ご挨拶

 はじめまして!沖縄で猪豚を育てている玉城吉夫と申します。
私が牧場を始めたのは15年前。それまでは不動産事業を営んでいました。元々、食べる事が大好きで農業にとても興味があり養鶏を始めたいと土地を探し始めた時に出会ったのが猪豚でした。
 沖縄県の人でも遠いからとあまり足を運ぶ機会が少ない国頭村で猪豚農家の方を紹介され、しゃぶしゃぶを食べさせてもらいました。「脂が甘い!でもあっさりしている!今まで食べた豚肉とは全然違う!それも放牧?」衝撃を受けました。
 県内でも国頭村でしか食べられていないという事を聞き「こんな美味しい肉!私が営業します!」と口から出てしまった事が始まりです(笑) 実際、県内でも猪豚は知る人ぞ知る希少な豚です。

命豚ふぁーむ(自然放牧)

 その後すぐに肉屋へ営業したところ評判が良く需要がある事が分かりました。しかし生産頭数が少ない事が分かり、自分で育てよう!と妻には内緒で(後に大変叱られる事になる。。。)国頭村(現在の牧場)の土地14000坪を購入し2010年に認定農業者を取得しました。豚舎を建築するために公庫への融資を申し込みましたが、「猪豚は事例が無い」という事で融資実行まで1年半の歳月がかかりました。

 自宅は県内中部にあるため、毎日午前4時に起床し牧場まで片道100kmの道のりを往復すること365日。一人での作業を6年間続けました。猪2頭と豚2頭から始めた素人の畜産。牧場を始めた頃は14時まで作業をし午後からは不動産事業の仕事をするという生活を送っていました。周囲からは「すぐに諦めるんじゃない?」などと言われていたと思います。

産まれたばかりの瓜坊がカラスに狙われてしまったり、一人での牧場の作業に試行錯誤し辛い事もたくさんありました。それでも自然の中でのびのびと育つ猪豚や国頭村の自然に励まされ勇気づけられ志事をしてきました。カラスが電線に群がって、猪豚を狙っています


【命豚(ぬちぶた)ふぁーむの環境】
牧場は沖縄県の最北端、世界自然遺産に登録されている地区国頭村(くにがみそん)の山頂にあります。敷地は14000坪。現在はそのうちの3000坪で猪豚の放牧飼育をしています。

【猪豚とはどんな豚?】

命豚(ぬちぶた)ふぁーむが育てている猪豚は、琉球イノシシとアメリカ産のデュロック種を掛け合わせた豚のことです。ラテン語で「ハイブリッド」は猪豚を意味するそうです。いいとこ取りの美味しいお肉になります。肉質は牛肉に近い赤身が強いお肉で、脂は人の体温で溶けるくらい融点が低くあっさりとしています。お肉の分析をした結果、熱量が多くエネルギー源となり脂質では不飽和脂肪酸が他の豚よりも多くオメガ3、オメガ6、オメガ9も含まれていることが分かりました。※比較対象:あぐー、三元豚また、バターの様な濃厚な(熟成)香りが検出されています。獣臭がほとんどしないという事が分かりました。味覚分析では塩味が薄く、食べた後も余韻が残る旨みがある肉だという事が分かりました。

【ネーミングの由来】
2012年農林水産省「6次産業総合化事業計画」認定を受け自社の猪豚をブランディグ化し”命豚(ぬちぶた)”としました。

”命”沖縄の方言で”ぬち”と読みます。”命どぅ宝”命は宝。沖縄は戦後、食糧難に陥った時、ハワイから送られてきた550頭の豚に命を助けられたとお婆さんから聞きました。あなた達が健康な豚を育てて食べた人も健康になる。そういう豚を育てなさい。と言われました。鳴き声以外は命に感謝して頂く。その思いを忘れないために「命豚」と名付けました。私は猪豚を出荷する時に、1頭1頭を籠に入れ、酒(泡盛)と塩をかけ「命をありがとう」と言って手を合わせています。

【命豚ふぁーむの理念】

①食が身体と精神をつくるという事を重視し、安心で安全な食を提供する生産者となります

②「命をいただく」という食育を通し、命の大切さ、食のありがたさ、自然の大切さを子供たちに繋いでいきます。

③アニマルウェルフェアの考えに基づき、動物にストレスを与えないよう育てます。

④SDGSに取り組み自然環境を守るための取り組みを行います。

【沖縄発シャルキュトリー】
いつかは自社の加工所でハム・ソーセージを作り販売したい。そう思っていた時に、長年通っていた40年の経験を持つフレンチレストランのオーナーシェフが引退を機に一緒に加工品を作って行こうという奇跡の機会が生まれました。
自分たちで育てた猪豚を自分たちで商品にし販売するという6次産業をスタートさせました。猪豚は余すことなく商品化しお届けしています。
今年は食以外でも猪豚のラードを使った石鹸やバームも商品化に向けて試作を重ねています。3年前から毎年12月~2月にかけて、猪豚の原木(後ろ足)を秋田県へ送り、1年熟成の生ハムも作っていました。仕上がった生ハムは高評価を頂き、東京や京都の高級レストランや沖縄県内の高級ホテルなどで取り扱いをして頂いております。しかし、猪豚が足りないため今年は送る事が不可能となってしまいました。

秋田で熟成している猪豚の生ハム


【今までの経緯】

2016年 自社の加工所・販売所・レストランを那覇市と浦添市にオープン。
2018年 沖縄県産品コンテスト最優秀県知事賞受賞「奥ふぁーむのプレスハム」現ワイルドポークステーキ。
2020年 コロナ禍に入り、レストランの営業が厳しくなる。
2021年 プラザハウス ロージャースフードマーケット内に移転しテイクアウト、ギフトを中心とした商品展開にチェンジ。
2022年 県外のイベントや物産展などへ出展し、命豚ふぁーむを知ってもらう機会をつくる。

県産品コンテスト最優秀県知事賞受賞

にっぽんの宝物 食肉加工部門奨励賞

川崎のイベントにて東京新聞の取材掲載


猪豚を使ったシャルキュトリーをお店の看板商品として製造販売しています。

加工所と直営店 
店舗情報 沖縄市久保田3-1-12 
ロージャースフードマーケット内
営業時間 10:00〜20:00

【ヌチブタスタッフ】


 デリカテッセンヌチブタのあるプラザハウスは、創業69年。1954年。終戦後に設置された琉球米軍司令部(Ryukyu Command headquarters)に隣接し、駐留した将校や司令官、その家族の需要を満たすために創業。当時のアメリカ本国で主流となっていたショッピング文化がそのまま反映された、日本初のショッピングモールと言われています。現在も当時のアメリカ文化を感じられるショッピングセンターとして世界各国からの商品や個性豊かな専門店が並ぶ商業施設です。

PLAZA HOUSE OKINAWA

 

【クラウドファンディングに挑戦しようと思った理由】

那覇市と浦添市にあったレストランと加工所を2019年11月に統合し日本初のショッピングセンター「プラザハウス」内ロージャースフードマーケットに移転した3か月後、コロナが発生という事態にりました。コロナ禍で来店やイベントの中止で売上が激減。猪豚は生体が小さいため出荷までに普通の豚の3倍以上の時間がかかるため、生産も飼料代がかかる事から頭数調整をせざるを得ない状況になりました。

コロナ渦の最中も県外への販路を拡大するためリモートでの商談会に参加したり、補助金を活用し商品のブラッシュアップなどに力を入れていました。その成果もあり、昨年12月のコロナが落ち着いた頃から県内外からの注文が殺到しイベントも再開し、猪豚の出荷が一気に増えました。その結果、このままでは猪豚の数が足りず商品を作って行くことが難しい事態となってしまっています。

それに加え、国頭村の猪豚農家は高齢化が進み6つあった牧場も半分に減ってしまっています。このままでは国頭村の特産品として猪豚を残していく事が困難になってしまうのではないかという危機感を抱くようになってきました。

昨年から県外のイベントや商談会に参加する機会を頂き、九州、神奈川、東京、大阪などで命豚を味わって頂く事が出来ました。前回のイベントで初めて命豚を食べ今年も食べに来てくれるお客様や、神奈川のイベントで美味しかったと東京まで足を運んでまとめ買いをしてくれるお客様からの“美味しかった!”という嬉しい声を頂いたり、商談会では精肉の問い合わせを多数頂いたりする中で、お客様の要望に早くお応えできるように猪豚の増産を早急にしなくてはならないと思ったからです。

【資金の使い道】

皆様からご支援頂いた資金は下記の費用に充当させて頂きます。
①頭数を増やすために沖縄県家畜改良センターから母豚となるデュロックを購入
②産まれたばかりの子豚をカラスから守るカラス除けの費用
③母豚、子豚の配合飼料代(半年分)

目標金額 1,800,000円

CAMPFIRE手数料(15%)を含みます。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

【実施スケジュール】

2024年3月~7月 母豚のデュロック豚の導入
2024年3月~    猪豚の増産、飼育
2025年1月末までに全てのリターンをお届け、実施致します


【リターンのご紹介】

*お礼状
*命豚ラード入り石鹸&無添加バームクリーム
*ヌチブタシャルキュトリー
*限定オリジナルTシャツ&自家製ソーセージ
*限定オリジナル保冷バック&自家製ソーセージ
*希少な命豚精肉3点セット
*命豚ふぁーむ牧場見学&体験(お食事券付き)
*沖縄のレトロな民泊宿泊券(お食事券付き)


【応援者からのメッセージ】
●よっしゃあ金城


 「ワイルドポークステーキ!!!」 僕はこれが一番大好きです。ぜひ多くの人に食べてもらいたい。そんな思いが先行するあまり、自己紹介より先に「ワイルドポークステーキ!!!」と叫んでしまいました。申し遅れました、よっしゃあ金城です。
この度、命豚ふぁーむさんがクラウドファンディングをスタートすると聞き、僕にできることは何か考えた結果が、とりあえず大声を出すことでした。
この声がより多くの方々に届き、命豚ふぁーむさんの美味しいお肉がより多くの方々に食べてもらえることを心から願っております。届け、この思い! 届け、美味しいお肉!! よっしゃあ!!!

・沖縄県那覇市生まれ~久高島経由~やんばる育ち。男性。県内ローカルヒーローのスーツアクターとして活動後、お祭りやイベントの司会など、各ジャンルで活動中。


●廣里 岳(料理人)

初めまして。沖縄県北部の名護市でガレット専門店『農家の台所 楽家』を営んでおります。
命豚との出会いは、3年前、農業を始めた時に北部の農家さんに紹介してもらったのがキッカケです。
ガレット専門店のオープンに向けて食材探しをしているときでした。ガレットのメニューの中に完璧を意味するコンプレットというものがあります。このコンプレットの素材がハムと卵とチーズなのです。言わばお店の看板メニュー!味、意味、生産者さんの思いと全てに納得のいくものを使いたかった!その全てに納得できたのが命豚でした!農業を始めて命に感謝して頂く事の大切さが身に沁みました。
その命豚さんがクラウドファンディングに挑戦すると伺い全力で応援したいと思います!楽家さんのInstagram


石井 雄一郎(料理人)

沖縄最大の食の蚤の市Okinawa food flea代表の石井です。石井さんFacebook
今回は僕達のイベントでも大人気の出店者Delicatessen Nuchibutaさんを応援しに来ました。“美味しいの裏側には熱意と行動力が必要でそれを僕達は美味しく頂く事ができる幸せ”それを次の世代に繋げる為に応援させて下さい。
この機会に命豚/Nuchibuta を食べてみて下さい。ビールやワインとの相性がバッチリです。フードフレアFacebook 


中村 有作(料理人)

京都でKOKEというイノベーティブレストランのシェフをしております、中村有作と申します。
私は那覇の出身です。沖縄にルーツをもつ料理人として、沖縄の伝統食材を使ったり宮廷料理を取り入れたりと、故郷と離れた土地から沖縄の素晴らしさを伝えています。
当店でお客様が初めて口にする料理は、命豚のスープです。猪の力強さと豚の繊細さを兼ね備えたような味わいの温かいスープで、胃を温めると共にご挨拶の一品としています。滋味深い味わいの命豚は、私達の料理に欠かせないものとなっています。
クラウドファンディングが無事達成されますよう、心ばかりのご協力と共に、たくさんの方に関わって頂けますよう願っております。KOKE Instagram KOKEレストラン


吉岡 隆幸(バイヤー)

株式会社eff(エフ)は全国各地の素晴らしい食材を仕入れ、都心部のFine Diningへ提案する食材卸売会社です。
個人的にも大好きな沖縄は、沖縄県庁様の事業や県内で実施されたDINING OUTというプレミアムディナーイベントの食材調達としても関わらせていただき、これまで様々な方々と協働してまいりました。そういった取り組みの中で特に心に残り、弊社取引先レストランのシェフの方々に提案し、彼らから大絶賛されているのがこの「命豚」です。
古来から脈々と続く、沖縄の大事な考え方のひとつである「命薬」(ぬちぐすい – nuchigusui)に通じる、沖縄食材の素晴らしさ、そしてぬちぶたファームの情熱を感じております。微力ながら、ぬちぶたファームのいちファンとして、そしてバイヤーとして今後も応援しています!



●宮城 麻里子(フリーアナウンサー)

はじめまして!
命豚ファンでフリーアナウンサーの宮城麻里子です。命の豚と書いて「ぬちぶた」。
今回その由来や、豚たちへの感謝の想いを知り感激しています。普段はほとんど忘れてしまっている「命を頂いている」という事実。豚たちを大切に育てている生産農家さんだからこそ、一頭一頭に感謝しながら丁寧な商品を生み出せるのですね。ますます命豚ファンになりました。
その命豚を使ったシャルキュトリーは、ポークステーキもソーセージもグリルするだけで食卓が華やかになるメインディッシュに早変わり!ホームパーティでも主役級の一品です。たくさんの方に命豚ファームさんの想いと美味しさが伝わることを願っています。応援宜しくお願いします!


●ハッピーモア市場(産直農産物市場)

カラダにハッピー!ココロも元気に!をテーマのもと今日も元気に営業中のハッピーモ ア市場です。
ハッピーモア市場は、頑張っている農家さんや生産者さんを応援し一緒に盛り 上げたいという想いのもと、農家さん、お客様、スタッフの笑顔が溢れる直売所です。
当店が掲げている想いと繋がるものがあると感じ、オープン当初から、命豚ふぁーむさん のソーセージやハンバーグなどを販売しております。お客様やスタッフからも大人気の商品で、また当店のイベントにも出店して頂くこともあり、当店としても感謝の気持ちでいっ ぱいです。
今回クラウドファンディングに挑戦するという事をお聞きし、改めて命豚さんの熱い決 意に感銘を受けました。当店のお客様へも命豚ふぁーむさんのこの情熱を今後も伝えてい きたいので、ハッピーモア市場は、多くの方にこの想いが届くことを願い、全力で応援致します!ハッピーモア市場Instagram



最後に

最後までご覧頂きありがとうございます。
このページを作りながら、私自身ビックリしています。
素人から畜産を始めて15年も経っていたんだと。。。自分の力でどうにかしようと、がむしゃらに牧場の作業を必死にやってきました。失敗も沢山あり、なかなか前に進んでいかない時には自分自身に腹を立てていた時もありました。
しかし、ここまで続けてこられたのは応援してくれる家族や商品を作ってくれるスタッフ、それを販売してくれるスタッフ、「美味しいね!」と言って下さるお客様のお陰だと心から感謝をしています。
しかし、これからもっと猪豚の美味しさを知って頂くためには、私一人の力では限度があることに気づきました。

初めてのクラウドファンディングの挑戦にドキドキワクワクしています。

命豚ふぁーむを沢山の人たちと一緒に育てていきたい!
国頭村の特産品を守り全国へ沖縄発シャルキュトリーを届けたい!

この取り組みを通して、沖縄の隠れた名産品を知って頂き、愛される商品にしていきたいと思っています。

ご支援頂いた資金は猪豚の飼育に全力を注ぐために使わせて頂きます。

是非とも、皆様の応援をよろしくお願い致します。

農業生産法人株式会社命豚ふぁーむ
代表取締役 玉城 吉夫

インスタグラムで進捗を更新してまいりますので、フォローもよろしくお願い致します。

@nuchibuta.okinawa デリカテッセンヌチブタ

@nuchibuta_farm 命豚ふぁーむ


  • 2024/03/14 12:37

    こんにちは^_^先日、動画と写真をアップし第二弾のデュロック豚さんも無事導入いたしました!の証明書です。雄8頭・雌8頭 合計16頭の豚さんを迎え入れることができました。引き続き経過報告いたします。応援よろしくお願いします!

  • 2024/03/05 22:05

    ご無沙汰しています^_^命豚ふぁーむのプロジェクトでご支援いただきました支援金一部で、母豚となるデュロックを迎え入れることができました!本当にありがとうございます!今後の活動も更新していきますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いします‼︎インスタグラムの方で動画をアップしておりますのでこちらもチ...

  • 2024/01/04 12:59

    新年明けましておめでとうございます。2024年も命豚ふぁーむをよろしくお願いいたします。令和6年能登半島地震で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く皆さまの安全と復旧を心よりお祈り申し上げます。さて、いよいよクラウドファンディングが終了間近に迫ってきました。皆さまからの暖かい...

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