はじめまして。

東京都あきる野市で「プチぷよ」というミニトマトの栽培・販売をしている、Mファーム代表の宮下豊彦です。

私は網膜色素変性症という進行性の視野障害をもちながら、ビニールハウスでのトマト栽培をしています。  もともとはサラリーマンとして営業などもしていましたが、30代半ばで受けた健康診断で病気が発覚しました。 この「眼」で働いていくために。将来を考えていくなかで思い至ったのが、ビニールハウスという限られた空間での農作物の栽培でした。

 何を育てるかさまざまな勉強をするなかで出会ったのがミニトマト「プチぷよ」です。皮が薄く、とろけるような新食感。そのあまりの食味に衝撃を受け、トマト栽培を始めるに至りました。 おかげさまで「生まれて初めてこんなに美味しいトマトを食べた」と、うれしい声をいただいています。

*詳しくは、リンクから是非こちらのサイトをご覧下さい。

私のインタビューと密着取材の動画があります。

https://www.qlife.jp/square/feature/orphan/story70220.html



 しかし、昨今の世界情勢の影響で資材・燃料費、更には肥料の高騰を受け、経営基盤の立て直しに迫られています。またコロナの影響も決して無くなったわけではありません。

これまでは近所の方や常連の皆さんに支えていただきながら、これといった宣伝活動はしていませんでした。 このたび、せっかくの美味しいトマトを皆さんに届けたく、クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。  

 

▼ミニトマト「プチぷよ」はみんなに優しいトマトです。


 私が育てているミニトマトは「プチぷよ」という品種ですが、おそらく店頭で見たことのある方は少ないのではないでしょうか。  果皮がとても薄いので、まるでサクランボを口に入れたような、ぷよっとした食感が特徴的です。

この皮の薄さによって、トマト好きな方はもちろん、お子さまからお年寄りまで美味しく召し上がっていただけます。 トマトを噛んだときの皮の食感が苦手というお子さまも多いようですが、「プチぷよ」は皮が柔らいので噛むときの抵抗は少なく、トマト本来の濃厚な旨味を味わっていただけます。 歯の具合が悪くなってきたり嚥下機能が低下してきた方にとっても、比較的食べやすいかと思います。お年を召してきても、新鮮な食物を口にする喜びを味わっていただければ幸いです。  

 こんなに美味しいトマトをなぜ店頭で見ないのかというと、その柔らかさゆえ輸送時の揺れに弱く、皮が薄いため日持ちもあまりしないため、遠方の物流には向かないためです。東京でも育てている農家はあまり多くありません。 物流の困難はあっても、「プチぷよ」に出会ったときの感動を届けたく、また、直販を基本とするわたしの販売スタイルとも合っていることもあり、これまで栽培を続けています。  様々なお客様に食べていただき、そして支持をしていただいたおかげでデパートやマルシェなどへの出店や、ホテルやレストランからのお声がけも少しずつ増えてきました。 

  ▼プロジェクト立ち上げへの想い①

「障害に負けず、美味しいトマトを届け続けたい!」

 わたしがこのプロジェクトを始めたきっかけは、大きくふたつあります。 ひとつは、経営基盤の強化です。視野障害をもつ私は、車の運転はできません。そこでビニールハウス併設の店頭販売が基本となりますが、新型コロナウィルスの感染の波が来るたびに目に見えて来店客数は減りました。マルシェの中止や、飲食店への出荷取りやめもありました。  不安定な収入のなか、昨今の世界情勢の影響を受け資材は高騰し、今後の燃料の値上がりにも備えなければなりません。 そのようななかでも定期的に足を運んでくださるお客様もいらっしゃいます。「こんな美味しいトマト、食べたことがない」「子どもが喜んで食べる」。そうした声に応えるためにも、この秋も定植から収穫まで懸命に育てて、美味しいトマトをより多くの皆様に届け続けたいと思い、クラウドファンディングに挑戦することにしました。  



  ▼プロジェクト立ち上げへの想い②


「100人のお客様と出会いたい」

 そしてもうひとつは、より多くのお客様にあきる野市の農園に足を運んでほしいからです。 多摩地域西部にある「あきる野市」は、秋川渓谷の清らかな水の流れと緑豊かな山々に囲まれ、東京とは思えないほど自然豊かな場所です。四季折々の景色を楽しみながら散策するもよし、川遊びや河川敷バーベキューをするもよし、さまざまな楽しみ方ができます。  当園は武蔵五日市駅から歩いて15分ほどのところにあるので、週末の出かけ先として選んでいただけるとうれしいです。 当園の周辺には農地が広がっていて、少し歩くと河川敷にも降りられるので、おさんぽにもってこい。トマトを買って、おやつ代わりに食べながら周辺散策する方もいます。 キャンプの一品に加えていただくのもおすすめです。川で冷やしてそのまま食べていただくのはもちろん、ピザやアヒージョの具材としてもよく合います(さまざまな飲食業の方々からのお墨付き!)。   私の個人的な好みではあるのですが、実はもうひとつおすすめの食べ方があります。あきる野市の地酒「しろやま桜」(野崎酒造)と冷やした「プチぷよ」。これがとてもよく合うので、日本酒好きな方はぜひ試してみてください。 もちろん日々の食卓にも乗せていただけることが大変うれしいですが、少し離れた場所に住む方にとっても常連気分で訪れていただける場所になっていけたらうれしいです。 


 ▼プロジェクトの内容と、いただいた資金の使い道 

プロジェクトを立ち上げたきっかけでお伝えしたとおり、現在、経営状況は決して明るくありません。この9月の定植に向けて苗や資材を仕入れたところ、やはり資材費は高騰しています。エネルギー高騰に向けて備えなければなりません。  本プロジェクトでは、経営基盤の強化と新しいお客様との出会いを目指し、リターンとしては収穫したトマトをお得に購入いただけるチケットや、12パックのトマトをひと箱にしてのご支援者への発送を予定しております。

 目標額50万円の使い道としては、苗代(30万円)と残りを資材費とさせていただきます。資材費全体や燃料費、人件費などを合わせると少なくとも100万円の経費が発生する見込みですが、少しでもご支援いただけますと幸いです。  

 また、障がい者自身が起業して農業を行うというところで、職業体験としてわたしの経験などをお話させていただくことも可能です。ぜひご相談ください。 企業の方に向けては、主にCSRの視点から障がい者支援や農業支援の文脈でこれまでも講演をさせていただいたことがあります。持続可能な農業の在り方、都産都消の可能性、障がい者による起業など、ご関心の分野がございましたらお話させていただきます。 

トマトは責任をもって育て上げますので、みなさまで是非ご賞味いただけたら幸いです。


 ▼障がい者としての思い 


今回のクラウドファンディングは、あくまで一農家として、不安定な気象や情勢のなか、美味しいトマトをつくり続けたいという思いから立ち上げていますが、障がい者としての思いも少し伝えさせていただきます。 わたしが患っている網膜色素変性症は進行性の病気で、二級身体障害者の診断を受けています。 健常者の半分以下の視野で生活しており、車の運転ができないのはもちろん、白杖が無くては歩行もかなり困難です。夜盲が酷く夜間の行動が極めて制限されるので、トマト栽培も日の出ている明るいうちに終えなくてはなりません。 前述したとおり、もともとは営業職などに就いていたものの、この「眼」でこれからも働いていくために模索するなかで、10年近く前に縁あって伺った栃木県のとある観光農園で「プチぷよ」に出会いました。 「もしかしたら決まった場所に物が置いてあるビニールハウスという限られた空間の中でのトマト栽培であれば、私でも可能なのでは」と思い立ち、さらに灌水(かんすい)システムを使用することによって、視野の狭さからくる見落としがあっても栽培に致命的な影響がない方法を取り入れました。大小さまざまな戸惑いはありながらも、結果的に現状では適正にトマトを育てることができるようになりました。 この栽培方法(日射比例式かん水システムを使用した培地栽培)なら誰でも美味しいトマト「プチぷよ」を生産、販売することが可能であることも付け加えておきます。障がい者であり、素人だったわたしが栽培したトマトを食べていただき、お客様から「美味しい」と言っていただけるようになったのです。 残念ながら、さらに病気が進行しているのを最近も感じます。もしかするとそんなに長くはトマトの栽培を続けられないのかもしれません。できる限りは自分の力でトマト栽培を続けていきたいですが、後を引き継いでくれる方や、一緒に事業に携わっていただける方を真剣に探さなければいけないのかもしれません。また、ほかの障がい者の方たちへの自立支援にもご協力できることがあるのではとも考えております。 

 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 農業と福祉の連携が言われるようになって久しくなりましたが、事業者自身が障がい者というなかでの苦労、そして喜びも味わってまいりました。そうした思いに寄り添っていただける方と出会いたい。今回クラウドファンディングを立ち上げた裏にはそのような思いもございます。 そして写真の「ヘルプマーク」について、ご存じの方も多いかと思います。このマークを鞄などに付けている方はたくさんおられます。マークに気づかれましたら、是非ご配慮お願いいたします。   長くなりましたが、まずはぜひ「プチぷよ」を食べにお越しください!






 ▼今後のスケジュール 

2023/9上旬 苗や資材の仕入れ、定植(上記写真のように無事完了いたしました!)


2023/11末ごろ 収穫、販売開始(リターンのお届け開始)2024/6末ごろ 当該シーズンの販売終了

プロジェクト実行責任者:宮下 豊彦(M・Farm株式会社)

プロジェクト実施完了日:2024年6月30日プロジェクト概要と集めた資金の使途

2023年11月末の収穫に向けてトマトの栽培し、販売を行います。集まった資金は苗代に30万円を使用し、その他を資材費(20万円)、人件費(15万円)、ドライトマトの商品開発(15万円)に充当します。リスク&チャレンジプロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について必要金額と目標金額の差額は自己資金で補填します。

 ▼プロジェクトの返戻について

3,000円 ハウスでのトマト購入20%OFF割引券割引チケット【3枚】。

●当期の収穫期間(11月末から翌年6月末頃まで)、お使いいただける20%割引券を3枚お送りします。有効期限は発行日から6ヶ月内となります。●1枚につき1回使用。いくつ買っていただいても大丈夫です。※東京あきる野市の販売所にてご使用いただけます。

5,000円 ハウスでのトマト購入20%OFF割引券割引チケット【10枚】

●当期の収穫期間(11月末から翌年6月末頃まで)、お使いいただける20%割引券を10枚お送りします。有効期限は発行日から6ヶ月内となります。●1枚につき1回使用。1回でいくつ買っていただいても大丈夫です。※東京あきる野市の販売所にてご使用いただけます。

10,000円 【今季いつでも】20%OFF割引券

●当期の収穫期間(11月末から翌年6月末頃まで)、何度もお使いいただかえる20%割引券をお送りします。有効期限は発行日から6ヶ月内となります。●1枚につき1回使用。1回でいくつ買っていただいても大丈夫です。※東京あきる野市の販売所にてご使用いただけます。

10,000円 1箱(12パック)宅配●1箱12パック(1.2キログラム)を指定の住所までお送りします。●皮が柔らく長距離輸送に向かないため、クロネコヤマトにて、あきる野市からできれば翌日到着な可能なエリアに限らせていただきます。●発送日は原則として土曜・日曜午前着の便とさせていただきます。●包装には十分注意いたしますが、到着時にトマトに傷んでいる場合があります点、予めご了承ください。

30,000円 5箱(12パック×5)宅配●1箱12パック(1.2キログラム)を指定の住所までお送りします。

*毎週末に1箱発送や、お知り合いの方に別々に発送することも可能です。

100,000円 トマト狩り10名様(10回)分プラス1箱(12パック)宅配●1箱12パック(1.2キログラム)

プラス【今季いつでも】20%OFF割引券

*トマト狩りは事前にご連絡をお願いします。10名様で1回でも5名様で2回でも1名様で10回でも可。 


ハウスでの販売、トマト狩りについては3月下旬から4月下旬の端境期を外すようにお願いいたします。


●皮が柔らく長距離輸送に向かないため、クロネコヤマトにて、あきる野市からできれば翌日到着な可能なエリアに限らせていただきます。●発送日は原則として土曜・日曜午前着の便とさせていただきます。●包装には十分注意いたしますが、到着時にトマトに傷んでいる場合があります点、予めご了承ください。

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