和紙の現代美術の公募展として歴史のある福井県『今立現代美術紙展』が今年は「紙祖神」を祀る1300年祭と同時開催で特別展を行います。しかし展覧会に必要な経費の資金不足で困っています。そのため伝統工芸士さんの工房に十分な支払いができるように現在奮闘中です。

プロジェクト本文

▼プロジェクトがSUCCESSしました!

ご支援いただいた多くの方々、拡散してくださった方々に心からお礼申し上げます。

皆様の一つ一つの思いが重なって、大きな支援となりました。
そして、皆さんにいただいたのは、資金だけではありません。
何もわからず始めてしまい、私のことを支援してもらえるのか途中本当に不安な中、たくさんのメッセージをいただいて、口コミもしてもらったり、本当に多くのエネルギーをもらったことを心からお伝えしたいです。

あと数日でどこまで資金を確保できるかわかりませんが、なるべく多くの支援が集まるように、引き続き努力していきたいと思っています。明日も頑張ってきます!

重ねまして、本当にありがとうございました!

宮森敬子

 

▼残すところ数日になりました!

支援してくださった方々に改めて御礼申し上げます。まだ100%支援成立かどうか確約できない状態ではありますが、活動自体は毎日確実に知ってもらっていて、新しいつながりが出来つつあります。

宮森一生懸命やってきますので、今後ともよろしくお願いいたします!

▼手漉き和紙特別支援サポーターのためのオプションを追加しました!

現在自分でも資金を作る為、そして作家としての経験を積む為に中国にで出稼ぎ(?)に来ている宮森です。

あと5%で目標額の70%です!

この機会にリターンは不要でただ応援、支援したい、メールも住所も伝えないでサポートしたい、自分が(あるいは会社が)プロジェクトを支援していることを展覧会来場者や取材してくれた人達に伝えたい、そのような方の為に、物質的リターンはなしのオプションを3種類(応援、支援、大口支援)を加えました。(もちろんお礼のメールは届きます) 詳しくはリターンの説明をご覧ください。

また、このファンディングを始めてから、色々考えることがありましたので、この機会に宮森のクラウドファンドに関する経験を本サイトの活動報告に書いてみました。

お時間があればぜひ見てくださいね。

ご支援くださった方、支援者を紹介してくださった方、拡散してくださっている友人たち、みなさま本当にありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします!

▼和紙のリターンを追加しました!

目標額まで50%を超えました

ご支援くださった方、支援者を紹介してくださった方、拡散してくださっている友人たち、みなさま本当にありがとうございます。

いよいよ日本入りですが、日本に帰る前にリターンに和紙の追加をしました。

本当は自分の実験のために貴重な特別注文の和紙を少しでも残しておきたかったのですが、やはり市販は絶対されない、この美しすぎる和紙を希望される方が多くて、残り3セットになってしまいましたので、私の実験用の紙を子便箋のサイズにして提供することにしました。

本当に息を飲むように美しく光沢があって、ふんわりと空気を含み、暖かな温もりです。そこに杉の繊維が品良く入っています。すごく薄いので、まるで美しい女性の皮膚のよう。

ご支援よろしくお願いいたします。

▼はじめに

初めまして、ニューヨーク在住の造形作家 宮森敬子です。

私は20年前にアメリカに来て、アートを制作したり、教えたりしながら、長年のライフワークとして樹拓(樹木の表面の拓本・一般的にはフロッタージュ)という方法を取り入れて美術作品を作ってきました。

和紙の産地、福井県の今立町で行われる大切な行事である『紙祖神1300年祭』に合わせて行われる美術展に作品の発表が決まり、現地の職人さんー伝統工芸士の方々ーとのチームも決まって現在新しい和紙を開発、していただいています。

しかし予算が取れる前からプロジェクトは動き出していました。伝統工芸士のやなせさんは高い技術を使い、私の作品に適する和紙を開発するため既に何度も試作品を一枚一枚手で漉いて(すいて)下さっております。

そんな中、展覧会の主催者側も助成金を取ることができず、このプロジェクとは現在ほぼ全員がボランティア状態で動いています。

 

私や主催者側にお金が無いことを知った伝統工芸士さんたちは、貴重な和紙をほぼ原価(一枚500円程度)で提供して下さっています。本来ならば一枚3000円以上はするような品質のものをです。ニューヨークまでの送料等も考えると、このプロジェクトは現在職人さんたちの善意でギリギリ支えられていると言ってよいでしょう。

きちんとした素晴らしい仕事をして下さっている伝統工芸士さんたちにせめて、正当に支払われるべき対価をお支払いしたいと考えております。

展覧会の運営自体が資金不足で困っていますので、どうかお力添え頂ければと願います。

 

▼クラウドファンディングが成功するとできること、失敗すると出来ないこと

クラウドファウンディングが成功してもしなくても展覧会は必ずやります。それは最初から決まっているので、私たちが身銭を切ってでも行われるのですが、お金がある状態、無い状態では、出来ることと、出来ないことの中身が変わってきます。

(制作予定の作品形態: 円柱状立体 2.5m (底直径)x2.5m(高)、和紙に拓本、ことば(詩)、を配したインスタレーション=大量の和紙が必要)

 

私は手で一枚一枚漉かれた今立の和紙は以前からも何度も作品に使わせて頂き素晴らしいと思っていました。ですから、この記念すべき1300年祭で是非この手漉きの和紙の良さをお伝えしたいと思っています。

しかし、もしこのまま予算がつかないと、手漉きの和紙を使えず、機械で作った和紙で代用せざるをおえません。

しかも今回、機械では絶対出来ない杉(本来は難しく杉で紙は作らないが、大瀧神社のご神木に関連させて使いたいとの希望を伝統工芸士さんが聞いて下さり、試行錯誤をして開発しました)の和紙を特別に新しく作って頂いて いますが、そのような伝統工芸士さんの努力に対する対価が払えなくなってしまいます。

伝統工芸士さんとの打ち合わせのやり取り↓

 

お金があると出来る事

① やなせ和紙工房さん(予算が決まる前から和紙を開発して下さっていた)に正当なお支払いができる。

② 越前和紙伝統工芸士 柳瀬徹二さんの工房(やなせ和紙工房とは別の工房)にも紙を注文できる (平成28年度伝統的工芸品産業功労者等表彰者です)

③ 岩野平三郎さんの工房にも紙を注文できる

お金がないとどうなるのか

① ①に払う予算が十分でなく、職人さんに負担をかけてしまう。

② ②③にお願いすることが出来なくなり、この部分が機械漉きになってしまう。

 

 ▼クラウドファンディングをやろうと思った理由

『第30回記念今立現代美術紙展1300展』は、日本唯一の「紙祖神」川上御前を祀る岡太神社・大瀧神社の1300年祭と同時開催することが決まっており、大きな規模で宣伝が行われる予定です。この記念展に過去に大賞を受賞した作家として参加をすることになりました。実行委員会の方々、推薦してくださる先生方、伝統工芸士さん達も一体となって大手の財団に助成金のお願いをしていました。

ところが。。

奮起して申請した某大手の280万円の助成金に見事に落ちてしまいました。。

実は、実行委員会もその助成金に応募していていて、私たちはダブルで大きなグラントを落としてしまったことがわかりました。

日本の誇る和紙の祭典に支援金ゼロとは。。私は焦り途方にくれてしまいました。

既に何回も伝統工芸士さんには実験の和紙を漉いていただいていたにも関わらず。

『どうしよう。。』という時に、クラウドファンディングというものを教えてもらい、

せめて職人さんの支払額だけでも集められる様にやってみることにしました。

 

▼資金の使い道 

伝統工芸士さんへの支払い:①1人30万(理想)×3人90

          ②職人さんにWSの為に漉いて頂く代金10万

           WS=展覧会中のワークショップ

          ③ニューヨークから福井 渡航費

          ④制作費

          ⑤福井での滞在費

          

①から順に優先させて集まった資金を使わせて頂くつもりです。

          

基本的に支援金は全て、作品制作のために新しく紙を漉いて下さった職人さんの手元に行きます。

やなせ和紙工房

杉の和紙の試作と制作費30万円+漉き返しによる新たな和紙の制作費10万

 

柳瀬徹二さんの工房(私が先代の柳瀬良造さんにお世話になりました)

=極限まで薄く漉いた雁皮和紙の制作費30万

 

岩野平三郎製紙所(私が先代の岩野平三郎さんの紙を使っていました)

=空間を使った大型作品(インスタレーション)に使う大型の和紙30万

 

もし100万円以上のご支援をいただければ、私のニューヨークから福井の渡航費や作品制作費、輸送費などに使わせていただきます。

 

▼宮森敬子これまでの活動

 

1995 年 筑波大学芸術研究科日本画専攻修了(芸術修士号取得)
1997 年『 VOCA’97「現代美術 展望—新しい平面 作家達」展』上野の森美術館
1997 年『今立現代美術紙展』今立芸術館、福井
1998 年  文化庁新進芸術家海外研修制度研修員(米国ペンシルバニア大学芸術学部大学院)
2000 年  ペンシルバニア美術大学非常勤講師
2003 年『DOMANI・明日』展 損保ジャパン東郷青児美術館、東京
2010 年 林野庁森林づくり国民運動推進事業 『かみおとー樹を触る、樹を聞く〜森から貰い、森に返す、アートによる森 循環プラン』長峰城跡、茨城
2011 年『屋根のない鳥かごと舟』展 伊勢文化基金、ニューヨーク
2015 年『Surface of Being』 ギャラリー t、東京
2016 年『Keiko Miyamori』 tmh. コンセプトスペース〈L'INTETIE 〉、東京
2016 年『PDxEarthⅡ』pace around、長野
2017年『宮森敬子ドローイング』展 be here now、 長野
2017年『樹拓の世界』pace around、 長野
2018年『本をめぐる風景』ギャラリー412 、東京

賞など

1995 年 第 6 回柏市文化フォーラム 104 大賞展 谷新の眼 TAMON 賞 (大賞) 
1997 年 第 16 回今立現代美術紙展 ‘97 大賞
2005 年 第 2 回フレデリックマイヤー彫刻コンペティション  大賞
2008 年 リーウェイ財団 トランスフォーメーション賞 受賞
2010 年 インディペンデンス財団 芸術家フェロー 受賞 

 

▼紙祖神1300年祭とは

(写真は福井県和紙工業協同組合のウェッブサイトから )

今から約1500年前に岡本川の上流に美しいお姫さまが現れ、「この村は清らかな川と緑豊かな山々に恵まれているので、紙漉きをすれば生活が潤うだろう」と村人に紙漉きの技を教えたとの言い伝えがあり、これが越前和紙の発祥とされています。この姫を紙祖神(しそしん)『川上御前(かわかみごぜん)』として祀った、大瀧神社・岡太神社の和紙の例大祭は、福井県指定無形民俗文化財に指定されています。地元では毎年賑わうお祭りですが、特に2018年は1300年祭となり記念すべき大祭となります。(2018年5月2日〜5日開催)

 紙祖神1300年祭について     越前和紙の特徴について  

【スケジュール】

 2018.4.15 杉の繊維を使った和紙の第1バッチ完成(有限会社やなせ和紙)

 2018.4.20 現地のスタジオで採集された拓本和紙を元にオブジェ完成

 2018.4.21-22 オブジェ搬入、 インスタレーション

 2018.4.23 展覧会初日

 2018.4.28 拓本のワークショップ

 2018.5.12 展覧会終了 

 2018.5.31 ワークショップで集めた和紙を用い、漉き返し紙和紙の第2バッチ完成

【広報について】

IMADATE ART FIELD(今立現代美術紙展実行委員会)の広報を通じて各マスコミにプレスリリーが出されます。また、越前市役所、県庁、県内の美術館に広告が出され、主要な駅、美術館にもチラシ発送予定です。『今立現代美術紙展』の特設ホームページ

▼リターンについて

マットについて

今回のリターンで使用するマットは全てアシットフリー(無酸性紙)です。

 

Face bookご招待

どのリターンを選んでいただいた方でも、Face boookのアカウントをお持ちの方には、プロジェクトの進行状況を掲示したフェースブックの特別ページにご招待させていただきます。

 

 『THE ONE』の説明

①私からTHE ONEのキットをパトロン様に送る。

②パトロン様がキット内にある箱に、私に作品化して欲しい物を入れて私に送り返す。

③私に送り返されたパトロン様が箱に入れた物を、私が作品化し、パトロン様に送る。

 上記③まで終了した時点で、この作品はパトロン様にお渡し完了となります。

 

還魂紙について

今回の展示で私はワークショップを開催する予定です。そのワークショップに参加して頂く方々に、先ず和紙で樹拓を制作して頂き、その作品をもう一度溶かして、全員の作品で新しい一枚の和紙を職人さんの手によって漉き直して頂きます。紙が統一されることで、ワークショップに参加した方々の心が繋がるようなイメージで行いたいと考えています。

サイズが未定なのは、参加人数により紙の大きさや漉ける紙の枚数が変わってくるからです。

 

 漉きむら和紙について

 

 

試作和紙について

▼最後に

この事業は非営利で、予算も限られています。アメリカからの渡航費も十分な制作費も出ません。

それでも喜んで参加したいと思ったのは、長年使わせていただいた今立和紙へのお礼の気持ちもありますし、私が要求した新しい和紙を必ず開発してくれる職人の技術を際だたせる様な作品を今なら私に作れると思ったからです。

『つながりを作っていく』ということは私にとってはとても大切なアートのコンセプトです。この度のキャンプファイヤー・クラウドファンディングで、岡太神社・大瀧神社の1300年祭や記念和紙の展覧会の存在や、今立和紙の職人魂も多くの人に知ってもらえること、知らなかった多くの方と繋がれること自体も素晴らしいことです。

色々な和紙を使ったことがありますが、今立の和紙以上に好きになれる和紙を私は見つけられません。二世代にわたって存じ上げている和紙工房もあり、若かった時には和紙を安く分けていただいたこともありました。地元の伝統工芸士さんとお話しするとき、私はいつも『清廉』ということばを思い出します。

素晴らしい技術を持った職人さんに十分なお支払いができる様に、みなさまどうかよろしくご支援お願いいたします!

 

 

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