◆自己紹介◆
初めまして。COCOCOROの大西哲也と申します。料理で人に喜んでいただくことをテーマに料理研究家や飲食店経営、YouTubeチャンネルでレシピや研究を発信したりと様々な活動をしています。『なぜおいしくなるのか』の理屈を納得するまで深掘りして研究することが特徴で『変態料理人(良い意味で)』と呼ばれながらたくさんの方からのご支持をいただけるようになりました。
料理をする上で、調理道具はとても大切な要素です。食材や調理方法だけではなく、道具にも非常にこだわりを持っており、
これまでも料理が美味しく・楽しくなるための素晴らしい調理道具を作っているメーカーさんを徹底的に探して発掘し、ご協力をいただくことで『世に知られていない、本当に良い商品を、適正価格でお届けする』プロジェクトを進めてまいりました。
CMCOCOCOROの商品たち
◆家に一つだけ本当に良い万能フライパンを持つとしたら◆
私が考えたのは、
○一台で様々な調理ができる汎用性があること
◯熱伝導率が高く、かつ蓄熱性も高いこと
○熱ムラがなく、食材に均等に火入れができること
◯重すぎず、取り回しが良いこと
○こびりつきや洗い物など使用時のストレスが少ないこと
○性能が長持ちし、毎日料理をしていても変わらずに使えること
まとめると「料理が本当に美味しくなる手入れが簡単で長持ちするフライパン」が理想であると思っています。
国内外問わず、様々な鍋やフライパンを使ってきて、辿り着いた理想のフライパンが北陸アルミニウム株式会社の『まるっとパン(24cm)』でした。
本格調理も楽々
こんなに素晴らしい商品であるにも関わらず、皆さんに知られていないのは非常にもったいないと思い、北陸アルミさんと協議を重ねてまるっとパンのオプション、高温乾燥蒸気を用いた蒸し調理が可能な『ドライスチーマー』を開発いたしましたので、COCOCOROでのプロジェクトとしてご紹介することといたしました。よろしくお願いいたします。
ドライスチーマーで調理した肉まん
◆まるっとパン(24cm)の特徴◆
家に一つだけ置くとしたらというテーマで私がたどり着いたのは鋳物の厚手なアルミニウム製で優秀なフッ素樹脂加工が施されたフライパンです。良く育った鉄のフライパンや他のコーティングフライパン等も魅力的ではありますが、なぜアルミ製＋フッ素樹脂加工が最適であると考えたかを説明いたします。
職人の手作業で一つ一つ作られる鋳物のアルミフライパン
◆熱伝導と蓄熱性に優れた、鋳物のアルミニウム製◆
アルミフライパンの特徴は、熱伝導性(温まりやすさ)が優れており、食材にも温度が伝わりやすい素材です。蓄熱性(冷めにくさ)は鉄よりも低いのですが、素材自体はもとより素材の厚みにも大きく影響されます。 厚手になれば、蓄熱性が良くなります。さらにアルミは他の金属に比べ比重が小さいため厚みがあっても軽く持ちやすい。取り回しの良いフライパンとなるのです。
まるっとパンは高温の金属を金型に入れて冷やす「鋳造」という製造方法で作られています。(フライパンの作り方ではもう一つ、金属板を変形させる「プレス式」という作り方もあります)鋳造によって金属が固まる過程で、表面側は熱伝導に優れた硬くて緻密な結晶に、ゆっくり冷やされる内部は、蓄熱性に優れた荒い結晶が形成され、熱ムラが無く全面が均一の加熱されるようになります。さらに厚みのある形状は、細かい加工ができるようになります。
職人による精密な側面加工(写真は別商品)
さらに素材は純度の高いリサイクル合金を用いているため、Co2排出量・電気量を大きく削減でき、環境にも優しいフライパンです。
◆熱ムラが少ない形状◆
まるっとパンは底面が厚く側面から縁にかけて徐々に薄くなっています。熱源に近い底面はじっくりと加熱されて熱を溜め込み、その熱が側面に素早く伝わりフライパン全体がムラなく均一に加熱される設計となっています。これによって調理した際に、側面に近い食材には火が通りにくく底面の食材に火が通り過ぎてしまう。ということが起こりにくいのです。
断面図。底面の暑さと側面の形状を精密に計算している
さらに一般的なIH用アルミフライパンは底面にステンレス板を取り付けることでIH対応としているものが多いのですが、底面の一部だけが加熱されてしまう現象が発生し、それにより熱ムラが発生するのと変形の大きな原因ともなっています。まるっとパンは独自の『特殊溶射加工』が施されており、鍋全体が均一にムラ無く加熱されます。
また、アルミは熱によって変形しやすい。という特徴もありますが、厚みがあるため他のアルミフライパンに比べ変形が非常に少ないです。長期間使用しても底面の平面性が保たれやすく、フライパンの場所によって熱ムラが発生したり、IHの加熱がされない事態となりにくいです。
平面性(油を高温(200±5℃)に熱した際の湾曲量)と熱衝撃性(高温(150±5℃)に空焚きし
水で急激に冷やした際の湾曲量)を計測した際のデータ
ちなみに、ガス火専用のものは『まるっとパン軽業(かるわざ)』と銘打たれ、軽量化に成功し、使う方が少しでも楽になるよう配慮されています。
底面加工の違い。IH・ガスそれぞれに最適な形状に拘っている
◆底が丸く深みがあり、幅広い料理に対応◆
中華鍋は一つで全ての料理が作れるとも言われています。まるっとパンは同じように丸い形状かつ、中心がくぼんでいます。さらに中心がくぼんでいることで、一人前の量を作りたい際など、少量でもフライパンの中心に集まるため、端に広がらず調理がしやすいです。さらに深みがあるので、煮物や汁物にも向いています。
また、油にスパイスやニンニクなどを入れて加熱するテンパリングという作業は本格的な料理をする際に度々必要となる作業ですが、普通のフライパンでは傾けて油を集める必要があります。まるっとパンは油が広がらず中心に集まるため、IHでもストレスなくテンパリングをすることが可能です。
中華鍋は底面も丸いため五徳の無いIHでは使えませんが、まるっとパンならどんなコンロでもしっかりと安定して使えます。
スパイスやにんにく等のテンパリングが安定
◆対流が起こる縁の構造◆
側面にかけては薄くなり熱伝統を高めていますが縁は側面より内側に少しだけ厚くなっています。
これにより縁の部分が『返し』となり、煮たり茹でたりする際も吹きこぼれが少ないのです。
また、この対流によって攪拌されるため、食材へ均一に火入れ・味付けがされます。
吹きこぼれの心配が無い
◆最高ランクのフッ素加工『テフロンプラチナプラス』◆
フッ素樹脂加工とはふっ素成分を含んだコーティングの事で、表面には非常に小さな凹凸があるため、食材がくっつきにくくなりお手入れもしやすくなります。日々の料理をするうえで、調理ストレスが少ないことは非常に大きな利点です。さらに、焦げ付きにくく料理の失敗が少なくなり、錆にも強いです。
コーティングフライパンは寿命が短いと思っている方も多いかもしれませんが、高品質なコーティングフライパンは無垢材のフライパンと比べて、安定して使える期間が長いと考えています。
『テフロン加工』とはフッ素樹脂加工の中でもフッ素樹脂の種類・コーティングの厚み・フライパン自体の厚みにも厳しい条件が課されています。『まるっとパン』は更にそのテフロン加工の中でも最上位の『テフロンプラチナプラス』というコーティング加工がされています。
北陸アルミでは国内最高峰の設備により丁寧にしっかりとコーティングをしています。
強度、耐久性、金属製調理器具への接着性を高めるしっかりしたプライマー（下塗り剤）
傷や摩耗から保護する丈夫なミッドコート
食材がこびりつきにくく、後片付けが簡単な独自のトップコートそのコーティングの耐久性は私が店の営業や料理研究など、日々の調理に2年ほど使用してもほとんど衰えを感じないほどです。コーティング自体もですが、まるっとパンの形状による熱ムラと変形の無さも大きな要因であると思います。様々なコーティングフライパンを使ってきましたが、圧倒的に長持ちしていることは間違いありません。
◆料理がおいしくなる理由◆
汁物を沸かしたり茹でる調理の際、加工の精度の高さから表面に均一な細かい凹凸が生まれ、沸騰の泡が非常にきめ細やかになります。対流が発生する形状により気泡は側面を通り、均一に湧き上がります。さらに金属と直接触れ合わないため、酸、アルカリ、油にも影響を受けにくいため、食材の性質を変化させにくいのです。
実験でパスタやブロッコリーなどを他の鍋と同条件で茹でて食べ比べたところ、食材の味を強く感じることができました。
・食材へのダメージが少ない
・きめ細やかな泡が食材に良い影響を与えている
・コーティングにより食材の香りや味の変化が抑えられていること
が美味しさに繋がっているのではないかと思っています。これからも引き続き調査を進めていきます。
パスタの茹で比べ実験
◆『高温乾燥蒸気』で蒸し料理の新次元へ◆
今回は『まるっとパン』に新登場となる専用の高温乾燥蒸気を用いた蒸し料理ができる、ドライスチーマーを追加したセットで販売いたします。
蒸し料理は、食材の形が崩れずに美しく、食材の細胞が傷まずに素材本来の味を活かせる調理法です。また、栄養の流出も少なく調理に油脂も必要無いため、健康的な調理法とも言えるでしょう。ですが、専用の『蒸し器』を用意するのは難しく、あまり普及していない調理法だとも思っています。
今回付属のスチーマーはまるっとパンとセットで使用することでコンパクトである上に『ドライスチーム』という新次元の蒸し調理を実現できます。
ドライスチームは、狭い出口から蒸気を噴出することで、完全に気化した高温・高熱効率の蒸気が発生し、その蒸気で食材を乾燥状態のまま、素早く蒸し上げることができます。蓋についた水滴は、スチーマーの縁からフライパンに戻るので食材が濡れません。熱効率が良いため、食材内部までしっかりと加熱され調理時間も短くなります。
きなこすら濡れず、餅だけをベタつかずに加熱できる
そのまま皿として食卓で使うこともできます。
徹底的にこだわり抜いて作られた、理想の万能フライパン『まるっとパン(24cm)』をぜひ、よろしくお願いいたします。
これからも料理をおいしくする、知られざる本当に良い商品の魅力を紹介して、皆さんの料理ライフ・食卓をより充実させていただきより良い人生を過ごしていただけるよう努めていきますので、今回のプロジェクトもぜひご支援いただけると嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。
◆製造:北陸アルミニウム株式会社
https://hokua.com/corporate
◆スケジュール◆
2023年10月15日 クラウドファンディング開始
2023年11月19日 クラウドファンディング終了
2023年11月中 まるっとパン製作開始
2023年12月頃 発送開始
※納期に関して多少の前後が発生する可能性がございますこと、予めご了承ください。
※生産・出荷状況は逐次更新していきます。
◆製品情報・仕様◆
本体 ：アルミニウム合金
内面 ：テフロンプラチナプラス加工
外面 ：ミラー仕上げ、セラミック耐熱塗装(グレー)
底面 ：鉄・アルミニウム溶射 はり底(IH用)
セラミック耐熱塗装 (グレー) (IH・ガス用)
取っ手 ：天然木
蓋① ：アルミ蓋（単品）
蓋② ：ドームタイプ 物理強化ガラス（スチーマーセット）
※単品とスチーマーセットで蓋は異なります。
スチーマ：アルミニウム合金 (硫酸アルマイト加工)
表示者 ：北陸アルミニウム (株)
その他 ：取扱説明書、 1個箱入 (茶箱)
サイズ ：内径24cm、深さ8cm
寸法 ：W421mm×H155mm
重量 ：約980g（IH対応）、約700g（ガス用）
満水容量：3L
◆セット商品のご紹介◆
◇COCOCORO包丁＆砥石『忍』シリーズ
・『忍』牛刀200mm (全長335mm,刃渡り200mm,重量156g）VG-10全鋼
・『忍』ペティ125mm (全長238mm,刃渡り125mm,重量64g）VG-10全鋼
・『忍』砥石＃2000 （205mm✕75mm✕25mm）ビトリファイド製法
・『忍』砥石＃6000 （205mm✕75mm✕25mm）レジノイド製法
『家庭で使う最高の包丁』とは何かを考え、岐阜県関市の老舗包丁メーカー『株式会社スミカマ』と一緒に1年以上に渡り材質・形状・重さ・刃付け等の研究を重ね完成しました。
○VG-10全鋼を使用しつつも、性能を重視したHRC硬度
○わずか1/1000mmにまで職人が研ぎ上げたハマグリ刃
○スミカマだからできた捻りの形状
これらを実現した理論で辿り着いた最高性能・理想の包丁です。
砥石は『日本包丁研ぎ協会』で様々な砥石を使用・作成し、様々な包丁を研いできたデータと職人の経験に基づく製法で、
VG-10全鋼に最適化された砥石を開発いたしました。
◇COCOCORO食品・調味料シリーズ
・あなたが完成させるカレー 400g
厳選された材料とスパイスで、五味（塩味・甘味・酸味・苦味・うま味）を絶妙に調整した、主張が強すぎない、アレンジの余地を意図的に残したカレールーです。
・COCOCORO特製香り高いラー油 400g
厳選したスパイスを絶妙に配合し、香りと味の抽出温度にもこだわって作りました。本格中国料理店にも負けないクオリティの自家製ラー油です。
・COCOCORO特製クラフトジンジャーシロップ 400g
新鮮な生姜と厳選されたスパイスを使用し、エキゾチックな香りと優しい甘さが特徴です。炭酸水やお酒と割っていただくことで美味しくお召し上がりいただけます。
・COCOCORO特製プロ仕様万能味塩コショウ 100g
塩、こしょう、うま味調味料を配合した万能調味料です。素材の持ち味を生かし、料理の味を邪魔せず、魅力を最大限に引き出します。
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