私たちは青森県の津軽平野の最奥、黒石市龍ノ口でりんご農園を営んでいます。

りんごは青森の涼しい気候に育まれ、先代たちのたゆまぬ熱意と努力から高い品質を保ち続けています。

しかしその一方で少しの傷だけでB級扱いされてしまい出荷できないことも多々あります。

今回のプロジェクトでは、そんなりんご達を名古屋のカフェ、カルコラーレさんとコラボし、アップルパイにして皆様にお届けしたいと考えています。

(カルコラーレさんの龍ノ口りんご園訪問時の写真)

改めまして龍ノ口りんご園と申します!

僕たち3人は青森県、岐阜県、滋賀県の出身で、それぞれの故郷で生まれ、育ってきました。同じ大学に進学し、地域活性化に興味を持つことで知り合いました。

数年前、その中の1人がりんご作りを志し、青森県にUターン。りんご作りの師匠と出会い、地域活性でつながった我々でのりんご作りの挑戦がスタートしました。

美味しいりんごづくりに不可欠な要素のひとつに気候が挙げられます。

りんごの色づきや糖度を高くするためには秋口の低温と昼夜の寒暖差が必要とされており、龍ノ口りんご園が農園を構える津軽平野の最奥、黒石市にはそれらの条件がばっちり揃っています。

また美味しいりんごをお届けするために僕たちは

春は実を選りすぐる摘果を行い、夏は伸びた枝を整理。

秋は着色管理を行い収穫!

そして次の年にも美味しいりんごが実るように、冬は木の剪定を行なっています。

りんごは他のフルーツより見た目が重要視されます。

赤く、つるんとした見た目を作るためりんご農家は反射材を地面に敷き詰め着色を促します。丹精こめて作ったりんごも傷がひとつつけばB級扱い。赤くなくとも、傷がついていてもとっても美味しいのに。

泣く泣く選別した傷入りのりんごたちを眺めながら、このりんごたちにどうすればスポットライトをあてられるのかを考えました。

そこで私達はCAMPFIREにて『ちょっとした傷でB級あつかいされてしまう青森産のA級リンゴを届けたい』を実施してきました。2022年の夏から複数回同様のプロジェクトを実施し、今年の夏も目標金額を大きく超えて、多くの方からご支援を頂くことができました。

また、私達は青森のりんごの美味しさを多くの方に知って頂くために、関西・中部を中心に出張出店を行ってきました。りんごの品種による味の違いを知って頂いたり、産地直送の新鮮なりんごをご提供させて頂きました。お客様と直接お話しながらりんごやジュースを販売できることはとても楽しく、お客様の応援の声がとても励みになりました。

出張出店を続ける中で名古屋のマルシェに出店した際、カルコラーレさんと出会いました。カルコラーレさんは名古屋にある『アップルパイとコーヒーのお店』です。

お店にはアートギャラリーも併設されており、様々なアーティストさんの作品を鑑賞できる素敵なカフェです。

カルコラーレさんとお話させて頂く中で、龍ノ口りんご園に興味を持って頂きました。その時の気持ちをオーナーの村上さんはこうお話してくださいました。

村上さん『お店のオープン前からいくつかのりんご農園さんにはアプローチさせて頂いていたのですが、実績がなく知識も乏しい私たちではなかなか、お話のレベルについていけず、加工会社さんに間に入っていただくなど、農園の方とは少し距離がありました。

龍ノ口りんご園さんと初めてお話させていただいたあの日、若くエネルギッシュで、ストーリーも魅力的、プロジェクトを始めた時期も近くて、その日の寒さも雨もどこかへ吹き飛ぶくらい感銘を受けました。

なにか協力し合える関係になれれば嬉しいなと思っていたところ、加工りんごのご相談を頂き、それからはみなさんの考えもゆっくりとお聞きして、ますますなにかご一緒させていただきたい気持ちが高まりました』

そんな出会いからわずか3か月後の7月に、カルコラーレさんは青森まで来てくださいました。一緒にりんご園の中で農作業を手伝ってくださり、りんご作りを体験して頂きました。 

絆を深めた我々は、何か一緒にできることはないかと話し合いました。そして、龍ノ口りんご園のりんごを使ってアップルパイを作って頂く今回のプロジェクトを開始しました。

村上さん『今回のプロジェクトでは今年とれた産地直送のフレッシュなりんごを使い、りんごそのままを食べているようなシンプルな仕上がりを目指します。

何度か農作業をお手伝いする中で、その年の気温や日照など、諸条件により同じ畑の同じ品種でも味も食感も変わってくるということを実感しました。今年とれたりんごの顔色をうかがいながら、今年のりんごがいちばん引き立つような味にしていきたいと思います。アップルパイになるりんごは、今はまだ木の上で、これからの気候によってどんな風に成長してくれるのか、今年のりんごに会えるのが楽しみです。

皮付きのりんごを使うのは、皮にもたくさんつまった栄養をそのまま食べてほしいから。皮も実もたとえ傷があっても美味しいのに、食べられるものを捨てちゃうなんてもったいない。そんな思いを込めておつくりします』

(画像はイメージです)

また、カルコラーレさんはアートギャラリーが併設されており、そこで作品を展示されるアーティストの方も多くいらっしゃいます。今回はその中の一人である夜中つかさんに協力頂きリターンとして送らせて頂きます。

 名古屋を中心に活動する若手アーティスト夜中つか(よなかつか)。

『絵と布と言葉のおてだま』をキーワードに物語性のある詩から紡ぎ出された色や音、感情やにおいを瑞々しい自由な感性で表現しています。

HP:https://yonaka.therestaurant.jp

IG:https://www.instagram.com/yonaka.tsuka/

主に蜜蝋、アクリル絵の具、クレヨン、色鉛筆等を用いて制作しています。

……………………………………………………………………………………………………………

うつくしい みために とらわれない

あなたは あなたのままでいい


そう いってくれるひとがいて

わたしは ほんのり あかくなる


あふれんばかりの ありがとう

てをさしのべてくれた すべてのひとに

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(言葉から絵を描き始めるという彼女が、今回の企画のために描いた「あなたはあなたのままでいい」の絵の詩の言葉)


傷がある、へこみがある、それだけでB級品扱いされてしまうりんごの現状。

それでも「あなたはあなたのままでいい」とそのままを受け止めて後押しをしてくれた人がいたように、ありのままの自分を肯定してくれる、あたたかい気持ちが流れるようなものを目指して制作しました。

今回のプロジェクトでは、アップルパイやアート作品だけでなく、龍ノ口りんご園のりんごやりんごジュースもリターンとしてご用意しています。

ちょっとした傷でB級扱いされている美味しさA級のりんごを、新鮮なうちにお届けします。収穫した当日中に皆さんの元へ発送し、新鮮なりんごの美味しさを知ってもらおうと考えています。

りんごは多湿な場所&温度0度前後で保存されると、ジューシーでより甘く栄養豊富なりんごになると言われています。

そこで、収穫してから3月までの間、寒い青森の雪の中で保存する『雪かぶりりんご』を作りお届けします!

りんごにはたくさんの品種があります。それだけ見た目や味に個性があるのです。では、皆さんは”りんごの品種ごとのジュースの違い”を感じたことはあるでしょうか?私達はその違いを多くの方々に知っていただくために、品種ごとにジュースを加工しました。

酸味と甘みのバランスがよいもの。濃厚な口当たりのもの。初めて味わうような甘さたっぷりのもの。

その違いが感じられるよう、複数の種類のジュースをリターンとしてご用意しました。是非ご賞味いただき、りんご達の個性を感じて頂きたいです♪

  

 以前のクラファン挑戦時に、『大切な人にりんごジュースを送る可愛いパッケージ』の製作を開始しました。

 贈る人も贈られる人も幸せな気持ちになれますように…という気持ちを込めて、プロのデザイナーと会議を重ね、ようやくパッケージを完成させることができました。

 こだわりのポイントは箱の内側のデザインです。箱を開けた方にちょっとした驚きと幸せを届けられたら、と思い内側にもデザインを施しています。このジュースを贈られた方がゆっくりとした時間を過ごせるように願い、そんな生活を表しました。

 今回のプロジェクトでは、是非多くの方にこのパッケージに包まれたりんごジュースをお手にとって頂きたいです♪ 

 ご支援頂いた資金は、

 ・アップルパイなど加工品に関わる原価および加工費

 ・更に美味しいりんごを次のシーズンに作るための資金

 ・より多くの方に知って頂くための広報費

 などに活用させて頂きます。

 また、

 ・リターンの送料

 ・CAMPFIREの手数料

 としても活用させて頂きます。

 龍ノ口りんご園は、愛するりんごを守るため、このプロジェクトを通して新たな挑戦をしています。30代の3人はまだまだ未熟な農家ですが、ぜひ応援よろしくお願いします!(龍ノ口りんご園)

 

このような素敵なプロジェクトに関わらせて頂き光栄に思います。みなさまにもアップルパイやアートを通じて、りんごに対する思いをお伝えできると良いなと思っております。(カルコラーレ)

※スケジュールについて

11月20日 クラウドファンディング終了
11月下旬  リターン発送開始

※募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


※本文中のりんごのグレードについて

下記のように判断しております。
B級:皮をむけば気にならない傷がついているりんご。市場では「ハネ」等級として扱われます。
A級:傷がついていないりんご。市場では「上実」等級として扱われます。
S級:A級の中でも特に優れた特徴を持ったりんご(雪中など特殊な環境での保存など)。


※食品表示について

<商品(加工品)>

・名称:アップルパイ
・内容量 :1包装(18cm 6号)
・保存方法:冷凍
・消費期限:製造日を含めて3日間
・原材料及び添加物等の食品表示:お届け商品のラベルに表記。商品開封前には必ずお届けのリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。

・名称:りんごジュース
・原材料名:りんご
・内容量:180㎖ / 1000㎖
・保存方法:直射日光を避けて保存してください。
・添加物表示:なし
・アレルギー表示:りんご
・賞味/消費期限:商品に記載
・主原料の原産地:日本(青森県)

<商品(果実)>
・名称:りんご
・原産国/産地:日本(青森県)
・サイズ/重量:※それぞれ記入
・保存方法:冷蔵のうえ、お早めにお召し上がりください。

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