はじめに・ご挨拶

           みなさん、こんにちは。

           わたしはディビッド(David Wachira)です。

Olkeri Maraの代表をしています。ケニア生まれで、ケニアと日本でデイビッド学んできました。日本語を話すことができます。長年、旅行サービス業界に従事し、特に日本からのお客様をケニアにお迎えしてきました。日本人の共同経営者と共に、2012年にOlkeri Mara Safari Campを設立しました。わたしたちは、共に、野生動物保全、地域コミュニティと協同して地域の活性化、そして、日本のお客様にケニアのすばらしさを伝えるという共通の熱意を持っています。

 マサイの人々は、自然や野生動物に対して啓蒙が深く、彼らの知識はとても豊富で、継承していかなければならいものだと考えています。彼らの住む地域に、彼らの土地を利用して、宿泊施設を設置することで、彼らにサファリ・ガイドやシェフ、セキュリティなどの、施設スタッフとしての雇用を生み、さらに、マサイの土地のオーナーたちは宿泊客に応じて利益分配を得ることで安定した収入を得ています。また、マサイ村に観光客が訪れることで、ビーズなどを利用した民芸品を販売したり、伝統的なダンスを披露したり、村を案内することで、収入を得ることができます。そうすることで、地域の教育や医療サービスへのアクセス向上を目指しています。

 この10年でマサイの生活は変わりました。生活やニーズが変わり、持続的で安定した収入を目指してともにがんばってきました。しかし、不運にも、今回の新型コロナ感染症のパンデミックの影響を受けて、それらの収入が途絶えてしまいました。今回のクラウドファンディングで、この状況からの脱却を目指しています。みなさんの応援なくしては、再建が難しいです。ぜひ応援をよろしくお願いします!


このプロジェクトで実現したいこと

 Olkeri Mara Safari Campは、2012年に、キャンプ場を備えたロッジとしてオープンしました。12棟の常設テントタイプの宿泊施設と、大自然を堪能することができるキャンプサイトがあります。日本をはじめとした世界各国から大自然と野生動物を楽しむ観光客が訪れていました。

 このプロジェクトでは、新型コロナの影響で観光客が「ゼロ」になり、閉鎖を余儀なくされてしまった宿泊施設を再建する目的があります。再建することで、

1.失われてしまった地域に住むマサイの人々雇用を復活し、地域の活性化を目指す。
  ーマサイの人を雇用することで、彼らの家族が学校へ行ったり、医療サービスを受けることが可能になります。
  ー干ばつ下で多くの家畜を失ってしまったマサイの人々が、新たに家畜を購入し彼らの生活を立て直すことができます。

2.野生動物の保全が活性化されます。
  ー野生動物を見に来る観光客から得られる主益を地域に分配することで、マサイの人々にとって野生動物の価値が高くな
   り保全の促進につながります。
  ーマサイの人々が野生動物と共生する社会を創り、持続的な野生動物保全に実現に近づきます。 

地域のマサイの人々と野生動物     


私たちの地域のご紹介

 Olkeri Mara Safari Campは、野生動物の「聖地」ともいわれる東アフリカのケニアにある野生動物の保全とマサイの人々の生活を支える、エコ・フレンドリーな宿泊施設です。

 Olkeriは、わたしたちのサファリ・ロッジの名前です。わたしたちのロッジは、世界的にも有名なケニアのマサイ・マラ国立保護区に隣接した地域に位置しています。ロッジは、野生動物保護区であるシアナ私設保護区内にあり、マサイの人々が野生動物と共に生活しています。マサイの人々は牛や羊といった家畜を放牧し、野生動物たちと草などの自然資源を共有して生活しています。この地域に生息する野生動物は種類も多く、ゾウ、ライオン、チーター、ヒョウ、バッファロー(アフリカ水牛)、キリンやシマウマを観察することができます。ケニアは、このような野生動物たちが現在も、マサイをはじめとした地域の人々と共にせいそくしている、野生動物の宝庫であり、野生動物たちの存在がケニアに観光客をもたらし、その経済を支えています。

小高い丘の上にあるエコロッジ


プロジェクトを立ち上げた背景

 2020年3月にケニアでも新型コロナ感染症が急激に広がり始めました。国際線の商業運用が停止したことで、海外からの旅行客は文字通り「ゼロ」になりました。ケニア国内でも都市間の移動が禁止されたため、国内旅行者もいなくなり、Olkeri は経営困難に陥りました。2020年4月から施設の閉鎖を余儀なくされています。数名の警備スタッフを残し、その他のスタッフたちは仕事がなくなってしまいました。地主さんたちも、宿泊客がいないので収入が激減してしまいました。

 そこに追い打ちをかけるように、2020年から2023年3月まで雨が降らない年が続いたので牧草が育たず、家畜はやせ細り病気で死んでいきました。食料を買うことができなくなり、子供たちの教育費も払うことが難しく、病気になっても医療サービスを受けることができない状況が、現在も続いています。

 マサイの人々は雇用もなくなり、家畜の数も減って大変困っています。この状況を改善するために、本プロジェクトを立ち上げました。地域に住むマサイのスタッフ


これまでの活動

 Olkeri Mara Safari Camp設立には、2つの大きな思いとミッションがありました。一つ目は、地元に住むマサイの人々に雇用の機会を増やし、安定した生活と、教育や医療にアクセスしやすい環境をつくっていくこと。2つめは、地域に生息する野生動物の保全を促進することです。

 1.Olkeriは、地域に住むマサイの人たちと共に歩んできました。30人のスタッフたちを周辺の村や地域から雇用し、ロッジの敷地は、45のコミュニティーメンバーであるマサイの地主さんたちから借りていて、宿泊したお客さんの数によって、そこから収入を得てきました。そうすることで、地域のマサイの人々に利益を分配してきました。ロッジができたことで700人のマサイの人たちが収入を得てきました。この収入をえることで、安定した生活を得てきました。子供たちは学校で教育を受けることができるようになり、医療や健康・保健衛生についても向上がみられ、家畜の飼育だけに依存する不安定な生活の脆弱性から脱却しようと、Olkeriとともにがんばってきました。

 2.Olkeriは野生動物の保全に取組んできました。周辺地域はもともとマサイの人々と野生動物が共存してきました。ケニアのあちこちで開発が進む中で、マサイマラ周辺地域は、貴重な野生動物の「聖域」として現存しています。その陰では、マサイの人たちが野生動物と共存する難しさもあります。川に洗濯にいくお母さんが、ゾウやカバに出会ってけがをしてしまったり、子供たちが通学中に被害にあってしまうこともあります。また、彼らにとって重要な家畜が、ライオンやヒョウといった肉食動物に襲われてしまう被害も多数報告されています。このような状況を改善し、野生動物による被害を減らしながらも、野生動物の数を護っていく活動が必要になっています。そのために、Olkeriは地域の野生動物の調査も実施しています。どんな野生動物がどれくらい生息しているのか。マサイの人々や彼らの家畜と出会う頻度はどれくらいか?どの水場を野生動物と人々が共有しているかなどの調査を継続してきました。

地域に生息しているエランド


資金の使い道・実施スケジュール

ロッジを再建することで、マサイの人々のお給料が払えるようになります。

1.マサイの人々への当面のお給料および家畜の補充費用・・・300万
2.ゾウに壊されてしまった柵の再建・・・100万円
3.水道、電気関連設備の再建・・・150万円
4.  キャンプサイトの整備・・・100万円 
5.ゾウに壊されてしまった客室、レセプション、ダイニングの改修・・・300万円

9月1日入金確認後、ケニアへの送金

9月7日家畜補充費用の補填

9月10日からゾウに壊されてしまった柵の再建

9月20日から水道、電気関連設備の再建

9月分、マサイの方への給料のお支払い

10月10日キャンプサイトの整備および客室のリノベーション開始

10月20日以降11月をめどに、客室、ダイニングの改修

10月分、マサイの方々へのお給料のお支払い

12月初旬にリニューアルオープン予定

 
ゾウに壊されてしまった柵



リターンのご紹介

3000円:壁紙ダウンロード(2種)サイズ:3MB-5MB

5000円:マサイの人からのメッセージビデオ(YoutubeのURLを共有)+ 壁紙ダウンロード(1種)サイズ:3MB-5MB

10,000円:マサイの人からのメッセージビデオ(YoutubeのURLを共有)+壁紙ダウンロード(3種)サイズ:3MB-5MB

30,000円:ライブ・バーチャル・ゲームドライブ(最大50/回:Youtubeによるライブ配信)

50,000円:ライブ・バーチャル・ゲームドライブ(最大30/回:Youtubeによるライブ配信)

100,000円以上:ライブ・バーチャル・ゲームドライブ(最大5/回:Zoomによる双方向ライブ配信)

*バーチャルゲームドライブは2023年10月配信予定。


最後に

 2023年に入り、少し明るいニュースが見えてきました。少しずつですが観光客が戻り始めました。

Olkeriは新型コロナ感染症の影響を受けて、閉鎖せざるを得えませんでした。日本からの観光客がいなくなったことで、収入がなくなり、宿泊施設を整備してこれませんでした。Olkeriが再開することで、地域の人たちの仕事が再開し、再び安定した収入を得る状況に回復させたいという強い思いから、今回、クラウドファンディングを立ち上げました。ケニアの現状において、銀行にローンをしたくても、不安定な旅行業界はお金を借りることができない状況になっています。Olkeri再開のために、力を貸してください。

 マサイの人々の雇用の場を提供し、野生動物を保全する活動をしているエコロッジの再建を応援してください!
多くの方々の理解と支援をお待ちしています。よろしくお願いします。
そして、ぜひ、マサイマラにあるOlkriに遊びに来てください。大自然がお待ちしています!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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