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一般社団法人Focus on代表理事の森本陽加里(もりもとひかり)と申します。現在は、立命館大学産業社会学部を休学し、高校2年生の頃に立案したアプリFocus onの実用化に向け取り組んでいます。

ぜひ応援、よろしくお願いいたします!!!!

目次

そう感じている方に、そしてその方々を周囲で支えている方に手に取って欲しいアプリが、”Focus on”です。

現在、社会には、教室の中には、多くの目に見えない困難を抱えた人が存在します。
例えば、発達障害やHSPなど一見"普通そう""大丈夫そう"に見えて、人一倍"普通"を生きるために努力している人達がいます。

Focus onは、代表の森本自身が通常学級に在籍していた発達障害の当事者であり、小中で不登校を2回経験する中で、社会や学校と関わり続けたいのに、それが難しく、苦しい思いをしている方やその周囲の方が、頼れるツールを作りたいと考え、開発を始めたものになります。

今回は、主にFocus onの開発費を集めるため、クラウドファンディングに挑戦します。


Focus onとは、目に見えない疲れを可視化し、ユーザーの安心できる人のもとにユーザの状況を"共有する"セルフケアアプリです。

本人から見える世界や感覚をベースに疲れ度を可視化したり、困り事等を共有することによって、本人なりの頑張りや見た目ではわからない”大変さ”について伝える/知ることができます。2023年12月のリリースを目指して、2022年末から2023年初めにかけてα版検証、現在(2023年9月~11月末)β版検証を行っています。

検証には、発達障害やHSP、パニック障害等の当事者(学生/社会人)をはじめ、「うつ気味」「疲れているのに頑張りすぎてしまう」と感じている学生とそのご家族、教員らにご参加いただいています。

「なぜみんなみたいに頑張れないんだ」と、小学3年生のころに初めて感じました。不登校になったからです。

学校で1日過ごし続けるのが、どうしてもしんどくて、つらくて。今になって、やっと言語化できていますが、当時は、チャイムの音が矢が刺さるように痛く感じたり、パーソナルスペースが広く友達にボディタッチされるのがひどく苦手だったり。その場に居続けることにとてもエネルギーが必要でした。

そもそも、私は、周囲の友達みんなも私と同じような辛さを感じていて、そのうえで毎日楽しく学校生活を送っているんだと思っていたので、「みんなはこの辛さの上で笑って過ごしているのに、自分はなんてダメなんだ。頑張りが全く足りていない」と、感じていました。

その後、見かねた祖母の助言もあり病院を受診したところ、小学4年生で発達障害(当時の診断名:広汎性発達障害)の診断がおりました。

幸いなことに、母や当時の学校の先生方がとても協力的で、私の特性に合わせて復学できるよう支援をしてくださいました。小学3年生からの不登校を経て、小学5年生の一年間をかけて復学しました。なんとか復学でき、「やっと普通になれた!」と思った矢先、「やはり発達障害は治っていなかった」と現実を突きつけられます。

復学できたとしても、やはり音は痛いし、友達との近い距離は苦手なのです。いつもと違うスケシュールで進む、見通しの立たない日には、グッと体に力を入れて耐えなければなりません。そうしないと、みんなの「普通の1日」が送れないのです。

協力的な母や担任陣は、私のしんどさや困りごとを親身に知ろうとしてくれました。しかし、伝わっているようで、どこか、ニュアンスが違うまま解釈されており、伝わらなさ支援への違和感を感じていました。

ただ、彼らは理解のない人たちではなく、むしろ「理解のある人たち」「理解しようとする人たち」でした。私自身も、そして私を周囲で支える人たちも、みんな「何とかしたい!」と思っていましたし、それは伝わっていました

それでもなお、「なぜかわかってもらえない状況」「合う支援/環境を作るのに、すごく時間と労力がかかる状況」がありました。私は、これはヒトの問題ではなく、支援を行うためのシステムや構造の問題ではないかと感じるようになりました。そもそも支援を受ける私の困り事を、”私が”伝えるタイミングや手段がないこと。そして、私に対する支援にも関わらず、私がリアクションするタイミングが最初から設計されていないこと、の2点に違和感を持ちました。そして、私の見ている世界を覗いてもらえたらいいのに!」と考えるようになりました。

「私がやるんだ」と気持ちが決まったきっかけは、高校に進学後、所属している発達障害支援団体の定例会で小学生の男の子と話した時のことです。昔話的に私の小学生時代の不登校エピソードを話していると、男の子が「わかる!」と共感していたことは強く印象に残っています。私にとっては、それが衝撃的でした。私が辛かった小学3年生の時代から5年以上も経っていて、それでもなお、あの現実が続いているのかと。

誰かがなんとかしてくれるのを待っていては、10年先も現実は変わらないかもしれない。だからこそ、私がこの現実に向き合わなくてはならないし、むしろ向き合っていきたい。

そう考えるようになり、「自分が現状を変えるために出来ること」ひいては、「私の見ている世界を周囲に覗いてもらえる未来」を作るために、アプリFocus onを立案しました。


Focus onは、目に見えない困難や特性を持っている方が、自分について知りながら、自分の状態を安心できる人のもとにも伝える、”共有する”セルフケアアプリです。

目に見えない疲れをぽちっと入力しておくだけで、何かあったら知っておいてほしい/助けを求めたいあの人に知っておいてもらえる。そして、何かあった時にも助けを求めやすくなる、そんなアプリです。

Focus onでは、「”見えない疲れ”を可視化し、自己理解を促しつつ、ヘルプを”出しやすい/気づきやすい状態”」の実現を目指しています。


ユーザーの感覚ベースの入力
なかなか伝わらなかった困り事や「みんなも頑張ってるから」と聞いてもらえなかった声を入力することで、ユーザーの感覚世界を周囲に共有し、あなたの困り事や感じ方を身近に感じるきっかけになってくれるはずです。

「そろそろ休んで!」アラート発令
疲れに気づきにくかったり、”生活の中での努力”が見えづらく周囲からも気付かれにくい疲れについて、疲れが溜まって来たり、急激に疲れたタイミングでアプリが「そろそろ休んで!」とお知らせします。

1人で難しい時は誰かを頼ってもいい。安心できる人への共有機能
従来のセルフケアアプリは、自分で自分のことを知り、自分で何とかするものでした。でも、自分だけでは何ともならないこともある。しんどい時は、誰かを頼ったっていい。むしろ、自分の苦手や大変な部分を言葉にして、誰かに「ヘルプを出せる力」の方が大切なのではないか。そんな考え方のもと、日々の記入内容やアラートを安心できる人のもとへ届けられる、共有機能を搭載しています。
※アプリ「Focus on」はwebと連携していただくことで、アプリ内で記入した情報をリアルタイムに共有したり、ユーザーの状態を知ることが可能になります。
※webとの連携は有料になります。

リリース後は、このような料金プランで運用していく予定です。

アプリユーザーのみで使用する場合、他のセルフケアアプリ同様、基本的に無料でご利用いただけます。
安心できる誰かと【共有】する際に、web上で共有相手アカウントを有料で作成しご利用いただく形となります。

また今回のリターンでは、「モニターコース」として、1対1の関係で共有できる「シンプルプラン」および団体全体で共有/見守れる「企業/学校向けプラン」を先行購入できるリターンもご用意しております。

アプリを使ってくれた人の声

これまで、Focus onの検証にご参加いただいた方々からはこのようなコメントをいただいています。

また、検証においてはこのような結果が出ています。ユーザーの皆様からの貴重なご意見を伺いながら、より良いものになるよう改善を続けています!

高校2年生で立案したFocus onですが、多くの方にご協力いただき、ここまで来ることができました。
関わっていただいた/関わり続けていただいている皆様、誠にありがとうございます。
参考:高校生ビジネスプラングランプリプレゼン動画

立案した当初は、「発達障害当事者の課題を解決したい!」と話していましたが、今は検証等でお話させていただく際にも「”普通”を頑張る人たち/発達障害を含めた見えない困難がある人に向けて」という言い方に変えています。

その理由についてもここでお話させてください。

【なぜ、”発達障害”という言葉を濁すようになったか】

私としては、「過去の自分が学校に行き続けられるような、自分に似た発達障害の当事者が社会に接続し続けられるようなサービスを作りたい」という気持ちでFocus onの立案をしました。そのため、「発達障害」という言葉にとてもこだわっていました。しかし、今でこそ”発達障害当事者”としてオープンに活動していますが、実は、高校卒業までは、発達障害を”隠して”生活していました。

高校生までの私や私に似た境遇の人に届け!と考えた時。とても使ってみたいアプリFocus onが「発達障害当事者向けアプリです!!」と宣伝される。…ということは、使っていると必然的に発達障害当事者だと公表することになる。高校生までの自分の状況では、おそらく、喉から手が出るほど欲しいアプリにもかかわらず、素知らぬ顔で使わずにスルーしてしまう/せざるを得ないのではないかと感じました。

それでは意味がないんです。

実際、Focus on α版では、発達障害の有無にかかわらず、様々な困り事を持つ学生さんが使ってくれていました。そして、「疲れに気づけた!」「生活の中で休むラインが引けた!」と嬉しい感想もいただきました。そのため、本アプリは高校生の立案時代から紆余曲折あり、現在は「”普通”を頑張る人たち/目に見えない困難や特性を持つ方向け」の”共有する”セルフケアアプリとして開発を続けています。

ただ、私の「過去の自分が学校に行き続けられるような、自分に似た発達障害の当事者が社会に接続し続けられるようなサービスを作りたい」という個人的なミッションは変わっていません。ここまで読んでいただき、「私も、似てるかも」「妹/息子の状況にそっくり」などと感じてくださった方、ぜひ一度Focus onをお手に取っていただけたらと思います。

お世話になっている皆様から応援コメントをいただきました。心よりお礼申し上げます。

スケジュール

2023年12月中の正式リリースを目指して活動します!

8月 β版アプリ開発完了
9月~ β版アプリ検証開始
10月末  クラウドファンディング終了
~11月末  リリース版アプリ開発(開発パートナー企業決定済み)
11月30日  アプリストア申請
12月  正式リリース!!!
2024年1月~3月 新年度から利用希望の学校等募集

※不足分は自己資金で補充し、プロジェクトを実施いたします。

また、12月アプリリリース後、発達障害特性を軸とした自分の特性や困りごとを伝える「個人カルテ」、保護者や教員等が記載できる「支援記録」等の機能も拡張し、さらに個々に合わせた環境やサポートを実現していきます。

「個人カルテ」については、現在、所属大学の教授とともに妥当性・信頼性の検討(2023年中に学会発表予定)を行っており、2024年以降に実装していく予定です。

資金の使い道

集まったご支援金は、開発費及び人件費に当てさせていただきます。

開発費:約100万円
運用費:約60 万円(6ヶ月分)
人件費:約110万円(デザイナー等業務委託費:30万円+コアメンバー人件費3万円/月×6か月×3人、2万円/月×6ヶ月×2人)
リターン発送費等:約30万円(Tシャツ制作費/リリースイベント会場費等)
手数料(9%):27万円

さいごに
過去の私と同じような困難を抱えていたり、同じような境遇にある方、そして、そんな方々を支えている方の想いも一緒に背負って前進していきたいと思っておりますので、応援よろしくお願いいたします!!!!

  • 2023/12/21 17:53

    お世話になっております。一般社団法人Focus on代表理事の森本陽加里です。順次、支援者の皆様にリターンを発送しております!・オリジナルアクリルキーホルダーコース・Focus onオリジナルTシャツコースのコースにてご支援いただきました方々には、商品を発送済みでございます。2023年中に受け...

  • 2023/12/10 16:10

    お世話になっております。一般社団法人Focus on代表理事の森本陽加里です。Focus on開発のためのクラウドファンディングにご協力いただきまして、ありがとうございました。現在Focus onでは、一般向けリリースに向け開発やベータ版検証の実施、リターンの発送準備等を行っております。タイト...

  • 2023/10/18 11:38

    お世話になっております。一般社団法人Focus on代表理事の森本陽加里です!先日、10/6にNHKバリバラにて、立命館大学特集の一環として、Focus onについて取り上げていただきました!「#ふつうアップデート」という企画の中でご紹介いただき、Focus onの「疲れが可視化できること」「...

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