従来、クリーニングラベル専用だった耐洗紙を日常生活で使えるグッズへと変革するプロジェクト「TAGGED PROJECT」。「TAGGED LIFE GEAR（メモ帳）」は、濡れても破れない特性を活かして「もしもの時」にも「いつもの時」にも持ちたくなる、普段使いのメモ帳です。

水に強いから、紙のメモでもいつでもどこでも使える。

アウトドアにも、インドアでも。

初めまして。TAGGED PROJECTの共生社です。この度はプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

私たち共生社は、半世紀以上にわたり世界のクリーニング業界に洗っても破れない識別タグを届けています。

日常生活にも非日常的なシーンにもフィットする、革新的なフェーズフリーなデザインメモとして私たちが開発したのが「TAGEED LIFE GEAR」です。このメモは、洗えるほど丈夫な特殊紙（耐洗紙）を使用しています。

今回は、そのTAGEED LIFE GEARを広めたいとこのプロジェクトを始めました。

■「TAGGED(タグド)」って？

早速ですが、TAGEED LIFE GEARについて紹介させていただこうと思います。

とにかく水に強い「耐洗紙」という紙があります。
クリーニング店で使うタッグ用に開発された、強度と耐水性に優れた紙を、その性能そのままに薄くすることに成功。
そこからTAGGERD（タグド）は生まれました。

濡れても洗濯しても、紙なのに破れない！
この紙を「耐洗紙」と言います。

耐洗紙は、主にクリーニングの衣服に使われるタグに用いられています。
皆さんがクリーニング店を利用した衣類には、番号のついた色紙が付いていますよね？

クリーニングから帰ってきた衣類を着るときに、何気なく外しているホッチキスについた頑丈な紙、これが耐洗紙です。

この頑丈な紙は、クリーニングにて受付でお預かりした時から、衣類と一緒になり、大きな業務量洗濯機で激しく洗われ、２００度を超える高温度のプレスにも耐えることができます。

創業以来、弊社はこのクリーニングで使うタグ、耐洗紙と共に歩んできました。

耐洗紙は、水に濡らしても、紙は破れず、乾いた後もほとんど縮みません。
TAGGED PROJECTではこの特性を活用した、文房具を開発・展開しています。

紙は、水に弱い。この常識を超えた、耐洗紙の文房具をあなたにお届けします。

紙のメモでも、耐洗紙だから汚れたら洗うことができます。土汚れがついても大丈夫。洗濯機で衣服と同じように洗っても、耐洗紙だから問題なし。使うたびに自分の味が出てくるメモ帳です。

このように、洗濯機に直接入れて洗濯しても千切れることはありません。何度も洗えば自分だけの味が出る一冊になります。

衣服のように洗って、干して……。

そして何度も洗ったものがこちら。破けず、メモとしてもずっと使えます。

乾いたときに反りが出る場合がありますが、ダメージ加工のような味わいが増し、オリジナル感が増します。色ごとに雰囲気も変わるため、個性がとても出やすいです。

ついポケットに入れっぱなしにして洗濯してしまった！という状況でも、タグドのメモ帳であれば問題ありません。

夏場、ポケットにメモやスマホを入れていたら汗で濡れてしまっていることはありませんか？
タグドのメモであれば、ずっと身に着けていても、水に濡れた手でも、汗をかいた手で持っても問題ありません。

汗っかきの人も、運動する人も、タグドのメモは耐洗紙だから問題なく常に持ち歩くことができます。

また、タグドのメモはその性能だけでなく形にもこだわっています。握りやすいように中心がくびれていて、持ちやすさや触り心地も抜群。

グッドデザイン賞も受賞し、スタイリッシュなこだわりの形になっています。内側にそらせたくびれたデザインは握りやすく、ポケットに入れやすいから出し入れにストレスもありません。

そして、タグドは保存に適した強度のある紙を使用しています。

書き味もとてもなめらかで、紙自体が変色しにくく、やけないので長期保存に向いています。

裏表どちらにも書き込めて、一般の紙に比べて文字があせたりしにくいので資料用や業務用、保存目的の記録紙としてもお使いいただけます。

だから、強く、丈夫で長持ち。

また、緊急の防災時に情報を記録できるものは必須。タグドは日常的にはもちろん、非日常の場面でもその力を発揮します。アナログだからこそ、災害時にも変わらずに共にあります。

どんな場所でも、用途が広がる。雨の日でも海の中でも問題ないから、スマホが使えない時だって大丈夫。仕事でも、アウトドアな趣味にも、もちろん日常使いでも。いざという時の防災用にも使えます。

ヤーデージブックのような書き込みも。

ダイビングや釣りなどでの水場での書き物に。

登山の気圧や急な天候の変化にも対応。

少しのメモでも、日々のスケッチも。いつでも一緒にいられる、あなただけの色になるメモ帳です。デジタルで追いつけない過酷な場所で書き記して残すのは、やはりアナログに勝るものはないでしょう。
感情がそのままわかるアナログの手書きを、タフな仕事中にも、アウトドアな趣味にも、何気ない日常でも、そしていざという災害時の時にも。

ずっと記憶と記録に残る一冊を作ることができるのは、このタグドメモだけではないでしょうか。

是非、ご自身にも、大切な人にも。

弊社では、クリーニングタッグを作る際での紙をいかにうまく活用できないか、タッグを作る際に不必要になってしまう紙（断裁する際に捨ててしまう紙など）をどうにかリサイクルできないかと考えていました。

というのも、2000年以降、クリーニング需要は翳りを見せて減少の一途を辿っていたのです。現在の業界マーケットボリュームは、ピーク時の40%を切っています。

そして、1970年の創業よりクリーニングタグ製造に携わってきた会社が、業界の需要減少の中で不安を感じて出した答えが、自社の強みを活かし新しい業界へチャレンジすることでした。

そんな中で、共生社ならではの

①カラフルで洗えるほど丈夫な特性を持つ【耐洗紙】を持っている

②激しく洗っても消えない特殊なインクで印刷加工ができる

この二つの強みをどうにかして活かせないだろうか。そう試行錯誤を繰り返してきました。

しかし、中々納得できるものがなく途方に暮れ……そんな中、2013年に見つけたのがおもしろ文具を作る文具デザイナーの商品です。

コンタクトを取り、何度もミーティングを重ねた末にできたのが植物の枝に巻き付けるメモの「TAGGED for Garden」でした。

葉の形や蝶々の形をしたこのデザインメモは、従来のフィルムでできた植木鉢に差し込むネーム札ではなく、風に飛ばされず書き込みができる紙のプランツタグです。

タグドは水に濡れても問題なく洗えるほど丈夫な機能紙として、水やりにも風雪にも耐えることからガーデニングに適し、枝に巻きつけるタイプとしては今までにないとても斬新で新しいアイデアでした。

しかし、製品を作る加工に手間と時間がかかった為に割高な商品となってしまい、ガーデニング市場にはマッチせず…。まして従来に無いものだったため、販売する上で説明が必須な商品でした。

そこで誰もが使えて説明を必要としない商品ができないかと考え、思いついたのがメモ帳でした。
しかし、通常クリーニングタグは耐水性のある厚みのある特殊紙でできています。折角の耐久性のある紙もこのままでは使える用途が限られました。

それから耐洗紙の機能を活かしたまま紙の厚みを薄くできないかと、メーカーに協力を要請し試作してノートやメモ用に作られた薄い耐洗紙が「TAGGED PAPER」です。

この紙ができたことによって開発に至ったのが「TAGGED MEMO PAD」なのです。

こうして、何度も試行錯誤を繰り返しながら最初のTAGGED（タグド）は生まれました。

当初は印刷をした後にトムソン加工で表紙をつけて、従来通りホットメルトと呼ばれる環境に優しい接着剤で製本していました。
しかし、ホットメルトは耐熱性に限界があり、気温により接着性が変わる性質を持ちます。それではあまり耐洗紙の機能を活かせない。

どうにか機能を活かせないだろうかと、従来のメモ帳の製本方法でない水に濡れても落丁しないPUR製本を取り入れました。

PUR製本では、耐久性が高く、耐熱性にも優れています。そのうえページの開きが良く、読みやすい製本をすることが可能です。環境にも優しいため、制作の難易度やコストは上がるものの、この方法で行こうと決めました。PUR製本にすることにより、温度変化にも強く、長期にわたっての保存を可能としています。

そして、製本をした後にこのくびれたデザインにする為に油圧の型抜き機を採用しましたが、製本をした後の型抜きではキレイに型抜きができず…。

こちらでも油圧の抜き機を作るメーカーから機械を借りて、半年をかけ、色々な型抜きのスピードや厚みを変えながらキレイな抜きができるまでテストを何度も何度も繰り返しました。

※特殊な形のカットにより、横から見た際に線が集中する場合がございますが、中紙のグリッド線ですので汚れではございません。

そしてようやく、「TAGGED MEMO PAD」としてタフにラフに使える商品が完成したのです。

今回、クラウドファンディングするTAGEED LIFE GEARは、さらにTAGGED MEMO PADを進化させよりアウトドアで使いやすくする為にリング穴を開けたアイテムです。このことによりメモ帳をいちいちカバンの中からの出し入れをすることなく、フックやカバンにぶら下げられるようになりアクティブに使うことができます。