はじめに

NPO法人ガクソーです!

今回はNPO法人ガクソー(編集長・乙脇康彦)が企画する、「子どもと大人でつくる、文化的な表現の場としての雑誌」を一般に向けて出版するため、クラファンにて先行販売を実施します。(出版社:繁興汽船合同会社)

NPO法人ガクソーとは

今回編集企画する「NPO法人ガクソー」は、石川県の先端、珠洲(すず)市で、小中高生に向けた教育事業やメディア・まちづくりの取り組みをしています。

ガクソーは、奥能登・珠洲市、飯田町商店街の中にある旧中田額縁店跡地を利用した学びと遊びの拠点です。一枚の絵画を大切に額装して世の中に届けるように、誰かが作ったコンテンツや商品を、私たちなりに意味づけをして、世の中に届けていきたい。その作業を町の子どもたちと一緒に行うことで、お互いに学びになればと思い開業しました。2022年にはNPO法人化をしました。

どうして雑誌をつくるの?

ガクソー発足当時から、文化的な場を作るというビジョンがありました。

その根底には”コンテンツ”を愛すること、いわば”コンテンツ愛”を大切にすることがあります。コンテンツをつくり、アーカイブすることを通じてさらに思索を深めていく。そんな循環を生み出していこうとしています。

その表現媒体として、様々なメディアを活用しています。TwitterやYoutubeなどのSNSやウェブサイト、音声メディアのPodcastなど。それぞれの媒体が少しずつ始動しました。

⚫︎ガクソーサイト 
https://gaxo.club/

⚫︎PodCast「中田文化額装店(ガクソーラジオ)」 
https://open.spotify.com/show/6vO0L4HmquEY8Dk0XoXGCk?si=1324ea43ff8e45fb

⚫︎YouTubeチャンネル「【ガクソー】中田文化額装店」 
https://www.youtube.com/@gaxo01

⚫︎X(Twitter) #中田文化額装店 でメンバーが日々の様子をつぶやき
https://twitter.com/search?q=%23%E4%B8%AD%E7%94%B0%E6%96%87%E5%8C%96%E9%A1%8D%E8%A3%85%E5%BA%97&src=hashtag_click

そこから、自らを発信する媒体として「紙の本」を選び、制作することになりました。

「紙の本」で表現する、ということ

インターネットの世界は、いわば「距離ゼロ」のようなところがあると思います。

どこにいても一瞬で膨大な量の情報から自分の思うものを自由に手に入れられること、そしてコミュニケーションできることは、時代の大きな変化であることは間違いないでしょう。

しかし、世の中の人はその一方で、もの足りなさのようなものを感じていることは確かだと思います。

そこに足りないものは「物」であり「間」であり、つまり「空間」が必要だと思いました。

様々なことが起きる空間であるガクソーを体感できる媒体として、紙の本は最低限必要なものとして必然的に導かれました。

ガクソーの文芸誌「額装」

主な内容は、ガクソーに出入りしている大人・子供の表現物です。

形態は小説・エッセイ・読書レビューなど、活字の特集・連載・創作が主ですが、いわゆる「文芸誌」的な従来の枠には納めません。

その中でメインとなるものは〈話題〉と称した、一般的には特集やテーマと呼ばれるようなものです。みんなで語るときの「話題」のようなニュアンスでそう名付けました。

これはある言葉を種として、そこから各々が発想したものを自由に表現するという枠です。

表現形式は文章はもちろんのこと、音楽、写真、絵画、またはパフォーマンスなど様々。

第1回の〈話題〉は「わからない」。

どんな構成?

ガクソーラジオで「わからない」のテーマにトークをした回もあるので、ぜひ聴いてみてください。

⚫︎Spotifyポッドキャスト:「わからない」出演:ザワ、しんけん、乙脇(やっちゃん)
https://open.spotify.com/episode/24nTNfJV283Si2bztjkMPx?si=2O9DSPZhQ8C60tzjI5bCqg

⚫︎Spotifyポッドキャスト:「わからない2」出演:つくちゃん、乙脇(やっちゃん)、楓
https://open.spotify.com/episode/5h80xXdk3pxkHdlXTgkfFg?si=EsDvF6QLTMizMtbbtOfS5g

各記事について

ここでは簡単に、各記事についてご説明したいと思います。

〈話題〉

「ある」乙脇
 …「わからない」という言葉の世界を探ることで、存在の根源を発見する。

「アンビエント化/堆肥化」shing-keng
 …堆肥とアンビエントミュージックに共通項を見出し、自身をアンビエント化/堆肥化させる著者による実戦の場のひとつ。

「わからないを頭に浮かべ歩く」木津
 …なにげなく歩いているいつもの景色は「わからない」ものだらけだった。

〈連載〉

「みえないものをみようとして」喪瑠津
 …著者のテーマである「みえないもの」を巡る日記のような考察の記録。

「人間交差点」楓
 …ポッドキャストで配信中のラジオの、総括者による編集後記のようなもの。

「どちらかというとグレーな日々」新谷
 …忘れていく悲しみに苛まれて、生きていくこと(死んでいくこと)に得体の知れない恐怖を抱いた、当時中学2年生の新谷健太が書き始め、アバウトに今日まで続けている「どちらかというと日記」に近い文章。

このほか、創作小説、ガクソーに住んでいた人の珠洲滞在記、またはスペイン旅行記、おすすめ本の読書レビューなど、混沌とした内容をお届け予定です。

子ども達の制作物」

この記事では、ガクソーで行われている大人と子供が共に美術作品を制作し学び合う活動「寺子屋美術部」に参加している、2歳〜高校生のこども達が制作した作品の一部を掲載します。

「視ること/創ること」を育むこの活動は、一般的な美術教室のイメージとは異なり、参加者の主体性を尊重し、参加者同士が刺激を受けることで生まれる「自分の表現への芽生え」を促す環境を、寺子屋のように街に開かれた場所として開放しています。

参加している子ども達の制作物を「紙の本」として記録していくことは、ガクソーの活動にとって重要な要素であると考えます。作った子ども自身が振り返ることで得るもの、これから通う子どもたちが見て刺激を受けること、過程をみてきた大人が成果物を改めて観ること、それらを通じて我々が「何を考えて、何を伝えていくのか」を再考するきっかけとなる小さな展覧会のようなページになることを目指します。

雑誌の仕上がりイメージ

写真はイメージです

【基本仕様】
B6サイズ
無線綴じ・右綴じ 背幅:約20mm 
部数:100〜
本文ページ数:約300
本文の印刷方法:カラー/モノクロ混在 両面
ページ内訳: モノクロ 312 カラー 8 

表紙の表題には空押しと呼ばれる特殊加工を施し、質感にこだわった仕上がりを目指しています。
理想の仕様に近づけられるよう、ぜひ皆様のご支援をよろしくお願い致します!

※仕様やデザインは変更になる場合がございます。予めご了承ください。

実施スケジュール

12月上旬 印刷開始
12月下旬 リターン発送予定

リターン

雑誌
早割が大変お得なのでお早めに!

17%OFF 2,480円(限定20冊)
13%OFF 2,580円(限定20冊)
10%OFF 2,680円(限定20冊)
7%OFF 2,780円(限定20冊)
3%OFF 2,880円(限定20冊)

●E-book(応援コース)
デジタル派の方や、プラスして応援したい方など、雑誌と合わせてぜひご検討ください!

3,000円コース
5,000円コース
10,000円コース
30,000円コース
50,000円コース
100,000円コース

※各コース限定数を設けていますのでリターンにてご確認ください。

資金の使い道について

リターン制作費:約13.5万円(100冊仮定)
リターン送料:約200円×60件(想定)
広報費:約1.5万円×2ヶ月
CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約3万円

おわりに

内容自体が読んで楽しい、知的で面白いだけでなく、雑誌の存在がガクソーの空間をもっと面白くすると思っています。さらなる成長のため、どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。


編集長・乙脇康彦
1986年生まれ。珠洲市出身。大学院在学中に詩を書き始め、それを自身で手作りで本にすることを始める。ZINE「かく」や詩集など、これまで12冊を制作。趣味は耳かき集め。
https://www.small-capital.com


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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