皆さまのご支援により、目標100万円を達成することができました!心より感謝申し上げます。
これもひとえに皆さまの応援のおかげです。
本当にありがとうございます!

英語だけではなく多言語に対応した環境を整え、川連漆器の魅力をより多くの人に届けるため、
次のチャレンジとして300万円に挑戦します!
未来へ繋いでいくため、よりいっそう努力してまいります。

1月28日のプロジェクト終了まで、引き続きご支援・拡散いただけますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。




この度は、弊社クラウドファンディングのページをご覧いただきありがとうございます!

株式会社 佐藤商事 代表取締役  佐藤 慶太
川連漆器(かわつらしっき)は約800年にわたり、私たちの先祖から受け継いできた素晴らしい伝統工芸品です。非常に堅牢で美しいことが知られ、江戸時代には地域の主要産業として栄えました。その歴史と伝統を守り、次世代へつなぐため、川連漆器は現在、新たな挑戦に立ち向かっています。





私たち株式会社佐藤商事は、秋田県湯沢市の伝統工芸品である川連漆器(かわつらしっき)の製造・販売をおこない、伝統を長年守り続けてきました。

川連漆器の歴史は約800年前の鎌倉時代にさかのぼります。豪雪地帯である湯沢市の川連地区では農業だけでは生計を立てるのが難しかったため、漆器作りが始まったとされています。専門の職人が工程ごとに分業で製作することが特徴の一つで、栗駒山麓の豊かな自然を活かしたトチやブナ、ホオノキなどの天然木と漆を活用して、お椀やお盆、重箱など、数多くの生活用品が作られ、普段使い用の漆器として長年親しまれてきました。





昭和51年に国の伝統的工芸品に指定された川連漆器ですが、昭和60年代をピークに、冠婚葬祭等の記念品需要の低迷や食生活様式の変化により、売上の長期低迷が続いています。職人も高齢化や後継者不足により、激減しています。そんな中、近年の感染症の流行と材料費の高騰で、より一層厳しい状況になりました。


先人たちが受け継いできた伝統をこれからも残していくためには、「川連漆器」を知らない方にまずは知っていただくこと。同時に、世界の方々にも知ってもらうことが必要なのではないかと考え、クラウドファンディングを立ち上げました。


これまでもお客様から「見学したい」「実際に自分で作りたい」というお声が多くありましたが、分業制の川連漆器では、見学や体験を同時に行うことが難しく、興味をもっていただいた方もその場限りになっていました。そのお声を大切にし、今回、新たに自社の工房に見学施設と体験施設を新設しました。
川連漆器の魅力は、長年紡いできたその製造工程にあります。職人の技術を間近で見て、自分で体験することで、川連漆器の魅力をもっと感じていただき、伝統工芸品を未来へつないでいくことを目指します。




美しさと実用性を兼ね備えている川連漆器。艶やかに輝くツヤが特徴で、断熱性・耐熱性に優れ、油にも強いです。近年では漆の天然抗菌作用も明らかになりました。また、全て土に還る自然素材でできており、安心安全でお子様向けに使用される方も増えています。



漆器は、使えば使うほど趣のある色へと変化し、水分を含んで丈夫になります。欠けたり割れたりしても研ぎ直せば新品のように直せるので、まさに一生ものなんです。SDGsの観点から世界からも注目されています。





ー 工房見学 ー

弊社では塗りにまつわるすべての工程を自社一貫生産で行っています。自社一貫生産は川連地区でも唯一です。下地塗り、中塗り、上塗りのほかに、漆で絵や文様を描き、漆が固まらないうちに金属粉を蒔いて表面に付着させる「蒔絵」や、漆面に刃物で文様を彫り、金箔、金粉を押し込む「沈金」などの加飾も行います。塗りの工程が一箇所で見学できる唯一の工房で、川連漆器の製造工程が順を追って学べます。


ー 蒔絵体験 ー

川連漆器の伝統の技術「蒔絵」を体験できます。
好きな器やお皿を選んで、筆で下絵どおりに漆を塗り、金粉・色粉をまきます。
子供から大人までご家族で楽しめまする、自分だけの川連漆器を作りましょう!


ー ショールーム見学 ー

川連漆器のこれまでの作品が並ぶショールーム。
時代によって変化していくデザインを見ることができ、川連漆器の歴史を感じることができます。
ショールーム限定販売も行なっていますので、気に入った商品はこの機会に是非ご購入ください。





イギリスのFull Colour Black社によるバンクシーのグラフィティ写真を使用したアイテムを展開するプロジェクト
「BRANDALISED」とのコラボレーションが実現!


日本の伝統工芸を世界へと広げるために、海外での販路拡大へも挑戦しているなか、本来の川連漆器とは違った需要も多数ありました。そのうちのひとつが、企業やアーティストとのコラボレーションです。これまでの伝統の技を守りつつも、伝統に捉われないコラボレーションを展開してきました。
これまでのコラボ実績が認められ、世界で最も注目を集める覆面ストリートアーティスト「バンクシー」作品とのコラボレーションが実現しました。
伝統ある川連漆器と革新的なアートとの共演は、後にも先にもありません!








今回のクラウドファンディングでご支援いただいた資金は
以下の目的で使用させていただきます。


・見学施設、体験施設のインバウンド対応設備費(案内サイン、資料作成費)

・見学施設、体験施設のインバウンド対応パンフレット制作費(デザイン費、翻訳費)

・見学体験予約Webサイト製作費(多言語対応)

・返礼品製作費(材料費、デザイン費等)

※他にCAMPFIRE手数料にも使用されます。




2023年11月      クラウドファンディングスタート

2024年1月        クラウドファンディング終了

2024年3月〜随時   リターン発送開始





私が川連漆器を継いだきっかけは、大学を卒業後、東京のIT企業で働いていた時です。実家のホームページを作ることになり、伝統的工芸品の素晴らしさ、文化の重要性を再認識しました。絶やしてはいけないという強い思いが芽生え、家業を継ぐことを決意しました。

これまでも、伝統を守りながらも新たなアプローチを模索し、地域と連携しながら川連漆器の新しい可能性を広げてきました。今までにない視点やアイデアを取り入れ、海外展開にも挑戦しています。バンクシーコラボのような商品開発もその一つです。川連漆器を次世代へ繋げていくためには、伝統の職人技を受け継いでいくことが大切です。まずは、川連漆器に触れてみてほしいです。国内外のたくさんの方が川連漆器を手に取っていただくことで、興味関心が広がり、次世代へつながっていくと信じています。

次の800年へ向け、みなさんのお力を貸してください。
温かいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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