近年日本では、保護猫を迎える動きも少しずつ増え始めてきているのではないでしょうか？

しかし、その中で高齢者の方が里親になるケースはあまり多くありません。

これは、一部の団体で60歳以上の方が猫を引き取ることを制限していることも一つの要因です。

少子高齢化が進み、保護猫の数がまだまだ多い中でこのような年齢制限を設けていては、

保護猫の引き取り先もどんどん見つからなくなってしまいます。

また、猫との暮らしは、

子育てが終わってひと段落し、夫婦2人に笑顔をくれたり、

老後にひとり暮らしになった時の話し相手になってくれたり、

幸福度も上がり、守る存在がいることで少し長生きしようと頑張ったり、

元気の源になってくれると思っています。

※里親になるには所定の審査がございます。

詳しくはお問い合わせください。

はじめまして！
数あるプロジェクトの中から当ページをご覧いただきありがとうございます。

千葉県いすみ市でいすみ動物病院を経営しております、田中 芳生と申します。

普段は獣医師をしながら、一般社団法人いのちのこえの理事として、保護猫活動や、里親とのマッチング活動を行っています。

保護した猫は、いすみ動物病院にて猫エイズ・猫白血病の検査やお腹の駆虫、

さらに基本的なワクチン接種もし、安心してお迎えできる状態にしてから里親を探したり、

新たな家族が見つかるまでの間、病院の一角で一緒に生活しています。

活動開始から約3年で、FacebookなどのSNSで呼びかけて60頭以上もの保護猫に新たな家族を見つけて来ました。

しかし、猫も生き物です。

寿命は13〜15年、最近では20歳以上まで生きる子も少なくありません。

一度お迎えしたら何年も共に生きていくため、病院だけでの活動やSNS経由での呼びかけのみでは

里親の数にも限界が来ていました。

そこで、いのちのこえの活動について知っていただいたり、

病院で生活する猫たちが快適に過ごす環境を整備するために、

これまで2回クラウドファンディングを実施してきました。

🔴獣医がいる保護猫カフェを作ろう！電子書籍出版プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/isumianimal

🔴殺処分ゼロの社会を目指して。動物病院内に保護猫の活動空間キャットランを作りたい！
https://camp-fire.jp/projects/view/631103

2つのプロジェクトで合計200名以上の方からご支援いただき、

沢山の方が賛同し、応援してくださっていることに感銘を受けました。

本当にありがとうございました。今回のプロジェクトでは、

幅広い年齢層に対応し、獣医師によるサポートも充実した保護猫マッチングアプリ「猫みつけちゃった！」を作ります。

アプリの詳細やここに至るまでの活動について書いておりますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

「猫みつけちゃった！」は、保護猫の情報を掲載し、里親希望者とマッチングを行うアプリです。

従来のマッチングアプリ/サイト同様、

情報掲載や里親を希望される方の審査を行いつつ、独自の機能やサービスを搭載予定です。

必要最低限の情報や操作のみ。

誰でも簡単に操作でき、幅広い年齢の方に対応しています。

■掲載予定の保護猫の情報

写真、種別、年齢、引取場所、保護費用、健康状態、性格、アピールポイント、保護団体、避妊去勢の有無、猫エイズ・白血病感染の有無

当アプリは、ご年齢に関わらずご利用いただけます。

私たちは、年齢ではなく、保護猫と里親希望者の相性でしっかりと次の家を見つけてあげたいと考えています。

しかし皆さんの中には、愛猫を残して自分が先にいなくなってしまうことが不安な方もいらっしゃると思います。

そんな方のために、当団体は飼い主様が先になくなってしまった場合の引き取り先として

認定NPO法人ピーサポネットの「ラブポチ信託」と提携しております。

「ラブポチ信託」では、ご自身の生命保険を利用して愛猫の飼育費のために使われるようにでき、

提携する施設や新しい家族を見つけるサービスを提供しています。

🔴認定NPO法人ピーサポネット「ラブポチ信託」
https://www.p-sapo.jp/trust.html

里親様に安心してお迎えいただけるよう、

お迎え後1ヶ月間の間にかかった病気につきましては、いすみ動物病院にて無料で診断・治療をさせていただきます。

予防につきましても、「猫みつけちゃった！」や、いのちのこえ経由で保護してくださった猫については

避妊去勢手術やワクチン接種など、永久に2割引きにて提供いたします。

※病気のみ、予防や事故は除く
※当面はいすみ動物病院に来れる方限定のサービスとなります

動物病院に行くほどでもないけど少し心配なことや、猫の飼い方などについて質問がある際には、

オンラインにてご相談いただけます。

また、アプリ登録者様同士で猫の情報を共有しあったり、迷い猫の回覧板を回すなど、

お迎えしたあともご活用いただけるサービスを多数ご用意いたします。

※こちらはイメージ画像です

まずは、いすみ市を中心にいのちのこえで保護した猫たちを掲載予定ですが、

ゆくゆくは全国の動物病院や他の団体さんにて保護された猫たちとも連携し、全国展開を目指したいと考えています。

そして、もちろんこれは「猫みつけちゃった！」だけの拡大が目的でなく、全国的に殺処分ゼロを目指す取り組みであるため、

しっかりと土台を築いた後、他のマッチングサイトとのサービス連携も測っていきたいと思っております。

少し話を戻し、私がこの活動と出会ったきっかけについてお話しさせていただきます。

私は獣医師として、そして保護猫活動家として30年近く動物と向き合ってきました。

大学卒業後、長年勤務医を勤めた後、2016年にいすみ動物病院を開業しました。

いすみ市は自然が豊かで素敵な場所です。

しかし、まだまだ昔ながらの日本の猫の飼い方が続いている場所でもあり、いまだに猫の8割ほどが家の中と外を行き来する生活を送っています。

避妊去勢手術をする飼い主さんもいれば、しない方もいらっしゃるため、子猫がどんどん生まれている現状があります。

近所の農家さんや町工場の方々を中心に、その子猫を保護し、小屋や作業所を使って1家族で30〜40頭ずつ育てているところもあります。

しかし頭数が多いと、病気になっても気づくのがどうしても遅くなってしまう。

私の病院に連れてこられる時にはもうかなり重症になっている、ということが多かったのです。

こうなってしまっては虐待しているのと同じですが、保護している方々は猫たちを守りたい一心で活動されています。

3年前にこの事実を知り、動物の命を救うことを使命にこれまで獣医師として従事してきた私は、

保護猫たちを守る活動の一助を担おうと決意しました。

そこから、病院から呼びかけることでより安心してお迎えしてくださる方もいらっしゃるのではないかと、

保護した猫たちは病院に連れてきてもらい、検査や予防などを全て終わらせてから里親を探す活動を始めました。

活動を開始してから、改めて殺処分の現実と向き合いました。

そして同時に同じくらい、もしくはそれ以上に、全国の活動家の皆様などが日々保護している猫たちがいます。

獣医師として、目の前の病気やケガをした多くの犬猫の命を救ってきましたが、

私が一頭一頭助けている間も、毎年何万頭という犬猫が殺処分されている実態を知り、

獣医師個人でできることの限界を思い知らされました。

そこで「いのちのこえ」の仲間たちと、殺処分ゼロを目指した「ハッピー☆キャット」計画を立てました。

今回のマッチングアプリ含め、5ヶ年計画の進捗や内容等は今後SNSでも発信していきます。

【資金の使い道】

ご支援いただいた資金は、主にマッチングアプリの開発費用に使わせていただきます。

マッチングアプリの開発費用：90万円

保護猫活動の運営費：50万円　　

【実施スケジュール】

■2023年
11月30日　クラウドファンディング公開

■2024年
1月27日　  クラウドファンディング終了
2月　　　　アプリ開発開始（予定）

進捗につきましては随時活動報告にてお知らせいたします。

私は獣医師としてのキャリアは積んでいても、まだまだ保護活動家としての名はあげられていません。

獣医師としてのアイディアなどがあっても、それはあくまでも獣医目線であり、

なかなか既存の仕組みを変えるのは難しいと思っています。

「猫みつけちゃった！」を通じて、多くの保護猫と里親をつなぎ、全国に活動を広げていき、

ゆくゆくは様々なサービスや団体とも連携ができる大きなプラットフォームにしていきたいです。

いのちのこえの5ヵ年計画「ハッピーキャット」の中でも、今回のマッチングアプリは、全国の活動家や賛同してくださる獣医師の方々の大きな架け橋となり、

殺処分ゼロに向けて大きく前進を果たす活動になると確信しています。

1匹でも多くの保護猫たちの幸せな未来のために、どうか応援のほどよろしくお願いいたします。

一般社団法人いのちのこえ
理事　田中 芳生

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。