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宮崎県日向市の〖お笑い発祥の地 落語が地球を救うかもしれない実行委員会〗(※「こども落語全国大会」実行委員会、の俗称です)と申します。

2009(平成21)年に当時、全国で初の子ども落語家が競う大会として第一回を開催。これまで全国28都道府県から累計538人の子ども落語家の皆さんが予選に参加し、日ごろの練習の成果を披露し、来てくださったお客さんを笑わせたり、時には人情噺で泣かせたりしてまいりました。

 ↑何もかも手探りで始めた、14年前の第一回大会時


その大会準備運営を担っておる実行委員はおよそ30名。日向市内外の自営業者から公務員、地域に貢献したい高齢者の方など老若男女、バラエティとバイタリティに富んだメンバーです。

 ↓舞台から会場客席、受付ロビーなど設営も実行委員の重要な役割となります

そしてこの大会には全国津々浦々から参加者が集い、その中からプロの落語家も生まれました。”お笑い発祥の地”と言われる日向市で開催されるボランティアによる手作りの大会ですが、真打の皆さんが江戸から上方からやってきてくれます。

昨年、存続の危機にあったこの大会。キャンプファイヤーさんのクラウドファンディングにも挑戦させていただき、全国各地より多大なご支援を賜り無事サクセスでき、コロナの影響もある中で無事に大会を開催することができました。心より厚く御礼申し上げます。そしてまた、今年も子どもたちの熱い夏がやってきます!


しかし、大会を継続して行くにはまだまだ、資金面で苦しんでおるのが現状です。

日本の伝統文化・落語のためにも、笑いを求める日本の皆さんのためにも、子どもたちのためにも、続けていきたい。続けさせてほしいと思っています。


このプロジェクトで実現したいこと

コロナの影響による中止期間を経て昨年、3年振りとなる第十二回大会を実施することができました。このクラウドファンディングにも昨年初めて挑戦し、多くの皆さまの温かくかつ熱いご支援の結果、見事successすることができ、今年に夢を繋ぐことができました。

大会が行われる日向市は、日向灘に面した海沿いのまちで「リラックス・サーフタウン」と銘打ち、サーフィンをテーマにした地域活性化にも取り組んでいます。”宮崎のハワイ”と呼べるような、海沿いの洒落た商業施設に設けられたコワーキング・スペースで、”仕事しながら遊ぶ、遊びながら仕事をする”という生活スタイル・ワーケーションの受け入れも行っています。

 ↑多くの人が日向市の海に魅せられています


なぜか日向に来るとのんびりして、日向の人のあたたかさに触れ、心も体もリラックスできる。そんな魅力を語る方が非常に多いです。

だから、あの有名な映画監督も、あの有名な音楽家も日向に毎年来てくれ、地元の人と気さくに交流してくれてるのだと思います。

プロの落語家さんも例外ではありません。日向に来ていただき、子どもたちと交流し、のんびりされて帰られます。

日向市出身で芸歴53年の我らが桂歌春師匠はもちろん、上方落語を代表する実力派落語家の一人、桂文太師匠も毎年この「こども落語全国大会」に来ていただき、子ども落語家の皆さんを叱咤激励してくれます。

数年前にはイケメン若手落語家、柳亭小痴楽師匠や林家正蔵師匠などもやってきました。落語家以外にもお笑いコンビ、テツandトモやナイツなどがきて、会場を盛り上げてくれました。

日向を”お笑い発祥の地”としているのは、神話に基づいています。

『天照大神が天岩戸に隠れて世界が暗闇におおわれたとき、他の神様たちが歌や踊りで気を引き、外に出そうと試みました。天照大神が岩戸から顔をのぞかせると、世界が再び明るくなり、みんなの顔(面)が白く見えた=「面白い」』という説から、エンターテインメント発祥の地は、ひむか(日向)の国・宮崎であるとしています。

宮崎には東京や大阪と違って「寄席」のような気楽に落語を楽しめる場所はありません。けれど、お笑い発祥の地であるから、江戸から続く日本のお笑い文化・落語に触れる貴重な機会を子どもたちのために作っていきたいのです。



プロジェクトをやろうと思った理由

過去12回、大会を開催してきました。日向市からの補助金や地元の商店、その他企業からの協賛金、プロの落語家さんによる有料公演でのチケット代金、グッズや飲食物の販売収入などを運営費にしてきましたが、実は毎回赤字運営となっています。

その補填分の負担を、共催団体である(公財)日向文化振興事業団の自主文化事業費(基金積立)で補ってきましたが、負担累計は前大会終了時点で2000万円を超えてしまっています。基金も少なくなったことから、日向文化振興事業団からの負担支援も非常に厳しい状況となり、今後の開催が危ぶまれています。


大会名誉会長を務めていただいてた、故・桂歌丸師匠はこの大会を「プロの逸材を発掘する大会でなく、子どもたちが落語を楽しむ大会」と位置付けていました。一方、出場者の中には落語の魅力に惹かれ、プロへの道に進んだ方もいます。

 ↑大会名誉会長を務められた故・桂歌丸師匠。



春風亭弁橋さん(『前進亭談送』として大会出場)、桂枝之進さん(『鯉鮎亭ボタン』として大会出場)、桂文りんさん(『ぷりん亭芽りん』として大会出場)、の3人です。

その中から春風亭弁橋さんと桂枝之進さんに話を聞きました。この大会(こども落語全国大会)の魅力とは何でしょう?


■春風亭弁橋さん (『前進亭談送』として第五回大会に出場。八代目・春風亭柳橋門下で現在二ツ目。落語芸術協会若手ユニットルート9を落語家・講談師全9名で発足し活動中) ※写真は約2年前に行われた「国文祭、芸文祭みやざき大会」出演時

「1度だけ、高校2年生の時に出場しましたが、落語の技を競うだけでなく落語好きの仲間たちと友情を築くことができる(大会)。進む道は異なっても、この仲間たちとは未だに繋がっている」

※1度だけ出場したその大会で出場者や実行委員、来場者に鮮烈なインパクトを残した弁橋さん。大会での交流ではお兄ちゃん的存在で親しまれリーダーシップも発揮。信念を持ってその後進んだプロの道での礎に日向の地があるようだ。



■桂枝之進さん (2017年1月、中学3年生時に三代目 桂枝三郎門下に入門。2020年8月には落語クリエイティブチームZ落語を立ち上げ、Z世代の視点で様々な企画を制作している) ※写真は第八回大会出場時の桂枝之進(当時:鯉鮎亭ボタン)さん。

「学生時代に4回参加。(しのぎを削ったり、熱く競い合った)色んな思い出がある中で、やはりレベルの高い落語(に感心した)。あまりにもレベルが高くて、思わず弟子入りしそうになったほど」

※大会での会場入りは毎回1番乗りと、当時より行動力と熱意溢れていた枝之進さん。そしてそれがプロ入門後更にパワーアップし落語の枠のみならず、活躍の幅を広げている。その原点のひとつに、この大会の思い出がある。



■桂文りん(当時:ぷりん亭芽りん)さん ※約2年前に行われた「国文祭、芸文祭みやざき大会」出演時





コロナ禍で2年間、中止の憂き目にもあいましたが、そんな中でも「また日向に行って、子ども落語家の皆と会いたい」、「南国特有の人の温もりある日向市で、また落語がやりたい」と願ってくれる過去の出場者からの声が届いています。

伝統芸能の時代の担い手である子どもたちのため、何とか大会を継続させて未来を繋いで行く、そのために我々実行委員も何度も協議を重ね、前回より「大会のクオリティを維持しつつ、切り詰められる経費は切り詰める」考えにより、従来のおよそ半分の実行予算で大会を実施。出場者のOB・OG会が立ち上がる動きを見せるなど、少し明るい兆しも見えつつあります。


今年の第十三回大会は、「予選大会」を7月22日(土)に日向市文化交流センターと日向市中央公民館で開催。「決勝大会」は7月23日(日)に日向市中央公民館で開催します。

会場をこれまでの規模より小さくすることで、運営経費も出来得る限り抑えるようにしました。

大会の予選・決勝のメイン審査員は、地元・日向市出身で(公社)落語芸術協会理事で、当大会会長も務める真打落語家・桂歌春師匠と、上方落語の重鎮・桂文太師匠。これに地元審査員が加わり「小学生の部」「中・高校生の部」各部門の最優秀賞(こども落語家日本一)を決定します。

かつてよりは大きく費用を抑えたとはいえ、実施には様々な運営経費がかかります。



  ↑大会創設時からのキーマン。実行委員会・大会本部長の黒木繁人さんは現在、(一社)日向市観光協会会長も務めている



厳しい状況ではありますが、未来を担う子どもたちの文化活動のため、それを応援し観覧に来るのを毎回楽しみにしてくれている、高齢者を中心とした地域の方々のため、1年でも長く大会を継続して行けるように、このプロジェクトを立ち上げました。


これまでの活動

2009年(平成21年)8月1日(土)、2日(日)に第一回大会を開催。

以後は毎年7月の最終土・日に大会を開催し、日向市の夏の恒例行事して定着しています。 ※今年は会場の規模を変えて行う関係から、第4週の土・日に開催します。

大会の開催だけでなく、審査員のプロ落語家による落語会、地域へ出向いてのプレイベント、実行委員による知事や市長への表敬などを行ってきました。

↑ 大会前に地元の機運を盛り上げる、プレイベントや県知事表敬などを行ってきました ↓

また、予選大会終了後に行う「交流レセプション」は、出場者とその保護者に審査員、実行委員、市内各団体代表などが出席する文字通り交流の機会で、日向の温かい地域性と相まって「このためだけでも日向に行きたい」と思っていただいている交流の場です。

改めて、今回の大会概要をお知らせします。

■大会名

~お笑い発祥の地・宮崎~ 第十三回 ひむかの国こども落語全国大会

■大会の目的

落語を愛好するこどもたちが日向の地に集い、人前で元気に話すことのできる人材を育て、日本の伝統芸能である落語の文化振興のみならず、こども達相互の文化的・社会的交流を深め、豊かな人間性を育むことを目的とする。

■参加対象

2023年度在学中の小・中・高校生

■賞金

最優秀賞(各部門1名=2名)・・・5万円相当の賞金及び副賞

優秀賞(各部門3名=6名)・・・1万円相当の賞金及び副賞

他 各賞(数名)・・・副賞

■審査方法

予選大会は2会場に分け実施。審査員はプロ落語家が行う。決勝大会はプロ落語家2名と落語に造詣の深い現地審査員が加わり行う。

■審査員プロ落語家

・落語芸術協会理事  桂歌春

・上方落語家  桂文太

 ↑桂歌春(大会会長)

「長かったコロナ禍も5類になり、人々も少しは安心できる状態で日常を過ごせるようになりました。もちろん、感染対策は十分気を付けなければいけません。その中で、今年も全国の落語小僧や落語娘が日向に集まります。ひむかの国こども落語全国大会は、日向の夏の風物詩です。この大会が成功できるように皆様方「笑いは地球を救うかもしれない」の精神にクラウドファンディングご賛同をお願いいたします」

 ↑桂文太


■開催日程

予選大会・・・2023年7月22日(土) 13時00分~18時30分(予定)

            ※終了後に交流レセプションと結果発表

決勝大会・・・2023年7月23日(日) 10時30分~14時00分(予定)

            ※終了後に最優秀賞者発表と表彰式


資金の使い道

・受賞者への表彰状等及び参加賞

・審査員、司会者への謝礼

・会場使用料及び音響スタッフへの謝礼

・リターンの制作費及び送料

・クラウドファンディングの手数料

・その他、今回のプロジェクトにかかる経費


リターンについて

ご支援金額に応じたリターン(お返し)をご用意しております。


実施スケジュール

・2023年6月23日  プロジェクト立ち上げ

    ~7月21日  支援受付

・2023年7月22日、23日  大会開催

・2023年8月下旬  リターン品発送開始


最後に

アフターコロナ社会での他の屋内イベントの模範となるような、安心安全で心温まるおもてなしの運営にて開催します。

笑いの力で地方から明るい免疫力を発信していきたいと思います。子どもたちの笑いにかける情熱を未来に繋げるため、どうぞよろしく応援の程、お願い申し上げます。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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