地域おこし協力隊のためのクラファン
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はじめに・ご挨拶

はじめまして!

 この度はこちらのプロジェクトに目を通していただきありがとうございます。

私は山形県南陽市地域おこし協力隊の田中のどかと申します。初めてのプロジェクトになります。よろしくお願いします。

 

今私は、地域おこし協力隊として南陽市にあるグレープリパブリックというワイナリーで研修をしています。しかしもともとは、ワインとは縁もゆかりもない、東京の小学校の先生として働いておりました。

教員生活は充実していたものの、常に仕事のことに追われる毎日。そして日々子どもに教える中で、自分の知識・経験不足にどこか、もやもやする部分もありました。自分の人生経験をもう少し深めてみたい。そう思い、仕事を一度やめることを決意

そこで、地元である山形県の協力隊の求人を探していると、「ぶどう栽培、ワイン醸造」の内容の協力隊募集が。

ワインについては、学生時代に飲食店でバイトしていたものの、その時の知識は、「赤、白、ロゼ、スパークリングがある」という乏しい知識のみ。ただ、ワインを飲むお客さんやワインについて話す店長、その場の雰囲気がとても好きで、またワインに携わりたい、という気持ちがどこかでありました。そして思いきって履歴書を提出したのでした。

プロジェクトに挑戦した理由

 南陽市に来て、初めて生食用のデラウェアでつくるワインを飲んだ時、衝撃を受けたのです。今までのワインの概念を覆す、「ぶどうをそのまま食べているようなワイン」でした。

私の中で、ワインは、少し飲みづらい、そして敷居が高いイメージがあったのですが、このデラウェアのワインを飲んだ時から、ワインとの距離がより縮まったような気がします。

南陽市のデラウェア

それからというもの、ワインの世界の楽しさに引き込まれていきました。つくる場所や気候によって、味が変化すること、造り手によっても味が変わること、造り手の思いも様々であること。一人一人に個性があるように、ワイン一本一本にも個性がある。

そして、知れば知るほど、自分でもワインを造ってみたい、そして私がワインの世界に引き込まれた元でもある、南陽のデラウェアでつくるワインをたくさんの人に飲んでほしいという思いが強くなりました。

そして1年間、ぶどう栽培やワイン醸造をゼロから学び、今回、南陽市のデラウェアで自分のオリジナルワインをつくる機会をいただくことができました。


古くから続く南陽市の葡萄栽培とワイン造り

南陽市の山から見える白竜湖と葡萄棚

 ぶどう栽培の歴史が約300年以上も続くといわれる南陽市。山形県の葡萄栽培発祥の地ともいわれています。

 南陽市は1日を通しての寒暖差が激しいことで、葡萄のうまみや糖度がぐっとあがり、風が強く湿度の低い気候により、作物が病気になりにくく、葡萄づくりに大変適した土地です。南陽市のデラウェアでワインをつくるために、移住している方もいらっしゃるほど。

しかし、近年、農家さんの高齢化や担い手不足により、葡萄畑の耕作放棄地が増えているのも現状です。

南陽市の葡萄栽培を次の世代に引き継いでいくためにも、多くの方々に南陽市の葡萄やワインを知ってもらいたいと思っています。

 また、葡萄栽培が盛んなため、ワイン造りも昔から行われてきました。南陽市には、東北最古のワイナリーなど創業100年近くあるワイナリー4社(酒井ワイナリー、須藤ぶどう酒、佐藤ぶどう酒、大浦葡萄酒)に加え、近年、新たにワイナリー2社(グレープリパブリック、イエローマジックワイナリー)が加わり、計6社のワイナリーが存在します。

以前、南陽市の醸造家にインタビューをしたことがあるのですが、どの醸造家も口を揃えて言うこと。それは南陽市で作られる葡萄のレベルの高さです。酸がありつつ、うま味のある葡萄

どのワイナリーの醸造家もその山形県の葡萄を使ってワイン造りをしています。同じデラウェアでつくるワインでも、作る人によって味が変化します。

 恥ずかしながら、Uターンするまでは、地元にワイナリーが1社しかないと思っていました。ところが、山形県は全国で4番目にワイナリーの数が多い県。それなのになかなか知られていません。地元の人でさえもワイナリーが19社もあることを知らない人が多いです。

 一人でも多くの人に山形のワインについて知ってもらうこと、それもまた今回のプロジェクトの目的になります。

これまでの活動

 私は、南陽のワインの魅力を伝えるために、地元のイベントへの出店や、地元の酒屋さんと一緒に、県外での出店を行っています。また、多くの人に南陽のワインを知ってもらうために、6社のワイナリーの紹介やインタビューを行うなど、SNSを通して情報発信も行っています。

instagramアカウント:@wine_nanyo_wine


オリジナルワインについて

 私は今、南陽市のワイナリーの一つ、GRAPE REPUBLIC(グレープリパブリック)という会社でぶどう栽培、ワイン醸造の研修を行っています。GRAPE REPUBLICは、土地ごとの気候、地勢、土壌のみならず、そこに暮らす人や、人々が育んできた文化を含めた「テロワール」という概念を第一に考えたワイナリーです。山形県南陽市に、2017年に醸造所を設立して以来、一貫して"Made of 100% Grapes"という言葉を掲げてワインを造り続けています。ブドウ以外のものは使わず、ワインを造るという意味で、醸造の過程で、酸化防止剤は使用せず、補糖や補酸も行わず、酵母は天然のものだけにこだわっています。


 今回私が作るワインは、南陽市の名産であるデラウェアでつくる微発泡ワインです。醸造過程では、酸化防止剤は使用せず、補酸、補糖も行わず、葡萄そのままの果汁でできたワインを皆様にお届けします。

初めてのワイン造り。グレープリパブリックの醸造責任者である、矢野陽之さんのご指導の下、醸造を開始しました。

調理する、というよりか、お世話する、に近い感覚。毎日、毎日、温度管理や比重をチェックし、順調に発酵が進んでいるか確認します。

「今日もちゃんと発酵が進んでいるかな。」

「オフフレーバーと呼ばれるワインの欠陥臭が出ていないかな。」

など、発酵が終わるまで、毎日がドキドキでした。しかし、葡萄本来の味を生かすため、余計な物は加えず、自分がすることは最小限。

あとは、葡萄の力を信じ、見守ることしかできません。自然な造りをするワインの難しさもまた感じました。

無事に発酵を終え、ボトリングをした時は、成長した我が子を見送る親のような気持ちでした。(笑)


気持ちを込めてつくったワインになります。初めてのワイン造りということで、小さいタンクを使っての醸造となりました。本数は180本程度とあまり多くありませんが様々な方々に飲んでいただきたいです。

 また、オリジナルワインづくりの様子は、自分のインスタグラムに随時投稿しておりますので、良かったら覗いてみてください。

 →オリジナルワインづくりの様子


☆オリジナルワインのコンセプト☆

今回のオリジナルワインのコンセプト、それは、「ビギナー」です。

初めて造るワイン、という意味もありますが、自分もそうだったように、ワインをあまり飲んだことがなかったり、苦手意識があったりする人の、ワインの世界への一歩にもなり得るワインを造りたく、飲みやすい、親しみやすいワインを心がけてつくりました。

○はじめてお酒を飲むとき

○はじめてワインを飲むとき

○飲み会のはじめの一杯

○なにかに新しくチャレンジするとき

○新年度に向けて

などなど、様々なシチュエーションのBIGINによりそえたらいいなと思っております。

もちろん、酒豪の皆様も、ワイン通の皆様も、私のワインを飲んで、ああでもない、こうでもないと感想、叱咤激励していただければと思います。(笑)

☆ワイナリー見学ツアー☆

 小学校の先生だった経験を活かし、今年南陽市の小学生向けにワイナリー見学ツアーを行いました。

はじめに、デラウェアの葡萄畑や、ワイン用ブドウ畑をまわり、デラウェアの基礎知識や、生食用とワイン用の味の違いなどを、クイズ形式にしながら説明しました。


 そのあとは、ワイナリーの中を見学し、しぼりたてのジュースを飲んだり、醸造長への質問コーナー、アンフォラという素焼きの甕の中に入った発酵途中の葡萄や、わたしのオリジナルワインの様子などを見学しました。

どの小学生も初めてのワイナリー見学だったようで、発酵中の葡萄やタンク、ワイン醸造の様子にとても興味をもって見学してくれました。

今回のリジナルワインのラベルは、見学に来てくれた子どもたちが描いた絵にする予定です!こうご期待ください!


資金の使い道

このプロジェクトで集めた資金は、

・オリジナルワインの製造費

・送料

・クラウドファンディングの手数料(17%×消費税)

に使わせていただきます。

リターンについて

支援者の皆様には、リターンとして、オリジナルワインを送らせていただきます。

○オリジナルワイン1本+お礼の手紙(送料込み)

○オリジナルワイン2本+お礼の手紙(送料込み)

○オリジナルワイン6本+お礼の手紙(送料込み)

○オリジナルワイン12本+お礼の手紙(送料込み)

※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はこのリターンを選択できません。

○元教員南陽市地域おこし協力隊がゆるっと話す「ゼロから始めるワイン講座」(zoom開催予定)

実施スケジュール

プロジェクトの実施スケジュールは以下の通りです。

2023年8月24日: デラウェアの収穫、12時間スキンコンタクト

2023年8月25日: 圧搾、醸造開始

2023年9月10日: 澱引き作業

2023年10月上旬: ボトリング

2023年11月: クラウドファンディング開始

ラベル決定

2023年2月: 配送予定


最後に

拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

このプロジェクトにご支援いただき、陽のデラウェアワインのおいしさを多くの人に知ってもらいたいです。ぜひ、皆様のご支援をお待ちしております。


<掲示事項>
 1.販売場の名称及び所在地:(株)グレープリパブリック南陽市新田五十匁3945番94
 2.酒類販売管理者の氏名:矢野 陽之
 3.酒類販売管理研修受講年月日:2022年2月8日
 4.次回研修の受講期限:2025年2月7日
 5.研修実施団体名:長井小売酒販組合 

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※このプロジェクトは、地域おこし協力隊 の活動に応援と資金を集めるクラウドファンディング「HIOKOSHI」を活用して立ち上がりました。

  • 2023/12/08 15:13

    こんにちは!おかげさまでオリジナルワイン全てがSOLD OUT致しました。ありがとうございました。また、追加のリターンも検討しておりましたが、なかなか出せる量がなく今回は追加を断念することに致しました。申し訳ございません。さて、9月に小学生を対象とした、ワイナリー見学を行い、来てくれた子ども達...

  • 2023/11/16 21:22

    皆様のおかげで、なんと、スタートから4日目で、目標金額の45万円を達成することができました!本当に皆様ありがとうございます。ご支援してくださった方々、ご覧いただいた方々、SNS等で広めてくださった方々などなど、この場を借りて感謝申し上げます。初めは、ワインを作ることも、クラウドファンディングを...

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