初めまして!北海道大学人力飛行機製作サークルNorthern Wings代表の河原です。我々のプロジェクトにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございます!

私たちは毎年7月に開催される鳥人間コンテストへの出場・好記録の樹立を目指し日々活動しており、機体の設計、原材料の調達、製作、完成まで全てを学生が主体となって行なっています。

人力飛行機の製作には大きな資金と労力が必要であり、昨今の原材料費の高騰や設備の老朽化の影響もあって財政的に厳しい状況です。部内での解決も図りましたが、どうしても学生の経済力では厳しいところまで来ています。そこでクラウドファンディングを通して、私たちの夢と活動の継続を支えていただける方々と繋がりたいと考えております。

皆様の温かいご支援が、私たちの空を飛ぶという夢を実現するためには必要不可欠です。どうかよろしくお願い致します。
3年生の引退時に撮影した写真。この代でのコンテスト出場は叶わなかった。

このプロジェクトで実現したいこと

私たちの目的は何といっても鳥人間コンテストの人力プロペラ機部門で好成績(具体的には、過去の弊サークルの記録(飛行距離1963.17m)以上のもの)を残すことにあります。

しかしながら、この鳥人間コンテストに出場するには厳しい書類審査や機体審査を突破する必要があり、弊サークルは数年に一度だけ出場できているというのが現状です。

決して強豪校ではなく、その上この財政難。厳しい状況にあることは間違いないですが、部員たちの空を飛ぶことへの憧れやBoys be ambitiousの校訓に応えるべく、全国放映される2024鳥人間コンテストへの出場をきっかけにして北大鳥人間を盛り上げ、コンテスト常連出場校になりたいと考えております。2023テストフライトにて撮影。北海道の広大な土地、深い青空、そして制作した機体。

現状の課題

・設備の老朽化

・原材料費の高騰 
→ 部費の高騰(現在2年生7000円/月、1年生6000円/月)

・資金不足により新たな研究・開発が困難

Northern Wingsについて

私たち北海道大学人力飛行機製作サークルNorthern Wingsは、2002年に藤川茂雄教授(工学部機械宇宙部門)のもとで立ち上げられた北大工学部公認サークルです。大空を夢見る学生たちが集い、人力プロペラ機を学生のみで設計・制作しています。

飛行機のパーツごとに翼班、プロペラ班、カーボン班、電装班の四つの班に分かれて作業を進めており、完成した飛行機は全長30m越えの弊学の学生団体としては最も巨大な構造物となります。

また、一部のメンバーは上記の四班の仕事と並行してパイロットや空力設計・強度設計の役割を与えられており、制作作業も掛け持ちながら鳥人間コンテストでの記録に直結する活動をしております。

以下、各班・各役割の紹介になります。

【翼班】


屋内, 部屋, 椅子, テーブル が含まれている画像自動的に生成された説明翼班は人力飛行機のメインパーツである主翼や尾翼の製作を受け持つ班になります。制作する主翼の長さはなんと32m!完成が近づくにつれ、主翼が部室のスペースを圧迫して身動きがとりづらくなりますが、これはもはや嬉しい弊害です!主翼は各大学によって大きく形が異なり、バリエーション豊かなので個性の出し場でもあります。翼班のメンバーからは、「一番飛行機を作っているのがわかりやすくて楽しい!」「丁寧に作りあげた翼には愛着が湧いてくる!」「やっぱり翼は、かっこいい!」との声が上がります。


【プロペラ班】

人力飛行機の推進力を生み出すプロペラを製作します。このプロペラは毎年個性豊かなデザインが施され、その年の飛行機を象徴するパーツとなります。全長3mほどの大きなパーツであり、パイロットが毎分90回以上もの高速回転をさせることによって大変な出力を実現しています。ごうごうと音を立てて風を切り、色鮮やかな軌跡を見せてくれるプロペラは、飛行機制作のロマンを感じさせてくれます!


【カーボン班】

機体の骨格を製作します。薄いシート状のカーボンを積層し、焼いて加工しています。パイロットが乗り込むコックピットも製作します。

翼の接合部やパイロットの漕ぐ力をプロペラに伝える機構も製作しています。


274a6448dfc8abece825f0bff2b25a67.jpegコックピットと機体の骨格


【電装班】

主に計器と操舵を担当しています。計器は対気速度計やGPSなど、操舵は尾翼を動かしてパイロットが機体を操作するものです!

操舵はコックピットに設置された操縦桿の操作をマイコンが読み取り、サーボモーターに伝え、尾翼を動かして機体を操作するものです!

コックピット内の表示系統もアプリ開発を行い製作しています。

垂直尾翼の操作は飛行に欠かせません!



【パイロット】

僕らの機体のエンジンです。
体重管理を徹底しており、トレーニングマシンやロードバイクを使ってトレーニングしています。

全員の気持ちを背負って、全力でペダルを回します!


【空力・強度設計者】

人力飛行機の骨組みにはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が使用され、必要な強度を確保するために設計されます。軽量で高効率でありながら高強度の設計を目指します。北大鳥人間では、空力設計と強度設計が分かれて設計され、自分で解析・設計した飛行機が実際に空を飛ぶ瞬間は感動的です。「試行錯誤しながら最高の機体を設計しています!」

今までの活動

出場記録

2003 滑空機

2004 プロペラ機

2007 プロペラ機(DST)31.04m

2010 プロペラ機(TT)

2012 プロペラ機(DST)44.95m

2016 プロペラ機(DST)1967.13m

2019 プロペラ機(DST)


スケジュール

2023年10月 骨組み完成
2023年11月 翼、プロペラ製作 
2024年 2月  クラウドファンディング終了
       順次リターン発送 
2024年 4月  機体完成 
2024年 5月  各種性能試験 
2024年 6月  テストフライト
2024年 7月  鳥人間コンテスト(出場未定)



資金の使い道

皆様からいただいた支援金は材料費と機材費、テストフライト費(飛行場レンタル代、機体輸送費)に使わせていただきます。

材料費:約70万円
機材費:約15万円
テストフライト費:約25万円
手数料(17%+税):約40万円


リターンについて

《3000円》
お礼メールの送信

《5000円》
鳥人間コンテスト書類選考用提出書類コピー、お礼メール

《10000円》
A1版設計図、鳥人間コンテスト書類選考用提出書類コピー、お礼メール

《30000円》
木製キーホルダー、A1版設計図、鳥人間コンテスト書類選考用提出書類コピー、お礼メール

《50000円》
オリジナルTシャツ、木製キーホルダー、A1版設計図、鳥人間コンテスト書類選考用提出書類コピー、お礼メール
(Tシャツのサイズに関しては、こちらから確認のメールをお送りさせていただきます。)


最後に

鳥人間コンテストへの出場、好記録樹立を目指して製作する日々を過ごしています。生活費と部費を稼ぐためバイトに明け暮れ、それでも鳥人間、学業と鼎立しようと奮闘する部員もいます。皆様のご協力を通じて、皆さんで一緒に琵琶湖の上を飛ぶと言う夢を叶えたいです。

空を飛ぼうと挑戦する気持ちはどのチームにも負けません。鳥人間コンテストに出場できずもがき苦しんだ数年でしたが、皆様に私たちの背中を支えていただけることは心強い後ろ盾となります。

誠に勝手ではありますがどうかご支援のほど、よろしくお願いいたします。


北海道大学人力飛行機製作サークルNorthern Wings代表 河原由宜



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
書類選考や製作状況、当日の天候などの影響により鳥人間コンテストに出場できなかった場合でもご支援金の返還は致しかねます。書類選考で落選し、コンテストに出場できない場合も機体は製作され、北海道の飛行場にて飛行します。 

  • 2024/03/06 13:36

    この度は、北大鳥人間のクラウドファンディングにご支援いただき、誠にありがとうございました。皆様からの温かいご支援にもかかわらず、目標金額には到達することができませんでした。しかし、その後北大OBの方から約90万円のご寄付を賜り、目標金額150万円から手数料27%を引いた約110万円を集めること...

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