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はじめに・ご挨拶

 林与一でございます。この度、9月11日、12日に東京・日本橋劇場におきまして、我が師・長谷川一夫の代表作『雪之丞変化』を上演することができました。上々の評判、誠にありがとうございました。

 そもそも長谷川は我が曾祖父・初代中村鴈治郎に師事、その娘である大叔母と結婚した縁続き。『雪之丞変化』ではトーキーとカラー映画の二本に主演、雪之丞と闇太郎の二役を演じました。

 私は19歳のときに上京し、7年間、長谷川と寝食を共にし、長唄、鼓など芸事の稽古、撮影所での心得に始まり、諸先輩方への接し方など、芸能界のイロハを学びました。『雪之丞変化』の撮影中、闇太郎に扮した長谷川から「音響さんのところに行って針金もらってこい」と頼まれました。どうするのかと思って見ていたら、頭に被った手拭いに綺麗な山が出来るよう、中に一本忍ばせた。何気ないことですが、目から鱗でした。今回はその闇太郎に私が扮し、そうした長谷川から受け継いだ芸の一部も林佑樹に手渡していきたい。芝居の他に心も躍る華やかな舞踊ショウ『舞の宴』にも挑戦します。

 少しでも皆さまの心とまぶたに残る本物の芸をお見せした、と心しております。どうかいま一つお力を賜りますよう、ひとえにお願い申し上げます。


このプロジェクトで実現したいこと

 三上於菟吉原作の『雪之丞変化』を、作演出家の金子良次氏がダイナミックでテンポある痛快時代劇に創り替えました。

 本格時代劇らしく、衣裳とカツラは手抜きのない本物を使用。

 『雪之丞変化』のみならず、舞踊ショウ『舞の宴』でも『藤娘』など本格日本舞踊で早替わりも披露。歌舞伎同様の本物の芸を、わずか三百数十席という間近な空間で目の前でお楽しみしみ下さい。

 先日も予算がないからという理由で、半手甲や単の着物に甘んじる苦行を強いられ悔しい思いを致しました。しかし、今回はそれをしたくない。

 扇や短筒など小道具の細部に至るまで手を抜くことなく本物で埋め尽くしました。

 ご助力をどうかお願い致します。


プロジェクトをやろうと思った理由

 昨年まではいただけていた文化庁の助成金が本年度からなくなってしまいました。これは本物を志す演者たちにとって大きな痛手です。デジタルコンテンツの使用に特化した経済産業省の補助金も申し込んでみましたが、それも受けることができませんでした。

 良い物をお見せする自信はあります。しかし、あと一歩、まだ資金が足りないのです。みなさまのご協力を心からお待ち申し上げます。


これまでの活動

 昨年10月、東京・浅草公会堂におきまして、第一回林佑樹の會を開催させていただき、参加させていただきました。

 このときも、長谷川一夫が演じました『男の花道』を上演致しました。わたくしは人気女方の歌右衛門の目を治す、眼科医・土生玄碩を演じました。

 今年3月には、東京・浅草九劇で林佑樹ともども『やよい乃舞』を。日本舞踊林流宗家として、ニ曲舞わせていただきました。

 そして今年9月、思いを新たに念願の第ニ回林佑樹の會を『新説 雪之丞変化』で迎えさせていただきます。


資金の使い道

 第一は衣裳、カツラ、小道具、舞台装置、照明など必要経費への充当です。日本橋劇場は観るお客さまにとっても演者にとっても、芸に手が届く素晴らしい空間です。しかし、いくら製作費がかかるからと言って入場料を上げてしまっては多くのお客さまに見ていただけなくなります。

 集めた支援金は入場料を抑えるためとCAMPFIRE手数料、手拭いやパンフレットなどリターンアイテムの制作費やグッズの送料にも使わせていただきます。


リターンについて

・林与一、2時間どちらへでも伺います。講演や食事でもOK。サイン入りパンフレット、手拭付き。50万円

・林与一稽古使用済浴衣、帯セット。サイン入りパンフレット、手拭付き。20万円

・林与一舞台使用特注十手。サイン入りパンフレット、手拭付き。15万円

・林与一使用舞扇。サイン入りパンフレット、手拭付き。10万円

・林与一オリジナル浴衣反物。サイン入りパンフレット、手拭付き。5万円

・林与一使用済直筆サイン入り『新説 雪之丞変化』台本。サイン入りパンフレット、手拭付き。サイン3万円

・林与一使用済化粧刷毛。 サイン入りパンフレット付き。2万円

・林与一サイン入り『新説 雪之丞変化』DVD。サイン入りパンフレット、手拭付き。1万5千円

・林与一サイン入りポスター、サイン入りパンフレット、手拭付き。1万円

・林与一手拭、サイン入りパンフレット付き。8千円

・林与一サイン入りパンフレット。5千円


実施スケジュール

クラウドファンディング開始 7月6日

本公演チケットプレオーダー受付開始 7月6日

本公演一般発売開始 7月23日

本公演 9月11日~12日

クラウドファウンディング終了 9月18日

リターン発送 10月13日より随時


最後に

 つらつら恥を忍んで書き連ねてしまいました。背に腹はかえられぬというのが本当のところです。

 ご覧いただければ、切符代以上の感動をお持ち帰りいただけたかと存じます。

 そのためにも、芝居をどうでも実現したいのです。81歳の一俳優の挑戦を意義あるものと受け止めていただければ幸いです。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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