また、ReBitは認定NPO法人です。本プロジェクトへのご寄付は寄附金控除の対象となります。

認定NPO法人ReBitは2009年より、「LGBTQもありのままで大人になれる社会」を目指し、学齢期・就労期の課題に取り組んできました。 そのなかで、学校教科書にLGBTQが掲載されたり、企業での取り組みが増えたりと、自分らしく学び、働ける社会に一歩ずつではありますが、近づいてきています。
しかし、学び、働くときだけ自分らしくあれたら、自分らしく大人になれる訳ではありません。
病気や障害をもったり、働けなかったり、お金や繋がりがなかったり、年齢を重ねたりしても、自分らしく生活ができるからこそ、「自分らしく大人になれる社会」と言えます。
そのためには、どの地域でも安全に福祉サービスが利用できることが重要です。しかし、福祉サービスを利用する際に多くのLGBTQがハラスメントを経験し、セーフティーネットとして福祉に頼れない状況です。
ReBitはこの状況を変えたく、LGBTQも安全に福祉を利用できるようにするためのプロジェクトを、2021年に関東・東京より開始しました。福祉は地域に根ざしているからこそ、福祉を変えるには地域との密接な連携が必要です。そのため、地域の拠点となるLGBTQフレンドリーな福祉事業所「ダイバーシティキャリアセンター」を設立し、そのセンターを拠点として支援提供と自治体や地域資源の啓発や連携をし、LGBTQも安全に暮らせる地域を共に創っていくプロジェクトです。
2030年までに全国5つの地域にこのモデルを広げ、LGBTQも自分らしく暮らせる地域を広げたいと考えています。その挑戦の一歩となるのが、今夏開所予定の大阪のセンターを拠点とする関西での挑戦です。今回この想いに共感していただいた大阪府と連携し、支援・啓発の輪を大阪・関西に広げたい。ぜひ、応援をいただけますと、幸いです。
※本プロジェクトは大阪府の実施する「NPO等活動支援による社会課題解決事業」に採択されており、大阪府・村上財団のサポートのもと行われています。目標金額を達成すると、マッチング寄付として村上財団から250万円が追加されます。(https://www.pref.osaka.lg.jp/suishin/npo/index.html)
LGBTQは人口の約3〜10%。LGBTQであることは病気や障害ではありませんが、多くのLGBTQが学齢期にいじめを受けたり、就活や就労での困難やハラスメントを経験することで、うつ等の精神障害につながっています。
精神障害がある場合、障害福祉サービスはとても大事な社会資源です。
しかし、「支援者にセクシュアリティを伝えたら周囲に暴露された」「トランスジェンダーだと伝えたら利用を断られた」等、LGBTQの78%が障害福祉サービスを利用の際に困難やハラスメントを経験しています。
安全に福祉サービスを利用できないことにより、3人に1人が病状悪化・心身不調を経験し、5人に1人が自殺を考えた/自殺未遂をしたと回答し、喫緊の状況です。
「LGBTQも安全に利用できる福祉サービスのモデルを創りたい」そんな想いから、2021年12月に東京都渋谷区にて、日本初のLGBTQフレンドリーな就労移行支援事業所(障害がある方の就活支援をする福祉事業所)を開所しました。
すると、LGBTQかつ精神障害や発達障害がある方々を中心に、のべ6000人からのご相談が殺到。
このような喫緊の相談が届いている一方で、障害福祉サービスは、支援対象者の条件(通所圏内に居住していること等)があるため、全国からの相談の約70%は対象外。ReBitはみなさまのご寄付や助成をいただき、全国各地に向けてのオンラインでの相談支援と、関西・関東・東北で地域の団体と連携し相談支援や同行支援を実施してきました。
自分の地域では相談できる場所がないという当事者のお声も多くいただく一方で、行政・福祉サービスのみなさんとお話しをすると「障害があるLGBTQから相談は来たことがない、うちの地域にいないのでは?」等のお声を頂くことも。
だからこそ、LGBTQと福祉の架け橋となり、自治体や障害福祉事業者をはじめとした社会資源が、LGBTQについて理解を促進し安全に利用できる環境づくりが必要です。そのために、各地にLGBTQの支援・地域啓発や連携の拠点となれる就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリアセンター」を2030年までに複数地域に創り、地域のLGBTQと福祉を繋ぐ要になりたい。
その挑戦の第一歩として、大阪市天満橋に「ダイバーシティキャリア大阪」を設立し、大阪府からの応援の元、地域福祉資源の啓発連携と、地域全体でのLGBTQへの安全網づくりに寄与したいと願います。
ダイバーシティキャリアセンターが各地の拠点として担う役割は、以下3つです。
1)障害がある人の就労支援:ダイバーシティキャリアは、「就労移行支援」という障害福祉サービスの枠組みを利用して、サービスを提供します。そのため、障害がある人の就職支援や職業訓練など、自分らしい働き方の実現を丁寧に伴走できます。(原則最大2年間利用可。約9割の人が無料で利用しているサービスです)
2)行政や地域資源の啓発・連携:行政、福祉従事者、キャリア支援者等へ研修提供や連携体制を整え、他の福祉サービスでも複合的マイノリティが利用しやすい環境へ変えていきます。
3)地域企業の啓発・連携:複合的マイノリティも自分らしく働ける職場の増加を目指し、企業への研修・コンサルテーション、マッチング支援や定着支援を行います。
本事業の開所及び初年度にかかる経費は、約4000万円と想定。一方で、初年度の事業収入は約3000万円と想定しています。2年目以降は利用者の増加により黒字経営を見込んでいますが、初年度は設備投資や広報、支援開発投資等により大幅な赤字です。ぜひ、事業や組織運営にかかわる費用として250万円を活用させていただきたく思います。
・物件費・改装費:約1100万円
・人件費:約2000万円
・その他運営にかかる費用(交通費や広報等):約900万円
・手数料:約25万円 (9%+税)
・2023年5月18日 記者会見・クラウドファンディング開始
・2023年6月30日 クラウドファンディング終了
・2023年夏(予定)大阪での常設的な支援開始
・2023年9月(予定)リターン発送
※募集方式について:本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
ある相談者さんに「日常的にセクシュアリティに由来した辛い経験があって、ずっと苦痛のなかで生きてきました。今回、人生で初めて"相談"をすることができました。私は私の生き方をしていいんだと安心できました。」と言っていただいたことがあります。
福祉は生きるなかで何度も活用しうるセーフティーネットだからこそ、LGBTQも安心して福祉や支援を受けられる地域は、LGBTQも安心して生きられる地域です。LGBTQを含めた全ての人たちが自分らしく暮らせる、そんな社会を一緒に広げていただけましたら幸いです。ぜひ、応援・お力添えをお願いいたします。
※「本プロジェクトへのご寄付は特定非営利活動法人ReBitへの寄付となり、弊団体が寄付金の受付及び領収証発行を行います。このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、特定非営利活動法人ReBitが発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。領収書は年末に発送します。(領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。)
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