セカンドゴール、1000万円を達成しました!9月2日まで、あたらしいリターンも追加します!

温かいご支援とご協力をいただきましたみなさま、本当に心から感謝いたします。
クラウドファンディングのご支援と、応援くださっている企業や基金のおかげで全員の渡航費を集めることができました!祝!!

「第九のきせき」in欧州プロジェクト全体ではまだ渡航費以外の資金を必要としています。
クラウドファンディングは9月2日23時59分までです!引き続き、子どもたちの宿泊、食費、公演準備のために計画している強化合宿の費用などまだまだ資金は必要です。歓喜を世界中に広げられるように最後まで応援よろしくお願い致します!!!

国の助成金、財団、企業への支援のお願いも毎日奔走しております。まさに、みんなの力がひとつになって、奇跡を起こし続けています。
先日は、さわかみホールディングス様がいち早く資金援助とドキュメンタリー撮影の協力を決めてくださいました。他の企業からも支援のお声をいただけるようになってきています。

どうかみなさまも夢を追いかける子どもたちと共に、新しい「第九」の旅を実現してください。

xDiversity代表 落合陽一さんが「第九のきせき」アンバサダーに就任!

研究者、メディアアーティストとしても分野を超えて活動する落合陽一さんは、日本フィルハーモニー交響楽団 との共同プロジェクトでは「テクノロジーでオーケストラをアップデート」し、新しい音楽の聴き方・楽しみ方を追求してきました。2018年と2019年には「耳で聞かない音楽会」を企画し、光や振動、デバイスを用いて、聴覚障がいの あるなしにかかわらず共に音楽を感じ、楽しむ体験型音楽会を実現しました。落合陽一さんが「第九のきせき」に共感し、アンバサダーに就任してくださったことを嬉しく思います。 落合陽一さんのご協力により、より多くの人々に新しい「第九」パフォーマンスを伝える活動が進むことが楽しみです。応援メッセージもいただいております!ぜひご覧ください。
「人類が今まで見たことがなかった手話による歌唱と、 障がいの有無にかかわらない自由な表現の探求をしている『第九のきせき』を応援します。新しい表現を見せるのが芸術の醍醐味なので、メディアアートとしても、作品表現としても楽しみにしています。」

はじめに・ご挨拶

みなさんはじめまして。ホワイトハンドコーラスNIPPON芸術監督のコロンえりかと写真家の田頭真理子です。

私たちの新たな挑戦「第九のきせき」は、インクルーシブ合唱団ホワイトハンドコーラスNIPPONと写真家田頭真理子が、ベートーヴェンの「第九」を全く新しい表現で世界に届ける”きせき”のプロジェクトです。

ホワイトハンドコーラスNIPPONは耳の聞こえない子、目の見えない子、車椅子ユーザーなど、6歳から40代の多様なメンバーが参加するユニークな合唱団です。2021年、シラーの歌詞を手話に訳した手歌版「歓喜の歌」を東京芸術劇場で初演しました。

写真家田頭真理子は、指先にLEDを付けた特殊な手袋で、彼らの手からほと走るエネルギーを「軌跡」に残す独自の手法で、音楽を可視化しました。

このプロジェクトでは、音楽や写真の枠を超えた新しい可能性を広げ、


「聞こえないから音楽はわからないだろう」


「写真は目が見えないと楽しめないだろう」


こんな思い込みも壊せる創造に挑戦しています。

「きせき」が叶う瞬間をあなたも一緒にみませんか?

歓喜(「第九のきせき」シリーズより抜粋)

田頭真理子(左)とコロンえりか(右)

撮影: 鈴木款 


5分でわかる「第九のきせき」movie

             

このプロジェクトで実現したいこと

来年2024年は、ベートーヴェンがウィーンで初めて「第九」の演奏をして200年の記念年です。
アニバーサリーイベントが数多く開催されるウィーンで、なんとインクルーシブ子ども合唱団ホワイトハンドコーラスNIPPONに「第九」のコンサートをぜひやってほしい、と声がかかりました。
なぜ日本のこども合唱団がウィーンの大きな舞台に呼ばれたと思いますか??
彼らが、他に例がない全く新しい「第九」を演奏するからなのです!
ホワイトハンドコーラスNIPPONって普通の合唱団じゃないんです!
耳の聞こえない子、目の見えない子、自閉症、車椅子ユーザー、多様な子どもたちが豊かで自由に奏でる音楽はエネルギーに満ち溢れ、観客の心を熱くします。

2021年には、耳の聞こえない子達が3年かけてシラーの歌詞を手話に訳し、東京芸術劇場の大舞台で「第九」を発表しました。数々のきせきを起こした子どもたち....今度は世界で、しかも、ウイーン国連にて開催されるバリアフリーのアカデミー賞と言われるゼロプロジェクト世界会議「ZeroCon24」で、世界約70カ国から集まる代表団約600名に手歌を教えて、みんなで白い手袋をつけて「第九」を演奏することが決まりました!
ただし「ZeroCon24」に出席するOECD加盟国は、ウィーンまでの渡航費の支援はありません。しかし、ウィーンに渡るホワイトハンドコーラスNIPPONのメンバーのほとんどが脆弱な環境に置かれています。重度の障害がある子どももいます。金銭的理由を解決し、このような素晴らしい経験ができた子たちは、子ども自身はもちろんですが、日本社会の将来にも大きな影響をもたらすと考えています。この子どもたちは日本社会のゲームチェンジャーです。ウイーンでの体験が、彼らの帰国後の人生で30年も40年も行動を変えていくとすれば、彼らと出会うであろう数百、数千の人の心も動いていくことでしょう!
だからこそ、世界の舞台に立つんだ、と勇気をだして手を挙げた全ての子どもたちをどうしてもウィーンに連れていきたいのです。そして「歓喜の歌」を世界中の人たちと、国境や障害、五感も超えて一緒に歌いたい! それが私たちの夢です。 

プロジェクトをやろうと思った理由

音楽が耳で聴くだけでなく、目でもみえたなら
聞こえない子どもたちも一緒に、世界中の人たちが歌えたなら
どんな世界が広がると思いますか?

耳の聴こえない人も音楽を楽しめる方法はないのかと長年疑問を持ち続けた声楽家のコロンえりかは、日本ろう者劇団の井崎哲也と共に「ホワイトハンドコーラスNIPPON」を立ち上げました。ホワイトハンドコーラスNIPPONは東京、京都、沖縄を拠点に障害のあるなしに関わらず音楽を楽しむことができる5歳から42歳までの多様なメンバーで構成されたスーパーインクルーシブ合唱団です。
「ホワイトハンドコーラスNIPPON」は、シラーの歌詞を手話に訳し、2021年東京芸術劇場にてバッハ・コレギウム・ジャパンと一緒に「手歌版」の目に見える第九を世界初演し、「第九」が21世紀版の新しい次元に入った、と賞賛を受けました。

東京芸術劇場 バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演による「第九」コンサート


そのホワイトハンドコーラスNIPPONのエネルギーからインスピレーションを得た写真家田頭真理子は、彼らの手からほとばしるエネルギーを「軌跡」で写す独自の手法で作品にし、音楽を可視化しました。
田頭もまた、この活動を通して、写真は見るだけなのだろうか、見えない人も写真を楽しむことができないだろうか、という疑問を抱くようになり、触れる写真や、参加者も喜びを一緒に体験できる撮影体験などを展覧会に盛り込み、2022年、ダイアログダイバーシティミュージアムでこれまでの写真の概念を壊した新しい表現で体験型写真展「第九のきせき」を開催しました。

触れる写真(体験型写真展「第九のきせき」)


これらの実績から、ベートーヴェンが歓喜の歌の冒頭で伝えたかった「もっと喜びに満ちた音楽を奏でよう」のメッセージの深い意味を写真や音楽の枠を壊した全く新しい表現で追求し世界へ届けることを決意しました。

「すべての人々はみな兄弟となる」(第九のきせきシリーズより抜粋)

                                   

運命のとびら

今年の3月、このプロジェクトの想いを届けるべく、私たちは、ベートーヴェンの生家でもあるベートーヴェンハウス(ドイツ・ボン)のドアを叩いて、子どもたちのことや私たちが目指す新しい挑戦についてプレゼンをしに行きました。

2023年3月6日 ボン ベートーヴェンハウスにて


すると「奇跡」が起きたのです・・・


それから2ヶ月後、ベートーヴェンハウス2023-24年間プログラムに表紙含め20ページに及んで、「第九のきせき」がメインビジュアルに採用されました。

ベートーヴェンハウスシーズンプログラム2023-2024

第九の「奇跡」が、ヨーロッパで始まっています。ぜひ皆様と一緒に「きせき」のプロジェクトを成し遂げたいと思います!


実施スケジュール

2024年2月15日 体験型写真展 オープニング  
会場:  WestLicht Photo Museum (ウィーン)
視覚障害者を含むすべての人が参加できる体験型写真展。国連ウィーン事務局でのZeroCon24と同時開催。3月10日まで。

2024年2月20日 歓喜のフォトセッション&レセプションパーティー 
Zerocon2024の招待者、オーストリアの障害者コミュニティ、政治家、各国大使などを招待し、田頭真理子が撮影。

2024年2月20日 ホワイトハンドコーラスNIPPONコンサート 
会場: オーストリア国会議事堂(ウィーン)
オーストリア国会議員、ZeroCon24代表団の前でホワイトハンドコーラスNIPPONによる単独コンサート。

2024年2月23日 手話で歌う「第九」ガラコンサート 
会場: 国連ウィーン事務局
インクルーシブガラコンサート。Zeroproject会議に参加する各国代表の600名と一緒に手話で「第九」を歌う。
※日程調整中のため、2月21日〜23日の期間で変更になる可能性がございます。



資金の使い道

日本発航空券の高騰と円安の影響で、ヨーロッパまでの往復は一人当たり15~25万円(航空会社最安値)となっています。

25万円(渡航費)x80人(希望者)=2000万円


クラウドファンディングで集まった資金の使い道

【First Goal 500万円集まった場合】

500万円からシステム手数料9%を差し引いて、全額子どもの渡航費に充てます。

【Second Goal 1000万円集まった場合】

1000万円からシステム手数料9%を差し引いて、全額子どもの渡航費に充てます。


多様な子どもをサポートするスタッフや医師の同行も必要です。国の助成金、財団、企業へ支援のお願いも毎日猛烈に動いています。2000万円のうち、1000万円はなんとか目処が立ちそうです。しかしまだまだ足りていません。今回のチャレンジでは、ファーストゴールは500万円とし、なんとか1000万円まで集めたいと思っています。


なぜ渡航費を集めるのか。それは、脆弱な環境に置かれているメンバーもとても多いからなんです。

このプロジェクトでは、経済状況や障害の有無に関わらずみんなで一緒にチャレンジすることに意味があると考えています。

ホワイトハンドコーラスNIPPONの活動は「エルシステマ」(無償の音楽教育で社会アクションを目指す、ベネズエラ発祥のプログラム)の理念に則り、設立当初から多くの方のご支援のもと無料で活動を提供して参りました。社会格差や文化資本の格差は練習室の外に置くことで、メンバー同士の対等な関係や信頼を築き、真摯に音楽作りと向き合うことができました。

経済的負担がなかったからこそ、ベートーヴェンの音楽と出会えた子どもたちもたくさんいます。

先日それぞれの保護者と面談をしました。「この子は何もできないと言われ続けてきた。一生飛行機に乗ることも、外国に行くこともないと思っていた。。。」と涙を浮かべていたお母さんもいます。その子どもたちが、国連からの大きなミッションを果たして帰国したあと、20年、30年と日本社会で起こしていくアクションを考えたことはありますか?1人の渡航がその後日本社会に長期的に与えていくインパクトの大きさは計り知れません!

1人でも多くの子どもを連れていけるよう、1円でも多くのご支援を現場に届けられるよう、私たちはチームで徹底的にリサーチをしました。

その結果、手数料も最安値であったGoodMorning(9%)でクラウドファンディングページを立ち上げることにしました。

GoodMorningの手数料を差し引いた後、皆様のご支援は全額子どもたちの渡航費として使わせて頂きます。




最後に

Nothing about us, without us. 私たちのことを私たち抜きに決めないで

という言葉は、国連障害者権利条約の時のモットーでした。私たちの団体では、子どもや当事者との話し合いを大事に物事を決めていきます。「できないこと」ではなく「できること」で認め合える社会は、障害という社会の壁を壊すだけでなく、新たな生き方を教えてくれるものです。

どうか、新しい「第九」によって世界のゲームチェンジャーになり得るこの子どもたちを一緒に送り出していただけないでしょうか?

リターンには、この文章を読んでくださったあなたも「一緒に」歓喜の歌を歌えるたくさんのコースをご用意しています。

「分断されたものをつなぐあなたの魔法」(「歓喜の歌」歌詞より)

を届けてくださることを待っています。


第九のきせきin欧州実行委員会
共同代表 コロンえりか 田頭真理子

「いのち」(第九のきせきシリーズより抜粋)


リターンについて

全力応援コースでは、プロジェクト達成までの進捗状況をご連絡させていただきます。また写真や音楽をもっと身近に感じたい方には特別のコースもご用意しています。詳しくは、「リターン」のアイコンをクリックしてお確かめください。


<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


FNNプライムオンライン  聞こえない子どもたちが「音楽を表現する」 “きせき”のホワイトハンドコーラスとは

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