はじめに・ご挨拶
初めまして!
埼玉県飯能市在住のフラメンコダンサー&講師、大野環(おおのたまき)と申します。
ミュージカルからフラメンコへ
まずは、わたしの経歴から少しお話させてください。
元々はミュージカル女優だったのですが、
スペインミュージカルのオーディションを受けるために始めたフラメンコにがっつりはまってしまい、
2003年よりフラメンコに転向し、修行のため毎年渡西しておりました。
ミュージカルの経験を持っていたおかげで、
2010年、東宝製作の「ZORRO the Musical」(坂本昌行主演)の舞台に日本人唯一のフラメンコダンサーとして東京・名古屋・大阪の全公演に出演させていただき、
2016年には日本フラメンコ協会主催の新人公演にて、奨励賞を受賞させていただきました。
コロナ禍における3年間で、どん底から次々に夢を叶えるも、悲しい別れ・・・
2020年、コロナ禍が始まってから、
次々とライブや公演がキャンセルされ、
クラスも緊急事態宣言のため休講、発表会も打てず
フラメンコでの収入の道を断たれました・・・
それは、フラメンコ専門のミュージシャン達も一緒で、
何かしなければ、と東京都が募集した「アートにエールを!」にミュージシャンたちを誘い、
動画を作製することで出演料を得、
その後、文化庁の助成金事業に申請が受理されて
夢の一つであったここ飯能にある大型レストラン「CARVAAN」を貸し切りにしてのフラメンコソロリサイタル、という一大事業を成し遂げました。
ですが、その約1ヵ月後、
1月2日未明に一人暮らしのマンションで脳内出血を起こしたらしく、
気が付いたら、長期の入院生活・・・
人生初の大病を経験しました。
状況から言って、自分で救急車を呼んだとしか思えないのですが、
気を失うほどの痛みの記憶も119番した記憶も一切戻らず、
しかし危惧されていた麻痺などの後遺症も一切残らず、
5体満足で予定よりずっと早く退院することができたのですが、
唯一一緒に暮らしていたコールダックの茶夢が、原因不明で私の入院中に逝ってしまいました・・・
不思議な力を持つアヒル
死んでしまった茶夢は、それから私の昔からの知り合いで、実は陰陽師の末裔だった医者の夢にたびたび現れ、
能内出血以降、全く夢を見なくなった私に、彼の夢を通してすでに生まれ変わってきていること、
部屋に安置してある彼女のお骨をしかるべきところで供養してほしい、と伝えてきて、
お寺で供養をしてもらい、そのままお寺に納骨すると、「ここに住むことになったの」と彼の夢に人間の女の子の姿で告げにきて、それきり夢には現れなくなったそうです・・・
彼女は、私の悪いところを全部持って、代わりに逝ってくれたのではないか、と思っています・・・
そして今は、「茶太郎」というコールダックの男の子に生まれ変わって、私の傍らにいてくれています。
私が無事に退院してきてから、私の元に戻ってくる計画、だったようです。
茶夢のためにも、踊れる体で戻ってこられたからには、
死ぬまで踊り続けよう、と心に決めました。
沢山の仲間たちとの絆
退院してからは、もう一つの夢であった、前々からの友人である芋洗坂係長さんとの、フラメンコとお笑いのコラボライブ「Los Cascabelitos」の全国ツアー企画が文化庁助成金事業「AFF」に申請が通りこれも実現、
そしてさらに翌年も、文化庁助成金事業「AFF2」に申請が通り、皆さんのお住いのご近所でプロのフラメンコライブが観られる「埼玉ご近所フラメンコツアー」を企画・開催し、「飯能・入間にフラメンコを広める会」を立ち上げ、
ここ飯能の地をフラメンコの盛んな街にしたい、と日々奮闘しております。
同じ思いを持つ仲間たちが、
私が踊れる体で戻ってこれたことを喜んでくれて、
私が緊急搬送で誰とも連絡がつかなくなった時には、心配して飯能まで探しに来てくれていて、
「またみんなを幸せにできる企画をやろう!」と私の元に集まってきてくれて、
本当に、幸せな人生だと思います・・・
このプロジェクトで実現したいこと
「敷居が高い」と思われがちなフラメンコですが、
埼玉県内で、フラメンコを見たことがない方たちにもっと気軽にショーを観て頂けるよう、
プロのフラメンコチームが皆さんがお住いのご近所に赴いてフラメンコライブを開催し、
フラメンコを実際に体験していただくワークショップなど
もっと身近に、気軽に、フラメンコに親しんでいただける企画を開催して、
フラメンコの魅力をたくさんの方々に知っていただき、
ここ飯能・入間をフラメンコの盛んな街にしたいと思っております。
プロジェクトをやろうと思った理由
フラメンコのショーは、都内でなら毎晩のようにどこかしらのお店で開催されていますが、
一歩隣の埼玉県に入ると、もうどこでフラメンコを観られるのか分からない・・・
それなら、皆さんのお住いのご近所でプロのフラメンコのショーが観られる、という企画はどうだろうと
「埼玉ご近所フラメンコツアー」と名打って去年より企画・制作・開催をし、
文化庁助成金事業「AFF2」の申請企画として、去年は飯能・入間・秩父・小川町を周らせていただき、
大変ご好評をいただいておりますが、
せめてあともう1年は続いてほしい、と願っていた文化庁助成金事業「AFF」シリーズが今年からは終了してしまったため、
継続が困難となっております・・・
ライブ開催時のショーチャージだけでは、経費全額を賄うことは到底難しく、
ツアー開催にかかる費用(会場下見代、舞台設営費、運搬費、会場代、出演者ギャランティ等)を賄うための資金にさせていただきたいと考え、
この度クラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。
今年はすでに、日高・飯能でのライブは刊行し、
他に日高、小川町や飯能にある「自由の森学園」フェスでの開催が決定しており、
特に「自由の森学園」でのフェスは、若い世代にフラメンコを観てもらえるチャンスと思って参加を決めましたが、
こちらはショーチャージの取れない企画になりますので、経費はこちらが全額負担、となっております・・・
ですが他の土地からも、ありがたいことに続々と開催希望のオファーをいただいておりますので、
ぜひ皆様のお力を貸していただいて、
「埼玉ご近所フラメンコツアー」を継続したい、と願っております。
これまでの活動
2010年2~4月 東宝製作「Zorro the Musical」(クリストファー・レンショウ演出、ラファエル・アマルゴ振付、元V6坂本昌行主演)のオーディションに合格。日本人唯一のフラメンコダンサーとして、東京・名古屋・大阪の全公演に出演。
同年、「大野環フラメンコアカデミアEL ANILLO(エル・アニージョ)」を立ち上げる。
2014年8月、秋川雅史主演のオペラ「カルメン」(新国立劇場オペラパレス)にフラメンコダンサーソリストとして出演。
2016年6月、「日本フラメンコ協会第25回新人公演」バイレソロ部門にて奨励賞を受賞。
2017年10月、奨励賞同時受賞記念ライブ「MUJERES」を、カンテ(フラメンコの唄)の許有廷と共同開催。
2020年11月 飯能CARVAANにて自身のフラメンコ活動20周年記念ソロリサイタル「EL SUEÑO~アラブの森は、アンダルシアの夢を魅る~」を企画・開催。(文化庁助成金事業採択公演)
2021年12月 芋洗坂係長をゲストに、お笑いとフラメンコのコラボライブ「Los Cascabelitos」を東京・名古屋・大阪で開催。(文化庁助成金事業「AFF」採択公演)
2022年5~10月 「埼玉ご近所フラメンコツアー」を入間・飯能・秩父・小川町で開催。(文化庁助成金事業「AFF2」採択公演)
2022年12月 芋洗坂係長をゲストに、お笑いとフラメンコのコラボライブ「Los Cascabelitos」を東京伊勢丹会館「ガルロチ」にて開催。(文化庁助成金事業「AFF2」採択公演)
2023年3月 「埼玉ご近所フラメンコツアー」を日高「Gareria de café Limón」で開催。
2023年7月 「埼玉ご近所フラメンコツアー」の一環として、飯能にあるワイン専門ショップ「FUKASHIN」とのコラボライブ「ワインとフラメンコのマリアージュライブ」を飯能で開催。
2023年10月 「Neo森フェス」(飯能「自由の森学園」同窓会フェス)にフラメンコグループで出演予定。
2023年同月 「埼玉ご近所フラメンコツアー」を日高団地「みどりのスペース」で開催予定。
2023年11月 「埼玉ご近所フラメンコツアー」を小川町古民家レストラン「海族鮮」で開催予定。
その他飯能、日高、吾野にて埼玉ご近所フラメンコツアー開催予定(現在候補地を調整中)。
資金の使い道
・事前下見のための交通費
・出演料
・事前リハーサル代
・舞台設営費
・宣伝用フライヤー作成費
・当日受付人件費
・会場費
・消耗品・雑費
・CAMPFIRE掲載手数料
(すでに終了した2022年開催ライブの経費も含む)
リターンについて
実施スケジュール
2023年7~8月 クラウドファンディング実施
2023年7月 飯能イーストコートにて、【埼玉ご近所フラメンコツアー】企画・ワイン専門ショップ「FUKASHIN」と「EL ANILLO」のマリアージュライブ開催
2023年10月 飯能自由の森学園「Neo森フェス」にフラメンコチームで参加【埼玉ご近所フラメンコツアー】企画
同月 日高市のイベントスペース「みどりのスペース」にて、フラメンコライブを開催【埼玉ご近所フラメンコツアー】企画
2023年11月 小川町古民家レストラン「海族鮮」にて、フラメンコライブを開催【埼玉ご近所フラメンコツアー】企画
その他、日高市・飯能・黒指・吾野でのフラメンコライブ開催調節中
最後に
この3年間のコロナ禍で、フラメンコを生業としている私達は、先の見えない不安な日々を過ごしましたが、
その嵐のような生活の中でも、お互い励まし合い、助け合い、肩を抱き合いながらなんとか突破口を見つけようと、必死に様々なチャレンジを行ってきました・・・
フラメンコのミュージシャン達に、何とか自分の本職で仕事をしてほしいと、脳内出血で倒れた後も文化庁の助成金を獲得するために動きの鈍い頭を必死に働かせて申請作業をし、周りの助けも得られて文化庁の助成金事業に3年連続で採択していただくことができました。
さあ、もうひと踏ん張り頑張ろう!というところで、文化庁の助成金事業「AFF」シリーズが終了、
まだまだ資金面での体力が戻ってきていない今、
どうやって次の企画を実現するか…と考えて、
クラウドファンティングを実施し、皆さんのご好意を少しづつ分けていただこう、という結論に至りました。
また、新たな挑戦が始まりました!
コロナ禍でイベントごとがことごとくなくなり、
心の栄養に飢えている方々に
プロのフラメンコを皆さんのお出かけしやすい場所で楽しんで頂きたい・・・
フラメンコを生業としている私達は
皆さんにフラメンコをご覧いただき、楽しんで頂くことで
フラメンコでの生活を継続させたい。
そんな思いで今回のプロジェクトを立ち上げました。
どうか、皆さんのご好意をお寄せください!
皆さんからのご好意は、
大切に使わせていただきます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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