初めまして。『壺芋ブリュレ』を看板商品とする焼き芋スイーツブランド『Creaimo(クリーモ)』のプロジェクトマネージャーをしている出口峻佑です。

今から4年前、当時、まちづくりを学ぶ大学生だった21歳の私は「より実践的に地域を盛り上げる活動がしたい」と、地元の愛知県名古屋市から岐阜県美濃加茂市へ移住してきました。

美濃加茂市の中心であるJR美濃太田駅前の商店街に、「誰もが自己実現を目指せる拠点を作ろう!」との思いから、シェアスペース『MINGLE(ミングル)』を運営。2020年にはお芋スイーツ「壺芋ブリュレ」の販売もスタートしました。

こうした取り組みが県内外から商店街へ足を運ぶきっかけとなる一方で、インターネット販売の開始後は「壺芋ブリュレ」の生産が追いつかず、身近なお客様のご要望に添えない状況が長く続いてしまいました。

そこで今回、兼ねてから準備を進めていた工場設立に合わせてクラウドファンディングを実施することで、応援してくださる皆様との関係を改めて築き、まちづくりへの取り組みを加速させていきたいと考えています。

このまちの商店街とCreaimoの未来に、お力をお貸しいただけると嬉しいです。


『壺芋ブリュレ』

左:『MINGLE(ミングル)』 右:JR美濃太田駅前の商店街

「Creaimo(クリーモ)」はJR美濃太田駅前の商店街から誕生した、まちづくりを目的とする焼き芋スイーツブランドです。

始まりは3年前。2020年、COVID-19の影響により、シェアスペース『MINGLE(ミングル)』が休業となりました。しかし、せっかく生まれ始めた商店街と人々の繋がりを途絶えさせるわけにはいきません。

そこで、多くの方が美濃加茂に足を運びたくなる魅力的な商品を、自分たちで作り提供することで、まちづくりの活動を続けられると考え商品開発を始めました。

秋だったこともあり、すぐに目をつけたのがさつまいもです。誰もが親しみやすく気軽に購入ができる、でもここでしか食べられない、お芋スイーツを作りたいと試行錯誤を重ねました。ただ、頭に思い描いた特別なお芋スイーツの開発は、なかなか上手く進みませんでした。

つぼ焼いも 岐阜総本舗『幸神』

そんな中出会ったのが、岐阜県大垣市にあるつぼ焼いも岐阜総本舗『幸神』さんです。大きな壺でじっくり焼いた“壺焼き芋”を食べた瞬間、私は確信しました。

「この壺焼き芋に、濃厚なカスタードクリームを贅沢に詰めてブリュレすれば、お芋のとろとろの食感をさらに際立たせることができる!」

壺芋ブリュレ断面

左:ブリュレ  右:壺芋ブリュレ断面こうして完成したお芋スイーツ『壺芋ブリュレ』は、特別な味わいによって、瞬く間に口コミで拡散され、1日200本が完売する人気商品となりました。

その後、より多くの方にMINGLEの活動を知ってもらうべく、インターネット販売を開始。すると、『めざましテレビ』や『ざわつく金曜日』などのテレビ番組をはじめ、各種雑誌、メディアにご紹介いただき、現在では、累計5万本以上を販売するまでに成長することが出来ました。

『SHIBUYA109』での出店の様子

また、『SHIBUYA109』への出店や、下北沢の商業エリア『BONUSTRUCK』にて過去最高売り上げを記録するなど、関東圏での販売においてもご好評いただき、全国のお客様に商品をお届けしている今日に至ります。


蜜たっぷりのつぼ焼きいも

インターネットを通じて多くの方にお買い求めいただいている一方で、地域と関わる活動が少なく、歯痒さを感じているのもまた現状です。

在庫不足によりMINGLEでの店舗営業は週2日。営業時間も11時〜14時と、親しみやすいお店とは言いにくいのが、実際のところかもしれません。そのため、まずはお店の営業時間を増やすべく、昨年から増産に向けた工場設立を目指し準備を進めてきました。

そんな中、場所を提供いただけることになった酒向さんご夫妻と出会い、私たちが目指すべきは「“まちづくりのためのお芋スイーツ”をつくる工場」なのだと気づかされます。ただ商品をつくるだけではなく、商品をつくることを通じてまちに貢献が出来る工場にしたいと考えるようになりました。

さつまいもを炭火で焼く様子(『幸神』にて)

大切にしたいのは働く環境です。従業員が毎日イキイキと働くことができれば、その人と日常で関わる他の人もきっと自然とイキイキしてくるはず。雇用の在り方ひとつで、イキイキとした雰囲気は伝播し、地域全体の賑わいへと繋げることができる。

そのためには、つくる商品が誰に対しても誇れるものでなくてはなりません。今まで以上に多くの方の声を聞き、様々な面で改善を重ね、壺芋ブリュレが地域の名物として愛されるようになる必要があります。私たちには、皆様の応援が必要です。

本プロジェクトは、応援してくださる皆様とともに、壺芋ブリュレの増産を通じて地域に雇用と賑わいを生み出す、まちづくりのための挑戦として、立ち上げを決意しました。


『向龍館』の酒向さんご夫妻

今回、生産拠点に適した場所を探すなかで、60年もの間、美濃太田駅で『松茸釜飯』の駅弁を立ち売りしていた仕出業『向龍館』の酒向さんご夫妻と出会い、お話をすることができました。

半世紀以上、汽車に乗った旅人の心とお腹を満たした松茸釜飯。その生産工場は2019年の販売終了と共に閉業し、現在は「たまに依頼があれば仕出しを行っている」状態だといいます。

「昔は30〜40人の従業員と一緒に働いていて楽しかった」

厨房を眺めながら、懐かしげに話すご夫妻の目には、活気溢れる当時の賑やかな光景が写っているようでした。

私は、この場所で名物を目指したいと強く感じ、Creaimoの生産拠点としてお借りしたい旨をお伝えします。

長年、美濃太田駅の名物「松茸釜飯」生み出してきた向龍館を、次世代の名物を生み出す場所として再スタートさせたい、その一心でお話をしたところ、「できるだけ長い間使ってね」「たまに私たちにも手伝わせてね」と温かい言葉をいただき、この場所を引き継ぐことが決まりました。

今後、Creaimoの生産拠点としてだけでなく、地域で活動するあらゆる方の“新商品開発や製造を支援するラボ”としても活用を進める予定です。多くの方の誇りとなる名物を、皆様とともに築いていきたいです。


左:レンタル出店で豚汁を販売する山口さん 右:MINGLEの内観

冒頭にも出てきたシェアスペース『MINGLE』は、「1日だけお店を持ってみたい」という方に向けたレンタル施設です。

「開業を目指す出店利用者が、互いに経験や気づきを共有(シェア)し合うためのスペース」というコンセプトから、私たちはMINGLEを“シェアスペース”と呼んでいます。

Creaimoもその出店者の1つとして、他の出店利用者にシェアするための経験値を蓄積してきました。また、商品販売による収益の一部は、MINGLEの活動費に充てられています。

私たちの活動のすべては、このまちで挑戦する誰かのためにあり、それは、これからも変わらない原点です。


■第1期リターン(随時、追加予定です🍠

・お気持ち支援 ¥5,000〜
 『ありがとうメッセージカード&サイト内掲示』

・限定 壺芋ブリュレ3種セット ¥5,900 『壺芋ブリュレ3種セット』

※7月以降の発送になります

・限定 壺芋ブリュレ3種セット×2 (+蜜芋ブリュレ9個セット) ¥11,800

『壺芋ブリュレ3種セット×2 + 蜜芋ブリュレ9個セット』

※7月以降の発送になります

・D2C事業サポート ¥30,000〜
 『相談 or 商品開発』


■壺芋ブリュレ3種セット

壺芋ブリュレ3種セット

蜜がしたたるほどとろとろな“壺焼き芋”に、クリームを贅沢に詰めました。付属のシュガーをご自宅でふりかけ、バーナーでブリュレしてお召し上がりください。※バーナーは付属されていません

・濃厚カスタードクリーム
・芳醇ほうじ茶クリーム(『美濃加茂茶舗』のほうじ茶を使用しています)
・塩はちみつクリーム(『藤井養蜂』のはちみつを使用しています)

定番カスタードに加え、同じ地域で活動する事業者の特製クリーム2種を加えた、
3種3本の壺芋ブリュレを1箱に詰めてお届けします。


■蜜芋ブリュレ9個セット

蜜芋ブリュレ9個セット

ひと口サイズのねっとり“濃蜜“な焼き芋に、クリームを贅沢に乗せました。付属のシュガーをご自宅でふりかけ、バーナーでブリュレしてお召し上がりください。※バーナーは付属されていません

・濃厚カスタードクリーム

1種9個の蜜芋ブリュレを1箱に詰めてお届けします。



美濃加茂市長 藤井浩人さん

駅前商店街から生まれた美濃加茂市の新名物”壺芋ブリュレ”、私も大ファンの一人です。美濃加茂市の名物として多くの人々に愛され続けてきた”向龍館の釜飯”、その歴史を引き継いでの新たな挑戦を心から応援しています。

出口さんは、アイデアと実行力に加え、学生の頃から地域の人たちとの交流をとても大切にしてくださいました。そんな出口さんの情熱が一人でも多くの人に伝わることを心から期待しています。

つぼ焼いも岐阜総本舗幸神 古澤登さん

出口くんには「しっかりやれ」という言葉だけを送ります。始めてお店に来てくれた時から早2年、最初は、寒い日もオートバイで何回も何回も通って頑張ったね。僕が言いたいこと、キツイことを言っても諦めなかったね。

熱意とまっすぐさ、絶対妥協しない姿勢は今も昔も変わっていないと思う。ここからが、また新たなスタートライン!しっかりやるんだぞ。


向龍館 左:酒向素子さん 右:酒向茂さん長年、毎日数百個の釜飯をつくるため、この調理場で多くの従業員と一緒に働いてきました。そんな、私たちの思い出の場所を引き継いで、これからの新しい名物をつくるために使ってもらえるということは、本当に嬉しいことです。

今回、出口さんにこのようなお話をいただいたことで、今まで続けてきた仕出しのお仕事も辞める決心ができ、良かったなと思います。また、賑やかになった調理場の景色を、ぜひ見せてください。


【¥1,000,000円の達成】

壺芋ブリュレの増産設備 / CAMPFIRE決済手数料 / リターン品準備費用


【計画】

2023年4月中旬 物件契約完了
2023年5月 クラウドファンディング終了
2023年6月上旬 HP掲載完了
2023年7月上旬より リターン発送


私たちのプロジェクトページを最後までご覧いただきありがとうございます。

新たな挑戦にこれまでに無い大きな希望を感じつつ、少しばかり不安も感じているというのが正直な気持ちです。とはいえ、今までも声をかけてくださる方々の言葉が支えとなり、壁を乗り越え続けて来ることができました。

クラウドファンディングでは、ご支援を通じてより多くの方に活動について知っていただきながら、応援のお言葉をいただけると、大変励みになります。

欲張りなお願いではありますが、コメント欄にメッセージもご記載いただけると幸いです。

私は、皆様と共に、人生をかけてこのまちの未来を築いていきます。どうぞご支援をよろしくお願いいたします。


■募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

■配送リスクについて

天候によって遅延が発生する可能性があります。その際は活動報告にて直ちにお伝えします。ご支援者様の都合より荷物が差し戻された場合、再配送は承っておりません。 予めご了承ください。

■個人情報の取り扱いについて

支援時に入力頂く個人情報は、CAMPFIRE社を通じてプロジェクトオーナーに提供されます。、支援者様は利用規約第28条項により、情報提供への同意があったものとみなされます。

■その他

当コミュニティを利用して、雇用契約の締結を目的として、求人情報または求職者情報を他ユーザーに提供する行為は行いません。また、メンバーによる同様の行為も禁止とさせて頂きます。

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