社会課題の解決をみんなで支え合う
無料掲載をご検討の方はこちら

プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

はじめに

はじめまして。一般社団法人 “あいのいえ” と申します。

あいのいえ代表理事・ながみねかえみ(左)/理事・ふくちたずこ(右)

あいのいえは、不登校や引きこもりなどが理由で社会的孤立が生じている若い世代に対して、居場所を提供することを目的として、2023年9月29日に立ち上がった法人です。

「だれ一人取り残さない、みんなでみんなの子どもを育てる」をモットーに、自立支援/就職支援/カウンセリング/体験活動などを通して、子どもや若者が自信を持って、未来への一歩を踏み出せるようサポートします。

居場所で飼っている柴犬の“すみれ”です!

30年以上の教員経験を持つ2人と、その想いに共感したスタッフ3人。それぞれの知識や経験を活かして1人1人の心に寄り添い、安心して過ごせる居場所づくりに取り組みます。

『卒業して〝さようなら〟で終わらせない』

“あいのいえ” 設立のきっかけとなったのは、代表理事ながみねの経験からでした。

中学校で校長先生をしていた時の話、一度も顔を見たことのない生徒が居ました。とても気にかけていましたが、その生徒は入学から一度も学校に来ることはなく、そのまま卒業の日を迎えることになりました。

卒業式は、校長室で行われました。

ですが、卒業証書を受け取ったのは生徒ではなく、生徒の保護者でした。卒業のその日まで、生徒は学校に足を踏み入れることはありませんでした。

卒業した生徒は、その後どこで何をしているのか、どれだけ気にかけていてもコンタクトを取ることはできません。

卒業をしたら、支援もすべて途切れてしまいます。社会から孤立してしまう可能性が高くなるのです。

「卒業したから〝さようなら〟」ではなく、継続的な支援が求められているのです。

沖縄県の不登校の現状

不登校の状態にある児童・生徒の人数

沖縄県の不登校児童・生徒は1年間で1,327人増加している事がわかります。

2021年→2022年は、コロナ禍での生活リズムの崩れや、精神的な負担なども要因として考えられます。

「無理して学校に行く必要はない」という考え方も浸透してきていることから、学校以外の居場所の需要が高まっています。

どんな居場所なのか?

“あいのいえ” のいちばんの目的は居場所であること。子どもや若者が過ごしやすい環境を目指しているため、活動を強制することは絶対にありません。

なにをして過ごしても良し◯

可能であれば、個人のニーズに合わせて専門的なプログラムなども本人に選択してもらい行っていきます。プログラム内容の一例は次のようなイメージです。

生活支援(生活チェックシートを活用しながら生活リズムを整えていく、等)

学習支援(学習状況に応じた個別学習/進路相談/受験対策、等)

コミュニケーショントレーニング(SST/PCスキル、等)

体験活動(職場体験/お手伝い/調理実習、等)

カウンセリング(カウンセラーによる心理検査、等)

様々な活動や経験を通して、未来へのステップを後押しします。

支援が必要な理由

“あいのいえ” は現在、自宅の一室を居場所として開放していますが、子どもたちが多く出入りすることを前提とした部屋作りではないため、いくつか課題があります。

古くなった天井や壁のクロス、照明の少なさ、荷物置き場の不足、これらの課題が「居心地」に関係するのではないかと考えます。

これらの課題を解決し、子どもたちが「過ごしやすい」と感じる事ができる居場所へリニューアルをするため、皆様からのご支援が必要です。

今後のスケジュール

2023年11月より “あいのいえ” が居場所としてスタートをしました。

今後は、子ども達がさらに過ごしやすいと感じる環境を目指して、居場所のリニューアル、備品等の充実、様々なプログラムなどに取り組みます。

R5年12月:クラウドファンディング開始

R5年12月:リニューアル工事契約完了

R6年1月:リニューアル工事開始

R6年1月31日:クラウドファンディング終了

R6年2月:改装後オープン

R6年3月:リターン発送

支援金の使途

目標金額:100万円

100万円すべてを改装の費用として利用させていただきます。

人件費:50万円

設備費:50万円

→床かさ上げ

→縁側作成

→棚作成

→クロス張り替え

→照明器具 等

目標金額以上のご支援は、運営費に活用させていただきます。

さいごに ~代表理事ながみねから~

2023年3月末、教員を退職する日を迎えました。感慨深い思いと裏腹に、長年の教職生活から見えてきた「子どもの貧困」「不登校や引きこもり」という課題が脳裏を掠めました。

「あの子たちは今頃どうしているのだろう」

一度たりとも顔を合わせることがなく、幾度か指で名前をなぞったことが思い出された瞬間、目頭が熱くなるのを感じました。

「あの子たちに違った景色を見せてあげたかった」という想いから、“あいのいえ” を立ち上げることを決めました。

第二の人生、そのような境遇にある子どもたちと「居場所」をつくり、彼らの将来的な自立につながる事業に取り組む覚悟をしたのです。

人は時にして、物理的な場所があるにも関わらず、心が満たされず「居場所がない」と孤独感に苛まれるケースがあります。

「居場所」とは何を指すのでしょう。それは、「安心できる」「受け入れられる」「ありのままでいられる」「必要とされる」などではないでしょうか。

心の拠り所となる関係性、安心感、ありのままの自分を受容される場が “あいのいえ” の存在です。

志を共にするパートナーやスタッフ、関係者、当法人の事業に賛同されていらっしゃる皆様方のご理解、お力をお借りして運営してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください