犬も人も共に遊び、共に学ぶ。コミュニケーションを育むドッグフィールドで、より豊かなドッグライフのサポートをしたい!
ご覧いただきありがとうございます!
ドッグライフデザイナーの国吉佐知子です。
犬のしつけインストラクターとして20年以上のキャリアを積んできましたが、このたび大きな夢を叶えることができました。
神奈川県寒川町に犬が思い切り走れる300坪超えのフィールドと、雨の日でも安心なインドアレッスン場を完備した愛犬家にとって最適な環境のトレーニングフィールドを作りました。
このフィールドを多くの方にご利用いただき、犬も人も幸せで豊かな社会を作っていくため、このたびクラウドファンディングに挑戦します!
プロジェクトの具体的な内容とは?
・愛犬と愛犬家の心の通った豊かな未来のためのドッグスポーツを広めるため
・このトレーニングフィールドをより多くの方に知っていただくため
・愛犬と飼い主さんが心の交流を育む環境を快適に整備するため
・ドッグスポーツや訓練競技を思い切り出来る場を提供するため
・ドッグトレーナーの地位向上や育成のために情報交換や学びの場を設けるため
私の人生のミッションは
犬を通じて人と繋がり
その人のドッグライフをデザインすること
犬と人の“より幸せな未来”の為に「しつけの概念」を変える
今でこそ私は“犬と一緒にドッグスポーツを楽しみながら国内外の旅を楽しむ生活”を送っていますが、以前は一飼い主として、皆さんと同じ悩みを抱えていました。
幼少期から人生のほとんどを犬と生活してきた私は、24年前、本格的に「犬」の勉強を始めました。
当時は、まさか自分が飼い主さんにトレーニング法をお伝えする立場となるとは思っていなかったし、トレーニングフィールドと、インドア教室を持つことになるとは想像すらしていませんでした。
なぜ、ドッグトレーナーとなったのか
なぜ、フィールドとインドアレッスン場を併設した住まいを選んだのか
なぜ、このプロジェクトにチャレンジするのか
少し、私の話をさせてください。
刑事犬カールとその訓練士に憧れた子ども時代
幼少期、犬アレルギーで喘息が出たことによって、犬を手放す経験をした私。
余計に犬を飼いたい願望が強まり、映画やドラマの中の、まるで人の言葉を理解しているかのような賢い犬たちに強い憧れを抱く子ども時代を過ごしました。
中でも1番の憧れはドラマ「刑事犬カール」。
若い女性訓練士と賢いカールの間には、信頼という糸で繋がっているように見えました。
「いつか私も犬とそんな関係を築きたい!」
強く憧れていた私の姿を見て、母の許可がおりたのが12歳の時。
でも、当時の“相棒犬”は、庭での犬小屋暮らし、近所を散歩するだけの飼い方でした。
「これは私の描いていた犬との生活ではない…」と落胆します。
大人になったら自分で自分の犬を飼おう!
初めて自分で迎えた犬はミニチュアダックスでした。
自らしつけをして、車に乗ってお出かけしたり、一緒に旅行を楽しみたい!
「子どものころ憧れていたドラマのように賢い犬に育てよう!!!」
しかし、2ヶ月齢でやってきた小さな生きものに向き合うことは、想像していたよりも、はるかに難しかった……!
潤んだ瞳で抱っこをせがむダックス。愛くるしくて、たまらない。
「可愛いね♡」声をかけるとますます喜んで、もうメロメロ。
でもその一方で、なかなかトイレを覚えない、歯磨きや耳掃除など、されたくないことは嫌だとハッキリと主張してくるのです。
「この子は私の言葉を理解しているのだろうか?」
「私はどうしたらこの子の伝えたいことを理解できるのだろうか?」
と、疑問だらけの日々でした。
犬にだって当然「心」がある
当時はまだインターネットも今ほど普及していません。
ダックスが5ヶ月齢の時、犬の気持ちをメインに教えてくれる、新宿の百貨店屋上で開催していたしつけ教室に出会います。
この教室では“褒めてしつける”がベース。
ここで出会った女性訓練士さんが、私の夢を現実に1歩近づけてくれました。
人に伝えられるくらい自ら学べば
自分の犬のことはもちろん
知識も身につき 犬も人も幸せになれるかも
ここで教わった犬のしつけインストラクター養成講座で、犬の行動学・心理学・学習理論・トレーニング技法のノウハウを、ダックスと共に学ぶことを決めます。
気がつけば子どもの頃から憧れだった訓練士さんに近づこうとしていました。
私が「インストラクター養成講座」を選んだ理由は、“飼い主さんへの伝え方”も学べるカリキュラムだったから。
犬の心理はもちろん、人の心理学も学び、私たちに「心」があるように、犬にも「心」があり気持ちがあるのだということを、講座を通して深く知るようになったのです。
ドッグスポーツとの出会い
「人間社会で共存していくためには、飼い主である私たちが、犬にマナーを教える」ことがしつけ。
それを、どこまで理解しているかの目安となるのが、試験や競技会です。
私も、家庭犬テストにチャレンジするという目標をたて練習に励んでいました。
“テストに合格する”ことにフォーカスしていると、自分に意識が向いています。
当時の私は、犬の気持ちを汲み取ることができませんでした。
「犬が言う事を聞いてくれない……何度も教えているのに、なぜ覚えてくれないの」
上手くいかないことを、犬のせいにしていた時もありました。
悩んでいる私に、しつけインストラクターの先輩である獣医師の友人がアジリティを勧めてくれました。
「ダックスでも楽しめるドッグスポーツがあるから行ってみない?」
その時に見た黒いラブラドールが、飼い主さんの指示通り楽しそうに走る姿に惹かれ、一瞬にしてドッグスポーツの魅力にハマりました。
犬が望んでいるもの〜飼い主さんの笑顔
「私も愛犬の笑顔を引き出し、一緒に走りたい!」
その思いで、ダックスとアジリティを始めました。
ダックスという犬種特性なのか、私の言葉が伝わっていなかったのか、一筋縄ではいかないことが多々。
楽しさを見出せずにいたところ、愛犬と心を通わせることができた!と思える瞬間が訪れたのです。
「今日こそクリーンランするよ!」
小雨の大会会場で、いつも通りスタートラインに立ち走り出すと、気づいたらダックスと共に完走していました。
諦めずに続けていたこと、天候が雨だったことも幸いしたかもしれません。
(濡れるのが嫌なダックスが急いでゴールを目指した、という説もあります。笑)
この経験を境に、お互いの気持ちを理解し合う大切さと喜びを感じとることが出来ました。
命令や号令をするのではなく、犬が楽しいと思える瞬間を見極め、共に喜び、楽しむ!
それこそが、犬の笑顔を引き出し、飼い主自身が「魅力的なもの」になった瞬間なのだと分かったのです。
愛犬と心を通わせることが出来た最高に嬉しい瞬間でした。
NO DOG NO LIFE
ダックスのしつけをきっかけに多頭飼いも可能にするスキルを手に入れた私は、ドッグスポーツのメソッドを上手く取り入れることで犬本来の特性を活かし、心を通わせあえることを実感しました。
愛犬と様々なドッグスポーツにチャレンジしていく中で、ディスクドッグのパフォーマンスを見た時に感じた衝撃は今でも忘れられません。
「私も、ディスクの競技をやりたい!」
生まれた時から関わって、仔犬から育て、ディスク競技を楽しみながら一緒に世界を旅する!
新たな夢が芽生えます。
わが家で生まれたイエローラブラドールのミゼットは、これまでの「しつけの学び」「ドッグスポーツでのコミュニケーション」でさらなる学びを深め、多くの課題を与えてくれた相棒でした。
そして、初めてアジリティ競技を見に行った時に出会ったブラックラブラドールの家系の犬が、ミゼットの母犬でした。
当時の出会いが、今に繋がっています。
犬と好きなことをしながら世界を旅する
ミゼットと叶えたかったこと。
それはディスクドッグの大会でクオリファイ(代表権利獲得)して、アメリカ世界大会に行くこと!でした。
大型犬との都会での暮らしや、ディスクドッグの練習が出来る環境を確保するためには、それなりに困難なこともありました。
少し足をのばしてでも、貸していただけるドッグランを探して練習に励んだり、教えてくださる先生のところまで3時間かけて通ったり……
それが出来たのは、ディスクを通じて
ミゼットと信頼関係を育む実感が持てたから
まさに子どもの頃に憧れた、犬と心を通わせ、信頼という見えない糸が見えるような関係を、犬との生活や、しつけトレーニング、ドッグスポーツを通じて手に入れられたからこそ、頑張れたのでした。
そして、ミゼットが3歳の時に、補欠としてアメリカの大会に行く権利を獲得。
それから7歳になるまでの4年間で、アメリカ、ヨーロッパ、中国、日本全国遠征の旅を楽しみ、私もミゼットも、思う存分「価値観」に生きることが出来ました。
価値観とミッションに生きると決める
ミゼットが7歳になり、メインのパートナー犬を次の世代に託すことにしました。
コロナ渦の3年間を経て、世の中の価値観が大きく変わっていく中で、私自身も改めて「価値観に生きるとは何か?」を学んだり、オンラインでドッグトレーニングという自分のスキルを提供することに挑みながらも練習できる場所を求めながらドッグダンスにもチャレンジしていきます。
そして今年2023年3月、イギリスCrufts展でのドッグダンスの世界大会に、日本代表としてアリーナと出場することが出来ました。
この時の大会の様子はYouTubeで生配信され、日本でも多くの方から数々のありがたいお言葉をいただきました。
「犬との信頼関係に感動した」
「素敵!どうしたらそんなふうに出来るの?」
アリーナとのドッグダンスは”心の交流”の証だと思っています。
価値観に生きることを明確にした私が、コロナ渦を経て、海外の大会に出場するという経験の中での緊張感や高揚感は、漠然と感じていた自分の将来のビジョンをより色濃く意識するきっかけとなりました。
私の愛犬たち、そしてお客様の愛犬たちが教えてくれた「犬と暮らすことの豊かさ」をもっと多くの犬や飼い主さんに味わってもらいたい。
そして、私の後継者となって、より幸せなドッグライフをサポートしてくれる人たちを育てたい。
犬を通じて人と繋がり、その人のドッグライフをデザインするため、犬との住まいを兼ねた、思いきりドレーニングが出来る自分のフィールドがほしい!
その思いが通じたかのように出会ったのが、今回開業することになった神奈川県寒川町の地でした。
犬は家族を超えた人生のパートナー
しつけインストラクターからスタートして、ドッグスポーツで世界を旅するようになり、自分のやりたいことを実現してきましたが、すべてが順風満帆だったわけではありません。
私生活では母の死、姉との離縁、私自身の離婚を経験します。
精神的にキツイ環境の時に、側で支えてくれたのは愛犬たちでした。
この子たちに守られたから、この子たちを守るためにがんばってこられた。
犬は家族と言いますが、家族との離縁や離婚を経験した私にとってはそれ以上のパートナーです。
今、子どもの数より多いペット産業ですが、ドッグドレーナーの地位は決して高くありません。
実際に私はこのフィールドを整備するために必要な融資を受けることは出来ませんでした。
以前と比べたら増えたとは言え、犬と暮らせる賃貸物件も少ないし、都会には犬たちが思いきり走れる場所も多くありません。
そして「犬のしつけ」についても、まだまだ多くの人が「訓練」や「かわいそう」という ネガティブなイメージを持っているのが現状です。
”しつけ”は教育ではなく愛犬との”心の交流”
実際に私のところに相談に来られる飼い主さんも「吠える・噛む・言うこと聞かない...」と、犬の問題行動にお悩みですが、この一見やめてほしい行動も、実は愛犬からのメッセージなのです。
私たちが愛犬に伝えたい気持ちや、やってほしいこと、やってほしくないことがあるように、愛犬にも伝えたい気持ちや、やってほしいこと、やってほしくないことがあるのです。
これを分かり合えたら、もっともっと犬との生活は豊かになる。
人に伝えられるくらいの知識を習得すれば、
自分の犬はもちろん、多くの犬と人が幸せになれる!
しつけを学び始めた原点に立ち返り、これまでドッグスポーツやコーチングの学びで培った経験を活かして、今こそ、このフィールドから豊かなドッグライフへのサポートをお届けしたいのです。
愛犬と愛犬家の未来の架け橋へ
ミゼットは、私とアリーナの挑戦を応援するかのように、すでに宣告された余命を超えて、私たちをイギリスに送り出してくれました。
帰国後に、今回開業するフィールドとのご縁があり、開業に向けて横浜と寒川を行き来する日々が始まります。
フィールドの整備はもちろんのこと、融資を受けるための書類作成など、ドッグトレーナーとしてのスキルでは未経験なことに右往左往する私。
それでもミゼットは懸命に生き、フィールドの完成間近の8月16日、虹の橋を渡りました。
ミゼットは、何事にも一生懸命取り組み、全力で遊び、飼い主に寄り添い、存在感のある 私の大切な、大切なパートナーでした。
ミゼットと過ごした日々に後悔は全くありません。感謝の気持ちでいっぱいです。
私と一緒にディスクを楽しんでくれてありがとう。いつも側にいてくれてありがとう。
私たち飼い主をいつも癒してくれる存在である愛犬に、それ以上の恩返しをするなら「今」この瞬間を大切にして、犬との心の交流を後回しにしないことではないでしょうか。
フィールドで走ることは出来なかったけれど、ミゼットの想いも一緒に、歴代の犬たちと共に成長していけるフィールドにしたいと思い「ワンダフルドッグフィールド・ミゼット」とネーミングしました。
リターンについて
犬との生活を真剣に考える愛犬家の方達に「これ必要!こんなの欲しかった!」と言っていただけるリターンをご用意いたしました。後を引き継いでくれる若い世代のドッグトレーナーの方々にも、お仕事が円滑に進むようにサポートするリターンにしました。犬を飼っていない方々ともフィールドで繋がっていただけるようイベントとしても企画しました。
【プロジェクト終了要項】
2023年10月1日 ドッグフィールド移転オープン
建築場所:神奈川県寒川町
2023年11月末日 クラウドファンディング終了
2023年12月 リターン品 順次発送
【支援金の使いみち】
目標金額 100万円
ご支援いただいた資金は、設備を清潔に維持するため、レッスンを充実させるために大切に使用させていただきます。
■ 設備費
■ フィールド整備費
■ 広告宣伝費
■ CAMPFIRE等手数料
最後に
クラウドファンディングに初めてチャレンジ致します。
ドッグトレーニングフィールドを作ったことも、ドッグスポーツを通じて犬と一緒に世界を旅することも
私にとっては人生におけるチャレンジでした。何歳からでも、始められる。何歳からでもチャレンジできる。
犬との暮らし、自分の人生に制限をかけずに、犬好きの皆さんにも、いろんなことにチャレンジしていっていただきたい想いを込めています。大切な家族を幸せにしてあげてほしいので、多くの皆さんにフィールドのことを知っていただきたいです。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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