皆様に沢山のご支援、お心遣いの限りを尽くして頂き、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
お陰様で、目標金額である200万円を終了2週間前というタイミングで達成することが出来ました!


当初の目標金額であった200万円は、ウイングフィールドをより観やすく、使いやすい小劇場とするために、以下の通りご利用させて頂きます。


・劇場の壁の再塗装とホリゾントの修復

・客席段差の改善

・5階受付・トイレ改修、充電器の設置、QRコード決済対応機の導入

・イス、機材の追加

・アーカイブ書籍普及代


改修は引き続き行って参ります。どうぞよろしくお願いいたします。


現在劇場機能の修復とアップデートを同時に行っております


お陰様で目標額は達成しましたが、改めて劇場スタッフで話し合いをし、

ネクストゴールを「270万円」と設定させて頂き、クラウドファンディングを継続させて頂ければと思います。

達成した際には、下記を実現させたいと考えております。


① 劇場スペースの作業灯となる蛍光灯のLED化(25万円)

当初目標額を設定した際にも検討し、業者に見積りを取っておりました
劇場スペースの蛍光灯のLED化を行いたいと考えております。


開館当時から使用して参りました蛍光灯

天井が低いウイングフィールドでは、いかに無駄なスペースができないように機材を仕込んでいただくか、使用団体の皆様に知恵を絞って頂いておりました。

「この蛍光灯がもう少し薄かったら…」

そんなお声を仕込み中にお聞きする事もありました。


そこで今回のネクストゴールでのご支援を活用し、薄型LED用の取り口を設置する事で、
空間を有効活用して頂きたいのです。

また蛍光灯からLEDに変更する事でランニングコストを抑える事もできます。
もちろん電力の消費量が減るため、環境にも配慮した施策になります。
さらに、蛍光灯は破損した場合の危険性が高く、仕込み、バラシ時の安全面の向上という意味でも、
是非行いたい改修なのです。


② 照明、音響追加機材の導入(25万円)

今回クラウドファンディングを実施するにあたり、ウイングにゆかりのある技術スタッフにも追加したら便利だという機材に関してもご助言を頂いておりました。

そこでネクストゴールを達成した際は、ご助言頂いた機材の中から、ウイングをより魅力的に使用して頂く可能性を高める事ができる、新たな音響、照明機材を導入したいと考えております。

(既に基本機材である照明卓に加え、普及率が高くなってきた「SCENESETTER48」を予備機材として導入致しました!)


・照明機材 「Dotz Par LEDパーライト」4灯

・音響機材  スピーカー2台(現在最終選定中)


「痒い所に手が届く」機材を導入します。

作品をより良い形でお客様へお届けできる環境に近づける為だけでなく、
簡易な仕込みで上演を行いたいと考える劇団からの需要にも応えたいと考えております。

演劇をより身近に感じてもらう事も、小劇場の務めだと考えております。


③ 屋上楽屋にスポットクーラーの導入(10万円)

上演前の俳優の待機場である屋上楽屋に、スポットクーラーを設置したいと考えております。

屋上楽屋は屋外の為、通常のエアコンが導入できず、扇風機などで熱さを凌いで頂いておりました。

しかし近年の温暖化の影響で、真夏の屋上楽屋で長い時間待機する事は難しく、
直前まで別楽屋で待機して頂く事をお願いしておりました。

スポットクーラーを導入する事で、できるだけ長く屋上楽屋を快適にご利用頂けるようになります。

少人数での出演の場合はオプションである5階楽屋を利用せずに、
比較的安価にウイングフィールドをご利用頂く事も可能になります。



以上がネクストゴールの詳細となります。

他、クラウドファンディングの手数料、アーカイブ書籍の普及代等にご利用させて頂きたいと考えております。

さらにご支援頂けた場合は、6階トイレの改良化、座り心地の良い椅子の導入も考えております。



今回の返礼品である30周年記念誌「WINGFIELD ARCHIVE」は、今後増刷する予定はございません。

今回のクラウドファンディングのタイミングでしかお手に取っていただく事が叶いません。

是非この機会にご支援頂き、関西小劇場の歴史が詰まったアーカイブ書籍をお手に取って頂けますと幸いです。

誠に恐縮ではございますが、引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。 



ウイングフィールドとは?

ご覧頂きありがとうございます。
ウイングフィールド(以下WF)は大阪ミナミ、東心斎橋に1992年に開館した小劇場です。
この地で生まれ、育った福本年雄が代表を務めております。


管理、運営スタッフは小劇場で活動する俳優や演出家が行っています。
WFで育ち、演劇活動を広げていく。そんな役割もこの場所は担っています。

5階が受付、6階が劇場スペースとなっています。
常の客席は設置されていますが、劇団の表現に応じて自由に組み替えが可能です。

様々な舞台設定(四方客席、L字舞台など)で劇団のカラーを表現する事が出来る空間。
それがWFの色といっても過言ではありません。

元はオーナー福本年雄の自宅スペースだった

パイプ椅子と桟敷席を組み合わせた昔ながらの小劇場スタイルを採用しています。

貸館公演を基本に、上演に加えて、若手劇団の発掘・育成を目的に開催している演劇祭WINGCUP(ウイングカップ)や、
再演作品に特化した作品を上演していただく「ウイング再演大博覧會」、さらに様々なワークショップを開催するなど、小劇場演劇を盛り上げたい一心で続けて参りました。

WINGCUP後夜祭は、若手劇団と審査員の対話の場となります。

それらの活動が評価され、代表の福本年雄が第25回「ニッセイ・バックステージ賞」「大阪市市民表彰」を頂戴致しました。

ニッセイ・バックステージ賞授賞式

またコロナ禍で劇場での上演ができなくなった際には、いち早く映像配信を先駆けて行うシステムを構築した「仮想劇場ウイングフィールド」を立ち上げ、100年後に向けて配信上演とは何かを考える演劇祭「仮想劇場短編演劇祭」も開催。
ピンチな状況でも実験精神で局面を打開する劇場でこれからも在り続けたいと考えています。

「仮想劇場短編演劇祭」で上演された、うさぎの喘ギの「いたたまれなない」

若手劇団が飛躍するステップの場として、実績あるベテランが新たな表現を試みる実験場として、
幅広い演劇人のホームグラウンドとして親しまれてきました。

スタッフ一同、これからもWFが表現者と観客が出会う一期一会の場で在り続たいと考えています。


この場所で、1784本もの作品が上演されてきました。

記念すべきこけら落とし公演は、豪華キャストによるロングラン公演「青木さん家の奥さん」

開館してから31年。2023年度末時点で1784もの公演、イベントが企画、上演されました。

WFをご利用頂いている表現者、そして足を運んで頂いた観客の皆様に支え続けて頂いた歴史でもあります。
改めまして感謝の念に堪えません。これからも精力的に活動したいと考えております。



未来に繋げる為には、過去の振り返りが必須
30周年記念誌「WINGFIELD ARCHIVE」刊行


これからもWFを続けていく為に一度、30年の歴史を振り返り、未来に繋げる事が重要と考えました。

そこで大阪市の助成金も活用し、公演アーカイブ記念誌「WINGFIELD ARCHIVE」を作成致しました。
公演情報に加え、表現者からご寄稿頂いたコラムを掲載している月刊誌「WING HOTPRESS」から纏めた一冊。
改めて読み継いで頂きたいコラムを厳選し掲載しました。

さらにWFにゆかりの深い演劇人から書き下ろしの文章も頂戴致しました。

現在のWFを撮りおろして頂いた写真やイラストも多く載せましたので、誰でも楽しく読んで頂ける一冊になっています。

イラストはウイングフィールドに縁ある、電電虫子さんにお願いしました

WFに限らず、小劇場の歴史を振り返る意味でも充実した内容となりました。
是非この機会に皆様に手に取って頂ければ幸いです。

初代プロデューサー中島陸郎氏についても触れています。

より観やすく、使いやすい小劇場で在り続ける為に支援をお願い致します


30年周以降もWFを未来へ繋ぐ為には、ハード面のメンテナンスも欠かせません。

使用団体の皆様に大事にご利用頂いてきましたので、現在も上演して頂くには問題はありません。
ただ、老朽化は確実に進んでおります。


さらに小劇場の観劇環境も変化し、より観やすい空間にしていく事も課題だと考えております。

客席に使用している箱馬は、伝説の劇場「扇町ミュージアムスクエア」からやってきましたそこで、これからもWFが新たな表現を産み出す魅力的な空間で在り続ける為に、
大型改修を実施する為のクラウドファンディングを実施致します!


資金の使い道


ご支援いただいた資金を活用し、アーカイブ書籍の普及活動、そして


劇場の壁の再塗装とホリゾントの修復、

客席段差の改善、

イス、機材の追加

看板の設置

を行いたいと考えています。

ここにWFがある!と宣言する為にも、1階に大型の看板を設置したい…!
さらに5階受付スペースお客様に心地よくお迎え出来るように改修

自動販売機、QRコード決済対応機、充電器の設置を行いたいです。



さらにビルと協働して5階トイレをバリアフリートイレとして改修予定です。



久々の「ウイング再演大博覧會」開催!


そして改修が終了したタイミングで、ウイング再演大博覧會を開催いたします!

参加団体11団体大型演劇祭です!
ウイング開館時から開催してきた再演博をより見やすい空間で上演して頂きたいと考えています。

くじら企画(5月4週目)

態変(6月2週目)

空の驛舎(6月3週目)

トレモロ(6月4週目)

劇団太陽族(6月5週目)

PlantM(7月2週目)

鴨リンピック(9月上旬)

虚空旅団(9月3週目)

オリゴ党(10月3週目)

万博設計(10月4週目)

エイチエムピーシアターカンパニー(11月1週目)

是非綺麗になったWF、名作の数々をご覧いただければ幸いです。



返礼品はアーカイブ書籍『WINGFIELD ARCHIVE』!!
他にもステッカーや、劇場使用券(移譲可能)があります!!

前述のアーカイブ書籍を主なクラウドファンディングの返礼品とさせて頂きました。
是非アーカイブ書籍を手に取って頂き、同時にWFのこれからの活動にご協力賜りますようお願い申し上げます。

東心斎橋で引き続き小劇場を維持し、新しい文化を発信し続ける為に、皆様のご協力をお願い致します。


スケジュール

3月中旬 クラウドファンディング開始
3月中旬 改修作業開始 
4月末日  クラウドファンディング終了
5月上旬から中旬 業者が入っての改修
5月下旬 ウイング再演大博覧會開始
6月下旬  リターン発送


資金の使い道

客席修繕費 30万円程
看板設置費 20万円程
ホリゾント修復費 10万円程
5階受付修繕費 30万円程度
トイレ改修費 50万円(~150万円程度)
アーカイブ書籍作業人件費・雑費 30万円
クラウドファンディング手数料19% 30万円

これからもこの場所で
新たな作品を産み出す為に一緒に盛り上げてください!

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/27 13:34

    クラウドファンディング終了まで残り3日となりました!新システムとなる客席の足ご報告まで少しお時間頂きましたのは、今週末の公演に向けて「劇場」として何が何でも復旧させなければいけなかったからです…。これがなかなかに骨の折れる作業でした。今までは音響、照明のブースは分かれていたのですが、今回の客席...

  • 2024/04/10 23:29

    先週行いました「ウイングを黒く塗りながら演劇について話そう」 が無事終了致しました!ご来場頂いた皆様ありがとうございました!お陰様で演劇の話も沢山できて楽しみながらウイングもすっかり黒くなり、空間がかなり引き締まってきました。壁紙を剥がしたりしつつ塗って頂きました通常客席後方も黒くなって新しい...

  • 2024/04/07 10:03

    4日間開催中の「ウイングを黒く塗りながら演劇について話そう」本日最終日となります。10時半から18時まで(13時から14時は休憩、都度作業中もタイマーを使って休憩をとっています)行っています。今日は全体を黒く塗っていくだけです。本日のテーマは「若手」と「演劇」について。たくさん話しましょう!昨...

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