はじめに

みなさま、こんにちは。プロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。私たちは、「knocks! horikawa(ノックス ホリカワ)」のプロジェクトメンバーです。

私たちは、これまでそれぞれの団体で堀川商店街周辺で教育、芸術、まちづくりの活動をしてきました。この2年ほど活動を共にする機会が増えたことから、今年10月に協同プロジェクトとして、子どもたちの学びの場とまちのシェア型図書館が一つになった新しいスペース「knocks! horikawa」を堀川商店街にオープンします。

活動の開始にあたり、スペースの改修費や設備費をご支援いただきたくクラウドファンディングに挑戦することにしました。ご支援をよろしくお願いいたします!


knocks! horikawaって、こんな場所!

堀川商店街の空き店舗を活用するknocks! horikawaは、広さ約40㎡のスペース。20人くらいの人が集まることができます。

今は本棚ができ、机と椅子がそろい、勉強をしたり本を楽しむのにちょうど良い空間です。

前の入居者さんから引き継いだ暖かい雰囲気の内装を活かし改修工事を進めていました。

目の前は、二条城につながる堀川通り。春には東堀川の桜並木が美しいです。歩道には商店街のアーケードがあるので自転車や歩行者も通りやすいです。

歴史ある堀川商店街は新旧さまざまな個性的なお店が並び、最近は文化とアートをテーマに活性化に取り組みが続けられています。

knocks! horikawaから北に少し歩くと書店やカフェ、ギャラリーが入居する堀川新文化ビルヂングもあり、若い人から年配の方まで色々な年代の人が行き来しています。


knocks! horikawaのプロジェクト

私たちは、knocks! horikawa で小学生・中学生を対象にした放課後の学び場<まなび基地 juku HOPE>と、誰でも利用できる<シェア型図書館>という2つのプロジェクトを始めます。

この2つのプロジェクトが同じ空間で始まることに、多くの出会いと学びが生まれる可能性を強く感じています。


①まなび基地 juku HOPE

「まなび基地 juku HOPE」は、地域の小学生・中学生たちが自主的に過ごす学びの場です。主に平日の夕方(放課後)にオープンし、子どもたちは、おとなが見守り支える安心・安全な場で、主体的に学んだり、様々な体験を重ねたりして過ごします。

ここでは「見える学力」だけでなく、よりよく生きるための「見えない学力」を身につけてほしいと考えています。juku HOPEの最大の魅力は、多様な友達やおとなと出会えることです。「塾」と名乗ってはいますが、受験を意識した詰め込み型で勉強を教えることはしません。

◾️juku HOPEの特徴

(1)来たい時にいつでも来れる! ほぼ週5日4時間オープン。

塾のような時間割はありません。平日16時〜20時の間、来たい時に来て、帰りたい時に帰る。来る日も自分で決めることができます。


(2)自分のペースで学びたいことを学べる。

juku HOPEでは、子どもたち自身がやりたい勉強や目標を決めます。子どもたちが「知りたい」、「やってみたい」、「できない」、「わからない」と素直に安心して言える。そんな学びの場を目指しています。


(3)子どもたちどうし学年を超えて教え合う!

得意なことを教えてあげる。苦手なことは教えてもらう。そんなこども同士の関わりも大切にします。だれかに教えることは、教える側も理解を深める大事な学びの機会です。


(4)こんなことしてみたい! 企画提案OK

jukuHOPEでは、学びたいこと、やってみたいことを、子どもたちが自ら提案し、みんなで話し合って実現することができます。


(5)いろいろなおとなが子どもを見守ります。

juku HOPEには、先生や塾の講師と呼ばれる人はいません。教員経験者や大学生、地域のおとなたちが子どもたちの学びをサポートします。


(6)特別体験プログラムや「図書館」もあるよ!

商店街の経営者、アーティスト、大学の先生など地域のおとなたちによるユニークな講座や、音楽や美術、工芸、食などの様々な体験プログラムも行います。また、この後にお話する「シェア型図書館」もjuku HOPEの大きな魅力です。


②シェア型図書館

knocks! horikawaには、壁一面の本棚をつくり「シェア型図書館」として運営します。シェア型図書館とは、みんなでつくる新しい形のまちの図書館です。

◾️シェア型図書館ってこんな場所!

(1)一箱本棚オーナーがおすすめする本がならぶ楽しい空間

この図書館には、一箱本棚オーナーさんがおすすめする様々な本が並びます。置いてある本から、それぞれのテーマや、関心や人柄も感じられます。子どもからおとなまで、本との出会いを楽しめるとても楽しい空間です。


(2)だれでも気軽に立ち寄れる、開かれた「まちの図書室」

だれでも本を読むことができ、会員になれば本を借りることもできます。また、飲み物を飲んだり、出会った人と話したりしてもOKです。


(3)人と人のつながりを育む、交流の仕掛け

本の感想をカードに記載して交換したり、本を紹介するイベントをしたりと、本をきっかけに人との出会いや交流を生み出す仕掛けもユニークなところです。


希望する人は、だれでも本棚オーナーになることができます。自分の本棚に紹介したい本を並べたり、お店番(貸出係)をしたりと図書館づくりや運営にも関わることができます。

子どもたちの学びの場と、地域の人たちでつくる図書館が同じ空間の中にあるということ。私たちは、そこから多くの出会いと学びが生まれる可能性を強く感じています。


なぜ、商店街につくりたいのか?

◾️子どもを見守る地域と商店街

堀川商店街にスペースをつくりたいと思ったきっかけは、年に2回、商店街で開催される「堀川まつり」です。

毎年、近所の子どもたちがお金を握りしめて商店街へ行き、それを見守りながらおとなたちも楽しんでいる。そんな光景を目にし、ここは地域の子どもを地域で見守る土壌が育っている場所なのだと感じ、ここで子どもたちが過ごせたらどんなにいいだろうと思いました。

お祭りの時だけでなく、商店街は「いつも開いていて、誰かいる場所」です。近年、共働きの家庭が増え、放課後は家で1人で留守番をせざるを得ない子どもたちが増加しています。

商店街は、そうした子どもたちを迎え、見守り、楽しく安全な放課後を提供する場所になる可能性があるのではないでしょうか。


◾️子ども × 図書館 × 商店街の可能性

子どもたちが商店街に足を運ぶ機会が増えると、子どもたちは自然と自分が住む地域のことを知り、だんだんと顔見知りのおとなも増えていくでしょう。knocks! horikawaが起点になることで、地域や商店街が子どもの活動や学びのフィールドとなり、子どもたちが楽しく地域とのつながりも深められます。

また、商店街に足を運ぶ保護者の方が増えたり、図書館をきっかけに年齢に関係なく人が集う場所になることで、商店街の活性化にも貢献できるのではと考えています。


knocks! horikawaの運営チーム

私たちはこれまで、それぞれ別の団体で、子どもたちの学びの場づくり、まちづくりの活動をしていました。共通の思いから自然と様々な場面で一緒に活動を行うことが増えてきました。

子どもたちの教育や体験の機会に大きな格差があることが報じられ、また、安心して放課後を過ごせる場所が必要とされています。また、地域の繋がりが希薄になったことで、子どもだけでなく大人も孤立し、孤独に陥りやすい社会になったと言われています。

私たちは、自分自身の子育ての経験や、それぞれの団体での活動の中で、これらの課題をひしひしと感じてきました。

だからこそ、自分たちが生活する町に、子どもたちがイキイキと学ぶことができる場所と、世代を超えて人が繋がることができる場所を作りたいと同じ気持ちを持っています。

◉各団体・関連のウェブサイト

子どものよりよい育ちを支える会(KYS)
みんなの図書館をやってみようKYOTO
コジカレーベル
ワーカーズコープ連合会

これまで私たちのイベントに参加していただいた方々から「こういう場所がほしい」、「もっとやってほしい」というお声をいただいても、場所や時間に制約がありました。そこで、何度も話し合いを重ね、常設の場を協同運営を始めることにしました。

4つの団体が協同することで、企画、運営、広報などさまざまな相乗効果が期待できると考えています。

みんなでワークショップをして、どんな場所にしたいか、やってみたいことなどを出し合いました(2022年)

資金の使い道

今回のクラウドファンディングでは、スペース改修のための工事費や設備費について、ご支援をお願いいたします。支援金は大切に使わせていただきます。

◉収入
・クラファン支援金:約100万円
・自己資金:約120万円

◉支出
・工事費:約80万円
・設備費:約20万円
・入居費:約100万円
・広報費:約5万円
・クラファン手数料:約15万円


スケジュール

店舗の入居審査や契約を終え、現在は内装工事中。工事と並行して、juku HOPEや一箱本棚オーナーの説明会を開催しています。また、9月末に商店街で行われる「堀川まつり」では内覧日としてスペースを解放する予定です。ぜひお越しください!

8月末~: juku HOPE、一箱本棚オーナー説明会の開催(随時継続)
9月9日: 本棚づくりワークショップ開催
9月29日・30日: 堀川まつりにて内覧会(予定)
10月初旬: オープン! juku HOPE、図書館がスタート
11月: リターン発送


最後に

スペースの名前の「knocks!」は、ドアをトントンと叩く「ノック」からとりました。この場所が、何かを始めようとしたとき、何かにつまずいたとき、ただ誰かと話したいとき、次のステップへの扉を叩く場所でありたいと願いをこめて名付けました。

だれもが、何歳になっても、よりよく生きるために必要な「学び」と、そのきっかけとなる「本」がここにはあります。そして、この場所が、子どもたちの育ちを支え、地域のつながりを育む「まちの交流拠点」になっていけるよう、メンバー一同、頑張ってまいります。どうぞご支援をお願いいたします。

私たちのプロジェクトは、京都市の、上京区の中の、ある商店街の、ある小さなスペースの小さな取り組みです。実際ここに足を運んでいただける人は限られていると思います。しかし、きっと同じような気持ちをお持ちの方、同じような課題に直面している方は、たくさんおられると思います。

私たちの取り組みの様子や、試みの中で考えたことは、SNSやブログなどでご報告していきます。私たちの試行錯誤が遠くの方にも届き、少しでもお役に立てたら嬉しいです。どうかご遠方からもご支援をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!


<knocks! horikawaについて>

◉住所:
京都市上京区奈良物町481番地堀川出水団地第3棟314号室

◉アクセス:
京都市営地下鉄「丸太町駅」から徒歩15分ほど
京都市バス「堀川中立売」から徒歩5分ほど

◉開館時間や定休日:
基本平日は開館を予定しています。
詳しくはInstagramなどに記載しますので、ご確認ください。

◉協同運営者:
一般社団法人子どものよりよい育ちを支える会
みんなの図書館をやってみようKYOTO
コジカレーベル
松垣芳伸(ワーカーズコープ連合会)


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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