ひとりでいても、ひとりぼっちにしない「新しい居場所」を作る

はじめまして「みまもりあいプロジェクト」代表の高原達也です。

プロジェクト立ち上げのきっかけは「毎年、総額約190億円のお金が全国のどこかで拾われて交番に届けられる事実」を知ったこと。この地域に存在する「優しいエネルギー(互助)」をアプリに集約して、「認知症当事者や子供たちの一人歩きの緊急時」にアプリDL者に捜索協力依頼配信できる仕組みを構築しました。(5年間で約170万DL・40自治体と協定締結・累計27,943回配信実績)

そしてこの度、アプリを改修して、新しいチャレンジを当事者の平井さん・下坂さんたちと行います。それが「ひとりでいても、ひとりぼっちにしない「新しい居場所(福祉SNS)」を創る」です。

認知症に限らず、だれもが重い病気になった時、この先の人生がどうなってしまうのか、不安が湧きあがり、苦しくなります…。そんな時に、同じ悩みを抱えながら生活している人がいて、その人の声をこっそりと聴けるオンラインの環境があったら、多くの人は耳を傾けたくなるのではと思います。

「聴く人」には、自分の個人情報を明かさず、自分のペースでこっそり聴ける場。「発信する人」には、誹謗中傷されない、いいねボタンや再生回数もない、たったひとりの人が聴いてくれたらそれでいい場を。そんな安心できる環境をアプリに作りました。

この改修した「認知症の人も使えるアプリ」を使って、地域にある「優しいエネルギー(互助)」を今度は「声(想い)」にして、「繋がり合う・支え合う場」を育てていきます。


この福祉SNS・ラジオの特徴は以下の4つ

〇「当事者やご家族・支援者」の声(体験・知恵・ノウハウ・レガシー)に特化した音声番組。

〇「視聴者」には、個人情報非登録の状態で、自分のペースで番組を視聴できる環境
 (IDとパスワードが自動発行されて、忘却OKの仕組み)

〇「発信者」には、誹謗中傷されない、いいねボタンや再生回数の表示がない環境
 (音声以外に、動画・写真・PDF等の添付も可能)

〇「発信者」の判断で、番組登録者と直接SNS交流(アンケート・チャット等)が可能。
 (福祉SNSとしてApple・Googleから許可を得る)

圧倒的につながれない「空白の期間」に、社会的孤立が進んでいるという現実

もし、あなたのご家族が「認知症です」と診断されたら、どんな暮らしが始まるか、想像できますか?

実は、認知症診断後には、多くの方が社会から孤立してしまう「空白の期間」があると言われています。

特に79歳以下で認知症と診断された方々は、支援の必要性が理解されにくく、介護サービスなどの十分な支援を受けられない現状があります。

「圧倒的につながらない …必要とする支援と出会うまでには時間がかかってしまう」
そう語るのは、大学病院で認知症の診断に携わっている外来の先生です。

※空白の期間とは、[Ⅰ]病院受診までの期間、[Ⅱ]診断から介護保険利用までの期間をさします。


ラジオを通じて15番組・500エピソードを、認知症当事者・ご家族に届けたい。

すでにある「当事者、医療・福祉関係者、支援団体の番組」に加えて、上記の番組を作成予定です。

この福祉SNS・ラジオにもっと早く出会えていたら・・・

施設において、介護スタッフが「声を届けたい」という普段からの想いがあって、実現した「音声」をここで1つご紹介いたします。



「本来なら家族に届かない声」を、アプリを通して残すことで、本人や家族、関係者にとって「大切な想い」を共有し合うことができます。


2025年 認知症高齢者は、700万人に。
さらに、2040年には「認知症の人の数」と、「0~14歳の子どもの人口」が、ほぼ同じに変わらない!?

あなたは、こんな予想データがあることをご存じでしょうか?

2025年には、認知症高齢者は、700万人になるといわれています。さらに、2040年に認知症の人と、0~14歳の子どもの人口が同じくらいになる可能性があるんです。

今、この瞬間も【声】を待っている人たちがいます。
そして今後、認知症は、他人ごとからどんどん「自分ごと」になって行きます。

因みに、良くこんなご意見を頂きますが、、、


「認知症の人が、アプリをダウンロードできるの?」
「認知症の人が、アプリで番組を聞けるの?」

実は、今回の取組みは、令和2~4年度の経産省「認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」で大阪大学と共同研究を行ない、効果が期待できる取り組みです。

時には支えられ、時には支える側に

ひとりでいても、ひとりぼっちにしない「交流型福祉ラジオ」の最大の目的は、「空白の期間」にある認知症当事者・ご家族とつながりつづけ、先輩当事者・ご家族・支援団体・福祉関係者が経験してきた体験・ノウハウ・知恵の【声】を届けることで、時には支えられ、時には支える側になる、そんな「ささえあい」のきっかけを作ることです。

この取り組みに、賛同し、一緒に協力して頂ける仲間のご紹介

認知症当事者 下坂厚さん
(声を届けるこの取り組みは、)認知症当事者の方や専門職の方など、いろんな人のお話が聴けて知識が広がり楽しいです。世間の認知症に対するイメージは「認知症のある人は話せない」「認知症になったら何も分からなくなる」といったマイナスなイメージを持っている人が多い様です。 私たち認知症当事者が「自分の気持ちを声にする」ということは、自分にとってのアーカイブでもあり、多くの人たちの希望でもあります。 私たちの声を届けることで、認知症当事者や家族の方が少しでも不安が軽減されて笑顔になっていただけたり 認知症に関心がある方たちの学びや気付きの機会になればうれしいです。


 認知症当事者 平井正明さん

「福祉SNS・ラジオ」で『昨日どうよ?』を収録することで、他の当事者、専門職・お医者さんなど、いろんな立場の方と対等にお話しできる。 みなさんそれぞれ、いろんな仕事・経験を経て今の仕事・活動に繋がってきていることが感じられています。また、「福祉SNS・ラジオ」は、今感じていること、考えていることをそのまま消えることなく形あるものとして残せる。 たとえ自分は忘れてしまっても、聴き返すことでその時の想いは記憶にとどめて置ける。 自分自身の振り返りにも役立つものだと感じます。それと、最初の入り口として耳だけ使って気楽に聴いてもらう、感じてもらう。そこから次の展開に繋がることが出来ると感じています。


中田 亮 (なかだ りょう) さん 癒し系シンガーソングライター 
プロフィール:15歳で初めてギターを手にし、作詞作曲を始める。その後、俳優養成所やワタナベエンターテインメントで学び、2013年10月、ヴォーカルグループ「フロムア」を結成。地元埼玉の大宮を歌った代表曲「25」はTBS系列「あさチャン」や「Nスタ」などでも取り上げられ、現在も大宮東口駅前商店街で毎日流れている。2021年初頭からコロナ禍で外出、面会が突如できなくなり楽しみが少なくなってしまったシニア世代の皆様にどうにか楽しみを提供できないかとオンラインを通したコンサートを開始。現在、 全国のSOMPOケアの施設に向けたオンラインレクにて毎月15ステージを行う。“懐メロプリンス” のキャッチフレーズでシニア層からも絶大な支持を得て、シニア向けのオンラインコンサートが"推し活"として話題を呼んでいる。

(声を残す取組みに対して)僕は音楽活動を通じて、作品で「声」を残してきましたが、大切な人への想いや、普段直接伝えられない言葉を残すことは、素晴らしい取り組みだと思います。作詞も手紙もそうですが、この“残す”ということに意識が向かないと向き合えない想いや気持ちがあると思います。また、声を届けることで、大袈裟ではなく誰かの人生が変わる。そんな体験をいくつもしてきました。また自分の人生もそうして変わってきました。誰かの声や言葉で勇気づけられたりもしたし、傷ついたりもした。良くも悪くも影響力のある色んな声を良い方向に遣い、必要としている人のところへ届けることで、救われる人がいると思います。

応援メッセージ


 若野達也さん(一般社団法人SPSラボ若年認知症サポートセンターきずなや 代表理事)

祖父と祖母の声を残すことができなかった。そのことが、唯一の後悔でした。あの時の言葉や、自分が知らない場所での会話。そんな声が残っていたら、一生聴き続けます。自分が生きていくために、とても大きな力になると思います。施設に入所していて、今何を感じていて、どんな話をしているのか等を聞けると、離れていても、大きな安心感につながったと思います。もし、自分が声を残す必要になった時、家族に日々伝えることができない状況になったとしても、このような仕組みがあると助かるなという思いもあります。また、同じ生活の場にいない家族と、日々つながるツールがあれば、当事者・家族の心を安定させる可能性が高くなると思います。もし、喧嘩をしていても、いつか思いを伝える時が来るかもしれません。自分が当事者になれば、未来の家族にも思いを届けることができるのではないかと考えます。家族の思いをつなげる可能性を感じています。

具体的な資金の使い道

認知症当事者・ご家族のための番組制作に使わせて頂きます。

謝金:30万円(番組出演料:当事者とご家族のみ対象)
人件費:252万円(認知症当事者に事務局の運営をサポート頂きます。また番組制作費など)
交通費:45万円(大阪出張)
消耗品費:1万円(コピー用紙)
通信・運搬費:10万円(返礼品等の封筒やチラシなどを送るレターパックなど)
物品購入費:12万円(返礼品・チラシ印刷用のプリンターなど)

※集まった金額の一部はCAMPFIRE手数料に使用されます。


実施スケジュール

7月上旬 リターン発送
7月上旬から番組作成(インタビュー開始)
※2024年3月までに500エピソード作成
9月 リスナーと座談会(Zoomで開催予定)
12月 居場所巡り:デジタルスタンプラリー実施予定
1月 アンケート実施(満足度など調査)
3月 リスナーと座談会(Zoomで開催予定)


リターンについて

3,000円 限定300名
■みまもりあいプロジェクトからのお礼メールをお送りさせて頂きます。

5,000円 限定200名
■みまもりあいプロジェクトからのお礼の手紙と、緊急時に役立つ緊急連絡ステッカー(1年間無料でご使用いただけます)4枚セットをお送りします。
※緊急連絡ステッカーとは、「ステッカーに記載されたフリーダイヤルに電話して、記載されているID番号を入力すると、個人情報をお互いに公開することなく、家族が予め通報先として登録した電話に直接連絡がかかる仕組み」

5,000円 限定200名
■みまもりあいプロジェクトからのお礼の手紙と、【非売品】限定特典コッティークリアファイルをお送りします。

10,000円 限定40名
■みまもりあいプロジェクトからのお礼メールと、ギフトインタビューとして、Zoomで中田亮さん、下坂厚さん等がインタビューさせて頂き【声】を残す機会をご提供します。
※インタビュー音声は、みまもりあいアプリ内で視聴が可能です。また、QRコードでインタビュー音声を「聞いてもらいたい人に配る」ことも出来ます。

10,000円 限定40名
■【シンプルに取組そのものを応援したい方へ】返礼品は要らないけど、「取組そのものを応援し育てたい」方のためのコースです。感謝の印として、お礼のメールはお送りさせて頂きます。

50,000円 限定10名
●みまもりあいプロジェクトからのお礼メールをお届けします。
●感謝状(デジタルデータ)をメールにてお届けします。
●番組撮影の裏側に同席できる機会をご提供します。

100,000円 限定5名 
●みまもりあいプロジェクトからのお礼メールをお届けします。
●感謝状(デジタルデータ)をメールにてお届けします。
●みまもりあいプロジェクトのホームページに、社名・団体名もしくは個人名を掲載します。

500,000円 限定3名
●みまもりあいプロジェクトからのお礼メールをお届けします。
●感謝状(デジタルデータ)をメールにてお届けします。
●みまもりあいプロジェクトのホームページに、社名・団体名もしくは個人名を掲載します。
●みまもりあいプロジェクト代表による講演(1時間半)を提供します。

1,000,000円 限定3名
●みまもりあいプロジェクトからのお礼メールをお届けします。
●感謝状(デジタルデータ)をメールにてお届けします。
●みまもりあいプロジェクトのホームページに、社名・団体名もしくは個人名を掲載します。
●みまもりあいプロジェクト代表による講演(1時間半)もしくは相談(1時間半)の機会を提供します。

※みまもりあいプロジェクトを運営する一般社団法人セーフティネットリンケージは非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。


最後に

下坂さん、平井さんと一緒に、私たちは「認知症当事者も使えるアプリ」を活用し、「新しい居場所」=1人でいても、ひとりぼっちにしない「福祉SNS・ラジオ」で、声を届けていきます。

「認知症当事者やご家族」に対して、「先輩」である当事者やご家族・福祉関係者が経験してきた【声】を集め、【地域とつながり合う環境】をつくるこの取り組みに、温かいご支援をどうぞ宜しくお願い致します。


【「みまもりあいプロジェクト」受賞・実績一覧】

①2017年度、互助をICTがサポートする発想で生まれた「みまもりあいアプリ」を開発
(2023年4月時点:約170万DL)
(平成28年度:厚生労働省介護ロボットを活用した介護技術開発支援モデル事業受託)
②2018年度、東京大学「空間情報科学センター」×AIGID=アーバンデータチャレンジ【金賞受賞】
③2018年度、12自治体参画オープンガバメント推進協議会【銅賞受賞】
④2018年度、東京都労働局商店会グランプリ【優秀賞受賞】
⑤2018年度、【グッドデザイン賞受賞】
⑥2018年度、東京海上日動火災保険「認知症保険共同開発」
⑦2019年度、一般社団法人日本認知症ケア学会 石﨑賞受賞
⑧2019年度、大阪大学Innovation Bridgeグラント【大型産学共創コンソーシアム組成支援プログラム事業】採択
⑨2020年度、経済産業省「認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」採択
⑩2021年度、経済産業省「認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」採択
⑪2021年度、トヨタ財団「国内助成プログラム:日本社会における社会サービスの創出や人材の育成」採択
⑫2022年度、経済産業省「認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」採択
⑬2022年度、千葉大学10学部共通科目「災害シチズンサイエンス演習」採用(共同研究)
⑭2022年度、東京都多摩観光推進協議会にて採択
⑮2022年度、内閣府 地方創生SDGs官民連携プラットフォーム 「優良事例」受賞
⑯2023年度、千葉大学【国際高等研究基幹2023年度研究支援プログラム】採択

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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