「今」「自分達」だけでなく、「将来」「子供世代」にわたってずっと愛され、地球にも優しくあり続ける食品・飲料を......

本プロジェクトでは、そんな想いで作られたオーツミルクの試作品をお披露目! 今後の量産化、一般発売に向け、ご支援頂きたいと思っています。

牛乳は本来、牛の飲み物であってヒト向けではないし
乳牛の工業的な生育方法も気がかりだし
なんかお腹こわす気がするし

......何かと気になることも多い牛乳。

牛乳にはない栄養素を摂取したかったり、環境のために植物性ミルクを飲みたいけど、
無調整豆乳やオーガニックアーモンドミルクは風味にクセがあって飲みづらいし、
調整豆乳やフレーバーの付いた植物性ミルクは砂糖や添加物が気になるなぁ。

子供も学校給食で牛乳に慣れてしまっているけど、
本当は自分も子供も安心して飲める植物性ミルクがあったらなぁ。

そんな声から「塚越さんがつくったおいしいオーツミルク」は生まれました!


「自分達が毎日飲みたいと思うもの、家族・友人にも心からオススメできるものを作る」「素材の良さを最大限引き出すために手間を惜しまない」という信念のもと、ものづくりに取り組んできました。

その上で、大人も子供も飲みやすいことを第一に考えてつくったオーツミルクは、特に「おいしさ」「安心安全」「環境」をコンセプトととして製品化しています、ひとつずつ説明させてください。


オーツミルクは「オーツ麦+水+塩等の少量原料」、というシンプルなレシピで作られます。だからこそ、主原料であるオーツ麦の品質がとても大事。オーツ麦の品質が、オーツミルク全体の骨格を決めると言っても過言ではありません。

オーツ麦は「産地(カナダ、オーストラリア等)」と「加工タイプ(ロールドオーツ、スティールカットオーツ、オーツブラン等)」によって、実は非常に多くの種類があり、ミルクにした時の味や香りが様々です。

▲世界中から取り寄せたオーツ麦の一部

私達は世界中のオーツ麦を取り寄せて、試作品を作っては評価を繰り返し、オーツミルクに最適だと思う北米産オーツ麦を選択して使用しています。


大人も子供も飲みやすいよう、自然な甘さを感じられる味わいに仕上げていますが、実は甘味料は一切使っていません

ではどうやって甘さを付与しているかというと、酵素を用いて、でんぷんを糖に分解することで、植物(この場合オーツ麦)から甘みを抽出しています!これは甘酒作りにおいて、お米のでんぷんが麹の力によって糖に変わる発酵と同じ原理です。植物由来のやさしい甘さを感じてみてください。

私達は原料調達から、粉砕、酵素処理、調味、殺菌、包装まで、全ての工程をスキップせずに、キッチンで手作りする丁寧な工程を極力再現しています。

すでに一次加工された原料(粉砕済みの原料や、希釈するだけで飲料にできる濃縮状態のオーツミルク原液等)を使う方がはるかに効率的ですが、手間がかかってでもプロセス全体を手掛け、ひとつひとつの工程でベストな加工方法を追求することで、オーツの風味やコクを閉じ込めいます。

少し専門的な話ですが、例えば粉砕というひとつの工程だけでも、乾式 or 湿式どちらが良いか、粉砕方法はミルが良いか or 気流が良いか、粉砕粒度はどの程度がベストか、など多岐にわたる検討項目を、納得いくまで検証してきました。

原材料は「オーツ麦」「なたね油」「食塩」「リン酸カリウム」4つのみ

ミルクは毎日でも飲むもの、誰にでも安心して飲んで欲しい...... 増粘剤、乳化剤、保存料、香料等を使わずとも、どうしたらクリーミーに、風味やコクのあるミルクに仕上げられるか...... 上述の、原料と製法への徹底的なこだわりで、これを実現しています。

全国公立小中高生を対象に行なった最新の調査(2023年3月発表)で、食物アレルギーのある児童生徒が増えていることが分かりました。牛乳・乳製品、木の実類にアレルギーがある児童生徒の割合は、11 - 12%にのぼります。

「塚越さんがつくったおいしいオーツミルク」は、乳・ナッツ不使用のため、牛乳やアーモンドミルクを体質的に受け付けない方でも安心してお飲み頂けます。

※本製品で使用しているオーツ麦は、小麦、大豆、そばが混ざる可能性のある方法で収穫されています。

原料を輸入して以降、全ての加工工程を国内の協力工場で手掛けています。国内生産イコール安心安全では決してありません、しかし輸入品の多いオーツミルクだからこそ、国内生産にこだわり、私達自身も協力工場の生産現場に立ち会わせて頂いて、品質と安全性を一緒に確認しています。

オーツミルクは牛乳や他の植物性ミルクに比べ、環境負荷の低いことで知られています。

紙製の、環境にやさしい飲料容器「カートカン」を採用しています。
長期保存ができる上に、リサイクル可能な容器で、かつストローも付いていませんので、お飲み頂いたあとは自治体の紙パックリサイクルや、スーパーの紙資源回収ボックスに出していただけます。

オーツミルクやオートミールの原料となる「オーツ麦」は、日本語では「燕麦(エンバク)」と呼ばれ、一般的に以下のような栄養素が含まれています。

①食物繊維
水溶性、不溶性の2種類の食物繊維がバランスよく含まれています。特にオーツ麦に含まれる、水溶性食物繊維であるβ-グルカン」は、
・食後の血糖値の上昇を穏やかにする(低GI)
・コレステロールの低下
・腸内環境を整える
・免疫力強化
などの様々な健康効果があると言われています(*1)

*1) YiFang Chu, "Oats nutrition and technology", P123-159 

②タンパク質
オーツ麦100gに対し、11〜15gのタンパク質を含んでいます(*2)

*2) Robert LS, Nozzolillo C, Altosaar I. Characterization of oat (Avena sativa L.) residual proteins. Cereal Chem. 1985;62:276–279

③不飽和脂肪酸
体内で作り出すことのできない、必須かつ質の良い脂肪酸である不飽和脂肪酸を含んでおり、
・血圧を下げる
・悪玉コレステロールを減らす
などの効果があると言われています。(*3)
オーツ麦は動物性食品ではないため、コレステロールもゼロです。

*3) Francis H. Webster and Peter J. Wood, Editors, "Oats Chemistry and Technology", P95-107

④ビタミン類
・糖分のエネルギー変換をサポートする「ビタミンB1」
・たんぱく質・脂質・糖質等代謝を助ける「ビタミンB2・B6」「ナイアシン」
・エネルギー代謝や皮膚・髪の健康の維持に貢献する「ビオチン」
・赤血球の生産を助ける「葉酸」
・エネルギー代謝、免疫抗体合成、薬物の解毒作用を助ける「パントテン酸」
などを含んでいます(*4)

*4) Francis H. Webster and Peter J. Wood, Editors, Oats Chemistry and Technology, P95-107

※乳・ナッツは不使用です。
※小麦、大豆、そばが含まれる可能性のある方法でオーツ麦を収穫しています。
※リン酸カリウムは、コーヒー等の酸性食品に混ぜた際の分離を防ぎます。中華麺を作る際の、かんすいなどにも含まれる原料です。

株式会社MISOLA FOODS 代表 塚越翔五

東京在住。早稲田大学商学部を卒業後、味の素株式会社に入社。マーケティング・米国現地法人出向等を経て、退職・起業。どちらかというと都会で育ってきたせいか、自然の中で過ごすことが大好き。特にダイビングで海に潜ると、最高にリラックスできる環境で、生物の雄大さに触れ、日々の些細な悩みを忘れられるのが至福。

株式会社MISOLA FOODS 共同創業者 堀和也

米国ロサンゼルス在住、5歳娘の父親。名古屋大学大学院生命農学研究科を卒業。味の素冷凍食品株式会社入社、日米でR&D・製品開発に従事したのち、MISOLA FOODSを共同創業。次世代フードの研究開発に、娘の辛辣な意見も真摯に受け入れながら挑んでいる。ロードバイク、キャンプ、ヴィンテージレコードが好き。

株式会社MISOLA FOODSの誕生ストーリーについて、少しだけお話させて下さい!

私は、学生時代、留学やバックパッカーで海外で過ごした経験から、食が持つ力に魅了されていました。例えば、留学先で、JAPAN Night、Brazilian Dayなどが日々催され、食を含め各国文化を紹介し合う経験をされた方も多いのではないでしょうか。食は生きていくための単なる栄養素摂取の手段だけではなく、豊かなコミュニケーションを生み出し、国や歴史を探求・理解するきっかけにもなる。

旅先の東南アジアでは、現地のローカルの市場に行くことが大好きでした。見たことのない食材を恐る恐る試食するドキドキ感、ダイレクトに感じる香りや音など、五感がフルに刺激されてこれほど楽しい場所はありませんでした。

いつしか食を通じて日本と海外の架け橋になりたい」と志し、味の素株式会社に入社しました。

▲学生時代の旅先、ベトナムにて

時が経ち、米国ロサンゼルスに駐在する機会を得ました。まさに「食を通じて日本と海外の架け橋になる」仕事、ドリームジョブで充実してはいましたが、Black Lives MatterやCOVIDなどもあった米国の激動の中、私の人生を変えることになった出来事、それは山火事でした。

天気は晴れ、だけど普段は突き抜けるようなLAの青い空が煙で曇っている......山火事は年々ひどくなっていきました。私自身も山側のエリアに居住していましたが、一度、避難警報対象区域になったことがあり、スーツケースに貴重品や洋服を詰め、いつでも避難できる準備だけはしたことがありました。

▲煙で曇っているロサンゼルス

これまで日本に暮らしていた時は、水も自然も豊かで、環境問題になかなか身近な課題意識を感じなかったですが、「地球温暖化って本当に起きているんだ」と、初めて自分事化しました。また、それまでおいしさや利便性を軸としたものづくりをしていましたが、環境に優しい食という軸も絶対に必要だと強く思うようになりました。

調べると、食システムから排出される温室効果ガス量は、自動車や飛行機など移送から排出される量と同じで、特に肉牛や乳牛など、牛関連の環境負荷が高いです。

また私自身牛乳を飲むとお腹がゆるくなることが多いなと思っていたのですが、日本人を含むアジア人の8−9割が、乳糖不耐症(腸が、ミルクや母乳に含まれる乳糖という成分を分解・吸収できないことで、下痢や消化不良を起こしてしまう症状)であることも分かりました。

▲地域別の乳糖不耐症の割合

当時のアメリカのスーパーでは、ココナッツ、ヘンプシード、カシューナッツ、ピーカンナッツと、ありとあらゆる植物性ミルクが登場し、私もいち消費者として飲んでいました。案外おいしいし、お腹もゆるくならないし、コーヒーにも料理にも使えて普段の食生活に自然と馴染んでいきました。
日本でももっと植物性ミルクの選択肢が増えたらな、必要な人に届けたいな、自分がこれまで学んだことを活かして自分が欲しいと思うものを本気で作ったらどうなるだろう、人生一度きり!やってみよう!、と意識が段々と変わってきました。

▲米国のスーパーマーケットの植物性ミルク陳列棚

以上が、起業、そして植物性ミルクをやってみようと思ったきっかけです。

会社名の「MISOLA」は日本語では「美空」「美しい空」。青く澄み渡る空がいつまでも見渡せる環境を後世に残せるように、という願いを込め、社名にもしていますし、食を通じた環境貢献が事業のミッションにもなっています。

皆様からのご支援は、今後の開発・生産費と、本プロジェクトの実施費用に当てさせていただきます。正式に製品を一般発売できるよう、大切に使わせて頂きます。

■パッケージデザイン開発費用
■製品研究開発・分析費用
■生産加工費用
■クラウドファンディング実施手数料

Q. 賞味期限は?
A. 今回お配りするプロトタイプ品の賞味期限は、2024年2月末です。開封後は賞味期限に関わらず、お早めにお飲み下さい。

Q. 常温で保存できますか?
A. はい。直射日光の当たらない冷暗所で保管下さい。

Q. グルテンフリーですか?
A. いいえ。原材料そのものはグルテンを含むものを使用しておりませんが、本製品のオーツ麦は小麦の混ざる可能性のある方法で収穫されています。

ご興味を持っていただき有難うございます。
以下メールアドレスまでご連絡頂けますと幸いです。

info@misolafoods.com


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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