■『おもだかの記憶』企画概要■

創立94年の目黒区立向原小学校は、約5年計画で新校舎建設を予定しており、2023年夏から校舎の建て直し作業を始めました。向原小学校の旧校舎には、在校生や卒業生の何十年来の記憶が宿っているはずです。記憶や思い出の断片を、何らかの形で未来へ遺せないかという思いから本企画を発案しました。活動の集大成としては、動きのあるダンス映像作品を創作します。向原小学校卒業生のコンテンポラリーダンスアーティスト、清水美紗都が企画し、在校生・卒業生や地域住民、地域にゆかりのあるアーティストやプロダンサーが一丸となって出演するダンス映像作品を創りたいと思っています。
ダンスムービーは色あせることなく、鮮やかに校舎の記憶を未来へのこしてくれると確信しています。

2023年7月末に小学生や地域住民を対象にしたダンスワークショップを実施。校庭の工事作業が始まる直前の8月2-3日に映像の撮影を実施しました。

■企画に対する思い■

母校である向原小学校の建て直しの話を聞き、いちアーティストとして校舎の思い出を残すことができないかと考え、ダンス映像作品の制作を企画しました。自然豊かな向原小学校でのびのびと過ごした6年間は現在、アーティストとして活動する基盤となっている程、大切なものだからです。是非この企画を通じて母校に恩返しができたらと思っています。
7月末に在校生対象に小学校内でダンスワークショップを実施。その時に素直でとにかく元気いっぱいで全てに一生懸命取り組んでくれる向原の在校生に感動しました。今の向原小学校は目黒区という都心の立地ながらも、多くの樹々に囲まれて、手作りのビオトープや菜園がある自然豊かな学校です。向原生が元気いっぱいで素直なのは、この環境で生活しているからではないかと思います。今回の映像作品は、卒業生や在校生にとって、校舎の記念アルバム的存在になればと思っています。
全ての工事や整備が終了するまで5年程かかる予定だそうです。校庭に建てるプレハブで学校生活を送り、多くの子は完成を見ることなく卒業していきます。今回、ダンスを全身で楽しんでいる姿を見て、ダンスは工事期間中の子供たちの心身のストレスケアの役割も果たすのではないかと気づきました。ダンスワークショップを継続し、工事期間中の子供たちに今後も寄り添っていけたらと思っています。

■作品について■

校庭・教室・廊下・屋上など校舎のあちらこちらで、思い出を形にするダンスを撮影。教室や廊下では、プロのダンサーのダンスシーンがあり、校庭では、30名の在校生とプロダンサー・地域住民が参加し、クライマックスのダンスシーンを創り上げました。校舎に残るエネルギーの痕跡をダンス化し、10分程のダンスムービーに仕上げます。
現在、松下美沙×荒川サピエンスのミュージシャンチームがクライマックスシーンのオリジナル楽曲を制作中です。

8月に撮影を完了しており、現在は映像の編集作業を行っています。
2023年12月に向原小学校近隣の西小山駅付近にて映像上映会を実施予定です。


■上映会について■

2023年12月に、完成したダンスムービーを東急目黒線西小山駅付近の施設で数日間上映を行う予定です。
完成した動画は在校生だけでなく、卒業生やかつて家族が通学していた方、地域のお祭りやイベント・選挙などで向原小学校に行く機会の多かった地域の方などにも広く観ていただきたいという想いから、地域での上映会を企画しました。私自身、小学校の建替えの説明会に参加した際、私より年上のお子様がかつて在校生だった方と向原小という共通の話題で会話でき、とても楽しい時間を過ごせました。年の離れた卒業生や地域の方が思い出を語ったり、今の小学生の話を聞いたり、世代間を超えた地域の交流の場になることを目指します。
新しくなる向原小学校の校舎には近隣住民の使える集会施設なども併設する予定だそうです。地域と学校が繋がりを深めていき、地域の方々で子供達を見守る、よりあたたかい地域を目指すための一翼を担えたらと思っています。

■スケジュール■

2023年
2月 プロジェクト立案
5月 小学校への撮影交渉
6月 ロケハンの実施
7月 在校生・地域住民の参加者を募集
7月末 在校生・地域住民対象のダンスワークショップの実施(計2日間)
8月2日・3日 映像撮影の実施
8月~10月 オリジナル楽曲制作

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9月~11月 映像編集作業
10月~11月 クラウドファンディング
12月 西小山エリアにて完成記念パーティーと上映会の実施


■『おもだかの記憶』プロジェクトチーム 自己紹介■

『おもだかの記憶』プロジェクトは向原小学校卒業生で振付家の清水美紗都を中心に、小学校のある東急目黒線西小山駅付近に住む映像作家の木村優真、フォトグラファーの木村雅章、プロジェクトマネジメントの増沢隆樹、ライターの椎橋萌美がチームを組み企画から運営をしています。

清水美紗都 :立案・振付・演出(コンテンポラリーダンス振付家・ダンサー)

向原小学校の卒業生。
3歳よりクラシックバレエ、15歳よりコンテンポラリーダンスを学び、16歳で振付を始める。
お茶の水女子大学 文教育学部 舞踊教育学コース卒業後、同大学院修士課程修了。
「トビタテ!留学JAPAN」7期生として英国Northern School of Contemporary Danceに留学、学科首席にて修士号取得。
振付家として、現代の人間関係をユニークな設定で視覚化した作品を国内外で発表している。
その他、映像作品制作、地域コミュニティに根ざしたダンス公演の企画、バレエスクールでのコンテンポラリーダンス指導など幅広い活動を展開している。

ウェブサイト:www.misatoshimizu.com

映像:木村優真

プロジェクトマネジメント:増沢隆樹

地域リレーション・記録写真:木村雅章

プロモーション:椎橋萌美


■リターンについて■

お礼:心をこめた感謝のメッセージを送らせていただきます。

エンドロールクレジット:映像のエンドロールにお名前を掲載させていただきます。

リーフレット:本プロジェクトの経緯をまとめたリーフレットを郵送にてお送りします。

オリジナル楽曲データ:本作のために松下美沙×荒川サピエンスが書き下ろした楽曲のデータをダウンロードいただけます。

完成記念パーティーご招待:完成記念パーティー(1ドリンク・軽食付き)にご招待させていただきます。

完成映像の視聴(オンライン):完成映像のリンクをお送りします。小学生が出演している為、本作は一般にはオンライン公開をいたしません。ご遠方の方もご視聴いただけます。

向原小学校の子供たちにダンスワークショップをプレゼント:プレハブ校舎で工事の音と生活する子供たちにストレス発散の場としてのダンスワークショップをプレゼントいたします。

■資金の使い道■

人件費(撮影スタッフ・プロダンサー):約55万円
撮影経費(ケータリング・演出など):約5万円
広報費:約5万円
上映会経費:約5万円
手数料(9%+税):約7万円

■ネクストゴールについて■

目標金額の100%以上を達成した場合の+αの資金は、建替え工事中の子供たちのために、長期間継続してダンスワークショップをプレゼントする費用とさせていただきたいと思います。

■最後に■

大人になってからの一年はあっという間ですが、小学生の一年はとても長い期間です。誰もが小学校の校舎の思い出が記憶の片隅にあるはずです。今、毎日通っている校舎にお別れをし、将来どんな校舎だったか思い出すために、そして卒業生にとっては楽しかった小学校生活を思い出すために、建替え前の校舎の思い出をアーカイブすることはとても貴重だと思っています。ダンスアーティストとして、母校に恩返し、そして在校生たちが心身ともに健やかにまっすぐに育つお手伝いをさせていただきたいという想いで企画したプロジェクトです。
現在、向原小学校の他にも老朽化に伴う建替えや生徒数の減少による統合や廃校で校舎の解体が行われている学校が多数あります。将来的には活動範囲を広げ、そのような学校の校舎の記憶をのこし、子ども達の心に寄り添うお手伝いを続けていきたいと思っています。

ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/10/22 14:08

    10月22日付の東京新聞朝刊の「山手」のコーナーで『おもだかの記憶』が取り上げられました!取材を受け、プロジェクトについてお話させていただきました。ウェブで全文も読めますので、ぜひ読んでください!https://www.tokyo-np.co.jp/article/285260企画をもっと多く...

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