私たち「龍ケ崎市撞舞保存会」は、茨城県龍ケ崎市で毎年7月に開催される奇祭「撞舞(つくまい)」の保存と後世への継承を目指し、活動しています。この貴重な文化を次世代に引き継ぐため、クラウドファンディングの実施を決めました。ぜひ、私たちのプロジェクトに興味を持っていただき、撞舞を知っていただけると嬉しいです。私たちと一緒に、撞舞を盛り上げ、次の世代に残していきましょう! 


 茨城県龍ケ崎市の「撞舞(つくまい)」は、国選択・県指定無形民俗文化財に指定され、約450年の歴史を誇る伝統芸能(祭り)です。

 舞男が雨がえるの面をかぶり、高さ14メートルの「撞柱(つくばしら)」に命綱を付けずに登り、逆立ちやあおむけになったり、綱を上り下りしたりと、驚くべき技を披露します。この祭りには、雨乞いや五穀豊穣、疫病除けの意味が込められており、舞男が放つ矢を拾った人は1年間の災厄を免れ、健康と安全が約束されるとされています。かつては同様の祭りが利根川流域に沿って開催されていましたが、現在はほんの数か所しか残っていません。 

撞柱に上る舞男

綱を渡る妙技も魅力の一つ


<今年の撞舞開催情報>

今年2023年の撞舞は、7月23日(日曜日)の午後6時頃から、龍ケ崎市根町の「撞舞通り」で開催されます。

 (電車でお越しいただく場合) 品川・東京--(JR上野東京ライン・常磐線<約60分>)--龍ケ崎市--(改札外乗換<約1分>)--佐貫--(関東鉄道竜ヶ崎線<約7分>)--竜ヶ崎--(徒歩約1km<約15分>)--撞舞会場


(お車でお越しいただく場合) 東京都心--(常磐道)--つくばJCT--(圏央道)--牛久阿見IC--(県道48号線)--馴柴東--(県道5号線)--龍ケ崎市役所--(徒歩800m<約10分>)--撞舞会場 ※撞舞会場の近くには、駐車場はございません。市役所の駐車場をご利用ください。




 撞舞は、歴史と伝統を継承する貴重な文化遺産です。約450年もの間、多くの人々に愛され、支えられてきました。

 そんな撞舞ですが、戦争や舞男の引退・怪我などによって過去に何度も存続の危機に瀕しました。そんな中、私たちは、昭和48年に撞舞保存会を結成し、龍ケ崎市の皆さまの協力を得ながらこれまでずっと撞舞を守り続けてきました。

 しかし、コロナ禍で2年間にわたって撞舞を開催することができず、昨年の2022年は苦労の末に3年ぶりの開催となりましたが、中止した2年間のブランクは大きく、撞舞の実施方法や運営の引継ぎがうまくいかずに大変苦労しました。また、その一因となったのが、保存会メンバーの高齢化でした。高齢化により、寄付や会費も以前のように集めることができず、新しい担い手もなかなか現れない、物価高騰がめざましい昨今、会員数も年々減少してきている・・・これまでと同じやり方では撞舞を維持することができないのではないかという不安が生まれました。

 そんな中、このクラウドファンディングを知りました。 

  • ①撞舞の魅力を市内外の多くの人に伝えることができる
  • ②伝統芸能である撞舞を後世に伝えることができる
    • ③保存会の運営資金を得られる
  • ④龍ケ崎市の魅力をPRできる
  • ⑤企業様だけでなく一般の方にも支援して頂ける
  • と、これまでとは異なる様々なメリットがクラウドファンディングにはあります。是非、一石二鳥にも三鳥にも四鳥にもなるプロジェクトにしていきたいと考えています。

 撞舞は、一度見たらその迫力と魅力に取りつかれ、忘れることのできないものとなるでしょう。私たちは、多くの人々に撞舞を知っていただき、その魅力を共有することで、この文化遺産を後世に引き継いでいきたいと考えています。


撞柱の上で弓を引く舞男

・昭和25年7月 戦争により中止されていた撞舞が復活。

・昭和43年 戦後18年間妙技を演じてくれていた舞男が交通事故で引退。ピンチヒッターとして東京から曲芸師を呼ぶも、撞柱の高さに膝が震え、本来立って放つべき四方への矢も座ったままで行い、市民たちは失望。

・昭和48年3月 龍ケ崎鳶職組合も加わり現在の前身「撞舞保存会」結成。「伝統ある郷土の民俗芸能を、よそ者にはまかせておけない!」と龍ケ崎鳶職組合が舞男を正式に引き受ける。

・平成11年12月3日 国選択 無形民俗文化財に指定

・平成18年6月7日 「撞舞保存会」と「撞舞実行委員会」が合併し、現在の「龍ケ崎市撞舞保存会」に

・平成22年4月28日 龍ケ崎市指定 無形民俗文化財に指定

・平成22年11月18日 茨城県指定 無形民俗文化財に指定

・平成27年6月27日 実施に伴い平成22年より市に土地購入を要望。現在の本番会場である「撞舞広場」を確保


 舞男ですが、記録からわかっているのは歴代10名です。

現役の舞男はお二人で、一人目の谷本仁さんは1990年から現在まで舞を披露しています。二人目の大石浩司さんは、谷本さんのもとで5年間の修業を積み、2008年から舞を披露しています。

命綱なしの危険を伴う舞ですが、お二人とも日々鍛錬を積み、圧巻の演技を披露しています。

◆龍ケ崎市

総人口 75,605人  

総世帯数 35,353世帯  (※2023年5月1日現在)

市の花:キキョウ

市の鳥:白鳥       

市の木:松

 龍ケ崎市は茨城県の南部、東京からは直線距離で約45キロメートルと都心からもアクセスしやすい場所に位置しています。市内の住宅地や商業地では都市化が進んでいますが、一方で、牛久沼や小貝川といった水辺の景色や、市の北部にある森林公園、市南部に広がる広大な田園風景など、自然の豊かさも多く残しています。また、地域の文化や伝統芸能を尊重し、歴史や文化の保護・発信にも取り組んでいます。

◆まいりゅうくん

・年齢400歳

・性別:男の子

・好きな食べ物:コロッケ

・特技:ハートの鼻からしあわせフェロモン放出!

 龍ケ崎ふるさと大使で本市の公式マスコットキャラクター!撞舞の舞男にあこがれる龍の男の子。


 今回のクラウドファンディングのために個人様向けにA~Gの7つ、企業様向けにA~Dの4つの計11種のリターンをご用意させていただきました。リターンに含まれる商品の紹介をさせていただきます。

◆お礼状

 含まれるリターン:すべて

 ご支援いただいた皆様に感謝を込めてお礼状をお送り致します。ご支援いただいた方で、オプションより[リターンを希望しない]をご選択いただいた方も含めてすべての方にお送り致します。

◆まいりゅうグッズ

 含まれるリターン:個人様向けA,C,D,E ※選択型商品になります

 まいりゅうくんをモチーフにしたボールペン、シャープペン、ストラップ、バッグなど様々なグッズをご用意しました。各リターンによってお選びいただけるものが異なりますので、詳しくは各リターンの説明文をご参照ください。

◆龍ケ崎コロッケ引換券 ※有効期限2024年1月31日

 含まれるリターン:個人様向けA,C,D ※選択型商品になります

 おふくろの味として長く市民にも親しまれてきたご当地グルメの龍ケ崎コロッケの引換券です。支援額によって引換券の枚数 が変わりますのでご注意ください。今回の引換券は以下の店舗でお使いいただけます。

 髙橋肉店・Ryu's Kitchen MINT TREE・旬の台所しゃんしゃん龍・服部精肉店・まいんコロッケ・中国厨房 ジャーチャン・saloon bar TABIDO(タビドウ)

 また、個人様向けC~Gのリターンをご選択いただいた方で、直接龍ケ崎市役所商工観光課まで受け取りに来ていただける方には龍ケ崎コロッケ引換券を1枚提供いたします!ご希望の方はリターンのオプションよりご選択ください。

◆龍ケ崎市物産品 

 含まれるリターン:個人様向けF,G 
 龍ケ崎市の観光物産協会の物産部会に加盟している店舗中心に、自慢の品をそろえて詰め合わせをお送りします!。

 ①洋菓子セット ②和菓子セット ③おまかせセットの中からお好きなものをお選びいただけます。 

  ※画像は一例です。発送時期、店舗の都合等により一部の商品が変わる場合がございます。ご了承ください。

◆公式うちわへの企業名の記載 ※6月16日までにご支援いただいた企業様

 含まれるリターン:企業様向けA~D

 撞舞の公式うちわに企業名を記載いたします。もしご希望でない場合はオプションより[リターンを希望しない]をご選択ください。

◆特別観覧席

 含まれるリターン:個人様向けG,企業様向けA~D

 ご支援いただいた皆様のために当日の特別観覧席をご用意しました。リターンによって席数やお席の場所が変わりますので下記の座席表見取り図や各リターンの説明文をよくご覧ください。
 特に個人様向けは2席×6組様限定となりますのでお早めにご決断ください!




 このプロジェクトにご支援いただいた資金は、今後の撞舞の運営や保存に必要な取り組みに活用させていただきます。具体的には、舞男育成のための費用(命綱なしの妙技は日々の鍛錬と熱い指導の賜物です)、宣伝費用(うちわ・ポスター及びグッズ製作代)、実行費用(会場設営、ロープ他、お面代、衣装代)などです。そして、このプロジェクトはAll-in方式で実施しています。目標金額に届かない場合でも、プロジェクトを実行し、リターンを必ずお届けします。

 私たちのプロジェクトにご賛同いただき、ご支援いただけますと幸いです。撞舞の伝統と文化を守り、次世代に引き継いでいくために、ぜひご協力ください! 


 撞舞の開催と継承には皆様からのご支援とご協力が必要不可欠です。私たちの熱意と情熱に共感していただける方々と、この素晴らしい文化を何十年、何百年でも次世代に伝えていくために、ぜひともご協力いただけますよう、心からお願い申し上げます。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/07/03 19:17

    ご支援していただいた皆々様!おかげさまで、目標金額に達成しました!!!本当に感謝しきれない想いでいっぱいです!途中、停滞気味の際は、本当に達成できるんだろうか・・・と不安になった時もありましたが、皆々様の多大なるご支援で、期限日前に達成することができました。本当にありがとうございます。欲張りな...

  • 2023/06/27 14:56

    リポーターは龍ケ崎観光アンバサダーの河野桃子さんです。舞男の谷本さん(上)と大石さん(下)に今年の意気込みを語っていただきました。撞舞保存会の瀬尾会長に撞舞の歴史を語っていただきました。今回の取材内容はJ:COM「WEEKLY トピックス」 7月14日(金)~7月20日(木)で放送します。放送...

  • 2023/06/15 10:11

    先にのぼるのは舞男歴34年の谷本仁さん。次に舞男歴16年の大石浩司さんがのぼります。命綱をつけずに、スイスイのぼっていく姿はさすがベテランのお二人!高さ14メートルの撞柱の上での逆立ち。足がまっすぐ伸びている姿は圧巻の演技です。撞柱を支える3本の綱のうち、東側の綱を滑り降り、綱の中央辺りで妙技...

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