はじめに

初めまして。栃木・沖縄交流促進協議会 会長の寺内光夫です。私は42年の間、栃木県で獣医師の仕事に従事してきましたが、令和1年に長男に病院を継いでもらいました。その後、ご縁があり(詳しくは後述します)沖縄のヤギ食文化に出会い、沖縄という地域に深く関わっていくようになります。そしてその活動を通して、新たに実現したい夢を抱くことになりました。それは「海なし県である栃木県の子どもたちが、沖縄の美ら海を体験できるような場所を作りたい」ということでした。


美ら海を “海なし県” の子どもたちに

私たちは栃木県高根沢町の道の駅たかねざわ「元気あっぷむら」に、沖縄の美ら海を体感できる水槽を設置し、2023年5月9日より公開をしています。

このプロジェクトは、高根沢町や、沖縄の海や魚の魅力を世界へ発信するOKINAWA SAKANA COMPANYの協力により実現しました。

水槽は2つあり、1つはクマノミやナンヨウハギ、オジサンといったカラフルで個性豊かな可愛い魚たちを。

もう1つは人気のチンアナゴを展示しています。

これらはOKINAWA SAKANA COMPANYが手掛ける水槽の中で唯一、沖縄の美ら海の魚のみを展示した珍しい水槽です。道の駅における展示も日本唯一となります。


異文化交流のシンボル

この水槽の展示は、地元栃木県の子どもたちに、多様な文化、多様な自然を体感していくきっかけになって欲しいという思いから、教育事業の一環としてスタートしました。教育事業としてはこれまでに、沖縄県宮古島の鏡原中学校と栃木県高根沢町立北高根沢中学校の生徒が、それぞれの地域の魅力や学習テーマなどを通して交流する、オンライン交流学習を企画し、実現しました。

宮古毎日新聞「互いに地域の魅力発信/鏡原中・北高根沢中」

https://www.miyakomainichi.com/news/news-174377/

この交流学習で印象的だったのは、鏡原中学校には、北高根沢中学校の生徒たちが羨むエメラルドグリーンの海に囲まれた宮古島に、「海しかない」という感想を持っていた生徒も多く、彼らは逆に四季を感じられる山や田畑に恵まれた高根沢町を魅力に感じていたということでした。海のない地域と、海に囲まれた地域で生まれ育ってきた生徒たちの異文化交流によって、それぞれの地元の魅力を再認識してもらえる機会となりました。

今後はオンラインだけでなく、実際に訪れ合うようなリアルの人的交流を実現し、お互いの土地を肌で感じながら、異文化に触れ合うような機会を作りたいと考えています。


【鏡原中学校の教員からの コメント】

遠い南の島の学校と関東の学校がつながったことに心も弾みます。子ども達は刺激をうけたようで、誰かに何かを発信することの大切さを、改めて感じていました。他者との交流が深い学びに発展していける、その機会を作ってあげることが教員の役割だと思います。交流後のどちらの生徒も表情が笑顔でした。どちらの環境にせよ、まずは足元をみる、自分のふるさとを見つめ直す機会にもなったのではないでしょうか。貴重な体験をさせていただき、感謝申し上げます。

【鏡原中学校の生徒の声】

・北高根沢中学校は、環境問題について難しいな、と思うことをスライドを工夫し、分かりやすく伝えていたので、最後まで理解しながら聞く事ができた。 
・違う文化に触れることができて良かった。また、栃木県に行ってみたいと思いました。


【北高根沢中学校の教員からのコメント】

二つの違う環境や文化を知ることは、生徒にとって貴重な体験になったことだと思います。宮古島の自然・文化を知ることは、高根沢の自然・文化を知ることにつながります。この交流を通じて、生徒たちは改めて、高根沢町の自然・文化を知り、高根沢を好きになってくれた感じがします。交流後の生徒たちの笑顔が印象的でした。

【北高根沢中学校の生徒の声】

・すごく離れている県同士だけど、合唱コンクールとか体育祭とか同じことをやっていていいな〜って思いました。鏡原中の体育祭とかをやってみたいです。また、交流したいです。できれば、鏡原中の皆さんと会ってみたいと思いました。
・周りの環境が違っていても、鏡原中との共通点を見つけたり、鏡原中にはあって北中にはないことを知ったりすることがとても楽しかった。また、オンライン交流をすることがあったら、北中のこともたくさん教えられたらいいなと思った。
・宮古島の文化などを知れました。重要文化財になっているものが多く、守っていかなければならないのだと感じられました。北中との気温の違いにびっくりしました。
・海がきれいなのでぜひ一度行ってみたいです。温暖化で、そのきれいな海がなくならないようにしていきたいです。


継続するためのハードル

高根沢町の協力により「元気あっぷむら」という設置場所を提供いただき、水槽を設置するための資金は、自己資金や有志からの出資によって賄うことができました。しかし、水槽を継続して設置し続けるためには、年間240万円もの維持費がかかり、契約上最低でも3年間は設置をする必要があります。想い先行でスタートしてしまったことから、資金が不足してしまっているのが現状です。1年でも長く水槽を展示し、1人でも多くの方に美ら海に触れていただけるよう皆さまのお力をお借りしたく、この度クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。


私と沖縄とヤギ食文化

沖縄との関係ができたのは、私の次男が「またや」というゲストハウスを沖縄の名護にオープンすることになり、そのサポートのため沖縄へ頻繁に訪れるようになったことがきっかけです。

またやの外観次男と私(宮古島)

自身が獣医師であることもあり、次第に家畜農家をまわるようになりました。沖縄には「ヤギ汁」に代表されるようなヤギ食文化があり、ヤギの肥育も盛んに行われています。私はヤギ農家を訪れる中で、ある課題を知ることになりました。それは、ヤギの病気や飼育に関して、言い伝えが多く、正しい知識があれば救えた命が多くあったはず、ということでした。そこで、“引退した身だからこそできる”という使命感から、ボランティアでヤギの治療や病気の説明をしてまわることを決意しました。

そうしてヤギ農家との繋がりが深まる中で、ヤギの肥育にも携わるようになりました。今帰仁村で大型・多産系統のヤギを研究・生産する玉城畜産さんや、家畜飼料を製造・販売する栃木県那須塩原市のケイアンドエス牧場サービスさんといった沖縄・栃木両県の企業と連携し、肉質が柔らかく、ヤギ特有のにおいも抑えた「美らヤギ」の肥育に成功しました。この「美らヤギ」は沖縄県内の飲食店様にも認められ、複数のお店でご提供いただき好評をいただいています。また、元気あっぷむら内の自前の沖縄食堂でも大好評です。今後は販路をさらに広げていくことで、地域の活性化に貢献していきたいと考えています。


元気あっぷ村での沖縄体験

沖縄と栃木が繋がり合う拠点となっているのが、水槽を設置している元気あっぷむらです。この場所では、沖縄の物産コーナーの設置、「沖縄がんじゅカーニバル」の開催、沖縄食堂の開業など、沖縄を体験していただける機会を年々充実させてきました。

沖縄食堂は日本で唯一、「美らヤギのたたき」を食べることができる貴重なスポットです。

また、同店では今後、沖縄の地元でしか食べられないような珍しい魚を提供することを通して、貴重な体験の提供と沖縄のPRをしていきたいと考えています。


応援者の皆様

水槽の設置に携わっていただいた関係者の皆様を始め、文化交流学習や本プロジェクトへのリターンの提供など、様々な方面からご協力いただいた方々に応援をいただいています。

以下、順不同。
敬称略。

・ 宇津救命丸株式会社(栃木県高根沢町) 代表取締役社長 宇津善行
・ OKINAWA SAKANA COMPANY株式会社(沖縄県名護市)
・ 一般財団法人 栃木県獣医師会
・ 浜口水産株式会社(沖縄県宮古島市伊良部島)
・ 宮古島漁業協同組合(沖縄県宮古島)
・ 国頭漁業協同組合(沖縄県国頭村)
・ 沖縄栃木県人会「栃の葉会」元会長 高久健治
・ シーカヤック沖縄 カモメのジョナサン(沖縄県うるま市) 玉城聖吏
・ 有限会社今帰仁酒造(沖縄県今帰仁村)
・ 株式会社ミツトヨフーズ(栃木県那珂川町)
・ 元栃木県高根沢町教育長 加藤哲
・ 元栃木県高根沢町教育長 小堀康典
・ 元高根沢町立阿久津中学校校長 大嶋丘
・ 元高根沢町立阿久津中学校校長 吉澤政夫
・ 元高根沢町立阿久津中学校校長 小堀良一
・ 元さくら市立喜連川中学校校長 小森英明
・ 元宇都宮市立陽北中学校校長 平野洋一


⚫︎スペシャルサポーター
上鈴木兄弟(P.O.P)
栃木出身の双子ラッパーとして栃木を盛り上げ活躍する上鈴木兄弟と意気投合し、スペシャルサポーターに就任して頂きました!RADIO BERRYの番組内でもラップで「小さな美ら海」を紹介いただいています!

応援メッセージ
「寺内さん渾身の悪巧み 高根沢町の小さな美ら海
海なし県民の僕たちは全力で応援するしかないでしょ! イエッセッショー!」


リターンについて

今回は私が運営する沖縄食堂や水槽にまつわるリターンから、日頃お世話になる栃木と沖縄の企業様が提供する、体験やグルメのリターンを中心にご用意いたしました。各リターンの詳細はリターン欄よりご確認ください。

▼沖縄食堂と水槽のリターン

<お得にお食事!沖縄食堂お食事券>

【5,500円分!沖縄食堂で使えるお得なお食事券】|5,000円

【11,000円分!沖縄食堂で使えるお得なお食事券】|10,000円

【33,000円分!沖縄食堂で使えるお得なお食事券】|30,000円


<みんなで楽しむ!沖縄食堂貸し切りプラン>

・【沖縄食堂|1日貸し切りスペシャルプラン!】|100,000円

・【沖縄食堂|4時間貸し切りパーティープラン!】200,000円


<支援の記念に!お名前掲載>

・水槽のプレートにお名前記載(個人用)|3,000円

・水槽のプレートにお名前記載(企業用)|10,000円


▼沖縄の体験とグルメのリターン

<体験>

・【先着10名様限定!ゲストハウス「またや」宿泊券】|10,000円

・【沖縄の海を堪能!シーカヤック体験ツアー】|10,000円


<グルメ>

・【美ら海の恵み「もずく」セット】|8,000円

・【水産会社おすすめカツオとマグロのおつまみセット】|8,000円


▼栃木のグルメのリターン

・【宇都宮えっちゃん餃子の冷凍餃子】|7,000円

・【栃木県特産のゆばセット】|8,000円

・【栃木県特産!鬼怒川産冷凍鮎】|10,000円

・【栃木県産もち米100%!3ちゃん餅】|10,000円


▼栃木県出身の双子ラップグループ「P.O.P」こと上鈴木兄弟のグッズ

・【P.O.Pのサイン色紙付き!★BEER ネイビーキャップ★】|8,000円

・【P.O.Pのサイン色紙付き!★3連ピクトグラム キャップ★】|8,000円

・【P.O.Pのサイン色紙付き!★BEER Tシャツ★】|10,000円

・【P.O.Pのサイン色紙付き!★缶ロゴ Tシャツ★】|10,000円


▼応援だけしたい!という方向け・お礼のメッセージ|3,000円

・お礼のお手紙| 500,000円


終わりに

是非、子供達に、沖縄美ら海の魚たちに会ってもらい、私の主力行動の地である「やんばる」「宮古島」に来て頂き、異文化を体験して欲しいと思っています。お読みいただきありがとうございました。


Q&A|よくある質問

・クラウドファンディングとは?
・会員登録の手順について
・支援の手順について
・利用できる決済手段について
・その他|よくある質問
---

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください