はじめに・ご挨拶

はじめまして。藤沢野焼祭実行委員会実行委員長の千葉均です。
私たちの町には祭りは一つしかありません。縄文時代そのままの手法で火をおこし、土器を焼く「藤沢野焼祭」です。今夏、46回目を迎えます。
祭りは、地域の力で開催しています。資金のほとんどは藤沢町の全世帯、多くの商店や企業からいただく協賛金です。
会場設営は地元の建設会社や自治会の皆さんがボランティアで造ってくれています。みんなの力で40年以上続けてきました。
しかし、昭和に1万2千人だった人口は令和に7千人になりました。協賛金が減り、資金が不足しています。
参加者が減り、参加作品も減りました。それでも、私たちは、この祭りを50年、100年続けていきたいのです。
なぜなら、藤沢野焼祭は「古里の誇り」だからです。
今回、趣旨に賛同いただける皆さんからのご支援をいただきながら、一緒に祭りを創り上げていきたいとプロジェクトを立ち上げました。
ぜひ、応援をお願いします。

藤沢野焼祭実行委員会実行委員長 千葉均


このプロジェクトで実現したいこと

■若い世代につなぎたい

若い世代を取り込み、祭りを活性化したいと考えています。そこで、高校生の陶芸作品展「熱陶甲子園」を開催します。熱陶甲子園では応募作品100点、生徒参加200人を目指します。熱陶甲子園の開催によって、参加者や応募作品の増加、野焼人口の拡大、ひいては次世代の担い手発掘と育成につなげたいと思っています。

■世界中に広げたい

考古学的価値の高い縄文遺跡や優れた陶芸の産地は、全国にたくさんあります。しかし、全ての住民が日常的に陶芸と関わったり、縄文一色のまちづくりを進めたりしているまちは、そう多くはないと思います。藤沢野焼祭は、今夏、第46回大会を開催します。私たちは、国内はもとより世界中から日本を訪れる人に、藤沢野焼祭と縄文のまちづくりを発信したいと考えています。この時、人口7千人の小さな藤沢町だけでそれを行うには限界があり、このプロジェクトを通して全国の皆さんに知っていただき、ぜひ、応援していただければ幸いです。


私たちの地域のご紹介

○藤沢町の概要

■藤沢町はまち全体が美術館

藤沢商店街には、野焼祭で焼き上げた約200個の作品が並べられています。また、110基の街路灯には「炎」の文字が印象的な真っ赤なフラッグが設置されています。「天にフラッグ、地に作品」これが藤沢商店街の特徴です。文化創造活動の拠点「藤沢文化センター」のメインホールはその名も「縄文ホール」。前庭には祭りに感動した洋画家の岡本太郎さんから寄贈されたブロンズ像「縄文人」が設置されています。ほかにも、縄文野焼ミュージアム、街中ギャラリー、さらにはこども園や保育園、小中学校、公共施設、観光施設、自治会館、企業や事業所、主要路線の沿道、自治会コミュニティ花壇、さらには家の庭先にも作品が設置されているなど、藤沢町は町中が美術館です。

藤沢町内にある野焼祭で焼き上げた作品


○藤沢野焼祭の概要

■古代縄文式野焼きを復元

1976(昭和51)年、考古学者の塩野半十郎氏(故人)が藤沢町へ足を運び、古代縄文式野焼きを復元した祭りを提唱。藤沢焼窯元らが中心となって第1回藤沢野焼祭を開催しました。祭りの会場の藤沢運動広場には「特設縄文村」が造られます。村には縦8㍍、横4㍍の窯10基程が設置され、毎年400点もの作品を夜を徹して焼き上げます。会場一面が真っ赤な炎に包まれる壮大な原風景は、参加者の心を揺さぶり、古代ロマンを掻き立てます。夜通し焼かれた作品は翌朝、窯から取り出され、作品審査会場へ運ばれます。審査は、金子賢治審査委員長(茨城県陶芸美術館長)、辻けい副委員長(東北芸術工科大学客員教授)ら10人の審査員によって行われ、各賞が決まります。

■藤沢ではみんなが陶芸家

「陶芸の産地」と呼ばれるまちには、大勢の作家やプロの陶芸家がいて、その人たちの作品が地域のブランドとして定着しています。藤沢町の場合、陶芸で生計を立てている人はわずかですが、小さい子供からお年寄りまで、みんなが陶芸を知っています。みんなが陶芸を体験しています。プロとアマの違いこそあれ、みんなが陶芸家です。出品される作品の中にはプロと遜色のないハイレベルのものもあり、審査委員を驚かせています。

令和5年6月17日に行われた作品制作指導会

■「縄文の炎」古里再生の炎

これまで祭りに出品された作品は約6万点、作品制作に携わった人は約13万人にも上ります。進化を遂げるために、あえて古代ロマンを馳せ、縄文に夢をかけて歩んできた道のりは過疎からの脱却を目指して地域が挑んだ古里再生の歴史と重ね合わせることができ、各方面から高い評価を受けました。

1999(平成11)年に「全国地域づくり表彰」で最高賞の国土庁長官賞を、2006(平成18)年に「大10回ふるさとイベント大賞」を受賞しました。

”縄文の炎„は「祭りを地域振興のバネにしよう」と地域が挑んだ”古里再生の炎„でもあるのです。


プロジェクトを立ち上げた背景

藤沢野焼祭がスタートした当時の藤沢町の人口は1万2千人でした。しかし、急速に進んだ少子高齢化によって46年たった今は7千人、40%も減少しました。このような中で、祭りを続けていくために乗り越えなければならない大きな課題は二つ。一つは資金調達、もう一つは後継者の確保、育成です。

■厳しさ増す運営資金調達

藤沢野焼祭は、当初から行政の支援を最小限とし、地域や住民の手によって開催してきました。今回の祭りの運営費は約970万円で、その多くが協賛金などの自主財源です。しかし、人口減少に伴う協賛者の減少で実行委員会の財政事情は年々厳しさを増しており、藤沢という限られた地域の中だけでは十分な資金を調達することができなくなりました。

■担い手の確保育成が急務

主催する実行委員会には、第1回から40年以上にわたって祭りに関わっている古株の実行委員が多数在籍します。当時20代、30代だった人たちは今、60代、70代になりました。

今後、50年、100年と祭りを継続していくためには、参加者や参加作品の減少に歯止めをかけ、野焼人口の底辺拡大を図りながら担い手を確保・育成する取り組みを急がなければなりません。


資金の使い道・実施スケジュール

○開催スケジュール

藤沢野焼祭は8月12,13の両日に開催します。

8月12日(土)
13:00 野焼き作品の搬入・受付
14:30 作品の窯入れ
17:00 火入れの儀・開会式(窯焚き開始)
18:00 祭りイベント
22:00 火止め

8月13日(日)
  7:30 作品の窯出し
  9:00 作品審査
11:00 表彰式


○資金の使い道

広告宣伝費(新聞広告掲載にかかる宣伝) 約22万円
人件費(謝金含む) 約27万円
リターン費用(送料含む) 約17万円
CAMPFIREへお支払い  約4万円


○縄文の炎・藤沢野焼祭を未来へ

1976(昭和51)年から始まった「縄文の炎・藤沢野焼祭」は、縄文時代の手法で土器を焼く”土と炎の祭典„で、夜を徹して約400点の作品を焼き上げる藤沢町の真夏の一大イベントです。会場一面が真っ赤な炎に包まれる壮大な光景は、自然への感謝の心や先人への畏敬、そしてあなたを古代ロマンへといざないます。また、1990(平成2)年の第15回藤沢野焼祭では、洋画家の岡本太郎氏、版画家の池田満寿夫氏、陶芸家の辻清明氏ら日本を代表するアーティストを迎え「縄文野焼サミット」開催し、祭りに感動した洋画家の岡本太郎氏から寄贈されたブロンズ像「縄文人」が野焼祭会場に隣接する藤沢文化センターに設置されています。近年は、過疎化による人口減少や少子高齢化による担い手不足により祭りの参加者や出品作品数が減少しています。さらには新型コロナの影響等による経済の低迷などにより、資金が不足し、祭りは存亡の危機に立たされています。今後、50年、100年と祭りを継続していくために、みなさんの温かいご支援をよろしくお願いします。


リターンのご紹介

リターンは、藤沢野焼祭オリジナルグッズと藤沢町の特産品です。


最後に

46回目となる2023年は、コロナ以前の盛り上がりを取り戻すため、高校生の陶芸作品展企画「熱陶甲子園」のほか、さまざまなステージイベントや地域のバラエティに富んだ夜店の出店を計画しています。多くの皆さんのご支援とご来場をお待ちしています。


Q:どうしたら支援できますか?
A:CAMPFIRE様のヘルプをご確認ください。

Q:別途、送料はかかりますか?
A:かかりません、支援金に含まれております。

Q:支払方法はどのようなものがありますか?
A:クレジットカード(VISA、MASTER、AMEX、Dinners、JCB)、各種携帯会社のキャリア決済、各種電子決済がございます。詳細はCAMPFIRE様のヘルプをご確認ください。

Q:リターンの局止めなどの対応は可能ですか?
A:不可となります。


藤沢野焼祭2023に関するお問い合わせは、下記までお願いします。

藤沢野焼祭実行委員会事務局(一関市藤沢支所産業建設課内)
TEL:0191-63-5317
MAIL:hujisanken@city.ichinoseki.iwate.jp


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください