伊豆の国市の特産品であるミカン、ほうじ茶、イチゴ、トマトをボタニカル（香味成分）にした爽やかな香りが特徴的なオリジナルクラフトジンをつくります。伊豆長岡温泉の足湯に浸かりながら、強炭酸で割ってすっきり飲める地元にも愛されるジンづくりを目指して、地域の活性化や賑わい再生に貢献します。

はじめまして、伊豆の国オリジナルクラフトジンづくり有志の会の今井裕久です。我々は、一般社団法人伊豆長岡温泉エリアマネジメントがまちの活性化を目指して行う「クラフトジンプロジェクト」を支えるために立ち上がった有志の会です。

（一社）伊豆長岡温泉エリアマネジメント（以下、「伊豆長岡エリマネ」）は、伊豆の国市を中心に様々なまちづくり活動をしている都市再生推進法人(まちづくり会社)です。この度、伊豆の国市の新たな名産品で地域を盛り上げていくため、伊豆の国市で採れた果物やお茶をボタニカルとして使ったオリジナルのクラフトジンづくりに取り組みます。

このプロジェクトを実現するため、様々な分野から有志が集まって、協力して検討を進めて来ました。

伊豆長岡温泉の足湯に浸かりながら強炭酸で割った、のどごし爽やかなクラフトジンを片手に、地元の方や旅行者に新たな交流が生まれる、そんなことをイメージしたお酒づくりに挑戦します。是非応援をお願いします！

伊豆の国オリジナルクラフトジンづくり有志の会　今井裕久

伊豆長岡温泉お散歩市の足湯にて

1.はじめに　
2.目次
3.伊豆の国オリジナル JIUNOKA【時雨之化（ジウノカ）】　クラフトジンづくりの挑戦　
4.目指したのは、地元に愛される地域のお酒
5.足湯に浸かりながら爽やかに飲むお酒
6.アップサイクルで地域経済に貢献　　　　　
7.ジンを委託した蒸留所との協働
8.魅力あふれる伊豆の国
9.伊豆の国市の活性化に向けた取組み
10.なぜクラフトジンをつくるのか
11.関係者との協働
12.リターン紹介
13.メンバー紹介
14.資金の使い道について
15.資金調達後のスケジュール
16.中長期でやりたいこと
17.さいごに

クラフトジンの商品名は「JIUNOKA(時雨之化)」です。時雨之化（ジウノカ）とは、程良い時期に降る雨が地域を潤していく様子から転じ、君子の教えが広がっていく様子を示した四字熟語です。

この四字熟語に含まれる「時」は、鎌倉幕府の初代執権北条時政、二代目義時の生まれ故郷である伊豆の国市にとって、意義のある文字です。

100万年前、孤立した島であった伊豆は、地殻プレートの運動により本州と一体となって半島となったことから、特色のある貴重な景観を持っており、日本ジオパークにも認定されています。100万年前から鎌倉時代を経て現在までをつなぐ「時」がこの取り組みの重要なキーワードとなっています。

ほっとするひと「時」、出会いの「時」など、「時」をキーワードにしたこのクラフトジンが、時雨之化が示す意味の様に地域に浸透し、新たな潤いや交流を生み出すことをイメージして商品名が決められました。

クラフトジンは、ボタニカルと呼ばれる香りづけが行われます。ボタニカルにはジンの基本であるジュニパーベリーを始め、そのジンの香りの決め手となるキーボタニカルを調合していきます。我々が目指すJIUNOKA（ジウノカ）ジンは、伊豆の国市で収穫された果物等をキーボタニカルとして使い、地元の皆様に愛され、誇れる地域のお酒造りを目指します。

ラベルは、キーボタニカルとして使用した伊豆の国市特産品のみかんとお茶の花や葉を表現し、ボトルの後ろ側には伊豆の国市から見える雄大な富士山と狩野川が浮かび上がるデザインとしました。自然豊かなこの地域を表現した美しいラベルづくりにこだわり、特殊な樹脂印刷を採用してビンの表と裏を合わせて一つとなるラベルデザインとしています。

こだわり抜いたボタニカルとデザインにより目指したイメージは、「足湯」で気軽に飲めるお酒。伊豆の国市には、市内各所に足湯があり、地元の方からも親しまれています。伊豆長岡温泉お散歩市でも、源泉かけ流しの足湯は毎回人気のコンテンツとなっています。足を温泉に浸けながら、温泉場のミライを語り合い、周りの人と会話をしながら、楽しく飲めるジンを目指します。

キーボタニカルには、伊豆の国市の小坂みかん園のみかんを提供いただきました。みかんの皮をボタニカルとして使用し、柑橘系の爽やかなジンに仕上げます。

もう一つの重要なキーボタニカルは、「ほうじ茶」です。お茶で有名な静岡ですが、この伊豆の国市でも美味しいお茶が取れます。世界文化遺産の韮山反射炉近くに茶畑を持つ蔵屋鳴沢のほうじ茶を使い、焙煎したお茶の香ばしさが柑橘系の香りと混じりJIUNOKAならではの特徴を際立たせています。

その他にも、伊豆の国市の特産であるイチゴとトマトをボタニカルとして使うことで、絶妙な香りのバランスに仕上げています。

写真は試作を検討段階でのボタニカルを漬け込んでいる様子です。蒸留の際にこのボタニカルの香りがジンに取り込まれ、特色のある香りを形成します。

ボタニカルに使ったみかん、お茶やイチゴ等はアップサイクルの取り組みでもあります。

アップサイクルとは、廃棄物や役に立たないものを、より良い品質や製品にアップグレードして役立てるプロセスのことを言います。このクラフトジンづくりにおけるキーボタニカルにも収穫ができなかったものや、育ち悪く販売できなかったものなどを生かしています。

みかんは、収穫時期を終える直前に残ったものを活用させていただきました。

丹精込めて作って余ったみかんを引き継ぎ、新たな商品として生まれ変わらせることで、地域経済に貢献し、廃棄物の減少にもつながるなど、持続的な社会を目指すSDGs（Sustainable Development Goals）の取り組みにもつなげていきます。

ジンの製造は、伊豆の国市に隣接する沼津市にある沼津蒸留所にお願いすることになりました。沼津蒸留所は令和２年に創業した静岡県初のクラフトジン蒸留所で、地元の素材をボタニカルに使いながらこだわりあるジンづくりをしています。令和4年には、アジア最大の蒸留酒品評会「東京ウイスキー＆スピリッツコンペティション2022」で金賞に輝く成果を収め、その高い技術が評価されています。

何よりも、我々のチャレンジに耳を傾けていただき、難しい相談にも親身に相談に乗っていただいたことが決め手となり、ジン製造をお願いすることとなりました。

ボトルの準備やラベルの印刷等多くの面でもサポートを頂いたことで、今回の取り組み実現に向けて大きな力になっています。

今回オリジナルのクラフトジンづくりを進める舞台となった伊豆の国市は、古くから伊豆長岡温泉で有名な温泉観光地です。東京から50キロ圏内、新幹線と私鉄を乗り継ぎ1時間台でアクセス（車でも東名・新東名から直結の縦貫道で好アクセス）できる伊豆長岡温泉は、かつて大変な賑わいがあり、伊豆でも屈指の温泉街として発展してきました。しかし近年はバブルの崩壊、施設の老朽化、旅行ニーズの多様化等から、かつての姿は維持できず、廃業する温泉旅館も増えていました。

そんな中、温泉街の活性化に向けて旅館や地域住民・行政等が協力し、月に1回の伊豆長岡温泉お散歩市（マルシェ）が開始されました。

毎月第２日曜日の午前中に開催される「伊豆長岡温泉お散歩市」は次第に参加店舗も増え、来場者も増加して地域の恒例イベントとなってきました。しかし、かつての温泉街の賑わいを取り戻すためには、市域全体、更には伊豆半島全体を俯瞰した取り組みも必要です。そのため、地域の皆様と一緒に「伊豆長岡温泉ミライ会議」を開催し、未来に向けた構想「伊豆長岡温泉未来ビジョン」づくりを進め、令和2年には「一般社団法人伊豆長岡温泉エリアマネジメント」を組成しました。

伊豆長岡エリマネは、シェアサイクル事業やe-bike(強力な電動アシスト機能のついたスポーツタイプ自転車)等の交通機能を積極的に導入し、令和5年にはWi-Fiの通信事業、廃旅館を撤去した跡地で複合施設開発「いずなかビレッジ」を開発し、施設内に新しいコンセプトの宿泊施設「さかなやステイ」を開業させるなど積極的に事業を展開しています。

目に見えるまちの賑わいや再生を感じるにはまだ時間がかかり、更なる仕掛けが必要です。

多くの人に伊豆の国を知ってもらうこと、来訪者に満足してもらいリピーターを増やすこと、こういった取り組みを積み重ねて地域全体が発展していくものです。

そのためにできることの一つとして、また飲みたくなる、また来たくなる、この地域ならではのおいしいお酒づくりを進めることになりました。

クラフトジンは、こだわればこだわるほど、地域の香りを封じ込めた特色のあるお酒がつくれることや、アップサイクルなど地域経済や持続的な社会の形成に貢献できること、これらが数あるお酒の中からジンを選んだ決め手です。

伊豆長岡温泉に新しい特産品をつくり、伊豆の国市の特徴をアピールできるお酒を目指そう、そういった熱い思いが有志の会の立上げにつながりました。

有志の会は、令和4年9月からスタートしました。メンバーは、毎月開催される伊豆長岡温泉お散歩市を手伝うスタッフを中心として話が持ち上がりました。

お散歩市では毎回伊豆長岡温泉の掛け流し湯を使った足湯を出しています。ここに足を浸しながら、お酒を飲みながら語り合えるこの地域ならではの美味しいお酒があるとお散歩市も盛り上がるのではないか、もっと多くの人や地元の方に親しんでもらうためのお酒があると面白くなるのではないか、そんな議論している中で生まれた企画でした。

プロジェクトは、様々な方の協力を得て進められています。ジンづくりに欠かせないキーボタニカルは全て伊豆の国市の皆さまの協力を得て集めたものです。

香りのベースとなっているミカンは小坂みかん園より、ミカンを引き立てるほうじ茶は蔵屋鳴沢、隠し味的な香りとなっているいちごは大富農園、トマトも伊豆の国市の農家さんより提供してもらいました。

ジンの製造は沼津蒸留所の協力を得て実現に向けた検討を進めています。

返礼品は、製造をする200mℓと500mℓのボトルを中心に用意します。是非、この企画の実現にご協力いただき、合わせて私たちが取り組む「JIUNOKA」ジンを飲んでみてください。

柑橘系の豊かな香りが特徴の「JIUNOKA」は、沢山の氷を入れて、強炭酸のソーダで割って飲むのがオススメです。

●JIUNOKA500mℓボトル

ラベルの裏から富士山が浮かぶ高級感のある美しいラベルを目指しました。箱の底には夕暮れ時の富士山が表現されたリーフレットが敷かれ、飾っておきたくなるデザインです。

●JIUNOKA200mℓボトル+トニックウォーター

500mℓと同様に富士山が裏から浮かぶラベルデザインです。イギリスのファイバーツリー社が提供するハイグレードのトニックウォーター2本がセットになったお得なセットを提供します。

●JIUNOKAオリジナルTシャツ

JIUNOKAのラベルデザインをアレンジした限定のTシャツをつくりました。
サイズは、S、M、L、XLの4種類です。

サイズ身丈身幅肩幅袖丈
S 65 49 42 19
M 69 52 46 20
L 73 55 50 22
XL 77 58 54 24

※単位：cm

●さかなやステイオリジナル手ぬぐい

さかなやステイの手ぬぐいを用意しました。是非さかなやステイのぷ～ろ、周辺の温泉や足湯で使ってください。
サイズは35ｃｍ×90ｃｍ、紺色の予定です。
※デザインは変更になる場合があります。

●JIUNOKAリユースカップ（450mlカップ）

JIUNOKAのロゴをプリントしたリユースカップです。このカップに沢山の氷を入れてJIUNOKAをお楽しみください。
容量は450㎖、口径×サイズは、Φ87mm×H130mmの予定です。

リユースカップイメージ　※デザイン等は変更になる場合があります

●さかなやステイぷ～ろ利用券

令和５年6月末に伊豆長岡にオープンした新コンセプト宿泊施設「さかなやステイ」。伊豆長岡エリマネが整備し、運営をしています。ここには源泉かけながしプール「ぷ～ろ」がつくられています。この利用券をすべての返礼品に付けています。宿泊者でなくとも利用できますので、是非、遊びにきてください。

●JIUNOKAステッカー

JIUNOKAのラベルデザインを印刷したステッカーです。パソコン等に貼って是非JIUNOKAをご紹介ください。
サイズは60mm×60mmの予定です。

■■返礼品リスト■■

すべてのセットに「さかなやステイ「ぷ～ろ」利用券」と「JIUNOKAステッカー」を付けました。是非、利用券を持って伊豆の国市へ遊びに来てください。

①【郵送】（お酒なし）3,500円　限定30セット　取り組み応援セット①「JIUNOKAリユースカップ+さかなやステイオリジナル手ぬぐい」

・JIUNOKAリユースカップ
・さかなやステイオリジナル手ぬぐい
・さかなやステイ「ぷ～ろ」利用券
・JIUNOKAステッカー

②【郵送】（お酒なし）5,000円　限定20セット　取り組み応援セット②「JIUNOKAオリジナルTシャツ」

・JIUNOKAオリジナルTシャツ
　JUNOKAデザインをプリントした限定のオリジナルのTシャツです。サイズは、S、M、L、XLの4種類です。
・さかなやステイ「ぷ～ろ」利用券
・JIUNOKAステッカー