みなさん、こんにちは!

《日本全国へ、無償で食料を支援するプロジェクト》に取り組んでいるジーザス・コミュニティ(プロテスタント・キリスト教会)の桜井知主夫(さくらいちずお)と申します。

2020年4月「このコロナ禍は生活困窮者を直撃する」と予測し、食料支援を始めました。支援活動を続けるうちに、支援対象者が広がり、対象地域は日本全国に広がるようになりました。

2021年10月に第1回クラウドファンディングを実施。目標額の800万円を越える912万円もの支援をいただきました。912万円から「GoodMorning」に手数料を支払った残りの8,217,120円の88%を食料と日用品に、残りを送料と事務用品費(段ボール等)に使用して、全国に573世帯分の賞味期限の長いケアパッケージ一箱12,500円〜14,000円:送料別)をお届けしました。




いただいた資金のすべてを、生活困窮者のために使いました。

また、北海道から沖縄まで文字通り、全国から申込がありました。また支援対象者の約80%がシングルマザーです。




ケアパッケージを受け取った方々からは感想ハガキが返信されてくるのですが、それを読み、支援の働きを続けることを励まされてきました。





私たちのような小さなグループであっても、文字通り日本全国から、毎週30〜40件の申し込みがあります。これは、それだけ困窮者の生活状況が逼迫していることを示しています。
また私たちの働きが地域限定ではなくシングルマザー限定でもないため、この3年間で検索順位がトップページ(国連のWFP世界食料支援プログラムの次)に表示されるまで上がってきたのです。



実は、私たちは、2024年3月で無償食料支援を終了しようかと考えていました。しかし2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して状況は一変しました。2023年10月現在、物価高騰コロナ禍の日本社会における後遺症は弱者を圧迫し続け、支援申込は途切れることなく続いています。

日本のシングルマザーの貧困率は、先進国の中でもワースト2です。そのような弱い立場の人たちを、突如としてコロナ禍とロシア侵攻による物価高騰のダブルパンチが襲いました。



さらに、ロシアのウクライナ侵攻による光熱費や食費など生活費高騰の煽りを受けて困窮者がさらに追い詰められている状況を見て、2025年の3月までこの働きを続けることにしたのです。




シングルマザーの場合

シングルマザーの中には、DV被害によって他県に逃げる人や、離婚協議や裁判が長引いている人たちもいます。ただでさえ、公的援助が乏しい日本にあって、裁判による離婚協議や公的援助の申請手続きなど、精神的に追い詰められる状況が続くため、子どもが適用障害を起こし、母親も精神科に通う様子が伺える世帯もあります。

また、コロナ感染対策が「5類」になる以前は、感染すると自宅待機にならざるを得ず、仕事に行けなくなるケースも続出しました。そのため収入が激減することも多発し、貯蓄を使い果たした人たちも多かったのです。


独身世帯の場合

コロナ禍では、シングルマザー世帯だけではなく、独身世帯の生活困窮者にも大きな負荷がかかりました。私たちにSOSを出す独身世帯の方々も少なくありません。コロナ禍の中でアルバイト先が閉鎖になり、失業保険も得られないままアパートの家賃を滞納する人たちや、メンタルを病んでいる人たちが多く見受けられました。


読売新聞オンライン2021年6月19日の記事から
「調査によると、日本では、うつ病やうつ状態の人の割合は、新型コロナが流行する前は7.9(2013年調査)だったが、2020年には17.3%と2.2倍になっていた。特に、若い世代や失業者、経済的に不安定な人の間で深刻化しているという。」


ファミリー世帯の場合

コロナ禍の中で父親の会社が倒産したり、業績が落ち込み解雇されたりするケースが多く見受けられました。さらに自営業の資金繰りが悪化し、生活が困窮するケースも多発しました。解雇されなくても、収入が激減するファミリー世帯が多かったのは事実です。毎月の自宅のローンや家賃が重く家計を圧迫し、支援を求める人たちが多くなりました。



当然ですが、私たちの働きが、困窮者の方々にとっての根本的解決にはならないのは自明のことです。しかし、返信ハガキから、多くの人たちが励まされ、慰められ、力づけられたことが伝わってきます。



ケアパッケージには、賞味期限の長い食料品と日用品(衛生用品)を入れています。
一般的にフードバンクは、フードロス削減を目指す企業から賞味期限がギリギリのものを仕入れています。一方で私たちはネットスーパーを利用し、賞味期限が長い食品を仕入れています。それによって、ケアパッケージを受け取る方々は一息つけるのです。なぜなら、家族人数にもよりますが、3〜4週間分の食料を得ることができるからです。困窮者の方々が、一瞬でも将来について考える余裕が与えられることを願っています。

さらに、返信ハガキの「こんなものが入って入ればいい」「これは必要がなかった」というアンケートの答えを受けて、必要性の高い物へと変更を加えています。



毎週、私たちの女性と男性メンバーが食品や日用品を丁寧に詰めています。特に、ケアパッケージを受け取る方々のことを考え、開けた時にがっかりしない、喜んでいただけるようなものにしようと、毎週そのような思いで働いています。








【支援世帯の選定基準】
①世帯の家族構成
②収入内訳(給与・公的支援・養育費等)
③収入についての事情(公的支援申請中など)
④支出内訳(家賃・光熱水費・通信費・食費・その他必要経費)
⑤現在の生活状況(困窮している状況)
※以上から総合的に判断し、優先度の高い順に15世帯選定しています。

【申込から発送までのスケジュール】
①週に1回、選定ミーティングにて申込内容を確認し、支援決定者にメールで通知
②毎週15世帯分を梱包し、発送



私たちと一緒に、困窮しているシングルマザーと子どもたち、さらに、独身およびファミリー世帯の生活困窮者励まし、慰め、力づける働きに参加していただけないでしょうか。みなさんが具体的に手を動かして、私たちと一緒に働けなくとも、このクラウドファンディングを通して支援していただけたら、それが生活困窮者を励まし、慰め、力づけることとなります。よろしくお願いいたします。



クラウドファンディング応援します!

国分寺のジーザスコミュニティがずっと続けてきている無償食料支援の活動、皆さんはご存じでしたか。

私たちは「救済支援」とか「募金や献品活動」と聞くと大上段に構えてしまったり、遠い異国の紛争地や飢餓に苦しむ国々をイメージしたりします。それも大切ですが、自分たちの国、この日本でも今、日々の食料や日用品に困窮を覚える人々がいることを知り、共に助け合うこと ができれば嬉しいですよね。

私が子供だった昭和の昔は、”困った時はお互い様”と言って隣近所でお塩やお醤油を分け合ったりしていました。生活が便利になり、24時間いつでも好きな時に好きな物を買って食べられる時代になりましたが、いつの間にか声を掛け合うお隣りさんが少なくなり、個食は孤食の淋しさと周囲への無関心をも生んでいるように思います。

特にコロナ禍のこの3年間、感染症対策のためではありましたが、互いに触れ合い気遣うことも遠慮がちでしたよね。気付いてみたら体調を崩 している方がたくさん、また対面での仕事が減って収入が無くなり精神的に追い詰められてしまった方も少なくありません。コロナ禍がひと段落した今も、当たり前のように食べたり飲んだりできない人たちがたくさんいる事を心に留めて、お互いに手を差し伸べ会えたら素敵ですね。クラウドファンディングは、私たちの小さな気持ちを届けるうってつけの機会です。誰かが...ではなく今このアピールを読んでくださっている皆様、この無償食料支援をご一緒に応援しませんか。



私たちはプロテスタントのキリスト教会です。1999年より、東京都国分寺市で始まり現在に至ります。アメリカのCalvary Chapelというプロテスタントのキリスト教会グループと提携しています。私たちは小さいグループであるのにもかかわらず、今まで不思議にも、数々の自然災害で被災者を支援する機会が与えられてきました。今回は、この食料支援に導かれました。さらに、このクラウドファンディングを通して、全国で困っている方々が少しでも助けられるように願っています。

今までの救済支援活動
2004年のスマトラ沖大地震の被災地であるタイのプーケットに支援に行く機会が与えらました。それを始めとして、翌年のアメリカ南部を襲ったカタリーナスーパー台風の被災地ベイセントルイス、2011年3月11日の東日本大震災の時には、翌週から現地に入り、3年間続けて石巻市で救済支援活動し、2019年の房総半島台風のときには8週間に渡り、毎週被災地に支援に行く機会が与えられました。

2004年 スマトラ沖大地震被災地 タイ・プーケット


2005年 アメリカ南部・カタリーナスーパー台風の被災地 ベイセントルイス


2011年〜2016年 東日本大震災被災地 石巻市
寄付して頂いた3,000万円相当の生活必需品・食品を被災者に届ける


2019年 台風15号〜19号被災地 館山・南房総・鋸南町・茂原・坂戸
寄付して頂いた250万円相当の生活必需品・食品を被災者に届ける


日本全国・無償食料支援へ 
2020年3月頃から、コロナ禍が深刻化し始め、緊急事態宣言が出て社会機能が麻痺しました。今までの支援活動の延長線上で、「これは社会的立場の弱い人たちが、さらに困窮するだろう。どうしようか。」と考えていたとき、無償食料支援のアイデアが与えられました。

今回は、円安、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する光熱費・食費・日用品費の高騰によって困窮世帯がさらに打撃を受けていることを受けて、2025年の3月まで支援を続けることにしました。ぜひ、私たちの支援活動をサポートしてください。


2024年2月から2025年3月まで、さらに750の困窮世帯にケアパッケージを送り続けたいと思っています。

日本全国の困窮世帯全体と比べれば、750世帯は小さなものかもしれません。がしかし、今まで受け取った返信ハガキから分かるように、多くの困窮世帯の方々が、励まされ、慰められ、力づけられてきたことは紛れもない事実です。こんなにも慰められ励まされる方たちがいるなら、このプロジェクトを続ける意義があると確信が与えられました。
これこそが、このプロジェクトを通して私たちが実現したいことです。

そして750世帯のうち500世帯分に送る資金が、今回のクラウドファンディングにて与えられたらと願っています。

ぜひ、ご支援よろしくお願いします。







ひとりでも多くの方々に、少しでも慰めと励ましが届けられるよう、ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。






  • 2024/02/08 16:55

    第二回能登半島大地震支援レポート(2月1〜2日)今回は、能登半島の先の先まで行ってきました。最近、旧約聖書のレビ記を読んでいたら、レビ記には「愛」という言葉が二度だけ登場することに気がつきました。レビ記に登場する一度目の「愛」は、超有名な...「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」(レビ1...

  • 2024/01/26 14:37

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  • 2023/12/30 22:23

    見ながら涙が出ましたこのクリスマス、私は、スーパーやコンビニで、好きな物を買って食べました。一方で、このハガキの方のように、十分に食べられない人たちがいます。神は、空腹な者に、非常な関心を持っておられます。「空腹な者にしたのは、わたし(キリスト)にしたのだ。」(マタイ25章後半)と言われていま...

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