-ご挨拶-

こんにちは、私たちは静岡県をフィールドに活動する地域密着型サイクルレーシングチーム「レバンテフジ静岡」です、よろしくお願いします。

レバンテフジ静岡は、2020年に発足した地域密着型の自転車チームです。この度、チーム発足4年目にして、初の欧州遠征「バルチック・チェーン・ツアー」への参加が決まりました。

発足4年目のいわば新興チームが、自転車レースの本場ヨーロッパの格式あるレースに招待いただけることは、とても貴重で光栄なことです。

これまでの3年間、私たちは国内のサイクルロードレースを主戦場として活動してきましたが、正直なところ、スタートしてまだ間もないチームにとっては、国内遠征だけでも年間予算の確保が容易ではありません。

そのような状況ですが、私たちは、チームが目指す「地域から世界へ」の序章として、今回の欧州遠征というチャンスをいただき、チャレンジを決意しました。より多くの皆様の応援と、ご支援により、今回のプロジェクトを成功に導いていただきたく、ご協力のほど宜しくお願いします。

-レバンテフジ静岡とは-

富士山の麓、静岡県富士市に拠点を置き、日本全国で開催されるサイクルロードレースのリーグ戦「ジャパンサイクルリーグ(通称JCL)」に加盟、国内リーグや国際レースを含む年間およそ30レースに参戦しています。

また、地域密着型のチームとして、地元地域における自転車競技(主にサイクルロードレース)の普及と、サイクルスポーツによる地域創成を念頭に活動しています。

地元富士市内で開催されたホームレース
富士クリテリウムチャンピオンシップのスタート前

サイクルロードレースは、目の前を駆け抜ける選手のスピードや音、風を間近に感じられる迫力が醍醐味のスポーツです。

時には200kmを超えるようなタフなレースや、1-2kmの街中周回コースを何十周もまわるようなハイスピードレース(クリテリウム)など、コース特性や地形によって様々なスタイルのレースが繰り広げられます。

チームは10名前後の選手で構成され、1回のレースに6~8名の選手が出走します。

選手にも様々なタイプがあり、登りが得意な選手、平坦なスピードコースが得意な選手、ゴール勝負のような爆発的なスピードのある選手、全てを能力を兼ね備えた選手など、所属選手の特性によってチーム戦略が変わり、コースの条件やレース展開を活かした作戦を組み立てながら、チームメイトが協力し合い、チームからたった一人の勝者を出すためにゴールを目指します。

-世界との壁-

オリンピックやサッカーワールドカップと並び世界3大スポーツの祭典と称される「ツール・ド・フランス」。世界的にはとても多くの人々がサイクルロードレースを視聴し、人気を博すスポーツですが、日本ではまだまだマイナースポーツであることは否めません。

特にロードレースの分野においては日本の競技レベルと世界との差が大きく、現在ツール・ド・フランスに参加できる選手は1名しかおらず、本場ヨーロッパで活動している選手も数名に過ぎません。世界で活躍できる自転車ロードレース選手の輩出は、国内自転車競技全体の期待と目標です。

「地域から世界への道筋をつくる」
-ローカルチームから世界へ-

サイクルロードレースの本場はヨーロッパです。

もっとも有名な「ツール・ド・フランス」は、世界を目指す選手であれば誰もが夢見る大舞台でああり、ステップアップを目指す選手にとって本場ヨーロッパでの活動は必要不可欠です。

レバンテフジ静岡が掲げるコンセプトのひとつ「富士地域から世界へ」には、ローカルチーム(地元地域)から世界に羽ばたく選手を輩出する熱い想いが込められています。

-欧州遠征への挑戦-

このたびレバンテフジ静岡は、2023年8月18日~20日の3日間に渡り「エストニア」「ラトビア」「リトアニア」のバルト三国で開催される歴史ある自転車レース「バルチック・チェーン・ツアー」の出場権を得る事ができました。

バルチック・チェーン・ツアー(BCT)は、世界自転車競技連合(UCI)公認2.2クラスの自転車ロードレースです。我々のような新興チームが、本場ヨーロッパのUCI公認レース出場権を得る事は奇跡的な出来事であり、通常では容易なことではありません。

地域密着型自転車チーム「レバンテフジ静岡」が挑戦する初の欧州遠征、駆け出しチームの欧州遠征実現には、より多くの皆様の応援を必要としています、お力添えを何卒よろしくお願いします。

-バルチック・チェーン・ツアー-

UCIヨーロッパツアー(カテゴリー2.2)のステージロードレースとして開催されるバルチック・チェーン・ツアー(英語: Baltic Chain Tour)は、バルト三国で、独立運動の一環として行われたデモ活動「バルトの道」を記念して設立されました。

バルトの道:1989年8月23日、およそ200万人が参加して手をつなぎ、三国を結び、約600km以上の「人間の鎖」を形成しました。このデモンストレーションは、バルト三国のソ連併合を認めた独ソ不可侵条約秘密議定書締結50周年を期して行われ、三国が共通の歴史的運命を共有していることを国際社会に訴えるために行われました。

バルチック・チェーン・ツアーの歴史は古く、初回開催は1955年で1987年まで続けられました。その後、2010年にバルト三国の自転車連盟会長が、この伝統あるレースを復活させる契約に署名し、2011年からレースが再開されています。

-チームの状況-

■コロナ禍の立上げ

2020年1月のチーム発足とほぼ同時期、新型コロナウィルスの感染拡大は始まりました。

本来であれば、静岡県初の地域密着型自転車チームとして様々な活動を開始する予定でしたが、未曽有の災禍により世界中の経済活動が停滞、発足から3年、決して順風満帆な運営ではありませんでした。

しかし、昨年から多くの国内レースが予定通り開催され、今年はスポーツサイクルの活気も戻りつつあります。チームも、2023年がレース初年度の気持ちで走り始めました!

■選手の成長

チーム発足時から、世界で活躍できる選手の「発掘」「育成」をコンセプトに若手選手強化に取り組み、2022年からは経験と実績のある海外選手を迎え入れ、選手育成とチーム強化の両立を図りながら地域プライドに繋がるスポーツチームを目指しています。

チームの主戦場は日本ですが、今後、よりレベルの高い海外レースにも挑戦していきます。

そして、地元地域から世界選手権やオリンピック代表選手を、ツール・ド・フランスのようなビッグレースで活躍できる選手を輩出する道筋(世界に繋がる選手育成型チーム)を作ることが私たちの目標です。

■3年間の感謝

発足から3年が経過。若手選手を中心に構成される地域密着型チームは、まだメジャーレースの勝利こそありませんが、皆様のお力添えをいただきながら経験を積み、一歩一歩着実に進化してまいりました。

苦しい社会情勢の中、チームの立ち上げを支えていただいた皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

出場レースも限られる中、U23世代の目覚ましい成長と、それを牽引する先輩たちのひたむきな姿がチームの原動力です。

この3年間の経験と、皆様のお力添えは、今後のチーム発展の糧であると確信しています。

■更なるステップアップ

そして4年目を迎えた今季、私たちはUCIコンチネンタルチーム登録を行ない、国内外のUCI公認レース(いわば国際レース)にも活動の幅を広げます。

※UCIコンチネンタルチーム:UCI(国際自転車競技連合)による自転車ロードレースチームの格付けの一つで、上から3番目に位置します。現在、日本国内のUCIコンチネンタルチームは12チーム。

世界を震撼させたコロナ禍の活動を経て、いよいよ世界への第一歩を踏み出します。
それが今回のバルチック・チェーン・ツアー欧州遠征です。

-地域密着型チームとして-

サイクルロードレースは、スタジアム競技ではありません。公道やサーキットで行なわれるレースに入場制限はなく、目の前を走り抜ける選手の迫力を、誰もが気軽に観戦できる事が最大の魅力です。

一方で、プロレースであっても、スタジアムやアリーナ競技のように入場料による興行収入を見込むことができないため、チームの活動を支える収益源は、スポンサー様やファンの皆様の支援が多くを占めます。私たちの活動を支えていただいているのは、地元地域を中心とする多くの支援者(社)の皆様です。

これを念頭に、皆様にレバンテフジ静岡がいて良かったと思っていただけるようなチーム造り、および選手育成を目指しています。

私たちはレースのみならず様々な地域活動や社会貢献活動に取り組んでいます。スポーツサイクルの魅力を発信し、自転車を介して社会や地域の抱える問題解決、課題解決に取り組み、身近なプロスポーツチームとして皆様との交流を大切にしています。

-2023 Baltic Chain Tour 参加予定選手-

現在チームの所属選手は11名(国内選手8名、海外選手3名)、今回のバルチック・チェーン・ツアーに臨む精鋭6名の選手(予定)をご紹介します。

当初、参戦を予定しておりました「マラル選手」と「ボロー選手」は、他レースへの参戦のためバルチック・チェーン・ツアーは不参加となりました。代わって、「鈴木史竜選手」と「夏目天斗選手」の参戦が決定しました!
※所属選手の情報はチームホームページをご覧ください。
 https://www.levantefuji.jp/team/members/

■バトムンク・マラル-エルデン

1994年10月15日生まれ(モンゴル出身)
179cm/75kg
若手選手を牽引する実力者。2022年アジア選手権ロードレース7位、現モンゴルチャンピオン、アジアでは数々の実績を持ち経験豊かな兄貴分。
-選手コメント-
今回、BCTに参戦するチャンスをいただき光栄です。皆さんの応援がチームのパワーになります、全員で表彰台を目指して頑張ります、よろしくお願いします!

■エンクタイヴァン・ボロー-エルデン

1995年6月8日生まれ(モンゴル出身)
186cm/76kg
人並外れたフィジカルの持ち主。2021年モンゴルチャンピオン(ロードレース)、常に積極的な走りでレースを盛り上げる不屈のアタッカーは、大きな見た目とは裏腹に温厚でシャイな愛されキャラ。
-選手コメント-
私は、モンゴル出身のエクタイヴァン ボローエルデンです。レバンテフジ静岡のチームの一員としてBCTに参加できることを嬉しく思います。BCTには初めて参加させていただきますが、全力で戦っていきたいと思います。私たちを応援してください。

■床井 亮太(トコイ リョウタ)

1998年12月11日生まれ(栃木県宇都宮市出身)
169cm/58kg
チームのムードメーカー。国内レースでの豊富な経験を活かしエースとして司令塔としてチームを牽引する。攻めのレースと守りのレースを使い分け勝機を伺う頭脳派選手。
-選手コメント-
BCTは私自身もレバンテフジ静岡としても初めての海外遠征レースになります。6月に開催されたUCI公認レース、ツール・ド・熊野でもチーム初のUCIポイントを獲得し、レースの回数を重ねることにチームワークも良くなってきているところです。バルチック・チェーン・ツアーを通じ、ラトビアと富士市の友好の架け橋となれればと思っております。ご支援よろしくお願いします。

■ダニエル・グルド

2000年12月9日生まれ(デンマーク出身)
183cm/70kg
2023年からチームに加入したデンマーク出身の22歳。ヨーロッパのレースでも入賞経験があり、生活の場を静岡県に移して鋭意活動中。常にポジティブ、笑顔が絶えないハイテンションライダー。
-選手コメント-
今期、レバンテフジ静岡がヨーロッパ遠征に旅立ちます。みんなとヨーロッパでレースができるなんて最高、楽しくて、速くて、平坦なコースで、ヨーロッパの強さを感じて、活躍してきます!
しかし、ヨーロッパに行って強さを見せる前に、皆さんのサポートが必要です。10人のクルーとたくさんのバイクでヨーロッパに行くには、本当にお金がかかります。クラウドファンディングで皆さんの支援をぜひお願いします。

■高梨 万里王(タカナシ マリオ)

2001年11月30日生まれ(静岡県富士宮市出身)
170cm/65kg
急成長中、若手選手(U23)のホープ。向上心が高く、トレーニングから日常生活までストイックな取り組みはチームいち。今後の成長が楽しみな選手のひとり。
-選手コメント-
私は小さい頃に自転車競技を始め、いつかは自転車競技の本場ヨーロッパに渡りたいと思ってきました。
今回ヨーロッパ遠征に行くことで自分の実力の位置や、ヨーロッパで走る為に必要なことなどが分かる、とても良い遠征になると思います。世界へ挑戦する第一歩となりますが、海外選手に負けない精神で戦ってきます!

■山口 瑛志(ヤマグチ エイジ)

2002年1月22日生まれ(山梨県中央市出身)
171cm/63kg
チーム屈指のヒルクライマー。レースを始めて2年に満たないが、成長著しく、登りや平地の独走力と人並外れた持久力(インターバル力)が持ち味、700kmを1人で走る事も苦にならない。瞬発力が今後の課題。
-選手コメント-
ロードレースという競技をするうえで、本番ヨーロッパでのレースを経験することは必須であり、必ずチームとしても個人としても良い成長をもたらすと考えています。その機会をこのBCTに出場するチャンスを得られたのは、とても貴重なことであり、招待いただけたことにとても感謝しています。その貴重な機会をチーム、そして自身の成長を最大化させるために万全の準備をして挑みます。皆さんの応援、ご支援お願いいたします!

-チーム近況・レース実績-

チーム発足から3年、未だメジャーレースでの優勝はありませんが、選手は着実に実力をつけてきました。

今年(2023年)6月4日~5日にかけて行われた国内UCI公認レース「ツール・ド・熊野」では、BCTに出場予定のマラル選手が7位、ダニエル選手が8位と、2名が10位以内に入り、チーム初のUCIポイントを獲得しました。

また、若手選手も、しっかりチームに貢献する走りを見せ、海外遠征に向けても大きな弾みになりました。今後も、成長著しい若手選手と経験豊富な海外選手を軸に、存在感のある走りでレースを盛り上げ、悲願のメジャーレース優勝を目指し邁進してまいります。

-Baltic Chain Tour 出場の経緯-

レバンテフジ静岡が拠点を構える富士市とバルト三国のひとつラトビアは東京2020オリンピックのホストタウンの関係にありました。

実は、この時のラトビア自転車代表チームの監督は、バルチック・チェーン・ツアーのオーガナイザーの一人でした。

私たちは、UCIコンチネンタルチーム登録を果たした今期、海外UCIレース遠征を計画し、当初は身近なアジア圏のレースを模索していたのですが、突如、富士市を通じてバルチック・チェーン・ツアーのオーガナイザーと繋がることができたのです。

これは、偶然ではなく必然と考え、出場希望の意思をオーガナイザーに伝えました。そして、快くご招待をいただくことができました。

私たちは、敢えてレベルの高い本場ヨーロッパのレースを選択しました。本来であればアジア圏のレースを選択するはずですが、チームの長期的な大きな目標に向け、バルチック・チェーン・ツアー出場を選択し、機会を得られた事は、やはり偶然ではなく必然だったのかもしれません。

これまで経験してきたレースとは格段にレベルが違いますが、世界への第一歩として、このチャンスを活かし、今後の飛躍につながる走りを約束します。

今度は、私たちがラトビア及びバルト三国を訪れ、サイクルスポーツを通じて国際交流の架け橋になりたいと思います。

-目標金額-

本プロジェクトの目標金額は、400万円です。
※キャンプファイヤー手数料とリターン品原価を含みます。

遠征では、環境に慣れる期間も含め、8月9日から8月20までの12日間の滞在費と渡航費を予定しています。選手6名、監督、メカニック、マッサーなど帯同スタッフ4名、海外遠征としては最低限の合計10名分の遠征費を目標金額としました。

遠征全体予算(概算)
 3,505,000円

①目標金額
 4,000,000円

②キャンプファイヤー手数料
 目標金額の17%+税
 748,000円

③リターン品原価
 350,000円

③自己(チーム)負担金
 603,000円

①-②-③+④=3,505,000円

渡航費をはじめ、現地のレンタカー手配など、これまでチームが行ってきた国内遠征とは比較にならない費用が必要です。欧州遠征実現に向け皆様のご支援をお願いいたします。

-レバンテフジ静岡の地域活動のご紹介-

●子どもたちの命を守る交通安全教室
 2023年4月から約2ヵ月で16校 約2,000人に実施
●交通安全運動や防犯の街頭啓発
●自転車防災の実証訓練
●地域産業や地域活動への積極的参加
●サイクルツーリズムによる地域振興
●サイクリングイベントの企画運営
●ランバイクによる幼児世代のスポーツへの導入
●自転車による健康増進、介護予防活動への協力

-最後に-

発足4年目の新興チームにとっては、1度の海外遠征でもとても大きな負担になります。ヨーロッパ遠征となれば尚のこと費用は嵩みます。しかし、我々には大きな目標と、それにかける情熱があります。今回の欧州遠征を足掛かりに、来年以降もチームは目標に向かって邁進してまいります。それに必要なチーム基盤づくりも並行して行なってまいります。世界への初めの一歩に、皆様のお力添えをお願いいたします!そして、レバンテフジ静岡と選手の成長を皆様の目で見守ってください。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2023/08/18 13:14

    いよいよ本日からBCTがスタートします!14日にバルト三国のエストニアに入り、3日間の調整日を経て、あと4時間後11:05(現地時間)にスタートします。クラウドファンディングを通じて、多くの皆様のお力添えを受け、無事、スタートを切ることができます。本当にありがとうございました!今日からの3日間...

  • 2023/08/04 19:12

    「欧州への挑戦!」プロジェクトも残すところ5時間あまり、BCTのレース開催もちょうど2週間となりました。約一ヶ月のプロジェクト期間、多くの皆様にページをご覧いただき、たくさんの応援メッセージやご支援に感謝いたします!プロジェクト期間は、本日23時59分までとなっております。これまでご支援いただ...

  • 2023/08/03 20:31

    「欧州への挑戦!」プロジェクトも残すところあと1日となりました。多くの皆様の応援、本当にありがとうございます!本日、選手が実際にBaltic Chain Tourで着用するレース用ジャージが届きました!リターンにも設定しております【-選手着用-BCT期間限定レースジャージ】 が、こちらのジャー...

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