2023年6月1日に改正された動物愛護管理法や猟師の高齢化に伴う減少によって、猟犬の入手が非常に困難になっています。私たちは猟犬保存会を立ち上げ、後世に優秀な猟犬を残すために飼育、交配、繁殖しようと決意し、そのための軸となる犬舎を設置するために、このプロジェクトを立ち上げました。

2023年11月6日追記
大変多くの方にご支援頂き、本当にありがとうございます。
目標金額を達成数日後には、ネクストゴールも達成致しました！
お陰で猟犬たちに明るいライトと夏の暑さを乗り切る扇風機の設置することが出来ます。
重ねてお礼申し上げます。

僕は猟犬を飼育するにあたって非常に大切にしていることの1つに
優しい犬に育てることが挙げられます。
これをご覧になってくださってるあなたは「えっ？」と思ったのではないでしょうか？

もちろん自分より何倍も大きくて力が強く、運動能力が高いイノシシに対して
ケンカを売る（吠える）のは、ものすごく勇気がいることですから
見方によっては気性が荒い、獰猛だと捉える方もいらっしゃることでしょう。

それはあくまでイノシシに対してのことであり、普段は散歩していて
他のワンちゃんに会っても吠えることなく、逆に吠えられて困惑するほどです。
散歩シーンやジャーキーを与える動画などはすでにYouTubeで配信しているんですが
皆様のご支援で設置することが出来た犬舎内での普段の生活の様子を撮影し
配信することで、より多くの方に猟犬の素顔を知って頂き
多くの方が抱いてらっしゃる猟犬に対しての誤解が晴れるのではないか？
と思っています。

そのための撮影機材が必要ですので、最後のお願いをよろしくお願い致します。

2023年10月20日追記

多くの方にご支援頂き、本当にありがとうございます。
お陰様で開始1週間で目標金額である80万円を達成致しました！
“資金の使い道”でご案内しておりますが
この目標金額は建物だけで照明器具や扇風機は含まれておりません。

僕たち猟師の朝は早いので、陽が昇る前から散歩をしていますし
暗い中、猟犬たちは朝ご飯を食べています。
そんな猟犬たちを明るく照らしてくれる照明が欲しいです。

また、昨今の夏の暑さは異常で、断熱材を使用していますが
扇風機を設置し、夏の暑さを乗り切って欲しいと思っています。

これから狩猟免許や猟銃所持許可を取って活動するには、ハードルが高いですが
あなたのお気持ちで直接活動に参加することができます。

猟犬たちの明るい未来のためにも、よろしくお願い致します。

はじめに

令和3年度の野生鳥獣による全国の農作物被害は約155億円です。（農林水産省）
もし野生鳥獣による被害が０円になったら…って思ったことありませんか？
被害額が0円になれば155億円分、農家さんが笑顔になれますし
155億円分、皆さんが野菜や果物を安く買うことができます。

ご挨拶

初めまして。
福岡県北九州市で猟犬たちとイノシシを専門に有害鳥獣駆除活動をしており
活動の様子や猟犬の日常をYouTubeで配信している九州の猟師よりよりと申します。YouTubeメインチャンネル “猟犬たちと九州の猟師【イノシシハンター】”
（チャンネル登録者数4.47万人 ※2023年9月現在）

YouTubeプライベートチャンネル “有害鳥獣捕獲従事者よりよりの日常”
（チャンネル登録者数1.18万人 ※2023年9月現在）テレビでも滅多に目にすることのできない猟犬たちが活躍する
イノシシの有害鳥獣駆除活動を無料でご覧頂けます。
私たちの活動から猟犬の日常まで、笑いあり、時に涙ある動画を配信しています。
この機会にぜひご視聴、そしてチャンネル登録よろしくお願いします。

メディア協力・出演
2021年11月　BSテレ東　もしも熊に出会ったら2 〜もしもの時の危険回避術〜
2023年 1月　テレビ朝日　林修の今知りたいでしょ！2時間スペシャル
2023年 5月　東海テレビ　ニュースONE　害獣駆除を行う猟師の思い
2023年 9月　FM FUKUOKA　Morning Jam　JAMテレ

活動場所について
活動拠点でもある福岡県北九州市は政令指定都市で人口約91万人（2023年8月現在）ですが
人口減少数は常に全国ワースト1〜2位を争っており
毎年5,000人以上、人口が少なくなっています。
そのため空家や耕作放棄地が目立ち、山と住宅の境目が曖昧となっていて荒れ放題。
イノシシを始めとする野生鳥獣が住宅地に出没したり、農作物への被害が拡大しています。
荒れた孟宗竹を踏み分け、一寸先も見えない草で覆われた耕作放棄地をかき分け
猟犬が見つけてくれたイノシシを捕獲しています。そんな環境で活動しているので、いつも私の足は割れた竹やイバラで傷だらけです。
多くの方は『私たちがイノシシを狩る側にいる』と思ってらっしゃるかもしれませんが
それは違います！
『狩る側に立つと同時に、常に狩られる側にも立っている』んです。イノシシも生きるのに必死です。
私は目の前で傷つき、苦しむ猟犬を何度も見て来ました。
幸い、闘死した猟犬は今のところいませんが
その度に莫大な治療費をかけて治して来ました。
（※猟犬はペット保険に入れません）

ですが、もう限界です！

“実猟において怪我はつきもの”とは言うものの
なるべく怪我を負わずにイノシシを捕獲できる猟犬が欲しい。
怪我をしなくなると、猟犬にとってもいいし、猟師の懐事情も解決する。

しかし2023年6月1日に改正された動物愛護管理法により、猟犬の売買が大変厳しくなり
また、高齢化に伴う猟師の減少によって猟犬の入手が非常に困難となった今
この状況を打破するべく発信力がある私が猟犬保存会を立ち上げました。

猟犬保存会について

皆さんはペットショップで、猟犬を売っているところを見たことはあるでしょうか？答えは『NO！』だと思います。

全国には猟犬を販売している犬舎はありますが、そう多くはありません。
前述したように改正された動物愛護管理法により、新規参入が非常に厳しく
猟犬の需要が高まる一方で、供給が追いついていないというのが現状です。
そこで猟犬保存会を立ち上げました。

活動理念：狩猟、有害鳥獣駆除活動で地域に貢献し、伝統ある猟犬を後世に伝える。

猟犬保存会で交配、繁殖する猟犬は２犬種。
熊野地犬（くまのじいぬ）と呼ばれる古くから猟師に好まれる和犬と
幻の猟犬とも言われる狩猟に特化した屋久島犬です。

イノシシを咬んで捕獲するのではなく、通称“立て犬”や“吠え止め”、“鳴き止め”と呼ばれる
吠えて止めておいて猟師に知らせる猟芸を持つ猟犬に限って繁殖します。

この猟芸の最大のメリットは怪我が少ないということです。

だからといって仕事をしない猟犬は必要ない。
そこで猟犬保存会の会員間で、優秀な猟犬のみ交配、繁殖し、
理念、主旨に賛同して頂ける方に無償でお譲りすることにしました。

吠え止めの熊野地犬についてはコチラの動画をご覧ください。

猟犬保存会員の要件は次の通りです。
・優秀な猟犬の子犬を譲り受けた者は、2年以内に別の猟犬の子犬を保存会に提供する。
・猟犬の子犬の提供が厳しい者は、2頭以上のオス犬を飼育し、オス犬のタネを提供する。
　もしくは繁殖できるメス犬を交配させる。

今までは猟師それぞれ（点）で独自に交配、繁殖していたんですが、私が点と点を繋ぎ
面で猟犬を飼育、交配、繁殖し、さらに優秀な猟犬を計画的に繁殖させ
猟犬に困らない環境の土台を作ることに成功しました。

猟犬保存会の初期メンバーは7人と少ないですが、今後メンバーを増やし
優秀な猟犬を全国に広げたいと思っています。

このプロジェクトで実現したいこと

私たちが活動している福岡県の農作物被害額は、北海道に次ぎ全国ワースト2位で
イノシシによる農作物被害額は、約3億円で全国ワースト1位となっています。
（※2022年データ）
その背景には担い手でもある猟師の減少が挙げられますが
猟友会は極端な超高齢化社会で、特に猟銃所持許可者は年々減少していく一方です。くくり罠や箱罠での捕獲もしていますが、それでは不十分で
猟犬を伴った猟銃での駆除も同時に行なっているのが現状です。

目に見えて猟師が減少する中、伝統ある猟犬（熊野地犬、屋久島犬）を交配、繁殖
飼育、訓練することで更なる捕獲に繋げ
農作物、人的被害の軽減に貢献したいと決意しました。

このプロジェクトを成功させ、猟犬保存会の理念、趣旨に賛同して頂ける方に
猟犬の子犬を無償でお譲りし、後世に繋ぎたい。
そのために犬舎が必要です。

資金の使い道

今回のクラウドファンディングで、猟犬を5頭収容できる犬舎を設置します。
施工する大工さんは同じ猟隊の方で、今年現役を引退した親方です。
狩猟歴40年のベテランで、猟犬にも精通しているので
猟犬にとって快適な生活が送れるような設計になっています。使用する木材は杉とベニア。
1頭ずつ仕切っていて、イノシシの有害鳥獣駆除から疲れて帰ってきた猟犬が
ゆっくりくつろげるスペースを設け、就寝床は木の温もりを感じ
周りを木で囲うことによってプライバシーを保ち
気力、体力の回復に専念できるような設計です。

風が通るように鉄の格子で周りを囲い、いつでも外の情報を手に入れることができ
リビングにいる私たちを見ることもできます。
犬舎の床はコンクリートで、水で流せるようになっており、清潔に保つことができます。

左側が斜めになっているのは、敷地が斜めになっているので
それに合わせて斜めにし、土地を有効活用しました。
そのことで1室だけ広くなり、出産、子育てがしやすくなります。

福岡県の最低気温の平均は真冬でも約4℃程度（気象庁データ）と全国と比べても
あまり寒くなく、寒さに強い猟犬にとって冬は問題ないのですが
近年の夏の暑さは異常で、日によっては36℃を記録することがあります。
暑さ対策として、屋根や壁に断熱材を入れ、扇風機を回し
それでも十分でなければ、冷風機を稼働させる予定です。

今回設置する犬舎内での猟犬たちの日常や子育ての映像は
YouTubeチャンネルにて配信致します。

ご支援金の使用用途
・犬舎設置
・CAMPFIRE（クラウドファンディング手数料）

ご支援金が100万円を超えた場合
・電気工事（照明設備）
・扇風機の設置

ご支援金が150万円を超えた場合
・犬舎内の猟犬の日常を配信するYouTube撮影用の機材
・新たに迎え入れる猟犬の費用
にあてさせて頂きます。

リターンについて

パソコンの方は右側を、スマホからの方は下までスクロールしてご覧ください。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、返礼品は1つもありません。
数多くあるクラファンの中で、私だけではないでしょうか？申し訳ありませんが、私はあなたにお届けできるリターンは持っていません。

あなたのお気持ちを犬舎に、猟犬カシンに、猟犬リキに、猟犬アスカに
そしてX(※名前ではありません。もうすぐ我が家に来る子犬で屋久島犬のメスです。）にお願い致します。
YouTubeに映るご自身のお名前や贈ったメッセージを見て応援してください。

企業さんや店舗さん、個人事業主さん、インフルエンサーさん、YouTuberさんは
“イノシシの有害鳥獣駆除活動で地域に貢献している方に支援してます！”
といった宣伝広告に使ってください。
世界的に大きな流れでもあるSDGsに繋げれる宣伝効果は非常に高いと思います。

よくある質問で狩猟体験がありますが、私たちが活動している現場はかなり危険です。
今のところ軽傷で済んでいますが、スパイクブーツなど装備を整えていても
年に数回滑落します。
大切な皆さんを危険な場所にお連れすることはできませんので
安全な場所から応援よろしくお願い致します。

スケジュール

2023年10月6日(金) クラウドファンディング開始

10月中旬　X迎え入れ（※名前ではありません。屋久島犬のメスの子犬です。）

11月26日(日) クラウドファンディング終了

12月 8日(金) 犬舎設置の地鎮祭

12月31日(日) 引き渡し予定
※悪天候により工事が遅れる場合は1月6日(土)に変更致します。
※日程は全て大安を選んでいます。

2024年1月頃　リターンの防刃ベストスポンサーワッペンの貼付

2月頃　猟犬アスカ交配予定

3月頃　リターンの犬舎、猟犬のネームプレートの設置
※引き渡し完了後に現物に合わせて採寸するため。
※早く納品された場合は届き次第、設置いたします。

4月頃　猟犬アスカ出産予定

6月頃　子犬たちの旅立ち
※あくまで予定であり、ヒートが来なかったり、妊娠しなければ翌年に持ち越しとなります。

子犬の譲渡は初年度は2〜3頭予定ですが
年数を重ねるごとにメンバー間の猟犬が増えていくので
数年後には年間3〜5頭以上は譲渡できる体制になります。

最後に

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
猟犬というと、どういったイメージをお持ちでしょうか？
可哀想、捨てられる、道具などといった負のイメージをお持ちじゃないでしょうか？
全く逆で、太古から猟犬は人間と共に生活していました。
多くの方がペットとして飼ってらっしゃるミニチュアダックスフンドやトイ・プードル
ラブラドール・レトリバー、柴犬など多くの愛玩犬は“元はと言えば狩猟犬だった”
ということはご存知でしょうか？
狩猟犬として優秀で、容姿もいいことからペット化されたのが今日の愛玩犬です。
目の前の藪にイノシシが潜んでいても、人間には分かりません。
血統が良くて、しっかり訓練された猟犬が吠えて知らせてくれます。
私たち猟師（有害鳥獣捕獲従事者）は、猟犬として活躍できるまでに多大な費用をかけ
時間をかけ、山を回り、育成し、イノシシを捕獲、駆除することで
農作物、人的被害の軽減に貢献しています。
私たちは常にイノシシを狩る側にいるわけではありません。
狩る側に立つと同時に、狩られる側にも立っています。
今まで多くのイノシシを捕獲して来ましたが、それと同時に猟犬たちも多くの血を流しました。
ですが、決してイノシシに対して恨みはありません。
彼らは彼らなりに必死に生きており、生を全うしようとしているだけだからです。
知能が高く、身体能力に優れたイノシシをリスペクトしており、捕獲したイノシシは
猟隊の仲間たちと解体し、ジビエ料理として食したり、猟犬に与えたり
ペットフードとしてジャーキーにしたり、歯や牙はアクセサリーやキーホルダーにして
SDGsに貢献しています。