エンタメ領域特化型クラファン
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はじめに・ご挨拶

音楽は常に私たちの生活を豊かなものにしてきました。私はヨーロッパを中心にアイルランドをはじめとするケルト圏や北欧の伝統音楽、海外のシンガーソングライターたちの音楽を日本に紹介してきた野崎洋子と申します。

THE MUSIC PLANTは、そんな私の個人音楽事務所。96年の創業以来、発売したCDは300枚以上、コーディネイトした来日アーティストのツアーやイベントは100本以上に及びます。

クラウドファンディングは2度目となります。どうぞよろしくお願いいたします。


このプロジェクトで実現したいこと

アイルランドの人気伝統音楽グループ、ルナサの『ライブ・イン・ジャパン(仮)』を制作します。ルナサは2000年の初来日以来、日本で最も人気のある伝統音楽グループの一つです。5人の凄腕のミュージシャンによる隙のないアンサンブル、疾走するケルトのメロディは世界中で大きな人気を博してきました。

彼らと私の出会いから、早くも25年。THE MUSIC PLANTのオフィス設立20周年の時にも彼らはお祝いで駆けつけてくれましたが、今回の来日は実に7年ぶり。8回目の来日となります。

私が、この小さな音楽オフィスを長く運営できたのも、ひとえに彼らと出会えたから…。THE MUSIC PLANTはたった一人で運営する小さな小さなレーベルで宣伝力も営業力もなくスタートしましたが、90年代より販売した彼らの10枚のCDはこんなに小さなオフィスが手掛けているとは思えないほどたくさんの方に購入いただきました。

2000年の初来日。香港からやってきた彼らをトレヴァー(ベース)の妹さんと成田空港に迎えに行ったのが昨日のことのようです。そして2001年からはプランクトンさんが彼らを正式に招聘してくださり、彼らの日本ツアーはいずれもとても好評いただきました。

日本でいつも温かく迎えてくれる熱心なファンの皆さんの存在は、本当に彼らの活動の心の支えです。

ルナサが2008年に出したベスト盤『So far』のライナーノーツに「we are big in Japan」というタイトルで彼らのコメントが掲載されています。

「日本のファンは最初から僕らをスターとして扱ってくれた。ビートルズになったかと思ったよ」
「一方でアメリカではいつも“で、いったい誰が歌うんだ?”と言われ続けてきた」

アメリカをツアーするアイルランド伝統音楽のバンドには女性シンガーがいることが定番とされていた時代です。一方ルナサは完全なインストルメンタル・バンドでした。

また2003年に彼らのゲストとして来日したジョン・スピラーンは、日本でルナサを迎えるファンの熱狂ぶりに驚いて、こうコメントしています。「ルナサはアイルランドではアイリッシュ・ミュージックのミュージシャンだが、ここ(日本)では、神だ」と(笑)


プロジェクトをやろうと思った理由

90年代から活躍し、コンスタントに来日している彼らですが、そんな素晴らしい時間も永遠に続くことはありません。音楽業界を取り巻く状況は年々厳しくなり、世界情勢もどんどん不安定になる。海外から、それほど有名でない音楽グループを日本に招聘することは年々難しくなってきています。今日と同じ明日が来ることは誰にも保障できない。また私ももうすぐ還暦です。そろそろTHE MUSIC PLANTの「終活」をする時期も迫ってきました。

そこで、このタイミングをラスト・チャンスと思い、かねてからずっと考えていたこのプロジェクトを実行に移すことに決めました。それは日本で制作するルナサのライブ・アルバムです。

当レーベルでは、2005年にヴェーセンというスウェーデンのバンドの「LIVE IN JAPAN」を制作したことがあるのですが、レーベルの一番人気のアーティストであるルナサとも同じようなプロジェクトを実現できたらとずっと考えてきました。というのも録音物はこのオフィスがなくなっても、ずっと残り後世に残すことができるからです。

そしてルナサがこの先解散したり活動停止になることがあったとしても「彼らは日本という東洋の国で人気があった。だからこのアルバムができたのだ」ということは、おそらく永遠に確固たる事実として、また確固たる音源として、アイルランド音楽の歴史に残るのではないかと思うのです。

2020年パンデミックの時は「バンドにエイド」というプロジェクトを立ち上げ、リスナーの皆さんに大変お世話になりました。クラウドファンディングは、あの時一度きり…とずっと考えていたのですが、このプロジェクトを実現するにあたり、再び皆さんの力をお貸していただけたらと思い「ルナサ『LIVE IN JAPAN(仮)』制作プロジェクト」を発動したいと思います。

公演は京都の名門ライブハウス「磔磔」さんで3日間同じセットリストで行い、すべてマルチで録音して、アイルランドでミックスを行います。アートワークは日本のクリエイター陣で制作、そして来年の2月末ごろにCDを完成させます。まず日本でクラファンにご協力いただいた皆さんに最優先でCDを発送し、その後ルナサのアメリカ・ツアーで販売するスケジュールを計画しております。

また出来上がった原盤(マスターテープの権利)は、彼らに日本のファンからのプレゼントとしてすべてバンド側に譲渡することとしました。

なぜこのプロジェクトを京都でやるのか。それは昔、昔、ベースのトレヴァーが「ルナサの本当のファンはシカゴと京都にいる」と話してくれたことから始まります。この話の詳細もクラウドファンディングを進める中でお話していけたらと思います。

同じ会場で3日間、同じものを録音し、その中からベストテイクを拾うので、おそらくとんでもなく良いものが出来上がるとメンバーも私もとてもワクワクしています。

そう! 新しいプロダクトを作るあのワクワク感。この楽しいプロジェクトに皆さんも参加して、このワクワクする時間を彼らと一緒に分かち合いませんか? そして、これから何百年と続いていくだろうアイルランド音楽の歴史の中に、ルナサを熱心に応援してくれていた日本のファンの存在を刻んでいきましょう。


資金の使い道

ルナサの演奏料

エンジニア(アイルランド)のギャランティ

東海市から京都までの交通費(専用車+ドライバー)

京都から兵庫までの交通費(専用車+ドライバー)

滞在ホテル代、飲食代など

レコーディング費用

ミックス費用

マスタリング費用

写真撮影料(日本のカメラマンが撮影します)

アートワークのデザイン料(日本で制作します)

CDプレス代&アクセサリー印刷代

JASRAC

リターンの発送費用(クリックポストにてお送りします)

リターン送付時のクッション封筒、ダンボール代など

CAMPFIRE手数料 17%  


リターンについて

今回制作するライブ盤に加え、THE MUSIC PLANTでご紹介してきたケルト音楽や北欧の伝統音楽のCD、またアイルランド音楽リスナーズガイドPaul Bradyの「Welcome Here Kind Stranger」とのセットなど、魅力的なリターンをたくさんご用意しております。

セットの中にはかなりレアなアイテムが入り、3セットしかご用意していないものもあります。今すぐ、リターンのリストをチェックしてみてください。



実施スケジュール

2023年11月24日(金)来日

2023年11月27日(月)、28日(火)、29日(水)の3日間、京都磔磔にて同じセットリストの公演を3回収録

2024年12月〜1月中旬 録音した中からベストなテイクを選択。ミックス→マスタリングを経てアートワークなどを準備。

2024年1月下旬 工場へ納品(以前『バンドにエイド』を制作したCDと同じ台湾プレスになる予定)

2024年2月中旬 商品発送

2024年2月下旬〜3月下旬 バンドの北米ツアーにて会場にて販売

*日本における一般発売は、当面予定しておりません。
*当アルバムのストリーミングでの配信の有無、スケジュールについてはバンド側の決定に委ねます。


最後に

それにしても、このライブ盤がルナサの新譜として発表された時の、世界中のアイルランド音楽ファンが驚く姿が目に浮かびます。

「えっ、なんで日本でライブ盤を?!」

そんな時、バンドは多分誇らしげに「日本のファンが俺たちにプレゼントしてくれたんだ」「ルナサは人気あるんだよ、日本で」と答えることでしょう。

ルナサは、アメリカや英国、アイルランドでも人気がありますが、おそらくこんなプロジェクトが実現できるのは日本のファンだけです。どこよりも早く、このユニークなプロジェクトを日本で成功させましょう。

未来は誰にもわかりません。でも、このプロジェクトがもしかしたら今後アイルランドの伝統音楽のようなニッチなジャンルの音楽が、これからも生き残っていくための一つの指標となっていく可能性もあります。またこういったプロジェクトによって新しいバンドを新しい国や新しい街へ招待ことも可能になっていくかもしれません。そんなことも夢みて。

どうぞよろしくお願いいたします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
海外からの参加も可能ですが、発送先の住所が日本である方のみに限定されますので、ご注意ください。

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