私たちの地域のご紹介
古民家BASE・龍王があるここ安心院町(あじむまち)龍王は大分県の北部に位置する宇佐市内にあります。宇佐市といえば「宇佐神宮」があり一度は耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか?日本三大八幡宮という由緒ある神社で全国からだけでなく海外からの訪問者も絶えません。他にもアフリカンサファリもあり歴史や自然溢れる場所です。
さらに詳しく安心院町についてご紹介したいと思います。
大きく2つあり、まず1つ目は「グリーンツーリズム」です。実は「農泊(農村民泊)」発祥の地として取り組んでます。都市と農村が交流する「グリーンツーリズム」の先駆けとして注目を浴びました。
2つ目は西日本有数の「ぶどう」の産地としても有名です。安心院盆地は、深い底霧に包まれとても幻想的な雰囲気に包まれます。朝夕の気温差が激しい風土なので、ぶどうの栽培に適しています。直接ぶどうを摘み取り交流を楽しむ「観光ぶどう園」の歴史も古く、先ほどの「グリーンツーリズム」の先駆的存在とも言えます。
そして古民家BASE・龍王は安心院町龍王という地域にあります。龍王地区はそのまた昔、龍王山の麓にある城下町としてとても栄えていたそうです。多くの人で賑わい安心院町の中でも中心地で活気ある場所で当時の名残が今でも残っています。
これまでの活動
1898年に建てられたこの建物を、2021年5月より古民家再生を始めどのような古民家にしていくか試行錯誤を重ねてきました。2022年6月よりついに工事がスタート。古民家の中は残置物で溢れまずはその撤去から取り掛かりました。この地道な作業がかなり過酷で、もちろんトイレも無いので行きたくなったら皆で車に乗り込み近くまで車を走らせました。
【リノベーション前の古民家】
そしてついに2023年3月に「古民家BASE・龍王」が完成しました。
完成に至るまで多くの学生や地域方々の協力を頂き、和モダンにリノベーションし古民家BASE・龍王を2023年4月にオープンすることが出来ました。外壁には虎の鏝絵(こてえ)がシンボルマークで、外装も内装も当時の面影を残しつつ古民家ならではの温かみのあるお宿が出来上がりました。
【シンボルマークの鏝絵】
そもそもなぜ空き家をリノベーションしようと思ったのか?
現在全国の農村地域の大きな課題とも言われてる1つが「空き家問題」です。人の手が行き届かなくなった空き家は、どんどん朽ち果てて周辺の草木も生い茂り、地域全体の様々な問題にも直接繋がってしまいます。
この地域課題に共に取り組んだのが、大分大学の学生でした。
【学生と一緒に将来再生の案出しの様子】
地域の方々と関わり地域貢献をしたい、という想いから実際に現地に足を運び課題を理解し共に再生に取り組むことができました。
さらにあとで知ったことですが、地域の方と交流していくにつれ以前の私たちも知らないお話しをたくさん教えていただけます。実は、古民家BASE・龍王はそのまた昔は宿だったそうで、多くの方が寝泊まりや休憩場所と知り、私たちは宿から宿へリノベーションし新たな息吹をもたらすことができました。
プロジェクトを立ち上げた背景
これまでの活動を通して、古民家をリノベーションし再建することはできましたが、地域の課題が解決したわけではありません。ですが、重要なことは学生と地域問題を抱えてる場所を自分の目で見て体感し、様々なことにチャレンジできるバショを共に共有することです。アグレッシブな行動力や新しい考えの可能性を広げる思考力を引き出し、これからの時代を担う若い学生と交流し、一緒に課題解決ができる場を再生していきたいのです。
そして地域の方と学生が関わることはとても刺激的なことだと思っています。実際、ご家族が地元を離れてなかなか会えない方もいる中、学生が来てくれることで地域全体が明るくなることが地域課題再生の源の1つだと思います。
古民家BASA・龍王を建てる際、実は螺旋階段の案を学生より頂き採用しました。理由を聞くと「龍王の地名にちなみ、龍のごとし、上り龍のように」と思いを込めて螺旋階段が出来ました。古民家に入って一際目を引く螺旋階段は私たちにとってもとても大きく大黒柱のような存在となりました。一つ一つの出来事が思い出になることも嬉しく、ここ古民家BASE・龍王に帰ってきたとき、思い出話しに花が咲くのが楽しみです。
【古民家BASE・龍王に入ると目の前には螺旋階段】
私たちは現地で学ぶ場として、学生が思いっきり学んでもらえるように全力で応援は勿論、一緒に学べる場としてさらに広めていきたいと強く思っています。
このプロジェクトで実現したいこと
ここまで読んでいただきありがとうございます。
古民家BASE・龍王は無事に完成しましたが、多くの課題がある中大きく3つ具体的にお伝えしていこうと思います。
①次の空き家の再生
②竹林の再生
③地域のコミュニケーションの再生
まず、①次の空き家の再生について
龍王地域は昔は城下町でしたが今では空き家になった建物が多くそのままになっています。今後の目標として、野放しになっている空き家を新たに1から再生していくことです。再生することで、また人が集まれるバショや多くの方が使えるバショとして、地域全体に新しい風が吹き活性化を目的とします。
多くの人が集えるバショになることで、今まで知らなかったここ安心院町のことを知ってもらうきっかけ作りや、かつての賑わいのように今の時代に合った新しいバショになることをイメージしています。
次に②竹林の再生について
実は古民家BASE・龍王に取り掛かるまでは竹林が無法状態でした。龍王地域の出入り口が竹林で覆われてしまいかつての城下町とはかけ離れていました。実際少しずつではありますが学生と力を合わせ少しずつ開拓したところ、石塀が見えてきて改めてここが立派な城下町だったのだと実感することが出来ました。
ですが、竹林の再生にも課題があり1本1本伐採するのはかなりの労力と伐採後の処理のことも考えていかなければなりません。
【伐採後の竹問題】
実際に伐採後の竹は夏に学生が「流しそうめん」の地域交流イベントや、古民家BASE・龍王の裏にある畑の柵に利用しました。
【鉈を使い流しそうめん用にカットしてる様子】
先日行った流しそうめんイベントの準備風景
今後は竹林再生の課題解決手段として、まず竹を粉砕し粉末状になったものを返礼品の「ドライフルーツ」の農園に撒く仕組み作りを考えております。
最後に③地域のコミュニケーションの再生について
私はこの課題をどうにかしなければと強く考えています。龍王地域のほとんどが空き家で、今は生活されてる方のほとんどがご高齢です。地域の方とお話しすると「前は賑やかだったんだよ~」「今は人が減ってほとんど住んでない」と、なんだか寂しさ
を感じました。どこか「田舎だし仕方ない」といったようにも感じ取れました。
このままではこの地域が縮小するのも時間の問題です。
もっと多くの人にこの場所を知ってほしい、龍王地域の歴史を見てほしい、この地域には子供が少ないため学生が来てくれるおかげで賑やかな声が溢れます。縁側や東屋でいつでもふらっと休憩ができる地域の『憩いの場』になってほしいというのが、学生の思いです。
返礼品の「ドライトマトのスパイシーなカレー」を使って地域イベントで、安心院産の旬のお野菜を盛り付けて一緒に料理し交流していくことも考えています。他にも季節ごとのイベントも考えていて私自身、幼少期は公民館に集まってイベントをしたことを今でも鮮明に覚えています。その時はみんな笑って楽しい時間がいつもあっという間でした。
【「ドライトマトのスパイスなカレー」を使った地域野菜カレー】
ここ古民家BASE・龍王がみなさんの思い出のバショの1つになることが何よりも嬉しいです。
今回、古民家を再生した際に学生の頑張る姿を地域の方も理解され、私たちや学生だけではなく地域全体が盛り上がることで地域の潤いにも繋がることを強く願っています。
【いつも笑顔溢れ元気いっぱいの学生たち】
資金の使い道・実施スケジュール
〈 資金用途 〉
支援いただいた資金は次の費用に充てさせていただきます。
・ごみ処理代(不燃物等):約4万円×10回=40万
・農業機械のレンタル代:約3万円×20回=60万
・CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:17%
・返礼品の送料
〈 実施スケジュール 〉
7月中旬:クラウドファンディングスタート
7月中旬:古民家BASE・龍王にて毎月イベント開始(地域交流)
7月下旬:竹林の再生本格始動(学生と共に)
8月31日:クラウドファンディング終了
9月上旬:リターン発送
最後になりましたがご挨拶と自己紹介
はじめまして。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。古民家BASE・龍王の工藤と申します。
私は趣味がキャンプやアウトドアで、もっと自然の中でアウトドアに身近な環境で過ごしたいと思い、昨年秋に福岡県より安心院町に移住してきました。私が住んでる地域のことや農泊に力を入れてるこの安心院町のことをもっと知りたいと思い、現在は古民家BASE・龍王の管理・運営しております。
生活してみて面白い発見の連続の安心院町のことを皆様により多くお伝えしていきたく思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
私たちの活動にご支援いただけると幸いです。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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