今回、この絵本を作るにあたってご尽力いただいた方々や、るみばぁちゃんに感謝してもしきれない仲間とともに出版記念パーティもささやかながら開催しようと考えております。

・絵本増刷費500冊:約45万円
・リターン品発送費用:約20万円
・広報費用:約10万円
・その他経費:約5万円
・クラウドファンディング手数料:17%

るみばぁちゃんに教わった思いを、後世に残すため精一杯のことをするつもりです。

どうぞ皆様のご支援をお願い致します!


絵本と、うどんと、うどん教室のリターンを用意いたしました。

絵本を楽しんでいただくには、やはりうどんを味わっていただかなくては。
と、言うことでお店に来れない方にも美味しく味わっていただくために、お持ち帰り用の“がいなうどん”を用意いたしました。


また、大人気の“出張うどん修行体験”もあります。
学校や職場で、本物のうどん作りを体験していただき、自分の打ったうどんを食べていただきます。
“出張うどん修行体験”は数量限定です。お早めに!

がいな石垣島158番弟子の皆さん 

出張うどん教室の様子


このクラウドファンディングの準備中に、るみばぁちゃんは、おじぃちゃんのいる天国に旅立ちました。

90歳でした。

るみばぁちゃんはいったい何人のひとを笑顔にしたんだろう。
何人のひとを幸せにしたんだろう。
何人のひとの人生を変えたんだろう。

るみばぁちゃんに出会ってから18年。
辛いことがいっぱいあったけど、今僕は本当に幸せです。

おばぁちゃん、ほんまにありがとう。
出会ってくれてありがとう。

おばぁちゃん、楽しかったー。
おばぁちゃんと出会えて、しあわせやったー。
おばぁちゃんと出会えて、いっぱい笑顔になったー。
おばぁちゃんの教えてくれたうどんで僕もたくさんの人と笑顔になれてるねん。


僕がるみばぁちゃんから頂いた言葉を、そして考え方を
たくさんの方にお伝えすることが僕の使命だと思っています。

そしてこの絵本を手にとってくれた方々が、少しでも元気に、少しでも笑顔になれるように願っております。

僕だけでは力不足です。
少しだけで構いません。
このプロジェクトをできるだけ沢山の方々に知っていただき、ご協力いただけたら幸いです。

がいな製麺所
店主 水谷克也


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください