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■映画について 公式webサイト 

この映画「僕の名前はルシアン」には6年もの月日が費やされました。

CM業界で活動していた大山千賀子が`人の心を描きたい`という想いを込めていたときにあの事件が起こったのです。あの事件はさまざまな要素を孕んでいます。`孤独``愛``性`家族``社会`など人の心に立ち入れないと思える要素ばかりでした。なぜ女たちは`あの場所`に行ってしまうのか? `なぜ` 大山の頭の中でぐるぐると回り続ける妄想。その妄想から生まれたのがこの映画「僕の名前はルシアン」なんです。

これは映画です。ドキュメンタリー要素があるにしても`映画`なんです。美しいサイコパスの登場が必須と感じました。何ヶ月もかけて主役を探し続けました。東京中のプロダクションを訪問したり、オーディションをしたりしてです。あるとき表参道のあるプラザで立っている柳くんを一目見たときに`彼`だと直感しました。実は他にもたくさんの俳優さんがこの役をやりたいと熱望されていたのですが。

そして6年もの年月をかけて作品は誕生しました。この作品には多くの彼女の私費も投じられています。ただ大山に欠けていたものがあります。それは宣伝配給の知識です。大きな配給会社では製作費よりも宣伝費にお金をかけると言います。せっかく作っても宣伝をしなければ皆さんに見ていただくことはできないのです。この作品を皆さんに見ていただくための宣伝費を援助していただけないかと思い、今回はキャンプファイアーさんを通して投稿させていただきました。

会社の重役を演じる定岡正二(元読売ジャイアンツ)

=========================================================この映画「僕の名前はルシアン」は、さまざまな要素が混じり合っている群像劇である。写真家としての大山は群像劇が好きなのだ。一人の主人公を最後まで追うのではなく、周りの人間を描き、彼らによって社会を構築して行く。写真家ならではの構成だと思う。

映画の構成は一組の家庭とその家族を取り巻く人物で描かれている。なぜ家族がそれらを必要としているか? 

仕事を人生と重ねている夫。満たされない気持ちを宗教に求める妻。うまく人生を退き切ろうと努力している姉。一歩踏み外したことで家族のみんなから危険視されている妹。

物語はこの家族を取り巻く人々とサイコパスの男で構成される。

また、大山は写真家としてのライフワークとして「裸体」への取り組みがある。彼女の作品には必ず「裸」が登場する。「裸」は雄弁だからだ。

我々が纏っている肌の質感、テクスチャー、肌が持つ歴史。それらに魅了されている。人々が個として所有する唯一のものだからだ。

イタリアの映画祭から正式上映され、MED映画祭からは観客賞をいただきました。

「僕の名前はルシアン」ポスター


■映画の裏側

スタイリストなしで撮影に挑みました。スタイリストさんがいると役にあった衣装を持ってきてくださったり、俳優さんのケアまでしてくださいます。CMの現場はそうでした。ただ、合理的に考えるとスタイリストなしでも衣装は揃うのではないかと考えた末、最終的に取った手段はオークションで衣装を購入するということでした。劇中で千枝子が着ているシャネルのスーツや優里が着ているクロエまで全て予算内でオークションで揃えることができました。古着の方が日常性が出ていいとも思いました。はキャストの皆さんにお一人ずつ透明のゴミ袋にシーンナンバーを書いていただいて管理していただきました。映画においても自分のものとなるので数日間着ていただいた方が馴染むということもありました。一応成功です。また、この映画には定岡正二さんが出演してくださいました。とても誠実で真摯で眼力がすごかった。撮影のお手伝いも自ら買って出て下さって車両班を務めて下さったり、千鳥ヶ淵では長い距離ボートを漕いでくださいました。引いた絵で定岡さんの顔は写っていませんが、大山が気に入っているシーンなのです。

刑事を演じる大鶴義丹とウダタカキ

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本作に6年もの歳月を要したのは大山の映像に対するオブセッションである。

この映画は初めて取り組む長編映画としてはとても大変なものだったに違いない。途中、女優の降板、カメラマンの立ち去り、別世界の録音部など、今まで経験したことのない世界が待っていた。しかし最後まで仕上げられたのはなんと言っても美術の磯見俊裕、撮影監督の市川修、物語を引っ張ってくれる情緒豊かなサウンドトラックを作曲してくださった篠崎正嗣さん。そして最後まで力強く演じて下さったキャストの皆さんの熱意だと思う。柳くんの本気度もさながらとぼけた刑事を演じて下さった大鶴さん、少女のイカれた友達を演じて下さった菜葉菜ちゃん、少女の姉と少女の声の二役を務めて下さった恒吉梨絵ちゃん、エロ宗教に狂っている母を演じて下さった大島葉子さんら、出演者全員が素晴らしかったです!!!

少女が湖に投げ込まれるシーンがあります。東京都内のプールを見て回りましたが、思っているようなプールはなく、みんな競泳用で深さも足りなくて水も綺麗なんです。思っているような場面を撮るには相当の仕込みと日数がかかると読みました。そこでネット検索しているとイギリスのエセックスというところにそれ専用のプールが存在していることがわかり、早速電話で問い合わせてからロケハンに行ってきました。

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大山は6mの深さのタンクを求めてロンドン迄水中撮影に出かけて行った。エセックスというロンドンから東に1時間のところに天井も開くプールが存在していた。水中撮影のためのタンクで、クレーンで車を空から落とせる仕組みになっている。我々の撮影には訓練されたダイバーが2名タンクを背負って水底でスタンバイしていた。写真は水中撮影の準備をするUKユニット。

最後に「僕の名前はルシアン」のキャスティングには時間がかかってしまったこと。大山はいくつもの事務所に電話をかけ、訪問し、ルシアンのイメージを求めた。ルシアン探しには何ヶ月も要した。最終的に柳俊太郎を選んだのはワングランスだった。遠くに立っている彼を見た瞬時にルシアンだと思った。女を騙す癖のある役なのにこの役をやりたがる俳優は思った以上に多かった。男ってそういうものなんだね。

美しいサイコパスを演じる柳俊太郎の本気度には驚かされました。

■ストーリー

写真家で映像作家の大山千賀子が、実際にあった事件にインスピレーションを得て描いたオリジナルストーリー。

自殺願望を抱えた若者たちが同じ願望を共有するサイトで知り合うところから始まる物語を描く。

愛を求める孤独な10代の少女が、インターネットで「ルシアン」と名乗る理想的な男と知り合う。同じころ、ある連続殺人犯を追っていた警察は、同じ犯人が手を下したと思われる、3人目の女性の全裸遺体を発見した。遺体に暴行の痕跡はなく、犯行動機もわからないままで、捜査は難航していくが……。

写真はとぼけた刑事を演じる大鶴義丹


自己紹介

大山千賀子 写真家 映像作家 映画監督 奈良県に生まれる 寡黙な祖父母と14歳まで 吉野の田舎で野山を駆け巡りながら過ごす。その後大阪の父母の元で暮らし東京へ 。東京ではモデルとして働く。突然ロンドンに行く 。ロンドンではバレー学校に行きながら写真を覚える。バレー学校の掲示板にモデル募集が貼ってあり、応募したら採用されました。それから写真に興味を持ち、あるプロダクションでのアシスタント経験を踏まえて、 写真家になる。VOGUEやNINETEENなどの仕事を勝ち取り頑張る。 東京には一時帰国のつもりが 長期滞在になり、 たくさんお仕事をゲットした。 再度息子とロンドンに渡り、ロンドン大学goldsmith校では 映像制作を覚える。 帰国後は主にアートとしての映像を。 代表作には「残像の中で聞く音」シリーズや インドやネパールで人間の火葬やガンジス川では 沐浴している人たちを撮った。 映像はマレーシアの 熱帯雨林で虫の音を録音 その音にロンドンのベンチの上に 肉をばらまいた写真を載せて編集。タイトルはFEVER(熱) その後短編映画を始め4作品ほど撮る

■Filmography

1998年 Black summer(イギリス人バンド)/30分 ミュージックビデオ

2003年 「Fever」(熱帯雨林の熱)/7分

2006年 「Tragedy」(ひとり女の夢)/10分

2007年 「The Moon and the Sun.and…」(霊柩車の男)/12分

2007年 「Love is dirty little word」ミュージックビデオ/3分 Natascha Soul(イギリス人ロックバンド)

2009年 「Last ecstasy」/16分 主演 満島ひかり

2018年 「異邦人」15分 主演 古藤芳治、売野雅勇(作詞家)カミュの原作を現代社会に重ねた作品

2020年 長編映画「僕の名前はルシアン」柳俊太郎主演109分

2022年 長編映画「家族という病」下重暁子原作

イタリアのアジアン映画祭において観客賞受賞 予告編

http://cicaoyama.jp (今までやってきたCMのwebサイトです)

受賞歴 朝日広告賞・NYクリオ賞、APA賞など

この映画に関わってくださった俳優のみなさま

河合克夫 鈴木士 西野翔 梅田智子 七海なな 星野あかり 板倉裕太 鹿江勇太 原真善美 泊帝 若松由利 平良絵玲亜 あおい 堀口敬巧 古川照之 五頭岳夫 田島茂樹 高峰関次郎 齋藤龍之介 齋藤隼之介 目黒皓嗣 坂口りょう 伊澤高 ミゾモト行彦 瀬戸和樹 高橋トオル 宮田美咲 末岡いずみ 中瀬古麻衣 珊瑚志帆五十嵐健人 野嶋和生 奥田崇 

国沢実 小池カズシ 工藤久美子 佐藤友絵 向山トキコ 伊田麻友香 房みどり 浅井文理 大澤克俊 内川靖 石渡光時 砂田百合香 安東華子 北田舞香 宮澤有里 和希詩織 大竹このみ 外間みよ子 野崎彩 成田真由美 高橋伸 吉野則子 

M・I 森都のり 後藤春江 樋口幸子 コイワミナ もりやまゆな MEI 西村潤 浜恵美 深瀬渉 安村将悟 杉田昇 

野田裕也 笠井鉄平 篠田帆奈美 浦田駿也 江田凌祐 西田雄翔 清水祥太 成原佑太郎  廣瀬剛 村上佳代 平野真也 菊地美奈 山原希里 鈴木Mindy 今泉恵美子

スタッフのみなさま

撮影・市川修 美術・磯見俊裕 照明・渡辺光雄 音楽・篠崎正嗣 編集・保泉圭太 助監督・神保英明 

主題歌 Uken 「ルシアンーwin the happiness」

このプロジェクトで実現したいこと

「僕の名前ルシアン」は実際に起こった事件からインスピレーションを得て作成できた映画です。この映画を通じて一瞬の思いが恐ろしい過ちにもなり得るということを多くの方々に実感していただきたいと思います。心が弱っているときに入り込んでくる悪魔。寂しい人や「愛」に恵まれていない人は多くいます。この時間を過ごしてしまえばまた新しい人生が待っているかもしれないのです。「早まるな!」というメッセージを多くの人に伝いえたいのです。

プロジェクト立ち上げの背景

CMを生業にしていた大山はいつの日か心を表現したくなりました。頭の中でぐるぐるといろんなことを巡らせていたときにあの事件が起きたのです。あの事件からインスピレーションを得てこの企画を立ち上げ、プロットを作成しました。

現在の準備状況
今準備していることはHPを再構築していることや、映画の音声にメリハリをつけていることなどです。

プレスリリースの準備もしています。


リターンについて

柳俊太郎・菜葉菜のサイン入りパンフレットや篠崎正嗣さんのサイン入りのサウンドトラックCD, 作品のURLやサイン入りポスター

9月29日 初日舞台挨拶にご招待

9月30日(土)〜10月12日(木)アフタートークにご招待など


スケジュール

9月2日 プレスリリース 発行

     柳俊太郎、大鶴義丹、菜葉菜のインタビュー記事など

9月15日 ユーロスペースの1階に巨大看板の設置 及び プレスリリース

9月30日(土)〜10月12日(木)アフタートークイベントを毎日20:00より開催します。ゲストには柳俊太郎、菜葉菜、大鶴義丹、大島葉子、ウダタカキ、田邊和也、結城貴史、ら出演者の俳優さんの他に映画監督ビジュアリストの手塚真・作詞家の売野雅勇、詩人の萩原朔美・黒沢映画で活躍された俳優・実業家の油井昌由樹、ファッションプロデューサーの四方義朗・映画監督の林海象・アーティストの河口洋一郎・本作品 美術の磯見俊裕(予定)その他サプライズゲストの登壇があります。「愛」「孤独」「家族」「死」などバシバシと語って頂ければと思っています。


資金の使い道

プレスリリース アットプレス 3回 9万円

インタビュー費用 8万円

アフタートーク にゲストとして来られる方への謝礼

チラシ製作費 10万円

ポスター製作費 5万円

看板設置費 45万円


最後に

サイコパスを主人公にした美しい映画です。6年もの月日をかけて制作いたしましたこの作品を出来るだけ多くの方々に見ていただきたい気持ちでいっぱいです。水中撮影にはロンドンまで出掛けてまいりました。今は本当に大変な時期を迎えております。皆様の応援がとってもすごく大事なのです。どんな応援でも結構です。twitterにフォローして下さったり、お友達に口コミして下さったり、感想を書いて下さったり。応援、本当に本当にどうぞよろしくお願いいたします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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